瑞兆は異色のカツ丼店！特徴的すぎるそのメニューの詳細は？

カツ丼といえば、どんぶりご飯の上にトンカツが載った人気メニューですが、卵とじのカツ丼でもなく、ソースカツ丼でもない、第三世代のカツ丼をご存知でしょうか。渋谷にある「瑞兆」というカツ丼専門店では、これまでのカツ丼とは一線を画す新しいカツ丼が食べられます。今回の記事では、そんな渋谷の瑞兆についてご紹介いたします。

第三世代の新しいカツ丼が食べられる瑞兆は、渋谷のはずれにあります。それにもかかわらず、ランチタイムになると、10人程の行列ができています。アクセスするのに不便な場所にあるにもかかわらず、それだけの行列ができるということは、瑞兆のカツ丼がそれだけ美味しいということの証明に他なりません。

瑞兆でしか食べることができない、第三世代のカツ丼は、たくさんのグルメな方々から絶賛されています。例えば、インターネットの口コミや、ツイッターの書き込みなどを見ると、わざわざ訪れたり、行列に並んだりする価値があるというようなことが書かれています。また、必ず再訪するというようなことを書いている方もいらっしゃいます。

グルメな方々から大人気の瑞兆のカツ丼は、卵とじのカツ丼とソースカツ丼の良いところを掛け合わせたようなカツ丼です。卵とじのカツ丼の優しい味わいと、ソースカツ丼のサクサク感を併せ持っています。これまでのカツ丼とは全く異なる新しいカツ丼ですが、誰からもカツ丼として受け入れられる、そんな懐の広さを持ったカツ丼です。

住所：東京都渋谷区宇田川町41-26

ランチタイムには行列ができるほど大人気のカツ丼専門店である瑞兆の営業時間は、飲食店としては短めです。平日は、午前11時30分から午後6時00分までです。土曜日は、午前11時30分から午後8時00分までです。日曜日や祝日は定休日です。営業していませんので、間違って訪れないようご注意ください。

瑞兆は飲食店としては営業時間が短めですので、利用するのであれば、平日はランチ、あるいは早めのディナーがおすすめです。ただ、ランチタイムは混雑し、行列ができることもしばしばありますので、時間に余裕のある方や、混雑を避けたい方は、遅めのランチとして、午後2時以降に利用するのがおすすめのようです。

瑞兆のカツ丼を18時以降に食べたい場合は、土曜日以外の選択肢はありません。これは、利用する側からすると不便に感じるかもしれません。

しかし、このような営業時間の短さは、瑞兆のカツ丼に対する自信の表れでしょう。いたずらに営業時間を長くしたり、日曜、祝日に営業をしたりしなくても、十分にお客さんが来るのです。

グルメな方々から大人気の瑞兆は、渋谷駅のハチ公口から、徒歩10分程のところにあります。場所としては、渋谷センター街の先です。センター街をずっとまっすぐ歩いていくと、そのうちカツ丼屋の立て看板とノボリが見えるはずです。そのすぐ近くのテナントビルの1階に、瑞兆はあります。少々、分かりにくいのでご注意ください。

瑞兆の最寄り駅である渋谷駅は、都内でも屈指のターミナル駅です。多くの路線が乗り入れていますので、渋谷には簡単にアクセスすることができます。その点を考慮して考えれば、瑞兆へのアクセスは良好と言えるのではないでしょうか。駅からは少々遠いですが、お散歩を兼ねて、ゆっくりと歩いていくというのもおすすめです。

瑞兆へ行く際に、通るであろう渋谷センター街は、魅力的なショップやカフェなどが集まっているエリアです。例えば、買い物スポットとしては、ヴィレッジバンガードの本店や、ロフトがあります。いろいろな便利グッズやおもしろグッズを買うことができますので、瑞兆に行くついでに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

渋谷センター街のカフェとしては、渋谷カフェ人間関係や、カフェミヤマ渋谷センター街店、ロイヤルガーデンカフェ渋谷などがあります。瑞兆のカツ丼を食べたあとに休憩するのもおすすめです。また、カフェのなかには、バー営業しているところもあります。瑞兆で早めのディナーを済ませたあとに、バーで一杯というのもおすすめです。

