沖縄久米島の観光スポット！島の見どころを全てご紹介します！

沖縄県の久米島は、沖縄諸島に属する島で、沖縄の最西端に位置する島です。久米島の面積は約59.3キロ平方メートル、人口は1万人弱と、ゆっくり車で周っても、1周1時間かからないくらいのこじんまりとした島です。現在でも多くの自然が残っており、島の人々も穏やかな性格な人が多く、時間がとてもゆっくりと流れている、ということが印象的な島です。そんな久米島の観光スポット、見どころをご紹介させていただきます。

久米島に観光へきて、はての浜を見ずに帰るなんて考えられない!という位、フェリーで行くおすすめの観光スポットです。久米島からフェリーで行くはての浜へ観光するツアーは多数あり、ツアーに参加するとフェリーでの送迎･お弁当･飲み物が基本付いていたり、ツアーによっては、シュノーケルの道具の貸し出しや、グラスボートに乗って、ウミガメやサンゴ礁を見せてくれたりなど、様々なサービスがあります。

久米島から、はての浜まではフェリーで約20分ほどの距離です。はての浜は、位置的には久米島の東側に位置していて、全長7kmで細長く、砂浜だけで出来ている無人島です。一般的には「はての浜」が一番有名になっていますが、実際には、メーヌ浜･中の浜･はての浜の3つの島で出来ています。その内、一番久米島から遠い「はての浜」がよく航空写真で映される長細い島ですが、ツアーなどで行く島は、中の浜であること多いです。

はての浜での過ごし方は様々。360度エメラルドグリーンの海は東洋きっての透明度を誇り、真っ白な砂浜は大変美しいです。島は、現地の人が簡易的に立ててくれる日よけ位しかなく、その他砂浜以外何もありません。シュノーケリングや海水浴を楽しんだり、綺麗な貝殻や星の砂を集めたり、のんびりと散策をしたり…思い思いの観光をお楽しみください。日焼け止めクリーム、飲み物･軽食、ビーチサンダルなど持参しましょう。

久米島で最高の景色を見られるスポットをご紹介させていただきます。久米島を一望できる観光スポット「宇江城城跡(ウエグスジョウアト)」は、標高310メートルと沖縄県内一高い場所にあり、久米島全体を望むことが出来ます。晴天の時には、はての浜や、沖縄本島まで見えることもありますよ。この宇江城跡は、琉球王国時代に建てられた城跡で、中国輸入陶磁器破片などが発見されており、現在でも発掘作業が進んでいます。

当時の人々の手で積み重ねられた断崖絶壁の石垣は、見る価値ありです。久米島を一望できるスポットは、ここ宇江城城跡以外にはありません。周辺に建物や木々など景色を遮るものは何もないので、開放的な大パノラマを楽しめます。久米島全体の景色を見たいという方におすすめです。雨の時は足場もぬかるみ危ないので、あまりおすすめ出来ません。

久米島でおすすめのパワースポットの「ミーフガー」をご紹介します。2つの岩でできているミーフガーは、陸側の岩は400万年以上も前、火山灰と火山岩が堆積されて岩ができました。海側の岩は石灰岩でできており、このような地質が異なる岩が繋がってみえることが奇跡に近いということで、パワースポットとしても有名な観光スポットです。

またミーフガーとは沖縄の言葉で女性岩という意味ということもあり、この岩に祈りを捧げると、子宝に恵まれるという古い言い伝えがあります。子宝を望んでいる女性の方、久米島に旅行に来たら、是非お立ち寄りください。徒歩で観光ができますが、岩場は滑りやすいので、滑りにくい靴で気をつけて歩いてくださいね。おすすめの観光スポット!

