青山ファーマーズマーケットが話題！場所や時間・開催日の情報は？

日本でのファーマーズマーケットのルーツは温泉や観光地で行われていた朝市の発展系です。地産地消が基本です。農家の人が街の住宅地での行商、漁師が朝捕ってきた魚を街に行商に行くこと、そんな人達が一ヶ所に集まり新鮮な食材を直接、安く販売していました。消費者は仲買の中間コストのかからないものが安く買えるので、生産者と消費者のWin-Winの関係が成り立っています。

「青山ファーマーズマーケット(Farmer's Market @ UNU)」は「メディアサーフコミュニケーションズ」という会社が行っているイベントです。農家か生産した米や野菜、果物を中心に、ジャムなどの加工品や食品が販売されています。休日のお出掛けにおすすめの青山ファーマーズマーケットです。

車内にキッチンを備えた屋台のフードカートの種類も多くランチを目当てに多くの人が集まります。青山通りに面していてアクセスの良い場所です。開催日も土曜日と日曜日なのでランチにもおすすめ。フードカートは30台以上ありランチもいろいろで迷います。

新鮮でおいしい食べ物には人が集まり、コミュニケーションの輪が広がります。人と人のつながりができ社会や文化へとつながっていきます。Culture（文化）の語源はCultivate（農耕）。生命の源である食べ物は農地で作られます。青山ファーマーズマーケットはその食べ物を中心に生産者から消費者への橋渡しを行っています。

場所は渋谷区の青山学院青山キャンパスの向かいのある国際連合大学前広場で開催されています。アクセスは東京メトロ千代田線表参道駅B1出口から徒歩4分、JR山手線渋谷駅からは徒歩10分です。となりに有料駐車場があります。30分/400円、当日最大料金は土曜・日曜は3500円です。国際連合大学自体アクセスの良い場所にあります。

開催日は毎週土曜日と日曜日です。時間は午前10時から午後4時までの6時間。もう少し長い時間やって欲しいという要望も多いようなのですが、遠くから来ている出店者も多いので午後4時までとなっているようです。夏の時期はもう少し長くしてほしいとの要望もあります。

出店登録している数は200軒近くあります。農家部門で100軒ほど。北海道、東北、関東、四国など遠くから参加している農家もあります。ワインやスイーツ、バターや石鹸、ハーブなどの加工品・その他は50件以上。フードカートは30軒ほどでいろいろなランチやスイーツ、スープやジュースなどオリジナルメニューが揃っています。

菜音ファームは農薬や肥料を使わず周りの雑草を肥料として土に混ぜ込んで、時間と労力をかけて自然の土壌を作りあげています。刈り取ったイネは、木の棒で作った枠に掛け、天日干しをしっかり行い自然乾燥させます。大事に育てた米は自然の旨みが凝縮され、香りも豊かでとてもおいしいです。オーガニック米はおすすめ。

黒潮町は高知県の四万十川の北側にある街です。黒糖というと沖縄が連想されますが、黒潮町もサトウキビの栽培の歴史は古く江戸時代から続いています。戦後一時中断された期間はありますが自然食ブームにより再開されました。上樫森の黒糖はサトウキビの糖度は一般の14度に比べ20度で、舌にのせるとスッと溶けるような爽やかさのある黒糖です。

富士山のふもとの静岡県富士宮市のやさし菜農園です。農薬、除草剤、化学肥料は使用しないオーガニック野菜です。自然の中で大事に育てられた野菜は色艶が良く新鮮です。とまと、ナス、キューリ、ピーマン、キャベツ、それぞれの香りがしっかりしています。新鮮さと香りは時間が過ぎても落ちません。

山梨県甲州市勝沼町は煮ず刷毛のいい土地や気候ががぶどう栽培にてきしています。海外でのワインの評価も高く認知されています。天野ぶどう園は巨峰、ピオーネ、ピッテロビアンコ、翠峰、シャイマンマスカットなど種類が豊富で、リピーターも多いです。マーケット前日に収獲するので悪天候の場合、出店を中止することもあります。

