渋谷の台湾料理店「麗郷」が人気のワケは？ランチやおすすめの一品に舌鼓！

渋谷にある「麗郷」という台湾料理のお店は、昭和30年に創業した老舗で、店内はいつも満席で、ランチ時やディナー時には行列ができることもあるほどの人気店です。絶品の台湾料理を味わうことができます。台湾にいるような気分に浸れるといっても過言ではありません。今回は、そんな麗郷を紹介します。

最近、人気の観光地といえば台湾。親日国として有名で、東日本大震災のときには、多額のお金を寄付してくれたことで話題になりましたよね。台湾から日本へとたくさんの観光客が来ているだけでなく、日本から台湾へもたくさんの観光客が行っています。日本から近くて、物価が安くて、食べ物が美味しいため、日本人に大人気なんです。

そんな台湾の料理を食べたことはありますか。美味しかったので、また食べたい。食べたことはないけど、食べてみたい。そんな方には「麗郷」がおすすめです。人気の理由は、駅から近く、アクセスが便利なことと、料理のコストパフォーマンスがとても良いことだと思います。

麗郷は自信を持っておすすめできるレストランです。渋谷という立地、渋谷駅からの徒歩5分というアクセスの良さ、レンガ造りの外観や非日常的なお店の雰囲気、そして、料理の味、ボリューム、メニューの豊富さ。どれをとっても値段以上の価値があると断言できます。

住所：東京都渋谷区道玄坂2丁目25−18 電話番号：03-3461-4220

麗郷は渋谷駅のハチ公口から徒歩5分ほどの場所にあります。道玄坂小路の付近です。渋谷駅といえば多数の路線が乗り入れるターミナル駅ですので、首都圏であれば、どこからでも容易にアクセスすることができます。渋谷109からも近いので、ショッピングのついでにランチやディナーで利用するのもおすすめです。

麗郷の営業時間は、正午12時から午後11時半までですが、平日の午後2時から午後5時までは休憩時間で営業していないので、ランチを遅めに食べる人や、ディナーを早めに食べる人は注意してください。基本的には年中無休で、毎日営業していますが、それにもかかわらず、客足が途絶える時間というのは特にないようです。

平日の早い時間でさえも満席のことあるというのだからびっくりします。ランチ時やディナー時のお客さんが多いときには、相席を求められることもあるようですが、台湾ではごく普通のことだと思いますので、旅行に行ったと思って、相席をしてみるのもおすすめです。

麗郷の雰囲気はまさに異国という感じです。建物の外観はレンガ造りで非常に特徴的です。思わず入るのを躊躇してしまいそうな店構えになっています。そして、重々しい扉を開けると、そこには異世界が広がっています。お店に入ると、まず目に付くのは厨房の前にぶら下がったソーセージです。

これはオブジェなどではなく、列記とした食べ物です。干物のようにぶら下がったソーセージなんて、日本ではまずお目にかかれないですよね。そして、お店のなかでは中国語が飛び交っています。薄暗い照明とあいまって、日本のしかも渋谷にいるということを忘れてしまいそうな雰囲気です。座席は、中華では定番の円卓です。

麗郷では、チャーハンや麻婆豆腐、水餃子に五目焼きそばといった中華の定番メニューから、空芯菜炒めや紹興酒といった通好みのものも食べられます。この他にも、ナマコやカエルの唐揚げといった珍しいものまで食べられますので、興味のある方はチャレンジしてみてください。

なお、カエルの唐揚げは鶏肉みたいで美味しいそうですよ。なお、ランチメニューというのは特に設けられてはいないようです。ディナー時と同じメニューがランチ時にも提供されています。ランチは軽く済ませたいという方はチャーハンなどのご飯ものや、焼きそばなどの麺類を注文するのがおすすめです。

麗郷の料理はどれも美味しくて、ボリュームがあります。たくさんの種類を食べたいという方は。よほどの大食漢でなければ、複数人で行くことをおすすめします。ちなみに、中華料理というのは人数+1の品数をオーダーするのが良いそうです。3人なら4品、4人なら5品を目安にオーダーしてみてください。

