尾道城は廃墟と化した心霊スポット？内部への行き方や見どころなど紹介！

尾道城とは、1990年代に閉鎖された珍しい城の廃墟です。外観の一部は弘前城の天守を模しており、当初は「全国城の博物館尾道城」として建設されましたが、歴史的価値がないことから、むしろ景観を損ねると問題になったことも。現在は廃墟マニアの中では有名なスポットで、景観が怖いということで心霊スポットとしても有名です。今回は、そんな尾道城についてご紹介します。

尾道城は尾道駅北側の丘陵上に位置するため、尾道駅から北側を見上げればすぐに見つけられます。廃墟とはいえ、その景観はまさにお城。尾道は「坂の町」と呼ばれるほど坂道が多いため、なかなか険しい道のりになりますが、尾道城までの行き方は簡単で、迷うことなく辿り着けるはずです。

こちらから見て右側のしゃちほこが取れていますが、すでに廃墟と化しているため修繕はされていません。参考までに、尾道城は鉄筋三層三階、望楼型の建物となっており、1990年代に取り壊されるまで、博物館として営業していた当時、入館料は450円だったのだとか。尾道城が営業されていた当時の情報はほとんど残ってないようです。

尾道城がある広島県の尾道は、「文学の町」「映画の町」とも呼ばれており、全国的に有名です。また、瀬戸内海に面した尾道は山の傾斜に住宅街が立ち並び、坂や階段が多いことから「坂の町」と呼ばれることも。昭和の町並みを残し、古くから栄えた町でまるで時間がゆっくり流れているかのような場所です。

尾道は瀬戸内海に面しており、フェリーからも尾道城を見ることが出来ます。尾道駅を出てすぐのところで、、フェリーやタンカー、遊覧船が行き交う光景をみることができるので、尾道を観光するついでに尾道城に立ち寄ってみるというのがベターかもしれません。尾道は観光スポットとしても人気です。

次は、尾道城への行き方やアクセスについてご紹介します。尾道城は廃墟となっており、カーナビでも表示されないため、車で向かう際は「千光寺公園」または「尾道駅」を目的地として設定するといいでしょう。尾道駅からはすぐに尾道城が見えますが、バスなどは出ていないため、徒歩で向かうことになります。

尾道城は目立つため、尾道駅からは迷うことなく行けますが、坂道が多く、思っているよりも体力を使います。尾道城の入り口には「全国城の博物館尾道城」と書かれており、入口には番兵の人形が静かに立っていますが、夜に見ると不気味で怖いかもしれません。

尾道城は廃墟マニアからすればメッカのような場所ですが、心霊スポットとしてもよく聞きます。尾道城で怖い事が起きた、心霊現象が起きたという話は聞きませんが、もし、怖い心霊スポットを探しているのであれば、近くに「旧尾道トンネル」という心霊スポットがあるので、そちらに立ち寄ってみるのもいいかもしれません。

こちらが尾道城よりも有名な旧尾道トンネル（正式名称は旧尾道鉄道4号トンネル）。地元では心霊スポットとして有名ですが、心霊現象は少ないようです。怖いもの見たさで尾道城へ来ると内部に入れないためガッカリすると思いますが、そんな時はぜひ旧尾道トンネルに立ち寄ってみましょう。有名なので、行き方は調べるとすぐに出てきます。

心霊スポットとして尾道城に訪れたなら、ぜひ夜に立ち寄ってみましょう。もちろん、廃墟なので尾道城に明かりはないですが、静かに立つ番兵の人形や崩れた景観、生い茂った植物は昼とはまた違った顔を見せ、ガラッと怖い雰囲気になります。内部に入ることはできないですが、仮に入れたとしても喜んで入れる人は少ないはずです。

尾道城の入り口に立つ番兵の人形も当然朽ちており、昼間こそ普通の人形ですが、夜に見ると不気味で怖いという声が多数。尾道城で心霊現象が起きたという話は全くないですが、廃墟や心霊スポット好きは尾道城が取り壊されて見れなくなる前に訪れてみるといいかもしれません。

