日本円を香港ドルに換金！お得なのは日本or現地？レートが良い店の見分け方も！

香港に旅行に行く際に誰もが行う「日本円を香港ドルに両替」ですが、両替店によってレートが全く異なるのできちんと考えないと損をしてしまいます。両替する主な場所として、日本の空港、日本の銀行、香港の空港、現地の両替店などが挙げられますが、一体どこのレートが良いのでしょうか。今回はそのレートの良い場所などをご紹介していきます！

日本円から香港ドルに両替をする際に、重要になるのが「本日のレート」です。このレートとは異なる通貨間での取引比率のことを指します。例えば本日2018年3月17日のレートですと、日本円から香港ドルへ換金する際のレートは0.073970ですので、日本円の10000円で香港ドルを買うと手数料を除けばHKD739.70が手に入るというわけです。

この0.073970という数字は、日本円の1円に対して香港ドルは0.073970の価値があります、という意味です。日本でよく見る1HKD＝13.51という表記は「1香港ドルは日本円で13.51円の価値がある」という意味です。数字がたくさん並んでいるとなんだか頭が混乱してしまいますが、この数字の違いは単純に基本の通貨が異なるだけで計算すると金額は同じです。

どういうことかというと、1香港ドル÷0.073970＝13.51円、1円÷13.51＝約0.074香港ドルという感じです。小数点の切り上げなどで多少数字が変わりますが、こういうことなのかと頭に入れておくとあまり悩まずに済むと思います。日本で事前に「香港ドルは今いくらかな」と確認するときに目に飛び込んでくるのは1HKD＝13.51という表記が多いでしょう。

香港旅行に行くと決めた日から旅行の日まで気になることといえば、旅行のプランと現地の通貨レートです。できることなら、なるべく少ない日本円でできるだけたくさんの現地通貨を手に入れたいと誰もが思うものです。その通貨のレートは一体何で確認できるかというと、Yahoo!ファイナンスなどのインターネットサイトで簡単に見ることができます。

香港旅行に行く際に空港などの両替店を見ることがあると思いますが、その両替店には必ず電光掲示板でその日の外貨のレートが記されています。そこには「We Buy」と「We Sell」という欄があります。これはWe(両替店)はこの金額であなたのお金をBuy(買取り)します、という意味ですので日本円を現地通貨にしたい時は「We Buy」の金額をみてください。

ですから「We Buy」の数字が大きければ大きいほど両替した際に手元に入ってくる金額が多くなるということです。逆に「We Sell」は余った現地通貨を日本円に戻したいときに見る欄ですから安いに越したことはありません。両替店が日本円をあなたにこの金額で売ります、という金額です。日本円に戻したい時は「We Sell」の金額が安い店がおすすめです。

手軽に両替できて、安心感もある日本の空港で現地通貨にしてしまいたくなる方は多いと思います。しかし日本の空港内で日本円を香港ドルに両替した場合、その日の1香港ドルのレートに2〜3円程度のコストが上乗せされています。つまり本日の1HKD=13.51円に仮に2.5円上乗せされているとしたら1HKDを買うのに16.01円出さなくて買うことができません。

つまり10000円の日本円を両替した場合、本来の13.51円ならば約740HKD手に入るところが、16.01円だと約624HKDしか手に入れることができないのです。これでは15％も無駄に損してしまいます。空港で両替するのはとても簡単で楽ですし安心ですがせっかくの旅行資金がこんなに減ってしまうのでは日本の空港での香港ドルへの両替はおすすめできません。

旅行自体にあまり慣れていないから、できれば安心できる空港で両替がしたい！という方は、日本の空港で両替をするよりも、せめて香港についてから空港で両替することをおすすめします。香港の空港も決して安いレートとは言えませんが、日本の空港で両替するレートよりははるかに安く、おそらく外貨手数料が日本の空港の3分の1程度で済むはずです。

香港空港の周りにはあまり何もありませんので、現金を少し持っておきたいという方はここで資金の一部を両替しておくと安心かもしれません。目的地までの移動で現金を使うこともあるかもしれませんし、現地通貨が全くない状態では少し不安が残ります。空港の両替店なら日本語は通じなくても英語はみんな話せますから安心できておすすめです。

日本円をお得に両替するならやはり現地の両替店がおすすめです。もちろん店によってレートも手数料もまちまちですし少し怪しい店もあります。しかし、一般的な両替店では手数料が無料でレートへの上乗せ金額のみで両替することができます。そういった店にはだいたい「免手續費」や「No Commission」などの「手数料無料」という表記がされています。

そして何より空港で両替するよりも香港の街中で両替する方が安く香港ドルを手に入れることが可能です。街中にある香港銀行や中國銀行はレートがよく安く香港ドルが購入できますが、その代わりこの銀行の口座がないと100HKD近くの手数料を取られてしまうので、お得ではありません。ですから両替するなら街中の両替店のレートの良い店をおすすめします。

香港の人気の両替店といえば重慶大廈(チョンキンマンション)が頭に浮かぶ方が多いと思います。この重慶大廈は九龍エリアにある巨大なビルです。この中にはたくさんのゲストハウスや飲食店、そして両替店もたくさん集まっています。ゲストハウスや両替店がたくさんあるので、世界を旅するバックパッカーたちがこの重慶大廈には集まっています。

重慶大廈の正面から入ってすぐの場所にある両替店は、観光客を狙った悪レートの両替店です。このビルには他にもたくさん両替店が入っているのですが、奥に踏み込む勇気がないと、諦めてこの悪レートで両替をする羽目になってしまいます。思い切って1階の奥や2階に入っていければ、良いレートで香港ドルを購入できる両替所がたくさんあります。

重慶大廈の中にある堅成找換有限公司という両替店は信頼できるお店として人気があっておすすめです。堅成找換有限公司の公式ホームページで本日のレートを公開しているので騙されたりする可能性もほとんどなく、レートもとても良心的で、空港で両替する場合と比べると10分の1以下になるぐらいの好レートでおすすめです。

基本的に、重慶大廈の中にある両替店でレートが良い店は、入りづらく見つけづらいところにあります。入ってすぐ目に飛び込んでくる両替店はだいたい悪レートです。重慶大廈の2階まで勇気を出して進んでいければ良心的なレートの両替店が見つけられますので、重慶大廈の中にいる押し売りなどの障害を無視して2階に進んで見つけてみてください。

悪レートといえば最終的に余った香港ドルを日本円に両替する時が一番悪レートでしょう。いつも香港に遊びに行っているという方なら、香港ドルのまま持っていても問題ありませんが、そんなに行く機会もなく初めての香港旅行です、という方は香港ドルに両替する金額を最小限に抑えて、支払いはクレジットカードというのがいいかもしれません。

カードで支払っていれば現金を両替する手間もありませんし、両替の手数料もかかりません。そして何より余った現地通貨を日本円に両替し直した時のあの「損した気分」を味わなくて済みます。クレジットカードなら万が一現金が足りなくなった時にも、ATMから海外キャッシングで現金も引き出せますし、とても便利でおすすめです。

香港旅行を計画している方はぜひレートが好条件の両替所で日本円を両替をしてください。旅の資金は少しでも多い方が楽しみも多いはずです。せっかく旅行のために貯めた資金が無駄に減ってしまってはもったいないですから、最大限に香港を楽しむために、きちんと下調べをして無駄なくお得で楽しい香港旅行を満喫できるようにレートは必ず確認しましょう！