新橋そば（蕎麦）屋のおすすめは？行列ができる人気店や老舗を紹介！

東京屈指のビジネス街である新橋の平日は、いつもビジネスマンで溢れかえり大変な賑わいを見せます。そのため、サクッと食べられる立ち食いそばがとても重宝され、また歴史あるそばの老舗も数多く存在しています。そんな新橋でおすすめの蕎麦屋について、いくつかお店をご紹介してまいります。

新橋でお酒と肴とともに美味しいそばがいただける名店が「虎徹」です。新橋駅の西側から細い路地の奥にあるこちらのお店は、まさにお酒好きのための蕎麦屋でおつまみなどの一品料理が非常に充実していることでも人気。店内はカウンターのみで夜営業のみなので、常に混み合う繁盛店として知られています。

肝心のおそばも非常にハイクオリティで、水で冷たくキンキンにしめられたそばは喉ごしが最高の味わいです。そばつゆは関東風のかなり濃いめのもので、ツルっとしたそばに大変よく合います。また、銘柄の日本酒や酒の肴も豊富に揃っている、まさに大人のためのお店といえます。そばの激戦地である新橋の中でも予約必須の人気店です。

新橋駅前ビル1号館の地下1階にある「おくとね」は、新橋で働いている多くのビジネスマンの胃袋を支える人気の格安立ち食い店として有名です。カウンターのみの完全立ち食いスタイルは、いかにもビジネス街新橋のスタンドそば店といった雰囲気といえます。ランチタイムや夕方以降は大変混み合いますのでご注意ください。

シンプルな「かけそば」は270円と非常にリーズナブルですが、こちらのお店の人気ナンバーワンは食べごたえのあるジャンボサイズでおなじみの「まいたけ天そば」450円です。顔サイズ以上の大きさでまさにインパクト大です。関東風の鰹が効いたしょっぱめのつゆに、ジャンボなまいたけ天が大変よく合っておススメです。

定番の「天ぷらそば」も、そばが見えないほどの大きなかき揚げが特徴です。サクサクのかき揚げにはたっぷりとネギがのっていて、ほぐすと小エビが溢れてきて熱々のつゆと大変よく合います。やや柔らかめのそばに、サクサクのかき揚げ、シャキシャキのネギというこのバランスは何ともいえない満足感を得られること間違いなしです。

「本陣房」は東京でハイレベルな蕎麦居酒屋を提供するチェーンとしてそば好きには知られた老舗蕎麦屋です。新橋で美味しいそばと、そして日本酒と良質な肴を求めて日々多くのお客さんが訪れます。店内は半個室風に仕切られているので、ゆったりと落ち着いていただきたい時にはおススメのお店です。

おそばの方は、一口食べるとかなりのコシにまず驚くことでしょう。食べごたえがあって弾力のあるそばは喉ごしがとても良く、ツルツルと食べられます。最初は舌にやや残るような印象のあるつゆも、食べ進めるうちに段々と馴染んでくるのが不思議です。最後のシメはもちろんそば湯で、つゆがいい塩梅の味わいへと変化しています。

新橋駅前のランドマークとして知られるニュー新橋ビルの1階にある「丹波屋」です。平日は朝7時から夜11時まで営業している使い勝手の良さと、そばはほぼ全てのメニューで400円以内とコスパに大変優れた立ち食い店として大人気のお店です。カウンターのみの狭い店内は、時間帯問わず常に多くのお客さんで賑わっています。

そばメニューは定番の「かき揚げ」や「コロッケ」から、「玉ねぎ天」や「ごぼう天」などの変わり種まで数多くラインナップされています。いずれのメニューも400円以内と非常に安価です。安いとはいっても味は一定以上のレベルで、しっかりと鰹のダシが感じられるつゆと、風味ある柔らかめのそばは確実に値段以上のクオリティです。

巨大ターミナルの新橋駅には構内にも数多くの立ち食いそば店が存在しますが、中でも一番人気なのが烏森口にあるお店の「かのや」です。駅構内という特殊な立地条件においては、そばの味以上にスピードと利便性がとても大きな要素ですが、こちらは製麺所直営でダシも鰹節から取った駅ナカでは珍しい本格派のお店として知られています。

