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ホタルが見られる季節・時期は?全国地域別の観賞出来るおすすめスポットも紹介

ホタルが見られる季節・時期は?全国地域別の観賞出来るおすすめスポットも紹介
投稿日: 2018年6月26日最終更新日: 2020年10月8日

ホタルといえば夏を思い浮かべる人も多いでしょう。虫嫌いな人にとっても幻想的な光を放つホタルだけは別格です。ですがホタルの詳しい生態や見られる詳細な時期・季節について知らないことも多いのです。ここではホタルが見られる時期や季節などホタル情報満載でお届けします。

ホタルの生態や見られる時期・季節を知っていますか?見出し

Photo by ngcurly

ホタルが放つ幻想的な光は私たちを癒してくれますが相次ぐ都市開発などでホタルをみられる場所は年々減っています。ですが全国を探せばまだまだホタルは見つけることができます。どこで、どの時期、どの季節に見られるのでしょうか。今回はホタルが見られる時期や季節、またホタルの種類についてまとめました。

ホタルの生態と種類について見出し

まずホタルについて簡単におさらいしておきましょう。ホタルはコウチュウ目のホタル科に属する昆虫の種類です。私たちにとっては発光する昆虫として親しまれています。しかしホタルがなぜ光るのかを知らない人も多いでしょう。あの光は敵を驚かすためだったり食べると危険だということを敵に知らせる信号だと考えられています。

その他の理由としては交尾相手を探すために発光しているという説もあり、光の放ち方、リズム、飛び方などは種類によって様々な違いがあります。中には別なホタルの種類をまねて発光し、雄をおびき寄せて捕食してしまう種類のホタルもいます。一般的にホタルは雌のほうが運動性に長けていて、雄はあまり飛び回らずじっとしている種類が多いです。

ホタルが見られる季節・時期1:鑑賞時期見出し

ホタルというと初夏に鑑賞できる夏の風物詩のようなイメージがありますが、必ずしも夏限定の生き物ではありません。海外には秋に成虫となるアキマドボタルという種類もいますし、西表島では真冬に発光するホタルの種類が確認されました。つまりホタルを鑑賞できる季節や時期は夏限定ではなく、地域によって異なるのです。

日本で一番有名なのはゲンジボタル

そんな中、私たちがイメージするホタルの種類は5月から6月にかけて孵化するゲンジボタルが有名です。本州以南の日本全国に生息し、日本を代表するホタルとして親しまれています。全国にはそれ以外にも約40種類のホタルが生息しています。ちなみに日本から南に下った台湾では58種類のホタルが分布していて、観光行事も行われるほど人気があります。

ホタルは桜前線のように、気温の高い南に行けば行くほど鑑賞できる季節が早まります。通常ゲンジホタルは5月から7月にかけての季節、ヘイケホタルに関しては6月から8月にかけてが見ごろです。旅行を考える際はホタルを鑑賞できる季節に合わせて全国を旅歩くのもいいかもしれません。

ホタルが見られる季節・時期2:時間帯見出し

ホタルが良く飛ぶ時間帯ですが、主に夜7時から9時にかけてです。湿度が高い、風がないといった好条件の下では頻繁にみることができます。午後9時を過ぎていくとホタルが羽を休め、草木にとどまって発光を休むようになります。雨が降っていたり、曇っていたり、風がある日は活発に行動しなくなります。

ホタルは一日に飛ぶ時間帯は3つに分かれています。まずは7時から9時にかけて一回目、そして深夜11時前後に二回目、そして日付がかわって深夜2時に3回目に飛行します。このうちもっとも活発なのが7時から9時までの時間帯で、ご家族連れで鑑賞するならやはり7時から9時にみるのがおすすめです。

ホタルは田んぼや川面などの水辺で鑑賞しやすい生き物です。ホタルの鑑賞しに水辺に行く際は足元に気を付けて、また気象情報をよく調べてからにしましょう。気象条件が合わないとホタルは活発ではなくなってしまうため、目にすることが難しくなるので事前に調べておきましょう。

ホタルが見られる季節・時期3:ホタル前線見出し

ホタルが見られる時期や季節は全国によって異なります。桜前線のように温かい南ほどはやくなります。もともと熱帯で生まれた生物なので、温かい地方を中心に成虫になります。九州や沖縄では5月から6月下旬にかけてよく見かけるようになり、中国や四国、近畿地方では5月下旬から7月上旬にかけてが見ごろです。

関東や中部地方にかけては6月上旬から7月にかけてが見ごろになり、東北と北海道にかけては6月から8月にかけてホタルが活発になります。住んでいる地域によってホタルが見られる季節や時期が異なるので、時期がきたら桜前線ならぬホタル前線をウェザーニュースでチェックしましょう。

ホタルは昔に比べ見る機会が減っていますが、全国にあるホタル保存会などによって、ホタルの住処となる場所が守られ、またエサとなるカワニナを増やすことによってホタルの数を増やす取り組みも行われています。そんな各地のホタル鑑賞スポットから、特におすすめの鑑賞場所をいくつかご紹介しましょう。

