ジビエ料理を東京で！ランチ営業もあるレストランなど紹介！

ジビエとは、狩猟で獲た野生の鳥獣を使った料理のこと。ジビエと言えばフレンチのイメージですが、日本でも古くから熊や鹿などのジビエを食べる文化がありました。今、東京で注目のジビエはフレンチに限らず、炭火焼や鍋などが洗練された料理になって人気を集めています。今回は、東京でおすすめのジビエ料理店をご紹介します。

東京は月島にある鹿肉とワインの居酒屋、まくら木は、本来裏メニューとして提供していた希少な鹿肉料理を、お客からの要望でメインメニューにしたお店です。知り合いの漁師から仕入れるという蝦夷鹿を使ったジビエ料理はバリエーション豊富。都内でも珍しいエゾ鹿肉と野菜のしゃぶしゃぶは1人前2000円、エゾ鹿肉のたたきは880円。

ランチ営業は11時半から14時で、メニューは定番と日替わりの4種類から選べ、サラダバー付きで890円から。煮込みハンバーグなど、ボリュームのある肉料理が中心ですが、おすすめはもちろん、エゾ鹿を使ったその名もエゾシカレー。癖のない柔らかな鹿肉が入った、スパイシーなカレーです。アクセスは地下鉄月島駅の10番出口から徒歩約1分。

住所:東京都中央区月島4-3-17 電話番号:03-3533-2227

JR目白駅から徒歩3分、住宅街の中にあるジビエ料理アンザイは、1日1組完全貸切予約制のお店です。予約は6名から13名まで。ランチ営業は4名から予約可能で、春から秋までのオフシーズンは土日のみ、秋から春のジビエの旬は平日も営業しています。店主自らが猟師である同店は、猪鍋が看板メニュー。2日間かけて抽出する猪骨スープは絶品。

店主の知り合いの猟師が捕獲する野鴨の鍋は、仕入れの都合上5日前までに要予約です。サイドメニューには本州鹿や一部エゾ鹿を使った鹿の焼肉、ハンバーグ、ローストなども。コース料理のみで、鍋のほかサイドメニューの内容や品数によって値段が変わります。日によっては希少な猪の内臓が食せることもあるので、詳しくは直接お問い合わせを。

住所:東京都新宿区下落合3丁目1−1 電話番号:090-3305-6595

目黒にあるモダンでカジュアルなフレンチ･レストランのユニックは、1年を通して提供する鳩や鹿などのジビエ料理が美味しいお店です。雰囲気やサービスはレストランというよりビストロのような気軽なもので、その分、本格的な料理を手頃な値段で楽しめる、肩肘張らずに食べられるフレンチが人気です。

夜のコースはおまかせで、前菜2皿、メイン料理2皿、デザート、食後の飲物が付いて5400円。ほぼ肉だけのおまかせコースは8640円です。ランチタイムは予約制で、1日1組限定。ランチのコースは8640円、10800円、12960円の3種類で、4名以上からディナーメニューの利用が可能。アクセスは各線目黒駅から徒歩約12分。

住所:東京都目黒区目黒3-12-3 電話番号:03-6451-0570

中目黒駅から徒歩7分、ラ･ブーシェリー･デュ･ブッパは、店内の中心に熟成庫があるジビエ料理専門店です。鴨、山バト、ウリ坊(仔猪)、鹿、キジバト、ヒグマ、ツキノワグマと、厳選された国産肉は圧巻の品揃え。ジビエの生ハムやサラミはその製造工程が難しいと言われていますが、同店のそれは本場ヨーロッパに負けない仕上がり。

住所:東京都目黒区祐天寺1-1-1リベルタ祐天寺B1F 電話番号:03-3793-9090

三軒茶屋の通称三角地帯にある炉とマタギは、築70年の古民家をリノベーションした炭火炉端焼居酒屋です。日本古来から伝わる｢マタギ料理｣として提供するジビエのなかでもおすすめは、獣肉3種盛り合わせの三獣奏1680円。和歌山県産天然猪や、北海道産エゾ鹿など、赤身が多くヘルシーな天然物のジビエを食べ比べで堪能できる一品です。

住所:東京都世田谷区三軒茶屋2-14-21 電話番号:03-5787-8171

神田にある焼ジビエ罠は、北は北海道から南は九州まで、日本全国の猟師が捕獲した鳥獣肉を仕入れ、シンプルな炭火焼のジビエ料理として提供するお店です。本来、安定供給が難しいとされるジビエですが、同店はエゾ鹿のタン650円やキジのホルモン480円、天然猪肉のハツ480円など希少部位も多く、ダチョウやウサギ、ウズラなどもあります。