人気のメニューは「げそ天そば」で、値段は450円です。鰹のダシがよく効いたやや甘めのつゆに、適当な長さに食べやすくカットされたげそ天は女性客にも嬉しい、柔らかく食べやすいものです。そばは立ち食い店としてなかなか珍しい自家製で、しっかりコシとそばの風味が感じられる仕上がりとなっています。

新宿西口や上野などに展開する名物の「天玉そば」でお馴染みの人気店「かめや」です。店内は昔ながらの立ち食いそば店といった印象で、利便性など使い勝手の良さはもちろん、味の方も高い評価を受けるお店として知られています。平日の火曜から金曜までは24時間営業と、いつでも美味しいそばが食べられる貴重なそば店といえます。

数あるメニューの中でもおススメは「元祖天玉そば」です。値段は410円とお手頃なのですが、出てきてまず最初に驚くのがそのかき揚げの大きさなんです。丼を覆ってそばが見えないほどのジャンボサイズは、これだけで満腹になりそうなほどのボリュームです。甘めな関東風のつゆとの相性も抜群で、これぞまさに心温まる一杯といえます。

新橋駅から徒歩3分の場所にある「天祥庵」は、先ほど紹介の「本陣房」系列の蕎麦屋として知られるお店です。店内は手狭ながらも、清潔で居心地の良さを感じるのでゆったりとそばをいただきたい時には持ってこいと言えます。またランチメニューのセットも好評で、特に「蕎麦と天丼のセット」はイチオシの人気です。

こちらのそばの特徴は、そばの香りはやや控えめですが、冷水でしっかりと締めてあるので大変コシが強い仕上がりとなっています。喉ごしの良さも抜群で、スルスルといくらでも食べられるぐらい美味です。つゆは濃口の辛めで、パツっと引き締まったそばととてもよくマッチしています。

自家製蕎麦と美味しい日本酒が楽しめる蕎麦屋として新橋でも評判なのが「寿毛平」です。昭和51年創業の老舗のこちらは、若い世代にもっと蕎麦居酒屋の良さを知ってほしいとの想いから、昼はお安い蕎麦処で、夜は蕎麦居酒屋として営業しています。ランチをきっかけに蕎麦居酒屋のディープな世界に飛び込むのも、これまたおススメです。

こだわりのそばは、北海道は幌加内産のブランドとして知られる玄蕎麦を仕入れて自家製粉しているとのこと。そばはやや細めですが、冷水でしっかりと締めてあるのでコシがあって食べごたえも十分です。そばとともに、蕎麦居酒屋でしか出来ない「そば湯割り」なんていうのも、老舗らしいおススメの楽しみ方です。

小田急電鉄が手掛ける「名代箱根そば」は、立ち食いそば店としては珍しい茹でたて、揚げたてにこだわったクオリティ重視が自慢のチェーン店です。店内はスタンディングのカウンター席以外に、落ち着いて食べられるテーブル席も用意してあるので、女性の方でも気軽に利用することができます。

シンプルな「かけ」280円を筆頭に、いずれのメニューもワンコイン以内とコスパの高い価格設定が特徴です。中でもお得なメニューは早朝限定の「朝そば」310円。かけそばに小さめのかき揚げと生卵がついているので、非常にお値打ちです。朝からバリバリ働くビジネスマンの強い味方ともいえる嬉しいメニューです。

数ある立ち食いそばチェーンの中でも根強いファンが多いことで知られる「小諸そば」。首都圏に多くの店舗展開を行っている同店は、新橋においても高い人気を誇っています。こちらのチェーン店の特徴は、卓上に置かれたネギと梅干が取り放題という嬉しい太っ腹サービスが好評です。これらを使って自分好みにカスタマイズもできます。

「小諸そば」のおそばは、やや白っぽい見た目であっさりとスルスル食べられるような仕上がりが特徴です。これぞ毎日食べても飽きの来ない、完成形ともいえるそばでしょう。他にも丼やトッピングの種類も豊富なので、メニューを選ぶ楽しみもこちらのお店の嬉しいポイントです。立ち食いそば店ですが、蕎麦湯も完備しています。

新橋のおすすめ蕎麦屋についてご紹介してきました。ビジネス街である新橋には、早くサッと食べられる便利な立ち食いのお店から、古くから営業している老舗などバリエーション豊富です。平日はランチの合間に、休日はファミリーやカップルでもおすすめの「新橋のおそば」を、ぜひとも一度訪れてみてはいかがでしょうか。