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「伊予灘ものがたり」は食事あり・なしで予約できる!運転日や料金もチェック!

「伊予灘ものがたり」は食事あり・なしで予約できる!運転日や料金もチェック!
投稿日: 2017年11月29日最終更新日: 2020年10月8日

伊予灘ものがたりはJR四国初の本格的な観光列車で、その美しい景色と地元の食材をふんだんに使った食事で大人気です。運行日が限られていることもあって、なかなか予約が取れないと言われるようです。そこで伊予灘ものがたりの運転日や料金、ルートや食事について紹介します。

伊予灘ものがたりは人気の列車見出し

近年は日本各地にいろいろなタイプの観光列車が走っています。実は四国にも楽しい観光列車があるのをご存知でしょうか。「伊予灘ものがたり」がその観光列車なのですが、走る時間帯によっていろいろなタイプの食事が楽しめるなど、人気を集める列車です。この列車の予約の取り方や運転日、気になる食事情報を紹介します。

伊予灘ものがたりとは見出し

伊予灘ものがたりとは、JR四国が初の本格的な観光列車として2014年に走らせ始めた列車です。この列車のデビューを前にして、そのルートである予讃線に「愛ある伊予灘線」という愛称がつけられたほどの華々しいデビューとなりました。

その名の通り、松山駅から伊予大洲駅、八幡浜駅まで、予讃線を走る列車で、伊予灘の美しい景色を眺めながら食事を楽しむことができる列車です。レトロモダンな雰囲気と、アテンダント、地元住民によるおもてなしが人気で、おすすめ観光列車ベスト10の1位となったこともあります。

伊予灘ものがたりの歴史見出し

この伊予灘ものがたりの列車、実はすごい秘密があります。なんと寒冷地仕様の列車なのです。温暖な四国でなぜ寒冷地仕様? と思ったら、なんとJRが民営化されたときに、広域で車両の移動が行われた結果、JR四国で保有することになった列車なのだそうです。

その特徴としてあげられるのは、サスペンションの部分で、ふつうはコイルが入るのですが、この車両には空気を注入したゴムが使われています。寒い所だとコイルに雪がつくので、それを防ぐためなのですが、その結果ソフトな乗り心地になりました。

こうしてやってきた車両は「いつか役に立つ」ということでずっとJR四国で保有されていました。観光列車を走らせることになり、この列車が日の目を見る日がやってきました。レトロモダンを基調にして美しくリフォームされ、現在に至ります。

伊予灘ものがたり運行の特徴見出し

ところで、この伊予灘ものがたりは、他にもいろいろな特徴がある列車です。まず外装が鮮やかな赤と金色になっているところが目を引くポイントです。1号車の赤は「茜色」で「茜の章」、2号車の金色は「黄金の章」と名づけられています。

茜の章は伊予灘の夕日がイメージされています。こちらは「和」のテイストが感じられるように、疊に和座椅子の座席が用意されています。一方、黄金の章は伊予灘の太陽と名産品の柑橘の黄金色の輝きがイメージされており、「モダン」なテイストで、ダイニングカウンターなどがセットされています。

もう一つ、大きな特徴と言えるのは、それぞれの運行に「名前」がつけられていることです。伊予灘ものがたりは松山-伊予大洲駅間1往復と、松山-八幡浜駅間1往復の合計2往復が運転されています。そのうち伊予大洲行は「大洲編」、伊予大洲発は「双海編」、八幡浜行は「八幡浜編」、八幡浜発は「道後編」と名づけられています。

なぜこのようにそれぞれに名前があるのかというと、それぞれの走る時間、目的地に応じて別々の旅(ものがたり)があるからです。後述しますが、供される食事もそれぞれに違い、モーニングからアフタヌーンティーまでがそれぞれの運行時間に合わせて出されます。

運転日については次に説明しますが、同じ日程が運転日となります。しかしその結果として、料金がそれぞれ違うということにもなります。もし可能ならば、それぞれの旅を楽しんでみてもいいでしょう。2往復あるにもかかわらず、非常に人気が高く、なかなか予約がとりづらいというのは、そこに理由があるのかもしれません。

伊予灘ものがたりの運転日見出し

さて、伊予灘ものがたりの運転日はいつなのでしょうか。運転日は土日と祝日となっています。2往復すべてがこの運転日で運転されます。では、一日の運転日ですべてに乗ることは可能なのでしょうか。

2017年11月現在の時刻表によると、朝8時26分に大洲編が松山駅を出発し、10時28分に大洲駅に到着します。この電車がそのまま双海編になり、松山駅に戻るのが13時12分となります。そして13時28分に八幡浜編が出発し、八幡浜駅に着くのが15時52分。そしてこれが16時06分に道後編となり、松山駅に18時22分に到着するのです。