久米島へ旅行に来て、プールに入りたい!という方におすすめの施設です。バーデハウス久米島で使用している水は、2000年かけて地球を巡ってきた海洋深層水で、久米島沖の612ｍの深海から取水されました。またこのプールには、決められた規則があります。健康プールのようなもので、入場したら、必ずここを通り水に慣れてから入浴してくださいといった指示をしてもらえるので、ルールに従って楽しみましょう。

希望であれば、その人に合ったマッサージや、ストレッチメニューを提供してくれます。外の海洋深層水の露天風呂では、久米島の海を眺めながら、ゆっくりとお湯につかれます。その他軟式高温サウナや水風呂、スパ、プールから出た後には畳で寛ぎながらアイスクリームを食べたりできる休憩所もあります。年配の方でも、健康のためにじっくりと身体を労われる観光スポットです。地元の方々も多く利用している場所ですよ。

久米島旅行に行って、ちょっと面白い観光スポットに行きたいと思ったらおすすめの「おばけ坂」。このおばけ坂では、実際におばけが出てくるわけではないので、ご安心を!久米島のおばけ坂とは、本当は上り坂なのにも関わらず、何故か下り坂のように見えてしまう、目の錯覚が起きる体験ができる観光スポットです。

まるでおばけの仕業?!と思える不思議な現象は、「縦断勾配錯視」という錯覚の一種で、まっすぐに伸びている坂の奥が急な上り斜面になっている時や、植物の生え具合によって起きる現象です。物を転がすとよく分かるので、試してみてはいかがでしょうか。

沖縄旅行へ行くと頻繁にみかけるソテツですが、久米島の喜久村家敷地内にある「宇根のソテツ」は、なんと沖縄で最も大きいソテツと言われています。この大ソテツ、長さが4ｍと6ｍのものがあり、樹齢は約300年と言われております。沖縄の天然記念物でもあるので、久米島へ旅行に来たら目にしておくべきものです。しかし一般の家庭の敷地なので、マナーは守りましょう。おさえておきたい観光スポットです。

久米島旅行で欠かせない観光スポットである「畳石」。この久米島の奥武島にある畳石は、2014年に沖縄県の天然記念物になりました。まるで亀の甲羅のように亀裂が入った形の石が、海岸に大小様々1000個以上広がっています。世界的にも珍しい現象だそうで、自然の力は凄い!と驚かされる芸術品です。

畳石は干潮時になると現れ、見るだけではなく、その上を歩くことができます。バーデハウス久米島のすぐ目の前なので、プールで寛いだ後にでも、干潮時を狙って是非立寄ってみてはいかがでしょうか。久米島旅行でおさえておきたい観光スポットです。

久米島旅行に行ったら、最初に訪れたいスポットが「久米島博物館」です。久米島博物館は、久米島の自然、文化、歴史、民族を初めての方にも分かりやすいよう、タッチパネルなども使って説明しているので、島を観光する前に見たら、より久米島観光が楽しめそうですね。久米島博物館でしっかり久米島の情報を得てから旅行を楽しんでみてはいかがでしょうか。

久米島奥武島、観光スポットのバーでハウス、及び畳石の近くにあるウミガメ館。絶滅危機の状態であるウミガメの保護をしている貴重な施設です。ウミガメの一生についてや、ウミガメの生息地等、わかりやすくパネルや映像などを使って説明されているので、大人だけではなく、お子様でも楽しみながら理解できる内容となっています。

ウミガメ館の水槽では、大人のウミガメはもちろん、アオウミガメ･アカウミガメ･タイマイの子亀の水槽も設置されており、ここでしか見ることのできない可愛らしいウミガメを観察できます。あまり長居できるような大きな施設ではないので、畳石やバーでハウスの観光と併せて立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

久米島旅行中、観光スポットやビーチ以外でも注目していただきたいのが、古き良き沖縄を感じさせる古民家や自然の多さ、そして地元の人々です。沖縄伝統の赤瓦屋根の古民家が建ち並んでいたり、ゆっくりと時間が流れているだけあり、地元の方が運転する車はとてもスピードが遅いのです!確かに急ぐことはないのかもしれませんが…。また、ペットの犬も首輪なしで自由に散歩をしていたり、鳥達も元気に飛び回っています。

そして久米島の人々はとても優しくて親切。特に男性はシャイな方が多いように思いました。首都圏の方だと、空き地があればすぐに家が建ってしまいますが、久米島には何もない、緑だけの土地も多いです。またとても眺めが良い丘の上に大きな家を想像させるお墓も建っており、文化の違いを感じさせられます。久米島へ行った際には、街を散策することもおすすめです。