麗郷の必食メニューその1は、バーワンです。バーワンと言われてピンと来る方はかなりの台湾通ですね。大半の方は分からないかと思いますが、ジブリの「千と千尋の神隠し」で千尋のお父さんが豚になる前に食べていたものと言ったらイメージしやすいでしょうか。あの謎のぷるぷるした、でも美味しそうなあれです。

なんと麗郷では、映画で観た、あの不思議な食べ物が食べられるのです。バーワンとは豚の挽き肉、シイタケ、タケノコなどで作った餡を、サツマイモのでんぷんで作った皮で包んで蒸した料理だそうです。見た目通りのぷるぷるとした食感とタケノコのしゃきしゃきした食感が病みつきになる一品です。お値段は500円とリーズナブルです。

バーワンはどこでも食べられるわけではありませんし、見るからに珍しい料理です。また、フォトジェニックな写真を撮れば、たくさんの「いいね」を期待できます。実にインスタ映えする料理です。話のタネにもなりますので、絶対に注文することをおすすめします。

麗郷の必食メニューその2は腸詰です。腸詰と言っても、多くの日本人がイメージするであるドイツ風のソーセージとは違います。厨房の前にぶら下がった、麗郷に入った瞬間に目に入る、あの腸詰なんです。サラミのような見た目ですが、独特のスパイスが効いた、粗挽きの豚肉は、噛むほどに味わい深く、ビールとの相性も抜群です。

オーダーしてから出てくるのも早いので、お酒を飲む方は、とりあえずビール、そして腸詰、と注文するのがおすすめです。腸詰だけで食べても美味しいのですが、付け合わせの白髪ねぎやパクチーと食べたり、テーブルに置いてあるタレと一緒に食べたりするのもおすすめです。是非とも自分好みの食べ方を見つけてみてください。

麗郷の必食メニューその3はシジミのニンニク炒めです。これは丸々と太った大きなシジミをニンニクと一緒に炒めたものです。日本の居酒屋などにあるアサリやハマグリの酒蒸しの台湾版みたいなものかもしれません。酒蒸しと異なるのは、日本酒ではなく紹興酒を使っていることです。ニンニクと紹興酒の香りが食欲をそそる一品です。

一つ欠点があるとすれば、食べるときには殻から身を外さなければなりませんので、そのことに集中するあまり、無言になってしまうことでしょうか。実は、シジミのニンニク炒めには裏ワザ的な食べ方がありたく。それは、ビーフンを一緒にオーダーして、シジミの出汁にビーフンを絡めて食べるという方法です。

麗郷のメニューの値段は一品1000円前後のものが大半を占めます。複数人で行って、割り勘した場合の平均予算は、飲み物込みで4000円から5000円といったところのようです。金額だえを見ると決して安いとは言えませんが、渋谷駅から徒歩5分という立地や、料理の味、ボリュームを考えれば、コストパフォーマンスは優れていると思います。

麗郷のメニューはやや高いかもしれませんが、割高だという感想を持つ方はほとんどいないのではないでしょうか。さらにお得な使い方を紹介しましょう。それは、宴会で使うこまです。宴会時はコースメニューを4000円から注文することができ、さらに地下1階を貸し切ることもできます。

宴会で5000円払った割には料理は美味しくなく、食べるものが少なかったという経験をした人は少なくないとおもいますが、麗郷ではそんなことはありません。美味しい料理が食べきれないほど出てきますので、幹事を任されたときには是非とも候補に入れてみてください。きっとあなたの株が上がるはずです。

麗郷の料理のお値段はやや高く感じるかもしれませんが、お店に行って、料理を食べてみれば、それらが値段以上のものであることはすぐに分かります。コストパフォーマンスに優れたお店だと言えるでしょう。渋谷という激戦区で昭和30年の創業から今に至るまで営業し続けてきたという事実が、何よりもそのことを物語っています。