ホタルが見られる季節・時期4:沖縄見出し

沖縄では5月中旬から6月にかけて、全国に先駆けてホタル観賞を楽しめます。沖縄を代表するホタルはオキナワスジボタルで、このホタルの種類は沖縄本島ほか奄美大島などでも確認できます。沖縄でホタル観賞のおすすめスポットはビオスの丘という場所で、5月19日から6月30日までの間の土日にナイトツアーも開催しています。

ホタル以外にも植物や小動物などの夜の姿、変化を楽しむことができるため、地元以外の人々が幻想的なホタルを見に訪れます。身近に鑑賞できる自然や動植物と触れ合う機会がない人にとって貴重な経験ができるおすすめスポット。自然の営みを鑑賞しに、是非ビオスの丘に足を運んでみてはいかがでしょうか。

ホタルが見られる季節・時期5:九州地方見出し

また九州の福岡では北九州市八幡西区の黒川沿い石坂橋から梅崎橋周辺でゲンジボタルを鑑賞することができます。時期は5月中旬から6月上旬にかけて。周囲一帯でホタル観賞を楽しめます。また地元では有名な香月・黒川ほたる祭りも行われます。開催期間は5月26日から27日の二日間、周辺は交通規制が敷かれ、ブランスバンドが演奏されます。

さらにもう一つ福岡から朝倉郡の棚田親水公園でもホタル観賞が楽しめます。ホタルの生息数は数万匹、地元ではホタルの保護運動が実り、宝珠山川や大肥川周辺は福岡有数のホタルの鑑賞スポットとして親しまれています。宝珠山ほたる祭りは初夏の風物詩として県内外から多くの人々がやってくる地元で人気のお祭りです。

ホタルが見られる季節・時期6:四国地方見出し

四国で代表的なホタル観賞スポット、まずは香川県中多郡まんのう町にある金倉川流域のほたる見公園です。ここではゲンジボタルの一種まんのうボタルを楽しめます。ほたる見公園はホタルが育つよう水車小屋や水路などを設けており、その成果もあり6月初旬から中旬にかけて闇夜を彩る幻想的なホタルを鑑賞できるようになりました。

徳島県吉野川市にある美郷もホタル鑑賞のおすすめスポットです。ここは周辺環境が国の天然記念物に指定されていて、ゲンジボタルやヘイケボタルを鑑賞できる四国随一のおすすめスポットとして知られています。時期は5月下旬から6月中旬にかけて、約5000匹のホタルが飛び交います。ほたる鑑賞ツアーも行っていて、先着20名に限り参加できます。

ホタルが見られる季節・時期7:中国地方見出し

中国地方でホタル観賞に適したおすすめスポット、まずは島根県邑智郡にあるほたるの館周辺です。長田川は県の天然記念物であるゲンジボタルが生息していることで知られています。公園内にあるほたるの館周辺では6月上旬から7月にかけて川面を彩る沢山のホタルを確認できます。ホタルが発光しなくなるためフラッシュ撮影や懐中電灯はNGです。

そして広島県東広島市にある志和堀ホタルの里もホタル観賞で有名なおすすめスポットです。時期は5月下旬から6月中旬にかけて、およそ3000匹のゲンジボタルが飛び交う神秘的な光景に魅了されます。6月頭に催される志和堀ほたる祭りも地元で有名なお祭りで、大勢の人々でにぎわいます。

ホタルが見られる季節・時期8:近畿地方見出し

近畿地方でおすすめのホタル観賞スポット、まずは大阪市にある宴会場や結婚式場として有名な太閤園です。およそ4000坪という広大な日本庭園内の小川で5月下旬から6月中旬にかけてゲンジボタルやヘイケボタルが飛び交う姿を鑑賞できます。ホタルのまばゆい光を楽しむホタル物語のイベントは、初夏の訪れを告げる人気イベントの一つになっています。

そして京都の宇治市にある宇治市植物公園もゲンジボタルが鑑賞できるおすすめスポットです。時期は5月下旬から6月上旬にかけて、綺麗な水で育まれたホタルが飛ぶ魅惑的な景色が楽しめます。有料公園内にあるので、お子様連れや女性の方でも安心して鑑賞できます。ただし鑑賞区域ではフラッシュ撮影など一般的な撮影はできませんのでご注意ください。

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大都会の大阪でもホタルを鑑賞できるスポットがあります。夏の夜空で小さな光の点滅は、動くイルミネーションを見るようです。幻想的な夏の風物詩はほんの一瞬のイベントで、まるで桜の花を見ているような儚さがあります。大阪には繁華街の真ん中でホタルを見ることもできます。

ホタルが見られる季節・時期9:中部地方見出し

中部地方では静岡県伊東市、伊東温泉の南西にある松川湖でホタル鑑賞が楽しめます。車で訪れるのにおすすめのスポットで、6月上旬から中旬にかけて美しいゲンジボタルが発光する姿を楽しめます。ここでも鑑賞スポットにおいては懐中電灯やフラッシュ撮影は禁止されているのでご注意ください。