イーフビーチは、久米島の東側に位置し、2キロにも続くロングビーチです。遠浅で波も穏やかなため、お子様でも楽しく遊べる特にファミリーにおすすめのビーチです。とても美しいビーチで、マリンスポーツも楽しめますが、遠浅のビーチなので、干潮の時はシュノーケルができなくなる程浅瀬になる場合もあるのでご注意を。一度は行きたい観光スポットです。

イーフビーチでは、ビーチボールをしたり、貝拾いをしたり、シュノーケルをしたり、それぞれマリンスポーツを楽しむ人達で、昼間も夕方も大変賑わっています。夕方になると夕日も綺麗なので、おすすめです。子供から大人まで楽しめる明るいビーチとして人気ですよ。

これぞ知る人ぞ知る穴場ビーチの「アーラ浜」。イーフビーチと兼城集落の間にある儀間集落のかなり奥に進んだ場所で、農道を通り、山を越えて辿り着く、アクセスがちょっと大変なビーチ。しかし行く価値ありです!アーラビーチは山で囲まれていて、真っ白な砂浜と美しい海、旅行者も少なく、最高のビーチではないでしょうか。こんな静かで穏やかな海は他でなかなかありません。

砂浜は貝殻と珊瑚ができており、貝殻を集めたり、熱帯魚やカニをみることもできます。またアーラビーチは久米島一の美しいサンセットビーチといわれており、日が落ちてくると、空が真っ赤に燃えて、とても幻想的な雰囲気になります。中には恋人にプロポーズの場所として選んだ人もいるんだとか。夕暮れのビーチはロマンチックで素敵ではないでしょうか。カップルや夫婦にもおすすめの観光スポットです。

久米島の人気観光スポットである｢比屋定バンタ｣。ここでは海抜200mの断崖絶壁から、広大な海と、晴天の時には、はての浜や、遠くに浮かぶ栗国島、渡嘉敷島、慶良間諸島などの遠い島々も望むことができる景勝地です。比屋定パンダでは、1月から2月の時期に、クジラを見られることもあるそうです。頻繁には見られないので、クジラを目撃したらラッキーですね。

また駐車場と売店、トイレも完備されているので、ドライブの途中に立ち寄るスポットとして最適な場所です。展望台は2階もあり、2階からは更に素敵な景色を楽しめます。地球は丸いんだなと実感させられる絶景スポットです。

具志川城跡は、ほとんど人がいない穴場スポットです。城内は復元するために現在修復中となっていますが、城壁の曲線は美しいです。またお城のすぐ下が海になっていて、そこから見られる海が絶景で、180度のパノラマが楽しめます。人も少ないので海を独占できることも!天気が良い時に是非お立ち寄りください。

久米島からフェリーで行ける観光スポットをご紹介します。渡名喜村島へは、フェリーが交通手段となっていますが、那覇から渡名喜村へのフェリーの直行船はなく、久米島と那覇を往復するフェリーが立ち寄る形となっています。渡名喜村は、観光施設がなく、とてもゆっくりとした時間が流れていることが魅力です。ビーチや展望台などがあるので、自然や海を眺めながらゆっくりとできるスポット!

小さな島なので、日帰りも可能な島です。しかしながら、日帰りが可能なのは4月から10月中のフェリーが1日に2便出る時のみとなるのでご注意を!時間も限られているので、事前にフェリーの時刻表は十分みておきましょう。昔ながらの沖縄の街並みがみられる癒しのスポットです。

今回、久米島の観光スポット以外にも、那覇から飛行機、フェリー、高速船を使っての久米島への行き方や、久米島でおすすめのホテルやグルメなどをご紹介させていただきました。久米島には、古き良き沖縄の面影が多く残っており、昔からある建物や自然をなくさず、伝統や歴史を大切にしています。久米島に旅行に行けば、また新しい沖縄の発見ができるはずです。久米島で自然を満喫してきてくださいね。