地域

地域から探す

  • 日本
  • 北米
  • 中南米
  • アフリカ
  • 中東
  • アジア
  • ヨーロッパ
  • オセアニア
キーワード

キーワードから探す

布引の滝でハイキングを楽しもう!神戸の自然を満喫するコースを紹介!

布引の滝でハイキングを楽しもう!神戸の自然を満喫するコースを紹介!
投稿日: 2017年11月30日最終更新日: 2020年10月8日

「新神戸駅」は神戸市内にある新幹線が止まる駅です。そのすぐ側に「布引の滝」があることをご存知でしょうか。布引の滝は、那智滝や華厳滝と肩を並べる「三大神滝」です。平安時代多くの歌人がこの滝の歌を詠んでいます。今回は神戸の自然が満喫できる布引の滝をご紹介します。

布引の滝は都会のまんなかにある名滝!見出し

日本三大神滝の1つ「布引の滝」(ぬのびきのたき)は「新神戸駅」の近くにある滝です。新神戸駅は、新幹線や神戸市営地下鉄の駅の1つで、毎日ビジネスマンや観光客で賑わっています。今回は、三宮駅からも徒歩で15分、都会的な雰囲気のある新神戸駅エリアにある名滝・布引の滝をご紹介いたします。

布引の滝には4つの滝がある見出し

「布引の滝」とは、神戸市中央区内を流れる布引渓流に注ぐ4つの滝をまとめた総称です。神戸市中央区布引町には、「森林浴の森100選」にも認定されている布引山や、ハーブを中心とした草花が育成される「布引ハーブ園」がある街です。自然環境に恵まれた「布引山」は遊歩道が整備され、ハイキングコースとしても人気を集めています。

布引の滝の歴史は古く、平安時代の歌物語「伊勢物語」や歴史物語「栄花物語」などにもその名前が登場しています。特に詩歌との縁は深く、布引の滝を詠んだ和歌に由来する地名がいまでも神戸市内に残っています。文学作品の舞台にもなった布引の滝は、名瀑として名高い古来からの景勝地なのです。

住所:兵庫県神戸市中央区葺合町 電話番号:078-322-5871

神戸の神社&パワースポット巡り!運気が上がる有名な場所とは? | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
神戸の神社&パワースポット巡り!運気が上がる有名な場所とは? | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
兵庫県神戸市には、パワースポットとして有名な神社や運気が上がるといわれる観光スポットが多くあります。パワースポット巡りや御朱印巡りは今、ブームになっています。神戸の霊験あらたかな神社や有名なパワースポットをご紹介します。

布引の滝で出会える4つの滝見出し

「布引の滝」とは、自然豊かな六甲山麓を流れる「生田川」(いくたがわ)の中流にある滝です。六甲山脈の山は標高が高く、布引の滝には上流から下流にいたるまでの間には4つの滝が存在します。滝の高さが8メートルの小さな滝から、最大43メートルに及ぶ大きな滝など、4つの滝にはそれぞれ違った見どころがあるのも布引の滝の特徴です。

すぐそばに大きな駅や繁華街があることが信じられないほどの自然が、布引の滝には溢れています。その姿はまさに「都会の中のオアシス」です。上流にある最大の滝に至るまでの時間も約20分、新神戸駅から近いことで、新幹線に乗るまでの時間をここで過ごすのもおすすめです。近隣ホテルの宿泊者の方も朝の散歩に出かけています!

布引の滝にある4つの滝のみどころ見出し

新神戸駅から散策ルートを進むと、初めに出会うのが「雌滝」(めんたき)です。ここから上流に向かう間に「鼓滝」(つつみだき)、「夫婦滝」(めおとだき)、「雄滝」(おんたき)、の順で滝が姿を現します。最大の見どころは、最後に登場する高さ43メートルの「雄滝」です。ここからはそれぞれ見どころや名前の由来をご紹介します。

白い布を垂らしたような 雌滝(めんたき)

新神戸駅を出て12分ほど歩くと、最初に現れるのは「雌滝」です。この雌滝の高さは19メートルあり、大自然の中に1枚の白い大きな布を垂らしたような姿から「布引の滝」と名付けられました。駅からもっとも近いところにあるので、新幹線の出発時間を待っている人たちも多くこの滝を訪れています。

鼓のような音がする鼓滝(つづみがだき)

雌滝を越えると、次の滝「鼓滝」の音が聴こえ始めます。「鼓滝」の名前は、滝の音が鼓のように聴こえることから名付けられました。山の緑が生い茂るシーズンには、木陰にさえぎられてなかなか滝の全貌を見ることができません。滝の姿が見えないときは、自然がもたらす鼓の音に耳を傾けてください。

2つの滝が寄り添う夫婦滝(めおとだき)

