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パッピンスは韓国のかき氷!様々なトッピングもある人気スイーツ!

パッピンスは韓国のかき氷!様々なトッピングもある人気スイーツ!
投稿日: 2017年10月24日最終更新日: 2020年10月8日

夏場のスイーツとしておなじみなかき氷!韓国にもパッピンスと呼んでいるかき氷があったこと、ご存知でしたか?韓国のパッピンスは種類がとても多くて1年中販売している専門店も沢山あります。その韓国のパッピンスを紹介したいと思います。

パッピンスはかき氷?韓国を代表するスイーツ見出し

夏のスイーツといえばかき氷を思いつく方が多いのではないでしょうか。実はかき氷を食べる文化を持つのは日本だけではありません。お隣の国、韓国でもかき氷をスイーツとしてよく食べています。韓国ではかき氷のことをパッピンスと呼びます。日本のかき氷よりは見た目もトッピングもとても豪華。そんなパッピンスについてご紹介します!

夏のスイーツと言えばかき氷!だけど日本だけではなかった?見出し

夏場のかき氷は暑さにやられそうな時に元気づけてくれるスイーツですよね。コップいっぱいに乗っている氷と甘いシロップの一口で生き返るような思いがします。日本の人が混む様なところは、どこかでこのかき氷を売っているくらいです。

しかしこのかき氷、夏場のスイーツとして親しまれているのは日本だけではありません。隣の韓国でもかき氷は夏場のお友としてとても親しまれているスイーツなのです。日本にも韓国にもある、特に若い人に受けの良いかき氷ですが、実は意外とその歴史がとても古いのです。

紀元前まで遡る!?かき氷の歴史!見出し

かき氷についての一番古い記録は中国にあります。細かく砕いた氷にハチミツや果汁を混ぜて食べたという記録が残っており、この記録はなんと紀元前3000年頃だそうです。その頃からかき氷を食べる文化があるのは驚きですね。

また、ヨーロッパにも古い記録があります。アレキサンダー大王がペルシア遠征の際、疲労にやられている兵士達に高い山の雪や氷にハチミツや果汁を混ぜて食べさせたという記録があり、こちらは紀元前300年頃のものです。

日本での歴史も古い!なんと平安時代から食べていた!?見出し

お祭りの会場など夏場でよく見かける氷の文字のマーク。日本の方ならどなたでもこのマークを見ると夏を実感するのではないでしょうか。このマークになんとなく日本っぽい馴染みを感じるのは意外と歴史が関係しているのかも知れません。

日本でもかき氷を食べてきた歴史は古いです。削った氷を金属製の容器に入れて甘味料を入れて食べると言った記録が残っています。この記録はなんと平安時代の書物に残っているので、少なくてもおよそ1000年くらいも前のものです。

韓国でも歴史の古いかき氷!パッピンスの起源は?見出し

世界共通で歴史が古いかき氷は韓国でも昔から作られていました。その歴史は紀元前の三国時代からとも言われています。なんと、韓国のパッピンスの歴史は日本よりもっと古いです。パッピンスの最も大切な氷は現在みたく作る事が難しく、王様の命令によって大量に作り、専用の倉庫で保管していた様です。その頃から細かく砕いた氷と果物を一緒に食べていたようです。

韓国でもその始まりは日本や他の国とあまり変わりませんが、現在はその種類が多く増えて来ています。基本的にはカフェで市販していることが多く、たまにパン屋でも見られることがあります。最近は専門店も増えてきて夏季限定ではなく、年中楽しむことができるようになっています。

かき氷とは少し違う!?韓国のパッピンスはどういうもの?見出し

韓国では、冷たくて甘いアイスや氷にはあずきがとても相性が良いとされています。そのため、韓国のかき氷はずいぶん前からあずきが乗っているスタイルが基本です。そして、パッピンスの「パッ」とはあずき、ビンスはかき氷を意味します。名前の一部にもなっている様にパッピンスにとってあずきは大切な存在です。

パッピンスはトッピングを乗せるという感覚が強いので、シロップをかける日本のかき氷とは見た目が大きく違います。あずきをベースに種類によって色んなトッピングが乗っているのでボリューム感も満点です。韓国のパッピンスを始めて見る日本の方はその豪華な見た目に先ず驚かされるのではないでしょうか。

この様に氷の上に何かをかけるか乗せるという感覚では、韓国のパッピンスも日本のかき氷とは基本的な形は一緒です。日本と韓国のかき氷で一番大きな違いとして、トッピングの種類の多さだと言えます。また、日本は荒削りのかき氷が多いですが、韓国のかき氷は繊細でキメの細かい削り方をしています。

韓国のパッピンスはトッピングが命!見出し

一番人気があって定番のものはあずきのパッピンスですが、これはあくまでもパッピンスのベースに過ぎません。あずきに加えて色んなトッピングを乗せてからこそ本当のパッピンスになると言っても過言ではないくらいです。

