キリンビール神戸工場の見学に行こう！試飲やお土産も！見どころ満載

兵庫県三田市にあるキリンビール神戸工場は、2017年に創業20周年を迎えました。人気のビール「キリン一番搾り」を製造しているこの工場では、造りたてのビールの試飲もできる新しいスタイルの工場見学が無料で開催されています。今回は楽しんで学べる・キリンビール神戸工場の「工場見学」をご紹介いたします。

キリンビール神戸工場の工場見学は、2017年にフルリニューアルされました。人気ビール「新・キリン一番搾り」が作られる行程や、ビールの原材料のホップについて学べるなど、見どころたくさんの工場見学が開催されています。さらに、作りたてビールの試飲やランチも楽しめる「美味しい工場見学」として人気を集めています。

フレッシュでコクのあるビール「一番搾り」には、他のビールにはないキリン独自のこだわりが凝縮されています。工場見学を終えたあとで飲むビールの味も格別のおいしさです。キリンビール神戸工場の工場見学は、お子さまいっしょに楽しめる構成です。工場でしか手に入らないレアなお菓子やグッズもここで購入できます。

住所:兵庫県神戸市北区赤松台2-1-1 電話番号:078-986-1001

工場見学ツアーの人気は衰えず、現在さまざまな会社が自社商品のPRも兼ねた工場見学を開催しています。ふだん私たちが何気なく口にしている身近な食品の製造工程は、誰にとっても興味深いものです。キリンビール神戸工場は、お子さまから大人まで多くの人の知的好奇心をかきたてる工夫が凝らされています。

料金無料で気軽に参加できる工場見学ですが、その現状とはうらはらに「企業主体の説明を長時間聞かされる」といったマイナスイメージを持つ人も少なくないようです。このイメージを払拭すべく、キリンビール神戸工場ではシアターで出会える楽しいガイド「カンブリヌス王」が大活躍しています。

「カンブリヌス王」は、ツアーガイドの方とともに現れ、ビールにまつわる説明をコミカルに進めてくれます。説明時間は約40分ありますが、ツアーガイドの方とのユニークなセッションが楽しく「40分があっという間に過ぎた！」と大好評を呼んでいます。「カンブリヌス王」はキリンビール神戸工場の中の見どころの1つとなっています。

キリンビール神戸工場の「一番搾りうまさの秘密体感ツアー」の所要時間は60分です。最初の40分間はツアーガイド同行で行われる工場見学です。残りの20分間は、お楽しみの「試飲時間」となります。その後解散となり、館内に併設されているレストランでランチタイムを過ごすことも可能です。

カンブリヌス王とツアーガイドが繰り広げる「シアター」から始まります。その後いよいよ実際に使われている工場内を見学します。おいしく飲んでいるビールがどのようにして作られているのかを楽しく学ぶことができる人気のメインイベントです。ここからは、工場見学のプログラムの中身についてご紹介いたします。

ビールの主な原材料は大麦とホップです。「麦とホップ」という言葉はビールのCMでときおり耳にしますが、大麦やホップの実際の姿を見る機会はほぼありません。キリンビール神戸工場では、ビール製造に欠かすことができない原材料の展示もされています。実際に手にとってホップの香りを確かめることもできます。

ビールの爽やかな香りと苦味は、ハーブの1種である「ホップ」由来によるものです。キリンビール神戸工場では、厳選されたホップだけを使用してビールを製造しています。ふだん何気なく飲んでいるビールが、たった2種類の植物からできている事実にも驚かされるばかりです。

キリンビール神戸工場は、リサイクルにも積極的に取り組んでいます。ビール瓶の再利用は広く知られていますが、ビール瓶のフタ（王冠）は製鉄材料にリサイクルされ、ラベル製造で出る「残り」の部分は段ボールの原料へと再生されています。毎日のように嗜む、大量に生産・消費されるビールは、この取り組みの恩恵も受けているのです。

瓶ビールの顔である「ラベル」は時代とともに少しずつ変化しています。ラベルには、実は深い歴史の足跡が潜んでいます。現在は華やかな麒麟の絵柄が採用されていますが、戦時中は英語のロゴや現在のような絵柄を使うことが禁じられていました。戦時中のラベルを見ると、現代がいかに平和な時代であるかを再認識させられます。

缶ビールが製品化されるまでの行程では、アルミが缶に形成されるまでの様子を見学することができます。もともとは粉状だったアルミ原料が、私たちが手にとるアルミ缶になっていくシーンは、まさに工場見学ならではの見どころです。モノづくりに対する感動と、感謝の気持ちでいっぱいになる貴重な工場見学となるでしょう。

