南池袋公園とは？「ラシーヌ」や芝生でまったり！アクセス方法も紹介！

池袋の新しいスポット、南池袋公園。長い間閉園していたため何があるのか気になっていた人もいると思います。2016年4月に新しくできた現在、芝生やカフェもあり、駅からのアクセスもしやすく、夜にも人が訪れる癒されるスポットになりました。多くの人たちが訪れる南池袋公園についてご紹介します。

戦後、焼け野原となってしまった東京。そこに区画整理事業によって誕生したのが南池袋公園です。発展する池袋の中でも南池袋公園は取残された存在でした。平成21年9月14日から東京電力地下変電所工事及び公園整備工事で閉鎖され、長いこと入ることができなくなってしまいました。

しかし平成28年4月2日に全面開園するとそれまでの姿から一変。都会の高層ビルの中に青々とした芝生におしゃなカフェが併設され、都内でも屈指の癒しスポットになりました。夜は10:00まで利用でき、駅からのアクセスも抜群、仕事帰りに少し休憩するもよし、ウォーキングするも良しの朝夜いつでも利用する人のいる公園になりました。

行政だけでなく、地元の人たちやカフェ等、多くの人たちで作る公園として企業や自治体にも注目される場所となりました。少子化などで多くの公園が使われなくなる中、南池袋公園は大人にも子供にも魅力のある場所として生まれ変わり、雑誌でも取り上げられるようになりました。

池袋というと若者を題材としたドラマで人気になりましたが、同時に治安の悪いイメージや若者だけの街というイメージが強くなってしまいました。そんな中、南池袋公園は新しい池袋のイメージとして、おしゃれで健康的、大人も子供も利用しやすいイメージを作っています。

南池袋公園が魅力ある公園に生まれ変わった理由は、行政だけでなく地域の人々も知恵を出し合った結果にあります。「南池袋公園をよくする会」が設立され、地域の代表者やカフェレストランの運営者、学識経験者等、多くの人の経験や知識が集まってできています。アクセスのしやすい立地も魅力の一つです。

池袋はショッピングや若者の街というイメージが強くありますが、住宅街やマンションも多くあります。小さな公園はいくつもありましたが、子供たちが思いっきり走り回れる場所はなかったため、南池袋公園は子供たちにとっても遊び場として魅力のある場所になりました。

夜も明かりが灯るマルシェや、青空の下でするヨガなど、イベントも盛りだくさん。子供が走り回れる場所が少ない都会では、南池袋公園の広い芝生は貴重な場所です。子供だけでなく、大人だけでなく、色んな人に利用してほしいという工夫の凝らされた公園だからこそ、南池袋公園は魅力ある公園として人気なのです。

南池袋公園の魅力の一つがカフェ「ラシーヌ」です。生産者と消費者の「食を介するつながりの場」を目指したカフェレストラン「Racines FARM to PARK（ラシーヌ・ファーム・トゥー　パーク）」が運営する、木を基調に作られたおしゃれなカフェは、都会にいるのに高原のロッジにいるような気分になります。

年中無休で朝は8:00からモーニングが楽しめ、夜は22:00までディナーが楽しめるカフェレストランです。ラシーヌではパーティーや結婚式の二次会での利用もおすすめしています。少し休憩するのにも、食事するのにもおすすめのラシーヌは池袋の新名物となっています。

おしゃれなだけ、健康にいいだけじゃないラシーヌの食事は、おいしすぎると食べた人は絶賛します。特に自家製パンは一度食べると忘れられないという人が多いとか。ラシーヌのパンは完全無添加で毎日約30種類作られています。公園に入った瞬間、焼きたてパンの匂いにつられてお店に入ってしまうこともあります。

料理に使われる野菜もすべて国産。スープやサラダ、ピクルス等々、新鮮な野菜はそれだけでご馳走になります。チーズや生ハムを一緒に挟んだサンドイッチも他では味わえないおいしさ。カフェだけでも利用したい人で長蛇の列ができることもあります。芝生に座って食べるとおいしさもさらに倍増すること間違いなしです。