売れ筋メニューはその日の入荷状況で変わる鹿の盛り合わせ、天然鹿セット1129円。塩、醤油、味噌と好きな味付けを選べます。お得な宴会コースは料理全6品と2時間飲み放題がセットで1人3500円。低温調理したユッケや熟成肉の塊焼き、天然鹿セットなどが組み込まれたジビエ中心のコース内容、この値段は破格です。

住所:東京都千代田区内神田2-10-10 電話番号:03-3251-8899

渋谷にあるビストロホリテツは、仏北部ノルマンディーの星付き店で修業を積んだ、オーナーシェフによるジビエ料理が評判のビストロです。ジビエ食材は北海道産かヨーロッパ産の山鳩、エゾ鹿、ヒグマ、真鴨などを使用していますが、入荷状況についてはお問い合わせを。ランチ営業あり、夜のコースは5700円から。

住所:東京都渋谷区宇田川町42-15中島ビルB1F 電話番号:03-6427-0200

神楽坂にあるアルベラータは、伝統的な郷土料理を提供するイタリアン･レストランです。季節の食材として猪肉や鹿肉などのジビエを取り入れています。夜のコースは前菜、パスタ、メイン、デザートと飲み物で5400円から、ランチコースは前菜、パスタ、デザートと飲み物で1944円から。アクセスは飯田橋駅から徒歩約3分です。

住所:東京都新宿区神楽坂3-6 電話番号:03-5225-3033

高円寺にあるジビエ猪鹿鳥は、東京在住のハンターが集うジビエ料理の名店です。店主自らが丹沢で猟を行ない、そこで仕留めた鹿や猪などの料理を提供しています。滋味深いジビエ料理に合う、日本酒や焼酎、ワインなどの品揃えも豊富で、全9席カウンターのみの店内は、親しみやすい雰囲気がまるで居酒屋のよう。

猪は焼肉、すき焼き、鍋のほか、もつ煮込み630円、冷しゃぶ1900円などのアラカルトも。鹿肉はフランスパン付きのシチュー1350円が人気のメニューで、さまざまな部位の肉がゴロゴロと入っており、その食感の違いも楽しめる一品。真鴨、合鴨、キジバトなどの野鳥や熊が食べられることもあります。アクセスはJR高円寺駅から徒歩約3分。

住所:東京都杉並区高円寺南3-58-2 電話番号:090-4249-4543

高田馬場にある獣肉酒家、米とサーカスは珍しい肉料理が食べられるジビエ居酒屋です。鹿、熊、猪、山羊、ウサギ、ダチョウはもちろん、ラクダやカンガルー、ワニ、サメ、トドなどを使った料理まで。ゲテモノ料理と言っては失礼ですが、6種の昆虫食べ比べセットや深海生物オオグソクムシの姿揚げなど、話のネタになりそうな珍味が豊富です。

住所:東京都新宿区高田馬場2-19-8 電話番号:03-5155-9317

オーナー･ソムリエ自らが狩猟に出掛けるという、広尾のレストラン･マノワは、美味しいジビエが堪能できるフレンチ･レストランです。店名のマノワはフランス語で家を意味し、自宅のようにリラックスできるレストランがコンセプト。ディナーは全6品の6000円コースと全7品1万円のコースがあり、肉料理では鹿や熊、鴨などの季節のジビエを選べます。

ランチメニューは全3品3500円のコース、全4品3500円のコース、おまかせ全6品6000円のコースと3種類。選べる前菜やメインの中には、例えば伊豆･河津の熟成夏鹿のテリーヌや熟成日本鹿のショーソン(ミンチ肉のパイ包み焼き)など、ジビエ料理も含まれます。アクセスは広尾駅より徒歩約8分です。

住所:東京都渋谷区広尾1-10-6 電話番号:03-3446-8288

恵比寿にあるレストランアラジンは、上品な雰囲気の正統派フレンチ･レストランです。鴨胸肉のロースト･鴨腿肉のコンフィ3600円や、小鳩のロースト4600円などのジビエ料理は、仕入れの関係上要予約です。ディナーの季節のコースは1万円、お得なランチコースは3600円から。アクセスは広尾駅から徒歩約5分、恵比寿駅からは15分程度です。

住所:東京都渋谷区恵比寿2−22−10 電話番号:03-5420-0038

畜産の食肉と比べて運動量が多い野生動物の肉を使ったジビエは、肉の旨味がギュッと凝縮しているのが魅力のひとつ。そのうえ高タンパクで低カロリー、滋養強壮の効果も高いヘルシーなジビエは、一度食べたらハマる人も多いようです。さまざまな調理法で食べられる東京の美味しいジビエ料理を、あなたもぜひ味わってみてください。