3つ目に現れる滝は、高さ9メートルの「夫婦滝」です。さらに上流にある「雄滝」から流れる水は、はじめは二筋に分かれています。二つに分かれた滝がやがて一筋への滝へと変わる姿が「夫婦」のように見えるので「夫婦滝」という名前がつけられました。仲の良い夫婦のように寄り添う夫婦滝の姿もみどころの1つです。

布引の滝最大級!雄滝(おんたき)

最上流に位置し、布引の滝では最大の滝が「雄滝」です。高さ43メートルの滝から注ぐ水が、深さ6.6メートルの滝つぼに注ぐ姿はまさに絶景です。滝のとなりには5つの甌穴(おうけつ)があります。激しい自然の水の流れによってできた甌穴の中には畳10畳分の大きさのものもあり、5つの甌穴は竜宮城に続いているという伝説も残っています。

布引の滝のもう1つの見どころ見出し

Photo by n.kondo

布引の滝の見どころは、滝や豊かな自然環境です。しかしその中には、まだまだ見どころが隠されています。自然道を歩きながら、ときどき足を停め、一息つきながら辺りを見渡してみてください。平安時代、貴族や歌人たちから名所として親しまれたその理由が見えてくるかもしれません。

古人が詠んだ布引の歌・歌碑の道

ハイキングコース沿いには、36基の歌碑が建てられています。この歌碑には、在原業平などが詠んだ歌が刻まれています。もちろん歌の題材になっているのは他ならぬ「布引の滝」です。古人が見る、当時の布引の滝の情景に思いを馳せながら「歌碑の道」をゆっくり歩いてみてはいかがでしょうか。

神戸・大阪湾を一望!みはらし展望台

雄滝から続く登山道を10分ほど進んだところには、神戸のポートアイランドや大阪湾が見渡せる「みはらし展望台」があります。夜には輝く神戸の町並みを一望できる夜景スポットとしても人気の展望台です。日没後は真っ暗になりますので懐中電灯が必要です。できれば明るいうちに訪ねておくことをおすすめします。

日本最古の重量コンクリート式ダム!布引ダム

上流にある「雄滝」を超え、さらに足を延ばすと見えてくるのが「布引ダム」です。布引ダムは「神戸の水がめ」として明治33年に完成した長い歴史をもつダムです。現代のダムのように総コンクリートではなく、石を組み上げて作られている古典的なダムの姿は、布引の山の自然に美しく溶け込んでいます。

布引ダムは、「日本ダム湖100選」にも選定されています。また、明治時代当時の姿を残した堰堤や、途中にかかる端は国の重要文化財に指定されています。ダムの端から端までの長さ(堤頂長)は19.3メートルと小さなダムですが今でも水道専用ダムとして活躍している現役のダムです。

布引の滝はハイキングも楽しい!見出し

布引の滝は豊かな自然の中にある滝です。遊歩道として舗装された道が続き、ハイキングに慣れていない人でも気軽にハイキングを楽しむことができます。豊かな木々に囲まれた森林浴効果と、滝から湧き出すマイナスイオン効果でリフレッシュするには最適のスポットです。喧騒から離れ、ゆっくりした空気を味わいたい方におすすめです。

布引の滝おすすめハイキングコース見出し

布引の滝の散策コースは舗装されていますので、軽装でも十分楽しむことができます。しかし、自然環境下にあるため、雨の後の滝の近くは地面が滑りやすくなっていることもあります。登山スタイルで身を固める必要はありませんが、歩きやすい靴・動きやすい服装で行くことをおすすめします。

砂子橋から始まるハイキングコース

新神戸駅の1階に下りると、布引の滝へのルートをしめす表示板があります。指示通りに進むと、やがて「砂子橋」(いさごばし)が姿を現します。この「砂子橋」を越えて、左右どちらに進むかでルートが変わります。上流の滝から先にみるか、下流の滝から見るかのどちらかになります。この先は、最初の分岐以外に大きな分岐点はありません。

2つのルートから選択しよう

砂子橋を渡ると、左右どちらかに進みます。向かって右側には階段があり、これを登ると上流の「雄滝」に到着します。砂子橋を左に進むと、もっとも下流の「雌滝」に到着します。雌滝を見たあとは、遊歩道を上へと進み、鼓滝・夫婦滝・雄滝の順に進み、頂上へと向かいます。

雌滝から雄滝へ!そしてさらに上に進もう!

おすすめのコースは下流から登る「雌滝コース」です。上流にある「雄滝」で体力がある場合は次のスポットに進みましょう。雄滝を越えると「布引ダム」があり、さらに上に向かうと「みはらし展望台」があります。大きな滝だけを見てダムや展望台に行きたいのであれば「雄滝コース」、4つの滝を見たいなら「雌滝コース」がおすすめです。

さらに足を延ばして布引ハーブ園へ見出し

布引ダムから徒歩で25分ほど進んだところに「布引ハーブ園」があります。ダムからの距離は約1.7キロメートルですが、帰るときにロープウェーが使えるのでアクセス的にも便利なルートです。ロープウェイに乗ると、海と山に囲まれた美しい神戸の町並みを見下ろすことができ、布引エリアの旅の締めくくりにはぴったりの乗り物です。

布引ハーブ園からスタートするのもおすすめ!