キリンビール神戸工場では、毎日莫大な量のビールを製造しています。缶ビールの製造量は、1分間に約2000本の缶ビールを生み出すオートメーションの機械を見学することもできます。土曜と日曜日は工場がお休みなので実際に稼動しているシーンは見ることができませんが、広大な工場を埋め尽くすような大型機械たちは見どころ満載です。

キリン独自の製法から作られる「一番絞り」は、加工した麦芽から一番最初に搾り出した麦汁だけが使われたビールです。2番目に搾り出した麦汁との味の違いを味わえる、見どころ･味わいどころ満載の試飲タイムです。試飲する麦汁は、まだアルコールが含まれていない状態のためドライバーの方でも安心して試飲することができます。

「キリン一番搾り」に使われる麦芽の量も他社と一線を画し、他社のビールの1.5倍の麦芽が使われています。キリンビール神戸工場で体験できる「うまさの秘密体験コーナー」では一番搾りと二番絞りの味の違いと、麦汁の味の「濃さ」も体験できます。試飲体験した人の誰もが思わずキリンビールファンになる、人気の試飲タイムです。

試飲コーナーに用意されているビールは、「新・一番搾り」「キリン一番搾り・黒生」の2種類です。試飲できるビールは1人3杯までとなっているので、ビールそれぞれの味比べができます。もちろん、1つの銘柄を3回飲むのもおすすめです。おつまみには、工場オリジナルの「亀田の柿の種」が用意されています。

試飲できるビールは、樽からビールサーバーで汲みあげる本格的なビールです。もちろん神戸工場で作られたできたてのビールが提供されます。ビールのほか、ノンアルコール・ビールテイスト飲料「キリン零ICHI」（ゼロイチ）や「キリン午後の紅茶」といった人気のソフトドリンクも用意されています。

キリンビール神戸工場では、工場でしか手に入らない限定商品を販売しています。「ファクトリーショップ」では350ミリリットル缶が2本入る「ミニチュアビールケース」、午後の紅茶トートバッグなどのレアアイテムや「一番搾りビールゼリーチョコレート」など、ビールをモチーフにしたお土産がズラリと並んでいます。

キリンビール神戸工場「ファクトリーショップ」では、キリンビールにまつわる素敵なお土産が勢ぞろいしています。酒屋さんの店先でよく目にする「ビールケース」がコンパクトなサイズになった「ミニチュアビールケース」が人気のお土産となっています。ビールを入れてもよし、小物入れにしてもよしのおすすめのレアグッズです。

瓶ビールの王冠は、どれもオシャレなデザインをしています。子どもの時に集めたことがある人も多いのではないでしょうか。その王冠がそのままマグネットになりました。キリンビール神戸工場に訪れた記念として、またビールが好きな人へのお土産としてもおすすめのアイテムです。

試飲コーナーで「おつまみ」として出された柿の種は、ファクトリーショップで購入できます。ビール工場限定販売の柿の種をお土産にしてみませんか。お菓子のお土産には、ビール工場限定マスタード・ソーセージ味のプリッツも人気です。ビール好きな人へのお土産は、工場が太鼓判を押す「ビールによく合うお土産」が最適です。

工場の敷地内には「丘の上のビアレストラン」があります。リースナブルな価格設定のランチバイキングが用意され、工場見学を終え、ランチタイムを楽しむ人でいつも賑わっています。地元・三田産の野菜のサラダやパン食べ放題など、オシャレに盛り付けられたランチメニューが人気を呼んでいます。

ランチのメインディッシュには「牛肉の一番搾りビール煮込み」（1680円）など、キリンビールを使った特性メニューが用意されています。バイキングでは三田産のお米も並び、パスタやデザートも自由に選ぶことができます。品質重視の食材とキリンビールをふんだんに使った料理がリーズナブルな価格で提供されるおすすめのレストランです。

「丘の上のビアレストラン」では、キリンビール飲み放題のランチメニューもあります。1月から2月以外はランチのほかディナーバイキングも開かれ、工場見学者以外の人たちもこのお店を利用しています。ロケーションにも優れ、オシャレなお店の雰囲気からデートスポットとしても人気があります。

