大阪でホタルを鑑賞出来る場所は？おすすめの名所・穴場や見頃の時期を紹介！

意外かもしれませんが、大阪でもホタルを鑑賞できる名所や穴場がいくつもあります。子供にも見せてあげたいし、デートでも行ってみたいイベントです。大阪ではどんなホタルが見られるのでしょうか。ホタル鑑賞のおすすめスポットと見られるホタルの種類や時期などをまとめてご紹介します。

大阪には自然の状態で生息しているホタルはほとんどいません。そのため、大阪で鑑賞できるホタルの多くは人口飼育したホタルを放流しています。大阪では約9種類のホタルを見ることができます。多く見られるのはゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタルの3種類です。

ゲンジボタルは日本で一番多く見られる種類で、ホタルと言えばゲンジボタルと言われるくらい一般的です。頭のすぐ後ろがピンク色で、体長は15mmほどで大型のホタルです。大阪でも一番多く生息しています。ゲンジボタルの光は黄緑色で体長が大きなこともあり、明るく光る人気の高いホタルです。

ヘイケボタルはゲンジボタルと同じく日本では良く見られるホタルです。体長は約10mmでやや小さめで、水田や沼地に生息しているので比較的身近に見ることができます。ヘイケボタルは黄色くピカピカと点滅するように光るので草や木に止まっている状態でも見つけやすいです。ゲンジボタルより遅い時期に飛び始めます。

ヒメボタルは日本固有のホタルです。体長は10mm程度と小さいのですが、良く光ることでも知られています。他のホタルに比べて早い時期から飛び始めます。ヒメボタルの光は金色が点滅するように光ります。ホタルと言えば川辺に生息すると思われがちですが、ヒメボタルは森林内に生息するので見つけにくいホタルです。

大阪でホタル鑑賞ができる時期は5月下旬から6月中旬が目安で、ベストな時期は短いので見頃の時期を逃さないように注意してください。5月下旬からはヒメボタルが飛び始めて、6月下旬にはヘイケボタルが終わる時期になります。鑑賞におすすめのピークは5月の最終週から6月の第1週です。

また、ホタルの鑑賞では時期も大切ですが、時間も大切な要素です。あまり知られていませんが、ホタルは一日に3回に分けて飛ぶのだそうです。時間を間違えると長く待つことになります。1回目は20時から21時頃、2回目は23時頃、3回目は翌2時頃です。子連れの場合やデートの場合など時間を調整していくようにしてください。

大阪の中心･梅田でホタルを鑑賞できる穴場スポットです。梅田スカイビルの横に造られた中自然の森に約2000匹のゲンジボタルが放流されています。仕事帰りにも立ち寄れる鑑賞スポットです。アクセスはJR大阪駅から徒歩約7分、阪急梅田駅から徒歩約9分のところにあります。料金は無料です。

中自然の森のホタル鑑賞は6月中旬がベストの時期です。岩が連なる水場がありますので、その場所で蛍を待ちましょう。日が暮れてから22時頃までが見頃ですが、20時頃が一番ホタルが飛び交う時間になりますので、デートの場合には時間を調整して20時に待ち合わせをするとピッタリの見頃を迎えます。

住所:大阪府大阪市北区大淀中1-1

高槻森林観光センターは大阪では数少ない天然のホタルが鑑賞できる名所です。毎年6月頃からセンター周辺の小川でホタルが飛び始めます。ホタルの種類はゲンジボタルです。6月中旬のホタルの時期になると約2週間「ほたる鑑賞会」が行われ、多くの家族ずれやカップルで賑わいを見せます。

アクセスはJR高槻駅から樫田方面バスに乗車し、森林センター前バス停で下車してすぐのところにあります。駅からは約40分かかり少し不便ですが、天然ホタルが鑑賞できる穴場ですので、ぜひ行ってみてください。アクティビティ施設やBBQもできますので、昼間は身体を動かして、夜はホタル鑑賞ができる穴場です。