尾道は道が狭く、暗くなりすぎると危ないため、尾道城に立ち寄る時は夕方に訪れるのがベスト。真っ暗闇だと尾道城の廃墟としての景観を楽しむことも出来ないので、薄暗くなってきた頃合いに立ち寄ってみましょう。心霊スポットとして有名な尾道城ですが、実際になにかが起きたわけではありません。どちらかというとその見た目や雰囲気が心霊スポットとして人気の理由です。

尾道城は外から眺めることは可能ですが、内部には入ることはできません。廃墟となってから時間が経過しているため、あらゆるところが朽ちて古くなっています。無断で侵入した場合は罰金の対象となることもあり、ケガをする可能性もあります。ふざけて侵入するのは絶対にやめておきましょう。

地元の人たちからは意外に愛されている尾道城。内部への行き方を調べる人もいるようですが、尾道城内部に入ることはできません。外部よりも内部のほうが老朽化していて危ないというのが主な理由ですが、最悪の場合、処罰の対象となる可能性もあります。気を付けましょう。

次は、尾道城の見どころをご紹介します。1990年代から廃墟となっているので、その老朽化した見た目ももちろん見ごたえバッチリですが、尾道城は廃墟だからこその楽しみ方・見どころがたくさんあります。尾道城が取り壊されて見れなくなる前に、ぜひ立ち寄ってみましょう。

すでに町のシンボルとして定着している尾道城ですが、、なんといっても、尾道城といったら欠けてしまった「しゃちほこ」です。時が経ち老朽化していたため、いつかの台風で吹き飛ばされてしまったようです。いつまでたっても修繕されないことを考えると、欠けたしゃちほこは改めて尾道城が廃墟であることを認識させてくれます。

訪れる季節にもよりまずが、尾道城外壁を覆いつくす植物たちは、まったく手入れがされていないため伸び放題。紅葉する季節には神秘的な景観を楽しむことが出来ます。実際のお城は歴史的価値を持つため、植物が伸び放題という事はありえないのですが、建築物で廃墟だからこそ拝める景観です。

20年以上経過し、朽ちた尾道城の入り口も地元ではちょっと有名。ところどころ文字が薄れてしまっており、イタズラでS極とN極が描かれ磁石のようにされてしまっています。結構シュールなので、気になる人はぜひ尾道城へ赴いてその目で確かめてみてください。取り壊されてしまうことが決まっているため、記念に写真を撮るのもいいかもしれません。

桜の季節には、廃墟となってから時が経つ「尾道城」と「桜」のミスマッチがなかなか趣きのある景観に。お花見として、ビールを片手に廃墟と桜を交互に楽しむのもまた一興かもしれません。歴史的価値はないとはいえ、存在感があります。

廃墟となってから時が立ち、廃れてしまった尾道城の入り口も見どころの一つ。入口には見張るように番兵の人形があり、昼に見れば少し寂しく見え、夜に見ると不気味に見えます。尾道城が心霊スポットたる所以はこの番兵の人形にあるのかもしれません。季節によっては草で全く見えないこともあります。

尾道城は丘陵上に建てられているため、尾道駅から出てすぐに確認することが出来ます。本物のお城ではないとはいえ、遠くから見た景観はまさにお城。廃墟と化していますが、尾道の町を統べるように立つ尾道城は一見の価値ありです。

尾道は別名「坂の町」と言われるほど坂が多い特徴的な町です。城へ続く細い石階段や千光寺山へ続く石階段も尾道ならでは。険しい道のりですが、尾道城へ立ち寄った際はぜひゆったりと景色を楽しみながら歩んでみてください。

廃墟として他にはない存在感を放つ尾道城ですが、残念なことに、取り壊し・解体が決定しています。歴史的価値もなく、老朽化してしまっているので仕方のないことなのかもしれません。取り壊しの詳細な時期については未定ですが、本物ではないとはいえ、城の廃墟は非常に珍しいものなので、取り壊されてしまう前に立ち寄ってみましょう。

いかがでしたか？今回は廃墟・心霊スポットとしても有名な尾道城についてご紹介しました。尾道城目的で広島に！というよりは、広島尾道市に来たついでに尾道城へ立ち寄ってみるのがおすすめです。城の廃墟という他では見れない独特な景観を楽しむことが出来るはずです。取り壊される前に、一度訪れてみましょう！