12種類の手作り納豆や梅干し、味噌が並んでいます。一番のおすすめは納豆です。一般に売られている納豆は大量生産のため納豆菌を吹き付け高速発効させています。ここの納豆は室（むろ）で時間を掛けて発効させているそうです。自然に発酵させた納豆は臭みがなく風味が増し食感、味は格別です。贅沢な時間を掛けた納豆、おすすめです。

国産のごまを丁寧に絞り時間を掛けて熟成させています。薬品や化学処理をせず天然のままに製品にしています。効用として抗酸化作用が注目されています。白ごまや黒ゴマのごま油、エゴマ油（しそ油）を使った、ぽん酢やマヨネーズは人気があります。特におすすめは抗酸化作用のあるごまと血液をサラサラにする玉ねぎの生ドレッシングです。

オリーブオイルソムリエがオリーブオイル産地のフランスやスペイン、イタリアへ行き収獲、生産の工程や使われている機材衛生管理などチェックしています。さらに生産者のオリーブオイルに対してどのような思いで作っているのかまで確認し契約しています。並んでいるオリーブオイルは安心していいものばかりです。

ランチの後でもスイーツは別腹、おいしいおはぎです。羊やは「玄米おはぎ」専門店です。一口サイズのおはぎは、香ばしいクルミの風味と食感の「実」、ホワイトチョコレートと玄米をコラボしたおはぎ「羊」、季節の食材を使ったおはぎ「旬」、スタンダードなおはぎ「餡」の4種類。材料は無農薬玄米や有機栽培された原材料にこだわっています。

エスプレッソやドリップ用の豆を7種類ほど販売しています。自家焙煎は少量づつ丁寧に行っています。使っているコーヒー豆はブラジルがベースのオリジナルブレンド。注文を受けてから豆を挽きます。カフェラテが一番人気ですが、夏の時期にだしているコーヒースムージーも人気があります。

キッチンカーにかまどが設置してありできたてのご飯を出しています。肉や玉子も焼いたり本格的なキッチンです。おすすめの薫製ローストポークは秀逸です。自然環境で育った豚肉を塩と砂糖で下味をつけ、桜の薪と木炭でじっくり時間をかけ薫製にしています。新鮮な野菜や肉を使い本格的な料理が味わえます。

本格的なアジアンカレーです。ピリッとスパイスの効いたルーは、厳選した10種類近いスパイスをブレンドしています。どのカレーも基本的なスパイスは同じでダシとソースでメニューごとに味を調整しています。メニューは10種類あります。グリーンカレー、キーマカレー、パッポンカレー、トマトチキンはおすすめ。狭い場所で大変ですね。

bebible（ベビブレ）はスムージー専門店です。材料はJAS認定された無農薬、化学肥料を使わない有機野菜を使っています。保存料、着色料は使わず新鮮な野菜や果物をその場で作っています。野菜や果物ごとに産地を厳選しています。これほど安全で安心して飲めるスムージーは珍しいですね。ランチのあとや時間があるときにおすすめです。

「青山パン祭り」はメディアサーフコミュニケーションズ内のプロジェクトチームである「Bread Lab」が運営しています。運営メンバー自体パン好きでその盛り上がりが「青山パン祭り」になったようです。全国からこだわりを持ったオリジナルのパン作りのパン屋さんが集まるフェスティバルです。

2日間で80店舗ほどのパン屋さんが参加します。開催日と場所は青山ファーマーズマーケットにあわせて開催されています。第12回青山パン祭りの開催日は2017年14日(土)･15(日)です。生きているパン酵母を顕微鏡でみることが出来る「酵母ライブラリー」やパン作りの面白さを離してくれる「酵母大学」などいろいろな企画もあります。

5月に行われた青山パン祭りにはアクセスの良さもあり5万人が訪れています。店を休んで参加しているパン屋さんもいるそうです。回数を重ねるごとに盛り上がって来ています。午後の早い時間には売り切れになる人気店もあります2013年の秋から開催され年4回開催されています。

会場のアクセスがいいので新鮮な食事を求めレストランシェフやカフェの人も買い出しにやってきます。東北や九州から来ている農家の出店者はそれぞれ自信のある食材を持って来ます。前の日に収獲したものを夜中に出発して、午前10時からのオープンに間に合わせます。生産者と直接話ができてそれが美味しい物であれば、料理人としては安心して使える訳です。