住所:大阪府高槻市大字田能小字的谷

大阪の千里丘陵にある万博公園でもホタル鑑賞ができます。公園ではありますが開発が進んだ都会の中でゲンジボタルとヘイケボタルを鑑賞することができるスポットです。大阪でもホタル鑑賞の名所で、土曜･日曜には大変混雑します。ホタルの見ごろの時期は5月下旬から6月上旬です。

万博記念公園へのアクセスは大阪モノレール万博記念公園駅から徒歩15分です。ホタルが飛び交う時期になると「蛍の夕べ」というイベントが開催され、ボランティアの解説を聞くことができます。仕事帰りでも立ち寄ることができるスポットです。料金は大人250円、中学生以下70円です。

住所:大阪府吹田市千里万博公園

1000種類の樹木や3000種類の昆虫が生息していて、ハイキングコースや滝のある森林公園です。ホタルはゲンジボタルが飛び交い、6月中から6月下旬が見頃になります。ホタルが飛び始める時間は20時頃がおすすめです。昼間はハイキングを楽しんで食事を済ませれば、丁度見頃を迎えます。

明治の森箕面国定公園へのアクセスはJR大阪城北詰駅から徒歩1分と便利です。それでも比較的混雑が少なく穴場スポットと言えます。ホタル鑑賞会とほたる豆知識講座、川床料理がセットになったと「ホタル観賞の夕べ」というイベントも行われます。家族で参加してみてはいかがでしょう。

住所:大阪府箕面市箕面公園1-18

太閤園は結婚式も行われる有名な料亭です。約7000坪もある敷地には広大な日本庭園があります。その日本庭園には池や小川が配置されていて、大阪では珍しくホタルが自生しているスポットです。鑑賞できるのはゲンジボタルとヘイケボタルです。ホタル鑑賞は無料で入園できます。

太閤園へのアクセスはJR大阪城北詰駅から徒歩1分と便利です。ホタルの見頃は6月中旬と遅いので、他のスポットで見逃した場合でもホタル鑑賞ができる穴場スポットです。「初夏の癒し」というホタル鑑賞会が5月下旬から6月下旬まで行われています。日没から22時まで開園しています。

住所:大阪府大阪市都島区網島9-10

奥山雨山自然公園は、大阪の熊取町にある約130haの森林公園です。永楽ダム周辺は桜の名所で5つのハイキングコースがあります。その公園ではボランティアの活動でゲンジボタルが鑑賞できるようになりました。年毎にホタルの数も増えていて、大阪のホタル鑑賞の穴場スポットです。

自然に触れあえる奥山雨山自然公園へのアクセスは、JR阪和線熊取駅からバスに乗車し大阪体育大学前バス停で下車し徒歩30分で到着します。ホタル鑑賞の時期は6月上旬がベストです。「ゲンジボタル鑑賞会」も開催されていて、ボランティアの案内もありますので楽しみながら鑑賞できます。

住所:大阪府泉南郡熊取町大字久保

茨木市にある西河原公園は、従来からある里山の風景をそのまま残した公園です。その公園の中にある用水路や小川を利用して人工的に孵化させたホタルを放流しています。ホタルの種類はゲンジボタルで、懐かしい里山の風景の中でホタル鑑賞ができるとして人気の名所になっています。

西河原公園内ではホタルの見ごろは6月初旬から中旬です。この期間の週末には「ホタル鑑賞会」が開催されます。野鳥も多く生息していますので、昼間はバードウォッチングを楽しんで日没からはホタル鑑賞がおすすめです。おすすめの時間帯は19時から21時ころまでです。

住所:大阪府茨木市西河原

大阪でホタル鑑賞ができる名所や穴場のスポットをご紹介しました。都会の真ん中でホタル鑑賞ができるのには驚きです。ホタルが見られるのは短い期間ですので、儚い分より美しく感じられます。家族や友人とは人気の名所で、デートでは穴場スポットへ出かけてみましょう。もちろん一人でもおすすめです。