グラウンドゼロ！ニューヨーク新たなスポット！テロの悲劇を伝えるミュージアム！

今回はニューヨークにできた新しいスポット「グラウンドゼロ」についてご紹介していきます。グラウンドゼロは聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、あの歴史的な大事件9.11に関わる施設として知られています。観光のついでに人として一つの教訓として学ぶには最適場所となっており、わかりやすいメモリアルミュージアムも設置されているのでぜひ行ってみてください。

まず、「グラウンドゼロ」ということのご説明ですが、グラウンドゼロという言葉は巨大な爆弾が落下した跡地のことを示す言葉として使われています。日本でいうと長崎や広島のことをグランドゼロという言葉で示しており、ニューヨークでは爆心地ではないですが、大きな事件9.11が起きた跡地のことをグランドゼロと呼んでいます。

そんなニューヨークのグランドゼロではその悲劇を忘れないためのスポットとして、ワールドトレードセンターを復旧に加えて、メモリアルミュージアムや慰霊をささげる場所が設置されており、観光客でも見学できるような施設が整えられています。悲劇を忘れない場所として、ニューヨーク観光に行った際はぜひ行ってみていただきたいスポットになります。

皆さん知っている方がほとんどだと思いますが、一応、「9.11同時多発テロ」についてご紹介しておきます。この事件は2001年の9月11日に起きた事件でアラブ系の過激組織がアメリカの航空機をハイジャックしたことから始まりました。そのハイジャックされた航空機はまさかのニューヨークにあるシンボルであるワールドトレードセンターに直撃しました。

これによってニューヨークにあるワールドトレードセンターは崩壊し、非常に甚大な被害をもたらした事件として知られています。日本でいうと東京のスカイツリーに飛行機が追突して、崩壊したというようなイメージで人口の多い都市なのでより大きな悲劇になることがわかると思います。経緯などは省略しますが、このような事件が起きたということです。

このような形でグラウンドゼロは歴史的な場所となっているわけですが、実は事件が起きてから数年後にはすでにメモリアルミュージアムや慰霊碑などは建てられていました。しかし、少し前にそれがリニューアルというか、もう少し見やすくなり「9.11メモリアルミュージアム」ができました。それが結構すごくて、必見となっています。

この「9.11メモリアルミュージアム」はそんな悲劇の博物館ながら、非常にモダンな建築で再現されているところが特徴的となっています。もちろん、悲劇の跡地ということでしっかりとその歴史や経緯を学ぶことができますが、近代の芸術のような雰囲気になっており、非常にわかりやすく、頭に入りやすい、意義のあるメモリアルミュージアムとなっていることが特徴です。

このメモリアルミュージアムでは跡地で起きた悲劇を鮮明に学ぶことができる場所となっています。博物館の中はその事件に関する時系列順に展示物が並べられており、どういう経緯でこの事件が起きてしまったのか?そんなことについてわかりやすく知ることができます。中には結構衝撃的なものもあるのでショックかもしれませんが、知るべきことなのかなという気もします。

また、どんどんメモリアルミュージアムを見学していくと見つかるのが、実際に飛行機が衝突したときに折れ曲がった鉄骨や、ビルの残骸に潰された消防車など、これは本物が置かれています。事件の凄まじさが非常に伝わってくる展示物でこの場所に自分や家族がいたらどうなっていたんだろうと、当時の人の気持ちを知ることができるかもしれません。

また、この「9.11メモリアルミュージアム」の中には実際に飛行機が衝突したワールドトレードセンターの地下が利用されており、むき出しのコンクリートなどがそのまま残されていたりとすさまじい光景を物語っています。その他にも展示物のほかに実際に避難するときに使われた階段なども残されており、なんとも言えない気持ちになってしまいます。

また、9.11メモリアルミュージアムの中には撮影禁止の展示スペースもいくつかあり、当時のリアルな現状を知ることができるようになっています。結構ショックの大きなスペースなのですが、見ておくべき場所だと思います。リアルに感じるものが多いですが、それをアートに表現している場所になっており、非常に意義のある場所となっています。

このような形でいろいろな当時のリアルな展示物をメモリアルミュージアムの中では見ることができ、実際の動画や音声、被害者の持ち物など貴重なものが展示されています。あまり小さな子供には難しいかもしれませんが、世界の悲劇を学ぶ場所として連れて行ってもいいかもしれません。観光という気分ではいけないかもしれませんが、観光ついでに行ってみてほしい場所ですね。

また、9.11の跡地であるグラウンドゼロですが、メモリアルミュージアムだけなく、メモリアルパークというスポットあり、そちらもぜひ見てくることをおすすめします。このメモリアルパークでは2つの滝がモチーフになった大きなモニュメントがあり、その周りには被害者の3000名弱の慰霊碑が1人1人刻まれている場所となっています。

この2つの大きな場所はノースプールとサウスプールという2つの滝がイメージとなっており、被害者に追討をささげる場所としても知られています。実際にこの場所の上にワールドトレードセンターが建てられていた跡地にあり、当時の情景を思い浮かべることができるかもしれません。決して観光の浮かれた気分で行ってはいけない場所となっています。

またグランドゼロでは、崩壊したトレードセンターが再建築され、「ワンワールドトレードセンター」が建てられています。2015年にできたばっかりの新スポットでこちらは上が展望台になっており、大都会ニューヨークの街を一望することができます。入場料は32ドルとちょっと高いですが、ショップやレストランなどが入っており、ついでに行けるおすすめの観光スポットになっています。

このような形でグラウンドゼロは9,11の跡地として、メモリアルパークはメモリアルミュージアム、ワールドタワーがある場所となっています。かなり衝撃的な内容のある場所ですが、世界の教訓としてみてくる場所だと思います。子供には少し難しいかもしれませんが、大きくなってからでもぜひ、連れていきたい場所かなと思いました。

また、アメリカにはこういった博物館がたくさんあり、9.11の同時多発テロは日本とは直接関係のないものですが、太平洋戦争の博物館などは日本にも関係があります。日本からの目線だけでなく、アメリカの方からの目線で歴史を見てみると少し見方が変わってくると思うので、ぜひそういった博物館を観光するのもおすすめかなと思います。

最後はグラウンドゼロの入場料です。正確にはミュージアムの入場料になりますが、大人が24ドル、子供が15ドル、シニアが18ドルとなっています。ちょっと高いかもしれませんが、行く価値のあるスポットになっていると思います。営業時間は日曜から木曜日は9時から8時、金土は9時から9時となっています。

また、このグラウンドゼロにあるミュージアムに入るにはかなり厳重なセキュリティーチェックがあるので注意してください。飛行機の検査のような感じでチェックされ、飲み物は水以外持ち込めなくなっているので、注意してください。

グラウンドゼロはニューヨークの新シンボルである「ワンワールドトレードセンター」の下にあるので非常にわかりやすいと思います。最寄りの駅はフルトンストリート、コートランドストリート、チャンバーズストリートの各駅が最寄りとなっており、アクセスもよく、見つけやすいので迷わずに行けると思います。

以上で、ニューヨークの新スポットグラウンドゼロについてのご紹介でしたが、いかがでしたでしょうか?9.11事件の跡地して、建築されたミュージアムやパークは非常に意義のあるものだということがわかりましたでしょうか?なかなか、怖いかもしれませんが、ぜひニューヨークへ観光に行った際は教訓として学んできてください。