コーレーグースは沖縄の伝統調味料！効能やおすすめの使い方は？

沖縄伝統の人気の調味料、コーレーグース。普段なかなか聞き馴染みのない名前の調味料ですが、コーレーグースを食卓に取り入れることで普段の食事をちょっと楽しくしてみませんか？もしかしたらドハマりしてしまうかもしれません。今メディアでも話題で効能も様々あり、体にも良いと言われる人気のコーレーグースをたっぷりと楽しんでみましょう。

コーレーグースは日本版タバスコといっても過言ではない沖縄で伝統的に使われている調味料。ピリッと辛いそして味わい深いアルコールと唐辛子の調味料で一振りするだけで料理の味がぐんと違うものになってしまうという魔法の調味料でもあります。コーレーグースに使われている唐辛子は18世紀前期までに薩摩藩を経由して沖縄に伝わったとされています。

コーレーグースの名前の語源になっている高麗胡椒という名称もこの時同時に伝わったと考えられています。また、コーレーグースはハワイに移民した沖縄県民が帰郷時に伝えたチリペッパーウォーターをヒントに作ったという説もありますが、正確なところはわかっていないそうです。

伝統的な沖縄の食堂では普通にテーブルに並ぶ人気の調味料で、様々な料理に自由にかけられるようになっています。わずかな量でも劇的に風味を変えるので、自分の好みで慎重にふりかけるのがおすすめです。非常に辛い上にアルコール分もあるのでかけすぎると手に負えません。くれぐれもかけすぎにはご注意を。初めての人は慎重に。

コーレーグースは主成分に沖縄伝統の島唐辛子が使われています。この島唐辛子にはカプサイシンと言われる成分が普通の唐辛子の3倍以上含まれています。カプサイシンは発汗作用があり、ダイエット効果や代謝アップ効果があるとされています。代謝がアップすることで血流の流れやむくみなども防止できますし、免疫力も向上するのでいいことだらけ。

抗酸化作用もあるので老化防止にも一役かってくれます。カプサイシンは水に溶けにくい性質を持っていますが、アルコールには溶けやすい性質を持っているので、コーレーグースはこれらの効能を余すことなく使える効率的な調味料なのです。もちろんダイエットにもおすすめです。たっぷりの汗はあなたを綺麗にしてくれます。アルコールの残っている日にも。

コーレーグースの原料はシンプルに沖縄伝統の島唐辛子とアルコールである泡盛のみ。たったこれだけで長く愛され続けている調味料はできてしまいます。使用する泡盛を古酒にしたり市販品ではその他にも酢やクエン酸などをくわえたものがあります。宮古島や先島諸島の一部の地域では島唐辛子を潰したりにんにくを混ぜペースト状にして薬味として利用。

そもそもコーレーグースとは唐辛子そのものの事を言う方言でもありこれらの調味料もコーレーグースの1つといえるでしょう。沖縄の方たちはこうして自然の恵みの効能を余すことなくアルコールと一緒に体に取ることで長寿な人生を謳歌しているのかもしれません。アルコールも唐辛子も身体にとっては刺激物ですが効能を知り上手にそれを取り入れています。

沖縄では実際にどんな料理にコーレーグースを使っているのでしょうか。食堂や一般家庭で使われているコーレーグースにぴったりの料理をご紹介します。ぜひ、沖縄に旅行に行ったときにはテーブルのコーレーグースに手を伸ばして一振りしてみて下さい。きっと沖縄の暑さも手伝ってカプサイシンの効能は抜群でしょう。

脂ののった大きな豚肉が乗って出てくる、沖縄定番の沖縄そば。やっぱり伝統的なコーレーグースは伝統料理の沖縄そばによく合います。一振りでも二振りでもしたくなるのは私だけ？今までとは違った味わいの沖縄そばに出会えるかもしれません。ぜひおすすめです。豚の脂がちょっと苦手なひとにもカプサイシン効果で胃もたれなし！

沖縄料理といえば人気はゴーヤチャンプルー。ゴーヤの苦みが体に染みわたり絶妙な美味しさです。目にも鮮やかなゴーヤチャンプルーに辛みをプラスしてより刺激的な一品にしてみてはいかがでしょう？思わずご飯もお酒も進む一品にランクアップ。ぜひぜひおすすめです。調理の途中で使えばアルコールはとびますし、最後にふりかけても美味です。