そして愛知県西尾市にある平原ゲンジボタルの里も6月上旬から中旬にかけてホタルが飛び交います。保存会の役員の方が案内や解説をしてくれるので、普段ホタル観賞になれてない方でも安心です。平原ゲンジボタルの里ホタルまつりも地元で恒例行事です。ここも当然フラッシュ撮影は禁止なので注意してください。

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ホタルが見られる季節・時期10:関東地方見出し

もちろん関東地方でもホタル観賞は楽しめます。代表的な鑑賞スポット、まずは都内のよみうりランドです。初夏の風物詩でもあるほたる鑑賞会はよみうりランドの人気イベントの一つです。普段都内ではみられなくなったゲンジボタルやヘイケボタルが飛び交う姿を6月から7月にかけての週末19時半から楽しめます。

千葉県にある清和ほたるの里も関東有数のホタル観賞スポットです。ホタルを守ろうと地元の有志が水路改革や農薬の使用制限をしてホタルの生息環境とエサとなるカワニナを守ってきました。その成果もあり、6月上旬から7月上旬にかけて、ゲンジボタルやヘイゲボタルが発光しながら舞う美しい光景を目の当たりにすることができます。

群馬県利根郡にあるみなかみ町月夜野ホタルの里もホタル観賞におすすめスポットです。月夜野の清流は6月下旬から7月上旬にかけて沢山のホタルが舞う姿を確認できます。夜8時から9時にかけての時間帯が一番ホタルが飛び交い、蒸し暑い日が一番おすすめだということです。

神奈川県愛甲郡にある松葉沢ほたるの里もホタル鑑賞におすすめです。ここは環境庁の「ふるさといきものの里100選」の一つに認定されています。松葉沢ホタル保存会が作り上げたカワニナの養殖場がホタルの生態数を増やしたことで、宮沢川沿いでゲンジボタルやヘイケボタルを6月上旬から中旬にかけて楽しめます。

ホタルが見られる季節・時期11:東北地方見出し

東北地方では青森市内にある細越ホタルの里がホタル観賞におすすめスポットです。鑑賞時期は6月下旬から7月中旬にかけて、青森市街の綺麗な夜景もあわせて美しいホタルの光を楽しむことができます。なお車でのアクセスはできないので市営バスやタクシーをご利用ください。

そしてもう一つ東北地方から紹介するのは岩手県二戸市の折爪岳です。ここは東北最大ともいわれるヒメボタルの鑑賞スポットです。ブナの原生林に彩られた自然が織りなすイルミネーションはまるでファンタジーの世界です。季節は7月上旬から下旬、山頂散策になるので夏ですが防寒着対策をしていきましょう。

ホタルが見られる季節・時期12:北海道見出し

北海道からは雨竜郡にある沼田町ほたるの里がおすすめ鑑賞スポットです。見られる季節は全国で最も遅い7月上旬から8月にかけて、夏休み期間に幻想的なホタルの乱舞を楽しめます。ホタル観賞時期にはろしん温泉ほたる館において、ほたる祭が催され、全国から大勢の人出で賑わいます。

また釧路湿原温根内ビジターセンターもホタル観賞におすすめです。時期は7月中旬から8月上旬にかけて、国立公園内において手付かずの自然の中で繁殖したホタルを楽しめます。自然探勝道なので、懐中電灯の灯りやフラッシュ撮影は控えましょう。また大きな音を立てるのも厳禁ということです。

ホタル観賞でカメラのフラッシュは厳禁見出し

ホタルの幻想的な光は、人工的な光がない時代からありました。したがってホタルは人間が撮影で作り出すまぶしい光(フラッシュ)を嫌います。綺麗なホタルを写真に収めようと鑑賞地でストロボ撮影する人はホタルにも周囲にも迷惑をかけるのでやめましょう。そもそもフラッシュ撮影をしてもホタルの幻想的な光は収めることができません。

ホタルを撮影するカメラマンはデジタル一眼レフを使っています。三脚にカメラを固定してカメラを触らないように電子レリーズを使い、しばらくシャッターを開いた状態で光を蓄積して光跡を映しこむのです。この撮影方法の際周囲にストロボ撮影されるとせっかくの苦労が水の泡になってしまうのです。マナーを守って正しくホタル観賞を楽しみましょう。

ホタル観賞しに全国に足を運んでみよう!見出し

Photo by _swika

ホタルの生態や全国のおすすめスポットについての紹介でした。見ているだけで穏やかな気持ちになれるホタルが放つ幻想的な灯り。観光地の近くに鑑賞スポットがあることも多いので、旅行で近くを訪れる際は、ホタルが舞う美しい光に魅了されてみてはいかがでしょうか。

投稿日: 2018年6月26日最終更新日: 2020年10月8日

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