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香港タクシーの乗り方!料金は?安くて便利な観光の足を利用してみよう!

香港タクシーの乗り方!料金は?安くて便利な観光の足を利用してみよう!
投稿日: 2017年9月1日最終更新日: 2020年10月7日

ビジネスや観光で人気の香港。複数名での移動や、荷物が多いときなどは圧倒的にタクシーが便利です。しかし海外でタクシーを利用するのは少々不安なものです。香港で便利なタクシーを乗りこなせるように、香港タクシー事情から、乗り方、料金など細かくご紹介していきます。

香港のタクシーは本当に便利なの?見出し

日本からのアクセスが良く、観光やビジネス、乗り換えトランジェットとしても利用頻度の多い香港。香港での交通手段は様々ありますが、荷物が多い場合や複数名で移動する際にはタクシーを利用したくなるものです。香港のタクシーは便利なのでしょうか?ここからは観光で訪れた際にタクシーを便利に乗りこなす技をまるっとご紹介していきます。

香港のタクシー事情見出し

香港のタクシー台数は3万台を超えています。香港の人口と比較してもその台数はとても多いです。香港タクシーの特徴は何と言っても料金が安いこと。料金の安さと台数の多さで、1日のタクシー利用者は約130万人と言われています。その便利さから観光で訪れる外国人も多く利用する香港タクシー。表記は「的士」で、読みは「デッスィ」です。

香港のタクシーは、一部にBYDの電気自動車と日産車が使用されていますが、殆どがトヨタのコンフォートです。これは香港がイギリス領だったため、同じ右ハンドルで性能の良い日本の中古車を買い取った経緯があるためです。ビジネスや観光で訪れた日本人からすると香港中で日本の中古車が走り回るのを見るのは嬉しいです。

香港が中国に返還されて以降、中国大陸からの香港への移民者も多くなりました。その影響から、最近ではタクシー運転手なのに香港内の地理に詳しくない人や、香港での公用語である広東語も、英語も、十分に話せないといった運転手が存在するようです。ではここからはタクシーの乗り方と注意点を詳しく説明していきましょう。

香港タクシー:3つに分かれた営業エリア見出し

香港のタクシーは営業エリアが3つの地域に分かれています。そのため、目的地によって乗車するタクシーが違いますので注意が必要です。ビジネス、観光で主に利用される香港島と九龍などの「香港中心部」と、空港やディズニーランドがある「ランタオ島」、観光客があまり行くことのないディープな香港が楽しめる「新界」の3つに分かれます。

香港タクシー:エリアごとの料金体系と車体カラー見出し

香港のタクシーはメーター制です。料金は香港中心部(香港島と九龍)、空港やディズニーランドのあるランタオ島と、新界の3つの地域で料金体系が分かれています。どこのエリアも、日本の初乗り価格と比較するととても安いです。各エリアの料金体系をご紹介します。

香港中心部(香港島・九龍)レッド

初乗り料金(2キロまで)はHK$24です。2キロを超えると200mごともしくは待機時間1分ごとにHK$1.7が加算されます。料金が HK$83.5まで到達すると、それ以降はHK$1.2が加算されます。トランクの荷物1個当につきHK$6、電話予約料HK$5が追加料金になります。障害のある乗客が持ち込む車椅子は無料です。

ランタオ島(空港・ディズニーランド)ライトブルー

初乗り料金(2キロまで)はHK$19です。2キロを超えると200mごともしくは待機時間1分ごとにHK$1.5が加算されます。料金が HK$154まで到達すると、それ以降はHK$1.4が加算されます。トランクの荷物1個当につきHK$6、電話予約料HK$5が追加料金になります。障害のある乗客が持ち込む車椅子は無料です。

新界グリーン

初乗り料金(2キロまで)はHK$20.5です。2キロを超えると200mごともしくは待機時間1分ごとにHK$1.5が加算されます。料金が HK$65.5まで到達すると、それ以降はHK$1.2が加算されます。トランクの荷物1個当につきHK$6、電話予約料HK$5が追加料金になります。障害のある乗客が持ち込む車椅子は無料です。

日本には無いシステムでいうと、トランクに荷物を入れると追加料金を徴収されることでしょうか。また、犬などのペットを乗せても一匹につきHK$5が追加されます。また、本来海越えをするタクシーではないのに海越えをした場合は復路分のトンネル料金も取られます。安いとはいえ料金に不明点があれば、何の料金が加算されたのか尋ねるようにしましょう。

香港タクシー:定員数見出し

家族で海外旅行をする際、タクシーが安いし便利だと分かっていても、タクシーが2台に別れてしまうことに不安を感じ、躊躇する方も多いのではないでしょうか。特に家族の中で英語が話せる人間が一人だった場合は、もう一方のタクシーがトラブルに巻き込まれないか心配になってしまいます。

香港のタクシーの大半が実は乗客を5名まで乗せることができます。フロントのナンバープレートの横に、5SEATSと記入があれば大人5名まで乗車できます。4SEATSであれば日本同様、大人4名まで可能です。乗り方ですが、前部席1+後部席4と、前部席2+後部席3といった乗り方があります。3歳以下の子供は人数にカウントされません。

大人5名で乗車すれば相当に安くは済みますが、すし詰め状態過ぎて乗るのも見るのも少々暑苦しいことでしょう。あまりおすすめしません。しかし子供さんの人数が多いご家族であれば、定員数が多いのはラッキーです。交通費も断然安いですので1台での乗り込みをトライしてみることをおすすめします。