ランチにもおすすめのカツ丼専門店である瑞兆は、お世辞にも広いとはいえません。外観からして、店内が狭いことが分かります。店内には、厨房に面したカウンター席が8席あるのみです。カツ丼を食べるためだけの硬派なお店だと言えるかもしれません。お一人様でも気兼ねなく入ることができます。

瑞兆の店内は、確かに狭いのですが、狭いことによるメリットもあります。それは、厨房との距離が近いということです。カウンター席からは、カツ丼が作られる様子が良く見えます。

トンカツを切るときのサクサクという音や、卵に火を通す際のジュージューという音は、食欲を掻き立て、身体をカツ丼モードに切り替えてくれるはずです。

グルメな方々から大人気の瑞兆のメニューは、カツ丼のみです。お値段は1000円です。カツ丼の専門店らしい実に潔いメニューです。たった一品のみで勝負していることからは、カツ丼に対する自信の程がうかがえます。ご飯の量は、少なめ、並盛り、大盛りから選ぶことができます。いずれも同じ値段なので大食漢の方も安心です。

瑞兆には、飲食店として不利なファクターがたくさんあります。例えば、立地の悪さや、少ない座席数、営業時間の短さ、メニューの少なさなどです。

しかしながら、瑞兆は繁盛しています。客足は途絶えず、行列までができています。数多の不利なファクターを覆すだけの瑞兆のカツ丼の魅力とは一体どのようなものなのでしょうか。

瑞兆のカツ丼は、どんぶりの蓋が閉まった状態で提供されますが、蓋は閉まり切っていません。トンカツがどんぶりからはみ出ているからです。蓋を開けるとまず、そのトンカツの大きさに驚くはずです。トンカツの下には、完全に固まる寸前の玉子焼きが敷かれています。そして、トンカツにはオリジナルのタレが掛けられています。

瑞兆のカツ丼には、トンカツと玉子焼きが載っていて、そこにタレがかかっているだけです。卵とじのカツ丼には付き物のタマネギも、ソースカツ丼には付き物の千切りキャベツも載っていません。目新しい食材が使われているわけではなく、ありふれた食材のみで作られています。それになのに、新しさを感じる見た目をしているのです。

瑞兆のカツ丼には、どんぶりからはみ出るほどの大きなトンカツが載っています。このトンカツは厚さ1センチくらいです。それほど厚いわけではありません。口に入れやすく、噛み切りやすい、ちょうど良い厚さです。肉はロースを使っています。ロース肉の脂はタレとの相性が抜群です。トンカツは揚げたてで、衣はサクサクです。

瑞兆のカツ丼のサクサクのトンカツには、甘辛いタレがかかっています。このタレは、天丼のタレのようで、うな重のタレのようでもあります。サクサクのトンカツとの相性が良いのは当然ですが、ご飯との相性も良いので、このタレがしみ込んだ、ご飯もかなりのものです。しつこそうに思うかもしれませんが、後味はスッキリしています。

瑞兆のカツ丼のトンカツの下には、玉子焼きが敷かれています。この玉子焼きは、ほぼ固まった状態ですが、完全に固まっているわけではありません。若干のとろみが残っていて、絶妙な火の通り具合をしています。トンカツを一緒に食べても、タレがかかった玉子焼きだけを食べても美味しく、このカツ丼の名脇役として良い仕事をしています。

瑞兆のカツ丼には、お吸い物と漬物が付け合わせとして付いています。お吸い物には、お麩と素麺が入っています。優しい味わいです。漬物は白菜とごぼうです。口がさっぱりとするので、カツ丼の箸休めとして最適です。瑞兆のカツ丼の付け合わせは、カツ丼を意識して作られています。カツ丼を最大限に引き立てています。

瑞兆は、美味しいカツ丼を食べたいときには、自信を持っておすすめできるお店です。オーソドックスなカツ丼ではありませんが、これは間違いなくカツ丼です。おそらく、食べた人はみなそういうのではないでしょうか。ぜひ、渋谷の瑞兆で美味しいカツ丼を召し上がってみてください。