実はお刺身のつけだれにもピッタリのコーレーグース。お刺身のお醤油に1滴２滴。ピリッと辛い味わいがお刺身の旨味をぐんと引き出してくれます。沖縄で沢山汗をかいたときの夜のいっぱいとお刺身は極上。沖縄でコーレーグースが作られた理由がわかります。沖縄ではもちろん、自宅に居ながらでも食べられるのでぜひお試しを。特に暑い夏におすすめ。

沖縄では炒め物の事をイチリーといいますが、イチリーにもまた沖縄伝統調味料コーレーグースが良く合います。野菜たっぷりのイチリーはもちろん、お肉や海藻との相性も抜群。素材そのものの美味しさを決して邪魔せず、より深い味わいにしてくれるのが人気のコーレーグースです。アルコールは炒めている間にとびます。

最も定番のコーレーグース。島唐辛子を使った一般的なコーレーグース。島とうがらしなどというネーミングなどでも販売されています。大体小型の瓶で売られていることが多く、それぞれの商品で微妙に味わいが違うのも面白い所です。沖縄ではお土産屋さんなどでも多くの種類が販売されているのでいくつか買って食べ比べてみるのも良いかもしれません。

島とうがらしを古酒に漬け込んだものです。泡盛は寝かせれば寝かせるほど味がまろやかになり、値段も高額になる高級品です。ありそうでなかった古酒に漬け込んだコーレーグースはその味わいもひとしお。古酒ならではの深い味わいはきっと料理にもピッタリ。お酒好きの人にもたまらない調味料かもしれません。アルコールのお供のおつまみにも一振り。

ただでさえ辛い調味料コーレーグースを更に激辛にしたもの。唐辛子を粉末にしてアルコールに漬け込んでいます。粉末部分は下に沈んでいるので、そのまま使うか、振ってから使うかで辛さの調節ができるのがポイントです。このコーレーグースは泡盛と島唐辛子の粉末の他にも酢と塩が使われていて、ちょっとした味がついた調味料になっています。

これぞまさに沖縄のタバスコ。日本のタバスコといっても良い商品です。原材料はシィクヮシャー果汁、酢、唐辛子、塩、ヒハツモドキ。100gあたりのカロリーは47Kcalです。辛さよりも旨味が増している調味料で柑橘系の香りと酸味がとてもすっきりとしています。コーレーグースとは言えない部分もあり、沖縄そばには少しミスマッチですが他の料理にぜひ。

原材料に醸造酢、唐辛子(アカハチ)、食塩、安定剤(ペクチン）が使われている調味料。かなりの辛さでコーレーグースとは比べ物にならず、世界一辛いなどという札もついているほど。手に付いただけでも手がヒリヒリするという驚異の調味料です。かなり辛いものが好きな人にはおすすめ。こちらもアマゾンで1100円程で販売されていて人気の商品です。

粉末状の島唐辛子。これは一味と同じ感覚で使うことができます。ただし通常の一味よりは辛いので辛いのが苦手な人は避けましょう。島とうがらしの本来の辛さがストレートに味わえる一品です。小瓶に入っているので使いやすく、お土産などにもおすすめです。いつもの一味唐辛子ではちょっと物足りない人にもぜひおすすめ。人気もあります。

島ネロは実は沖縄伝統の調味料コーレグースはちょっと違ったジャンルになるかもしれません。作ったのも大阪出身の元コックさんだとか。島とうがらしや泡盛、シークヮーサー果汁など複数の原料をブレンドした辛味調味料でピザやグラタンなどとの相性が抜群。ビールに数的垂らすと美味しいカクテルに早変わりします。洋食にもピッタリで人気は上昇中。

自宅でも自分で作る料理に沖縄伝統のコーレーグースを取り入れてみてはいかがでしょう。今まで食べていた定番の料理もちょっと違った味わいになります。まずは定番のおすすめ料理をいくつかご紹介していきますのでぜひチャレンジしてみて下さい。