布引エリアの魅力を味わいたいのなら、布引ハーブ園と布引の滝をセットにして巡るのもおすすめのコースです。ロープウェイでハーブ園に行き、その後上流から下流に向けて滝を散策するコースです。もちろん最終地点は新神戸駅です。新幹線に乗って帰路につく、県外から来られる場合はこのような「上流から下流」のコースが便利です。

神戸布引ハーブ園!家族やカップルでも楽しめる!アクセス方法から割引情報まで! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
神戸布引ハーブ園!家族やカップルでも楽しめる!アクセス方法から割引情報まで! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
神戸で人気の観光スポット「神戸布引ハーブ園」というハーブ園をご存知でしょうか?今回は、その人気のハーブ園である「神戸布引ハーブ園」の観光情報について詳しくご紹介していきます。観光で訪れる際の参考になるよう、夜景や布引についてもまとめています。

布引の滝へのアクセス方法見出し

布引の滝は、山陽新幹線もしくは神戸市営地下鉄「新神戸駅」から徒歩でアクセスできます。新神戸駅から徒歩2分程度で「砂子橋」に到着し、ここから徒歩で各滝・各スポットを辿る道のりが始まります。「雌滝」までのアクセス時間は徒歩で約12分、雌滝から雄滝までのアクセス時間は徒歩約8分です。

三宮駅(三ノ宮駅)から新神戸駅までは、徒歩か地下鉄でアクセスできます。徒歩であれば「フラワーロード」を北に進み、約20分程度で新神戸駅に到着します。地下鉄でアクセスする場合は、神戸市営地下鉄「三宮」から「新神戸駅」まで乗車します。地下鉄を降りたあと、新神戸駅1階に布引の滝に向かう案内板があります。

新神戸駅お土産人気おすすめランキングBest15!お菓子から雑貨まで! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
新神戸駅お土産人気おすすめランキングBest15!お菓子から雑貨まで! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
新神戸駅でお土産を探している人必見!おしゃれな街神戸で大人気のお菓子や雑貨が集結しているので迷われる方も多いようです。そんな方の為におすすめのお土産ランキングベスト15を紹介していきます。新神戸駅は常に進化し続ける駅ですが定番のお土産ははずせません!

先に布引ハーブ園へ行く場合のアクセス方法

布引ハーブ園からスタートする場合は、新神戸駅西側にある「ANAクラウンプラザホテル神戸」の西側にロープウェイ乗り場「ハーブ園山麓駅」があります。布引ハーブ園へのアクセスはロープウェイしかないので、布引の滝の前にハーブ園に行く場合はロープウェイに乗りましょう。ロープウェイの搭乗時間は約10分です。

ANAクラウンプラザホテル神戸

住所:
兵庫県神戸市中央区北野町1
アクセス:
車/阪神高速~生田川IC~約3分 車以外/新幹線・地下鉄「新神戸駅」直結 三宮から地下鉄1駅2分
料金の目安:
5,900円〜
宿泊時間:
宿泊時間: 15:00 (IN) 〜 12:00 (OUT)
提供:

布引の滝から布引ハーブ園へ行く場合のアクセス方法

布引ダムから布引ハーブ園へのアクセス方法は徒歩のみです。アクセス時間は徒歩で約25分です。布引ハーブ園の営業時間はシーズンによって変動しますが、春季と冬季は10時から17時まで、夏季と秋季(土日祝日のみ)は10時から20時となっています。ロープウェイの営業時間は夏季を除くシーズンは16時45分が最終便となります。

都会のオアシス!3大名滝の布引の滝を満喫しよう見出し

新神戸駅のすぐそばにある布引の滝は、三大神滝の1つです。残る2つの滝は、和歌山県那智勝浦町の「那智滝」、栃木県日光市の「華厳滝」です。どちらの滝もとても有名な観光スポットです。神戸を訪れたときには、平安時代から貴族や歌人たちに愛された名滝・布引の滝へ訪れてみてはいかがでしょうか。

関連キーワード

投稿日: 2017年11月30日最終更新日: 2020年10月8日

アイコン

RELATED

関連記事

アイコン

人気記事ランキング

アイコン

公式アカウントをフォローして最新の旅行情報をチェックしよう!


  • instagram
  • line

公式アカウントをフォローして
最新の旅行情報をチェックしよう!

旅行や観光スポット・グルメ・おでかけに関する情報発信メディア

©TravelNote