香港タクシー:乗り方見出し

香港のタクシーは先に説明したとおり、目的エリアによって乗車可能なタクシーが3つに別れています。目的地域を事前に確認してからタクシーを選択して乗車しましょう。車の色で区別すると分かり易いです。香港空港から香港ディズニーランドだけは、観光者が多いせいか全てのタクシーを利用することが可能ですのでご安心ください。

タクシーの拾い方

タクシー乗り場、ショッピングセンター、ホテルでタクシーを拾うことができます。香港の道は狭いうえに渋滞も多いため、場所によっては流しのタクシーを拾うことが出来ません。タクシーは電話や、配車アプリを使って呼ぶことも可能です。言葉に自信のない方は少し列に並んでも、ホテルやモールなどから乗車することをおすすめします。

タクシーの空車の見分け方

流しのタクシーを拾う場合の空車の見分け方ですが、フロントに「FOR HIRE」「TAXI」などと丸い赤いサインが光っているタクシーは空車です。「前往載客(ON CALL)」「暫停載客(OUT OF SERVICE)」などのボードをフロントに出しているタクシーは拾うことができません。

タクシーの乗り方と行先の伝え方

香港のタクシーは日本のタクシーと違い自動で扉は開閉しませんので、乗客が自分でドアを開けて乗り込みます。香港のドライバーの多くは広東語と簡単な英語が話せますが、英語は広東語訛りのため聞き取り難いです。通じなかった場合は紙に書くか、スマートフォンなら携帯のスクリーンショットで英語か広東語のMAPを保存しておき、見せましょう。

香港のタクシーは後部座席でもシートベルトの着用義務があります。妊婦や子供も着用しなければなりません。ですが、香港のタクシーに乗り込んでも「シートベルトしてね」と声をかけるドライバーはいません。何故なら罰金義務が乗客にしか発生しないからです。罰金金額は日本円で6万円以上ですので面倒でもシートベルトの着用をおすすめします。

香港タクシー:支払い方法見出し

目的地に到着し、車が停車したら清算です。メーターの金額に加えて高速道路(青嶼幹線)や海底トンネル、トランクに入れた荷物代などを運転手が頭で計算して、英語で金額を伝えてくることが多いです。間違っていないか確認しましょう。また料金の確認だけでなく忘れ物をした際に役立ちますのでレシートは必ず貰うようにしましょう。

一部のタクシーではオクトパスカード等で精算可能ですが、基本的には現金での支払いになります。チップは不要ですが、1HK$以下のおつりは返してくれないでしょう。500HK$札以上の紙幣で支払った場合はおつりを返す義務が運転手に発生しませんので、タクシーを利用する際にはお金を細かく両替することをおすすめします。

香港はチップがいるの?レストランやホテルなどケース別に現地事情を調査! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
香港はチップがいるの?レストランやホテルなどケース別に現地事情を調査! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
イギリス領となった歴史からチップ文化が根強く残ると言われている香港。インターナショナルな香港を観光する前に抑えておきたいのがチップ相場と渡し方です。レストラン、ホテルなど、ケース別に現地の生の声から香港のチップ事情をお伝えします。

香港タクシー:渋滞予測見出し

観光で訪れた時のような大きな荷物の際には圧倒的に便利なタクシーですが、時間によっては渋滞に巻き込まれ、予想以上に時間や料金がかかってしまうことがあります。時間帯によてはタクシーを外した方が良い場合もありますので、ラッシュ時間をある程度把握することをおすすめします。

平日の朝のラッシュは午前7時半頃~9時頃です。夕方4時~5時頃はタクシー運転手の交代が入りますので乗車可能なタクシーが少なくなります。夕方5時から夜7時半頃までは帰宅ラッシュでこれまた渋滞します。空港周辺が渋滞することはあまり無いですが、香港島の市街地では一方通行も多く余計に時間がかかることがあります。

香港では渋滞すると移動時間が読めませんので、渋滞時間に当たる場合はエアポートエクスプレスやMTRの利用をおすすめします。観光で急いでいない場合はいいですが、例えば飛行機のフライト時間が迫っている時など、遅れを許さない場合は時間に余裕をもってタクシーを利用するか、渋滞に巻き込まれない、他の交通手段を利用しましょう。

香港タクシー豆知識見出し

本題とは少々ズレますが、ここで香港タクシーの豆知識です。実は香港限定で香港タクシーのミニカーをトミカが売り出しています。香港タクシー以外にも、マカオタクシーも売り出されています。香港に行くと買えますので観光中に是非チェックしてみてください。ネットで買うより安いですし、お子さんへのお土産におすすめです。

ご存じの方も多いでしょうが、クレイジーバンドが「香港的士‐Hong Kong Taxi‐」を2016年にリリースしています。イケてます。ちなみに、歌詞の中に「ウォーアイニー」と出てきますが、これは中国語の普通語で広東語を話す香港人は使いません。しかし、広東語だと日本人には意味が分からないのでこれで正解だと思います。

香港のタクシーを乗りこなそう見出し

いかがでしたでしょうか?香港のタクシーは日本と比較すると安いですよね。安いだけじゃなく乗り方さえマスターすればとても便利です。香港のタクシー運転手はパッと見、ヤンチャそうな人が多いです。見た目だけですのであまり気にせずにご利用ください。香港タクシーも香港の魅力のひとつ。香港滞在中に是非活用して快適な旅をお楽しみください。

投稿日: 2017年9月1日最終更新日: 2020年10月7日

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