沖縄焼きそばはソース味ではなく、鳥ガラスープの物で作りましょう。ベーコンや豚肉、キャベツ、ネギなど具材と合わせて、ごま油でい炒めます。死後にコーレーグースを小匙1杯程ふりかければ、あっという間に沖縄伝統調味料コーレーグースの効いた沖縄焼きそばの出来上がりです。ピリッとした辛さとさっぱりとした旨さが病みつきになります。

いつもご家庭で作っている具材たっぷりの焼きめしの最後の仕上げにコーレーグースを一振り二振りしてみてはいかがでしょう。アルコール分をしっかりと飛ばせば味わい深い辛さだけが残り、深みのある焼きめしに仕上がります。ぜひお試しを。いつもの焼きめしが全く別物に感じるほどの美味しさです。泡盛のコクがワンランク上の美味しさを作ります。

食べやすい手羽中を使ったコーレーグースの唐揚げです。下味をニンニクとコーレーグース、ヨシダソースのみでつけます。材料を全部容器に入れ、軽くもみ込んだ後に冷蔵庫で丸一日寝かせます。後は片栗粉をつけてココナッツオイルで揚げるだけ。高温で2度揚げすると美味しく食べられます。ココナッツオイルの風味が癖になる人気レシピ。

お馴染みの牛丼もコーレーグースを使って作ってみてはいかがでしょう。牛肉、玉ねぎはいつもの材料で。味付けに醤油、酒、みりん、砂糖、コーレーグースを適量入れてみて下さい。これまた沖縄伝統コーレーグース牛丼の完成です。カプサイシン効能をきたいしてダイエット中にどうしても牛丼が食べたい時におすすめ。味わいも更に深い事間違いなしです。

三島製菓『新潟仕込み 激辛島とうがらし味』は108円で販売されている辛口せんべい。かなりの辛さなので辛いのが苦手な人や子供は食べない方が無難です。1袋は40g入っていて、全部食べても156cal。島唐辛子のカプサイシン効果で汗をかきながら食べれば更に低カロリーです。小ぶりサイズのせんべいで食べやすく醤油味とのバランスが抜群でおすすめ。

カプサイシンの効能を期待して食べたいスナック菓子。ドリトスのチーズコーレーグース味。沖縄と台湾限定でファミリーマートで販売されています。チーズのコクと人気のコーレーグースが合わさってビールのおつまみにもピッタリの逸品。お土産品などにも喜ばれるかもしれません。この商品は平成30年4月10日から9000袋で販売されていてかなり人気。

大人気ポテトチップスでも島とうがらしを使ったポテトチップスが展開されています。隠し味にマヨネーズを使っている病みつきになる旨さが評判ですが、カロリーはかなり高め。カプサイシンの効能を期待してもダイエット中には控えたい一品。ファミリーマートやサンクスなどで152円で限定販売されています。人気も上々でぜひおすすめ。

コーレーグースは可愛らしいパッケージや瓶などにこだわらなければ自宅でも簡単に作ることができる調味料です。島とうがらしを栽培するところから始めても構いませんし、島とうがらしは販売されているものを買ってきても構いません。よりこだわりのオリジナルコーレーグースを作りたい方はぜひ島唐辛子の栽培からチャレンジしてみて下さい。

島とうがらしは一般の唐辛子よりもサイズは小さ目です。通販サイトなどで種が販売されているのでそれを手に入れ、通常の唐辛子のように栽培します。肥料のあげすぎは厳禁、追肥をせずに生物のエネルギーだけで栽培しましょう。ちなみに写真はどちらも島唐辛子ですが、オレンジ色の方がより辛さも強く効能も期待できそうです。

収穫し水洗いした島唐辛子を10日以上泡盛に漬け込みます。泡盛は好きなものをチョイスしてOK。独特の風味を好んで古酒などを使用するとまた違った味わいのコーレーグースが出来上がります。泡盛の代わりに酢を使用することもありますが、この場合は液が濁ってきた時点で中の唐辛子を取り除くと長持ちします。

いかがでしたでしょうか。話題の沖縄伝統調味料コーレーグースに興味は沸きましたか？辛いものが好きなあなた、ダイエットに取り組みたいと思っているあなた、健康の為にも美容のためにもその効能は保証付き。もちろん味のバリエーションも広がり、食卓が一気に楽しくなります。ぜひあなたのお家のテーブルにも一本置いてみてはいかがでしょう。