「丘の上のビアレストラン」の営業時間は11時から21時30分で、ラストインは19時45分、ラストオーダーは20時30分です。ランチタイムは11時から16時まで、ラストオーダーは15時までです。定休日は毎週月曜日で祝日の日は営業となります。地元でも人気のレストランなので、混雑しやすいランチタイムは事前予約をしておくと安心です。

キリンビール神戸工場の工場見学は、事前の予約が必要です。2017年にリニューアルされ、さらに人気が高まっている工場見学なので、予約もなかなか取りにくい状況です。当日空きがあれば「飛び入り参加」も受け付けてもらえますが、確率的には高くないので事前予約して訪れるのがもっとも安心な方法となります。

参加当日の3ヶ月前から参加予約の申込みが可能です。インターネットや電話で申し込むことができます。インターネットでは予約の混雑状況もわかるので、メーカーサイトからの予約が便利です。当日参加を希望する場合は、必ず事前に電話で状況確認をすることをおすすめします。

キリンビール神戸工場の営業時間は9時から16時30分までとなっています。休館日は毎週月曜日で、当日が祝日の場合は営業されます。また年末年始も休館となります。工場見学ツアーの申込み受付時間も同様の9時から16時30分までとなっていますので、電話で参加申込みをする場合は16時30分までに電話をかけましょう。

キリンビール神戸工場の工場見学は、毎週土曜日と日曜日に開催されています。見学ツアーのスタートは最も早い時間で9時30分からとなります。以後10時・10時40分・11時・11時30分・12時10分・13時10分・14時10分・14時30分・15時と続き、最終スタートは15時40分です。所要時間は試飲時間を含みすべての行程で60分となります。

1度の見学ツアーで参加できる人数は40名までとなっています。40名に達した時点で受けつけが締め切られます。2名から参加でき、1名で参加する場合は事前の確認が必要です。小学生以上のお子さまから参加できますが、保護者の方の同伴が条件となっています。予約した時間に遅れた場合は途中参加ができませんので、ご注意下さい。

試飲が楽しみなキリンビール神戸工場の工場見学は、公共交通機関の利用がおすすめです。キリンビール神戸工場は兵庫県三田市にあり、神戸三ノ宮エリアからはすこし距離があります。ここからは、キリンビール神戸工場への便利なアクセス方法についてご紹介いたします。

三ノ宮方面からキリンビール神戸工場へ向かう場合は、土日祝日限定の限定バスの利用が便利です。こちらのバスは新神戸駅も経由しているので、新幹線で神戸に訪れた人にとっても便利なアクセス方法となります。料金は片道660円ですが、三ノ宮からキリンビール神戸工場まで運んでもらえる最もおすすめのアクセス方法です。

神戸電鉄三田駅から、キリンビール神戸工場専用の無料送迎バスが予約なしで利用できます。途中、フラワータウン駅を経由し約20分で工場に到着します。ここで使われる送迎バスは「ラガーバス」と言われ、キリンラガーの缶をモチーフにしたバスのデザインも見どころの1つです。もちろん帰路でも三田駅まで送ってもらうことができます。

三田駅へのアクセスは、三ノ宮からはJRと神戸電鉄が便利です。JR三ノ宮駅からは「JR宝塚線・新三田行き」に乗車します。神戸電鉄へは、阪急電鉄・阪神電鉄いずれかに乗車し、「新開地」（しんかいち）で神戸電鉄に乗り換えします。それぞれの運賃は、JR利用の場合は片道970円、神戸電鉄利用の場合は片道780円となります。

大阪方面からマイカーで行く場合は、中国自動車道「神戸三田インター」を下車すると約4分で工場に到着します。神戸方面からの場合は六甲北有料道路「神戸三田インター」が便利です。現地は大型の工場があり、道も整備され見通しのよい道路が続きます。特別な催しごとが開催されない限りは渋滞する可能性はほぼありません。

キリンビール神戸工場には無料で利用できる駐車場が150台分用意されており、工場見学ツアーへの来館者の方もこちらの駐車場が利用できます。1日440人限定の見学ツアーであることや、滞在時間が最短で60分という点、送迎バスの充実といった点からも駐車場が混雑する可能性はあまり高くないと言えるでしょう。

キリンビール神戸工場では、ビールが完成するまでのすべての行程が見学できます。できたビールの味が味わえる「試飲コーナー」や、ビールを使ったランチメニューが楽しめるレストランなど、ビール好きにはたまらない体験スポットです。近隣の工場見学スポット「めんたいパーク」と合わせて食の文化に触れてみてはいかがでしょうか。