キウイやスイカなど夏の果物や、ナッツ類、シリアル、バニラやチョコのアイスなどのトッピングが人気があります。牛乳やアイスココア、シロップ、コンデンスミルクをかけると更に甘くなるので、この内どれかを加えることが多いです。

このトッピングの中でも一番人気があるのは小粒のお餅です。韓国はお餅の種類がとても多くてみんなに親しまれているおやつですが、もちもちの食感があるお餅はシャキシャキとした氷と相性が良いとされています。あずきと共に定番のトッピングと言えるでしょう。

パッピンスの値段はどう?見た目豪華な分高いのでは!?見出し

色んなトッピングが乗っていて豪華な見た目を誇るパッピンスですが、その分値段も高いのではと思われる方もいるのではないでしょうか。器から溢れそうにも見える果物などのトッピングを見ていると確かにそうかも知れませんが、意外と値段はそこまで高くありません。

もちろん店やメニューによって多少の差はありますが、専門店やカフェーなどで販売しているものは5000ウォンから10000ウォンくらいと日本のものとあまり変わりません。しかもパッピンスは基本的に2人前という感覚なので、これを考えると更に安く感じてしまいますね。

パッピンスはカフェだけでない!?身近なスーパーでも?見出し

パッピンスはカフェや専門店などで販売している手作りのものだけではありません。スーパーに行けばアイスのコーナーに量産型のパッピンスがおいてあり、夏場には人気があります。マグカップ状の容器の中に氷が入っていて、その上にトッピングが乗っている形のものです。

トッピングとしてはやっぱりあずきが基本で、それにゼリーやお餅が混ざっているものが多いです。流石に手作りのものに比べたらトッピングが少し寂しいですが、その分リーズナブルな値段となっていて、1個200円くらいで販売しています。

氷がおろしたてではなく冷凍庫に入っているせいで氷がカチカチに凍っていますが、これに牛乳をかけると程よく溶けて更に美味しくて食べやすくなります。韓国のスーパーではどこでも見かけられるチョコ牛乳やいちご牛乳、バニラ牛乳をかけると別格の味が楽しめるので、この食べ方も人気です。

パッピンスは自宅でも作れる!見出し

家庭でパッピンスを作って食べることも珍しくはないです。もちろんかき氷機は必要ですが、これさえあれば後はトッピングするものを求めるだけです。かき氷機は家庭用の小型のものなら3000円前後の値段で買うことができます。氷やトッピングのあずきはコンビニやスーパーですぐ買えるので、家庭でも簡単にパッピンスを作れます。

大型のスーパーではパッピンスの特販コーナーを設けることもあります。そこでは氷やあずきはもちろん、小粒のお餅やゼリーの盛り合わせなどのトッピング材料も置いてあったりします。自家製のパッピンスは好きな様にトッピングができるし直接作るのも簡単なので、食べることも作ることもできて子供に人気があります。

屋台でも楽しめる?フードトラックのパッピンス!見出し

最近はフードトラックでパッピンスを販売することも見られる様になっています。フードトラックはサンドイッチやのり巻き、コーヒーなど持ち歩きながら食べられるものを販売するのが普通でしたが、韓国では最近その数が増えてきて販売するものの種類もとても多くなってきています。

そのフードトラックで販売する夏物と言えばソフトアイスがほとんどでしたが、競争力を付けたいフードトラックの急増とパッピンスブームの時期が被ってパッピンスを販売するフードトラックも増えたのです。値段はカフェのものより安いので夏場の人気商品となったのです。

ホテル特製の超豪華なパッピンスもある!見出し

専門店やカフェ意外の所で楽しめるパッピンスを紹介してきましたが、ホールケーキ以上に豪華なパッピンスもあります。それは一部の高級ホテルで夏限定で販売するパッピンスです。有機栽培の高級ブルーベリーやココナッツ、イタリア産のマスカルポーネチーズなど、普段目にすることのない食材を使い、一流のシェフ達が作ります。

豪華なのはトッピングだけではありません。ベースとして使う氷から特別なものもあります。限定酒造したマッコリや、ワインに果物を入れて熟成させたサングリアで作った氷を用いたものがあります。ホテルオリジナルブレンディングのコーヒーを使ったものもあります。

その中でも、高級ワインのドン・ペリニョンで作ったシャーベットの上に食用のバラと金の粉を乗せた超が付く程の豪華なパッピンスは毎年話題になります。もちろん値段も超が付く程のもので、なんと8万ウォンもします。

地域の名物にもなっている!?済州島のパッピンス!見出し

済州島は朝鮮半島の陸とは環境がだいぶ違う、休養地として有名な島です。その分同じ料理でも作り方が違ったり独特の食材が入るものが多くあります。それはなんとスイーツであるパッピンスでも例外ではなく、済州島独特のパッピンスは地域の名物となっています。

済州島のパッピンスは缶詰で良くみるコーンを多量使うのが最大の特徴であり基本です。冷たい食べ物にこのコーンを使うことはあまり見ないのに、しかもスイーツに使うということでとても珍しいケースだと言えます。また、名産のミカンを使っているパッピンスもあり、その地域ならではのパッピンスを楽しめます。