住所:東京都豊島区南池袋2-21-1豊島区南池袋公園内 電話番号:03-6907-0732

公園を大人になって利用することはあまりないと思われるかもしれませんが、南池袋公園は大人にもおすすめの癒しスポットです。綺麗に生えそろった芝生は眺めているだけでも癒されます。ランチタイムに混み合うお店を避けてお弁当を食べるのもおすすめですし、併設されたカフェ、ラシーヌでのんびり読書をするのもおすすめです。

一般的な公園には座るスペースはベンチしかありませんが、南池袋公園には段差やウッドデッキなど座れる場所が多くあります。レジャーシートがなくてもウッドデッキに腰かけてランチを楽しんだり、カフェで買った飲み物を飲んだりとくつろぐことができます。広々した公園ですが、子供連れでも子供を見失うこともありません。

今SNSで人気のおしゃピクスポットとしても人気があり、みんなでお弁当を持ち寄って集まるのも楽しいです。カラフルなレジャーシートの上に華やかなお弁当を並べればそれだけでパーティーになります。休日の芝生の上は学生や家族連れで賑い、座るスペースが無くなってしまうこともあるほど人気です。

遊具が少ないと子供は遊べない、なんてことはありません。南池袋公園には生えそろった芝生があり、子供が活発に遊んでこけたりしても怪我をしにくくなっています。思いっきり走り回ることができる場所は都内でも少ないので、子供にはそれだけで楽しい遊び場になっています。駅からのアクセスのしやすさは親にも嬉しいポイントです。

大きな滑り台のようになっている斜面や大勢で遊べるように工夫された遊具、怪我をしにくいように敷き詰められたウッドチップ等、おしゃれな色合いやデザインだけではない遊び場になっています。さらに卓球台もあり、子供だけでなく大人も夢中になってしまいます。

夜に公園?と意外に思うかもしれませんが、南池袋公園はデートにもおすすめの夜景スポット。併設されたカフェの灯りも素敵ですが、公園の周りの高層ビルの夜景を360度みることができるのです。夜22:00まで芝生でくつろぎながら夜景を見たり、ウォーキングをしたりと夜でも魅力的なスポットです。

南池袋公園では夜にも多くのイベントが開催されます。16:00から始まる市場や映画鑑賞会など、他の公園ではめったにない催し物が毎月たくさん行われます。何もない時でも、カフェの珈琲片手にのんびり過ごすのも南池袋公園ならではの楽しみ方の一つです。駅からのアクセスが良いため、時間を気にせずくつろげます。

南池袋公園はJR池袋駅からアクセスしやすい立地にあります。東口から出て、徒歩約6分で到着します。池袋サンシャイン通りと比べると銀行が多く静かな通りを挟んでいるため、騒々しい雰囲気はありません。しかし、休日には多くの人がやってくる公園になっていますので、ゆっくり過ごしたいときは平日がおすすめです。

駐車場はないので、公共の交通機関で行くのがおすすめです。東京メトロの東池袋駅からのアクセスも徒歩約7分で到着します。ラシーヌでサンドイッチやコーヒーを買うのもおすすめですが、来る途中の周りのお店でお弁当やお茶等を買ってきて、南池袋公園でのんびり食べるのもおすすめです。

南池袋公園では定期的にイベントが開催されます。星空の下で見る、夜に開催される映画会。芝生の上でバンドの生演奏を聞いたり、雑貨や果物を売るマルシェも大賑わいです。行政だけでなく、周りのお店やカフェがより魅力ある公園になるよう取り組んでいるため、南池袋公園のイベントはどれも行きたくなります。

南池袋公園の魅力の一つ、芝生も丁寧なお世話が必要です。元気がなくなってしまうことがあるので、お休みが必要な時はFacebookにもお休み情報が公開されます。ヨガやダンス、大勢の人が気軽に参加できるイベントが多いので、行く前にチェックすることをおすすめします。

公園というイメージにとらわれない、多くの人の憩いの場となっている南池袋公園。池袋だけでなく東京都で今一番有名な公園としてその人気はまだまだ収まりません。日々の疲れがたまったら、ぜひとも癒されに行ってみてください。優しい緑とカフェのおいしいメニューが貴方を待っています。