ですから、時刻表上は伊予灘ものがたりの4つの旅を運転日1日で全部クリアすることも可能なのです。ただ、この日程だと、大洲や八幡浜での観光をする時間はありません。土日祝日などが連続しているならば運転日が続きますので、観光を織り交ぜつつ乗るのもおすすめです。

伊予灘ものがたりの料金見出し

伊予灘ものがたりの場合、料金もそれぞれに違います。一般的に観光列車などは同じ区間を乗るなら料金は同じですが、伊予灘ものがたりは違います。というのは、先ほども触れましたが、運行時間に合わせて食事などが出されるため、食事の料金がそれぞれ違うからなのです。

食事の料金について触れる前に、まずは乗車にかかる料金から確認します。伊予灘ものがたりは特急ではないので、特急料金はかからないのですが、全車グリーン車の扱いとなっています。そのため、伊予灘ものがたりに乗るためには、乗る区間の乗車券とグリーン車の料金が必要となります。

次に食事の料金ですが、大洲編ではモーニング、双海編と八幡浜編はランチ、道後編ではアフタヌーンティーがそれぞれセットで供されます。当然それぞれでボリュームが違います。それぞれの食事料金は、大洲編は2500円、双海編と八幡浜編は4500円、道後編は3000円となっています。

伊予灘ものがたりは予約が必要?見出し

さて、最も気になるのは、伊予灘ものがたりに予約が必要なのかいうことです。そもそも予約が必要かどうかという以前に、伊予灘ものがたりは非常に人気が高く、運転日のほとんどで9割以上の乗車券が売れているという状況なのだそうです。ですから、予約したくても満席という可能性も高い状況です。

また、食事に関して、予約がないと食べることができません。特に道後編のアフタヌーンティーは20食限定となっており、早めに予約しないと売り切れてしまっている可能性があります。ですから伊予灘ものがたりに乗車し、食事を楽しみたいならば、早めの予約をおすすめします。

乗車するためのチケットは一般の列車と同じように予約ができます。一方食事は予約券が必要です。この食事予約券はJR四国の「旅の予約センター」で購入することになります。特に四国以外から申し込みをする場合は、伊予灘ものがたりのチケットの写しをFAXする必要があり、食事予約券は発送となります。

ちなみにJR四国「旅の予約センター」では、伊予灘ものがたりの乗車券、食事予約券、JR四国各駅からの往復乗車券がセットになった「駅長推薦 あじな散歩道 伊予灘ものがたりきっぷ」が販売されています。

伊予灘ものがたりは食事ができる?見出し

さて、その気になる食事ですが、これが伊予灘ものがたりの人気の根幹と言えるでしょう。4つほどありますが、どのプランも地元の食材や名産品をふんだんに使った豪華な食事を楽しむことができます。4つのプランはすべて、出てくるメニューは違います。

料理のメニューは2か月に一回、内容が変わります。今どんなメニューがいただけるのか知りたい際は、公式サイトを確認すれば、大体の概要はわかります。たとえば大洲編では、地元産大豆100パーセントのお豆腐や地元契約農家で取れる新鮮野菜がふんだんに使われたモーニングが供されます。

双海編と八幡浜編はどちらもランチですが、内容が違います。双海編では内子杉のお重に入った和洋折衷メニューが、お皿にきれいに盛りつけられたメニューとなっています。また道後編はアフタヌーンティーなので、サンドイッチやスイーツなどの軽食が美しく盛りつけられたものとなっています。

伊予灘ものがたりの食事は必須?見出し

ところで、一つ気になるのは、伊予灘ものがたりの食事は必須なのかという事かもしれません。電車に乗る前に食事を済ますという方もいるでしょうし、料金の面でちょっとという場合もあるでしょう。また、食事つきの場合は、基本的に途中下車が出来ないことになっています。

実は伊予灘ものがたりは食事なしで乗ることも可能です。先ほど予約のところで説明したように、食事の予約と乗車券は別に販売されるので、食事をなしにすれば、乗車券とグリーン券だけで乗車が可能です。伊予灘ものがたりの魅力は伊予灘の美しい景色も人気のポイントですから、選択肢としてはありでしょう。

ただし、一つ気をつけなければならないのは、食事なしにした場合、車両の中での飲食が出来なくなるという点です。水やお茶程度は持ち込めるのですが、基本的には飲食ができません。ですから、もし食事なしにするならば、乗る前後にきちんと食事をとることをおすすめします。

伊予灘ものがたりで観光を見出し

その美しい景色と美味しい食事で大人気の伊予灘ものがたり。人気のためになかなか予約が取れないという話も聞きます。乗るのであれば座席も食事も早めに計画を立てて、予約をすることをおすすめします。美しい景色を楽しみつつ、おいしい食事を楽しむひとときは、いかがでしょうか。

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投稿日: 2017年11月29日最終更新日: 2020年10月8日

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