その上に餅、アイス、シリアル、果物、ゼリーなどが乗るのは普通のパッピンスと同じですが、下のアイスが隠れて見えないくらいいっぱいのトッピングが大きな器に乗ります。その大きな見た目でこれを洗面たらいのパッピンスと呼ぶ人もいます。

また、牛乳が別のコップで並ぶのも特徴です。好きなだけの牛乳をパッピンスにかけながらトッピングと氷を食べる様にしています。そのため、済州島の人がソウルなどの別の地方でパッピンスを食べる時は、牛乳が出て来ないことに戸惑ってしまったりするみたいです。

ただのサイドメニューではない!パッピンス専門店が急増!見出し

今まで触れてきた様に、パッピンスは韓国では大人気のスイーツです。国民的な人気を誇る夏のスイーツと言っても過言ではなく、パッピンスをテーマにした歌まであります。特にここ4,5年前からパッピンスが大流行して専門店が急増しました。専門店なので、もちろん年中パッピンスを楽しむことができます。専門店なだけにその種類も多く、これまでとは違う特別なものもあって人気が高いです。

最近はパッピンスだけを扱う専門店の数は少し減ってきましたが、差別化したパッピンスを販売しているカフェやパッピンスを年中メニューにしているアイスの専門店、デザートカフェの常設メニューと言った形で落ち着いてきています。

その中でもクオリティの高いパッピンスをメインメニューにして大きく繁盛する店もあります。メニューはパッピンスだけではありませんが、パッピンスを求めて訪れるお客の足取りが年中耐えない有名店です。次では、その専門店のメニューを紹介していきます。

パッピンスの専門店と言えばここ!「ソルビン」見出し

コリアンデザートカフェをテーマにして2013年オープンしたパッピンスの専門店です。創業して1年も経たない内に韓国全体で400ヶ所以上の店舗をオープンして、現在は約500ヶ所に及ぶ店を持っています。タイや中国にも店舗を展開しているデザートカフェの超大手フランチャイズです。

2016年は原宿にも店をオープンしています。開店当時はあまりにも並びすぎて待ち時間が6時間を超える時もあったそうです。その人気は加速する一方で福岡の天神に2号店、仙台に3号店をオープンしています。1度は目にした事がある方もいるかもしれません。

ソルビンは漢字では「雪氷」と書きます。文字通りとても細かくてまるで雪の様にサラサラとした食感を持つ氷がベースです。しかもこの氷は水で作った氷ではなく牛乳を凍らしたものです。ソルビンの人気の秘訣はこの氷にあります。

ソルビンはデザートカフェをテーマにしているだけにメニューはパッピンスだけではありませんが、パッピンスを主力メニューとして展開しています。定番のものから季節限定のプレミアムメニューまで、数多くのパッピンスを値段と一緒に紹介させて頂きたいと思います。

インジョルミソルビン

ソルビンを代表する最も人気のあるメニューです。インジョルミとはきなこにあえたお餅のことで、もちもちとした食感と香ばしい味が特徴です。元々トッピングとして人気があるお餅を活かしたもので、老若男女問わず人気のあるメニューです。値段は7000ウォンとソルビンのパッピンスの中ではリーズナブルな方です。

チョコブラウニーソルビン

カリッとしたチョコクッキーとなめらかなブラウニーでいっぱいのトッピングにチョコシロップをかけたパッピンスです。甘党にはたまらないパッピンスで、女性に特に人気が高いです。値段は8900ウォンです。

リアルグリンティーソルビン

緑茶は韓国人には一番人気のあるお茶です。緑茶の産地としても有名なチェジュドの緑茶で作った緑茶粉を氷の上に乗せて、更にその上に緑茶アイスを乗せたお茶好きの人をターゲットにしたメニューです。値段は9500ウォンです。

アップルマンゴーチーズソルビン

デザートとして人気が高いマンゴーの中でも最上品と言われるアップルマンゴーとチーズケーキを乗せたメニューです。さっぱりとしたマンゴーの味とチーズケーキの風味が同時に楽しめて、ボリューム感もある人気メニューです。値段は10900ウォンです。

リアルトントンメロンソルビン

取り立てのマスクメロンを用いた季節限定のものです。あずきと餅、シリアルが入っていて色んな食感を同時に楽しめる正統派のパッピンスですが、マスクメロンがまるごと容器となっているのが特徴です。季節限定のプレミアムメニューとしての差別化されて入る分、値段は13500ウォンと若干高めです。

韓国のかき氷!パッピンスを食べよう!見出し

韓国のかき氷であるパッピンスをご紹介しました。値段も日本のものと変わらないのに、あずきやフルーツがたくさん乗っているのでかなりお得感がたっぷりです。甘い物好きな方にはもうたまりません!日本のシロップだけのかき氷よりかなり豪華で、季節を問わず食べれるほど人気なパッピンス。是非韓国へ行ったら食べてみて下さい!

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投稿日: 2017年10月24日最終更新日: 2020年10月8日

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