茨城はメロン狩りで食べ放題もできる？人気品種やおすすめ時期を徹底調査！

茨城県は果物の生産が盛んな県でもあります。そんな茨城県はメロンの生産量も多いところです。様々な種類のメロンを育てている農家さんも多く、手ごろな価格から高級なメロンまで色々あります。今回は、メロン狩りの出来るところや直売所の経営するところ、そしてメロンの食べ放題もできる農場などをご紹介します。

茨城県で作られるメロンの中でも比較的新しい種類とされる「イバラキングメロン」は、茨城県が誇る技術の結晶ともいわれるメロンです。出荷時期は4月の中旬から6月の下旬とされ、春から初夏にかけて楽しむことができる種類のものです。味はクセが少なく爽やかな甘さが特徴。肉厚で滑らかな食感が楽しめます。きめも細かいです。

そしてイバラキングメロンの最大の特徴は、「果実の肥大性」に富んでいるという点です。茨城県の中で生産されるメロンの中でも、一番大きく実がなるとされ、大変人気です。10年以上の歳月をかけて作られた茨城県のブランドメロンです。きめ細かな果肉が特徴なので、パフェやケーキのトッピングといったそのままいただくのが良いです。

オトメメロンは、アンデスメロンよりも少し早く出荷されるメロンです。早だしメロンの中では大玉な傾向があって、メロン特有の網目模様も細かくてきれいなのが特徴。お土産としても珍重されます。こちらのメロンも、茨城県がオリジナルに品種改良をほどこしたブランドメロンです。主な産地は「茨城県鉾田市旭」です。

形はほぼ丸く、皮は薄く果肉は肉厚なものが多いです。果肉の色は爽やかなグリーンで、ジューシーな風味が特徴です。糖度も15度前後で安定しているので、個体差が少ない品種のメロンといえます。オトメメロンの旬の時期は、3月下旬から5月中旬ごろとなっているので、春の時期はずっと楽しめるメロンといえます。

メロンといえば「アンデスメロン」というくらいメロンの中でも定番中の定番と呼ばれるこちらの果物も、茨城県が日本一の生産量を誇ります。アンデスメロンは1977年に開発された日本のメロンです。名前に「アンデス」と付いていますが、アンデス地方とは無関係です。皮の網目模様が細かく美しいのが特徴です。

名前の由来は「生産者はつくって安心」「流通は売って安心」「消費者は買って安心」の「アンシン」を掛けて名づけられたことからきています。味・香り共に高級メロン「マスクメロン」に似ているのに比較的安価というのも日本に広まった理由の1つです。甘みが強いので、そのまま食べたりジュースにして飲むのもおすすめです。

「クインシーメロン」は、カロテンを非常に多く含む赤肉系ネットメロンです。そのため、果肉の色はサーモンピンクとなっていて、ねっとりとした食感が特徴です。甘みが強く、ケーキやクッキーといった製菓材料としても使われることが多いです。加熱をしても風味が失われにくく、価格も手ごろなので扱いやすいメロンといえます。

甘みが他のメロンよりも強いので、アイスやシャーベット・カキ氷といった氷菓に使っても香りや甘みをしっかりと感じることができます。一番美味しい出荷時期は4月中旬から8月下旬と、メロンの中でも長い期間楽しむことができます。特にクインシーメロンにはカロチンやビタミンAが多く含まれているので、健康にも良いです。

美味しいメロンを見極めるポイントは、まず網目模様に着目します。ネットが均一に盛り上がっているものがより甘みが強いです。そして形はやや縦長なものがベスト。表面に筋や波紋などがなく、傷がないものが良いです。そして売られている状態ですでに甘いものは熟しすぎているので避けましょう。これらを総合的にみて判断すると良いです。

購入してきたメロンの一番美味しい食べごろを見極めるサインですが、「花落ち部」と呼ばれるメロンの尻の部分で分かります。この部分をそっと押して、少し柔らかいと感じたらそれが食べごろのサインです。さらにメロンの表面を軽くぽんぽんと指ではじいた時、高い音が出たらまだ未熟、低くこもった音がすれば熟しています。

もし、うっかり食べごろの時期を過ぎてしまった場合には果肉が崩れやすくなり、風味や味も落ちてしまいます。そうなる前に食べてしまうことが良いのですが、残ってしまったメロンは、種をしっかりと全て取り除き、切り口に空気が直接触れないようにラップを掛けて冷蔵庫で保存するようにしましょう。熟しすぎた場合にはジャムにするのが一番です。

メロン生産量日本一を誇る茨城県ですが、その茨城県の中でも特にメロンの生産が盛んな地域は鉾田市です。その鉾田市の中心に「フォレストパークメロンの森」があります。こちらでは、木に実っている状態のメロンを購入できる直売所があります。それぞれコースがあって1個から3個と個数によって料金が異なります。

こちらの直売所では、試食が全コースについてくるのでその場で食べてから、どのメロンを購入するかを決めるのも良いです。こちらでは自社ブランドである「ほこたメロン」の赤肉・青肉の2種類を購入することができます。旬の時期は4月から6月上旬、最盛期は5月のゴールデンウィークあたりなのでその時期がおすすめです。

「ほこたメロン」は、青肉は爽やかな甘みと香りが特徴です。まるでジュースのような食べやすさなので、女性でも一人1玉ペロリといけてしまうほど。赤肉は、青肉よりも濃厚な甘みがありますが、通常の赤肉メロンよりも上品な甘さがあります。甘口のメロンがお好きな方は「さやか」がおすすめです。

メロンの食べ放題が出来るということで地元の人だけでなく遠方からのお客さんも多い「みなみ果樹園芸」は、メロンの旬の時期になると予約で一杯になってしまいます。食べ放題プランは30分となっており、その時間の間はメロンを好きなだけ食べ放題という贅沢な時間が体験できます。食べ放題プランだけでなく、メロン狩りコースもあります。

メロンのもぎ取り体験も行えて、1kg800円からとなっています。ハウスになっている様々なメロンを自分たちで収穫できるとあって、週末には多くの家族連れやカップルが訪れます。なお、直売所もあるのでお土産や宅急便を選ぶこともできます。自分へのお土産や親戚・遠方の友達に送る人も多いとか。旬の時期は5月から6月末ごろまでです。

メロン狩りのほかに、農園で作ったメロンを使ったスイーツなどが味わえるということで連日多くのお客さんで賑わっている「深作農園」は、地元メディアでも何度も取り上げられることが多い人気スポット。こちらのメロン狩りの時期は6月から7月中旬ごろとなっており、その間は茨城県外からのお客さんも大変多いです。

こちらで主に栽培されているメロンは「太陽グリーン」「メロディグリーン」「イバラキングメロン」などです。年によって栽培されるメロンの品種も変わるので、訪れるたびに新しい発見があります。そして直売所も併設されているので、お土産にメロンを買っていくのも良いです。そしてメロンを丸ごと1個つかった「メロンバーム」もおすすめ。

広大な敷地にたくさんのメロンがなる「岩瀬農場」は、見ているだけでも癒されるような農園です。高速インターを出て数分で到着するのでアクセスも良いのが特徴。近くには「上の沼やすらぎの里キャンプ場」もあるので、レジャースポットとしても非常に人気です。こちらでは農園と直売所どちらもあるので、メロン狩りだけでなく購入のみも可能。

こちらの農園のメロン狩り時期は9月上旬から10月上旬と他の農園よりも遅い時期です。そのため、春に訪れることができなくても、メロン狩りにチャレンジする機会があります。なお、直売所ではイートインスペースもあり、メロンの試食も可能となっています。その際には別途525円必要となるのでご注意を。

茨城県でメロン狩りが出来るおすすめのスポット特集はいかがでしたか。好きなだけ食べ放題ができる農場や、高級メロンもいただけるところ、そして様々な種類のメロンを購入できる直売所など、茨城県内にはメロンを心行くまで楽しめるところに出会えます。茨城県を訪れた際には、ぜひ絶品メロンを堪能してみてください。