地域

地域から探す

  • 日本
  • 北米
  • 中南米
  • アフリカ
  • 中東
  • アジア
  • ヨーロッパ
  • オセアニア
キーワード

キーワードから探す

波上宮は沖縄のパワースポット!御朱印やお守りはお土産にもおすすめ!

波上宮は沖縄のパワースポット!御朱印やお守りはお土産にもおすすめ!
投稿日: 2018年7月27日最終更新日: 2020年10月8日

沖縄県那覇市の国際通りの近くに鎮座する「波上宮」は沖縄のパワースポットとして有名です。そして「波上宮」には色々な種類の沖縄ならではのお守りや御朱印帳等があり、お土産にもおすすめとなっています。そんな「波上宮」の詳しい情報を沖縄の七五三情報等と共に紹介します。

沖縄のパワースポット波上宮へ参拝に行こう!見出し

Photo by othree

沖縄県那覇市の国際通りから徒歩で約20分の高台に鎮座する「波上宮(なみのうえぐう)」は、「琉球八社」の第1位という沖縄県で最も格式が高い神社である「琉球国新一の宮」に認定されています。「波上宮」は沖縄のパワースポットとしても有名な神社で沢山の人がパワーを頂く為に訪れます。そんな「波上宮」へパワーを頂きに参拝に行きましょう!

那覇市観光!世界遺産など人気見どころスポットランキングをご紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
那覇市観光!世界遺産など人気見どころスポットランキングをご紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
沖縄県の那覇市は、全国的に観光名所としても人気のスポットですよね。沖縄の青い海や世界遺産など、様々な観光名所があり見所盛り沢山の場所です。今回は、那覇市のおすすめ人気観光地ランキングをご紹介しますので、次回の那覇市観光の参考になさってください。

沖縄のパワースポット波上宮について見出し

沖縄のパワースポットとして有名な神社「波上宮」の主祭神は、伊弉冊尊 (いざなみのみこと)、左神座の速玉男尊 (はやたまをのみこと)、右神座の事解男尊 (ことさかをのみこと)の3柱の神、「波上宮」の相殿神は、火神の竈神(かまどがみ)、産土大神(うぶすながみ)、薬祖神の少彦名神(すくなびこなのかみ)の3柱の神から成っています。

「波上宮」の拝殿は、南国の沖縄らしい赤瓦がのった朱塗りの鮮やかな神社となっています。また、境内にある手水舎も拝殿と同じ赤瓦となっており、日本本土の神社にいる様な狛犬では無く、沖縄のシンボルであり悪霊などの魔よけの為に民家などの建物の門や屋根に設置してあるシーサーが、守護獣として神社「波上宮」を守っているのが印象的です。

沢山の神様達が主祭神や相殿神として祀られている「波上宮」は、良縁結びのご利益で有名な神社ですが、車やオートバイ等で事故がないように交通安全や安産祈願、子孫繁栄や長寿の祈願もして貰えます。また、商売繁盛や健康祈願、合格祈願や海上安全など幅広いご利益を頂く事が出来ます。車のお祓いなどの厄払いのお祓いも受け付けています。

沖縄のパワースポット波上宮の由来見出し

創始年は分かっていない「波上宮」が鎮座するこの波の上の崖端は沖縄に昔からある信仰で、人々が海の彼方にあると信じてきた海神の国(ニライカナイ)の神々に毎日豊漁と豊穣などの祈りを捧げてきた聖地及び拝所でした。琉球王国時代に中国・南方・朝鮮・大和(日本本土)との貿易により栄えた琉球にとってこの地は外国との大切な玄関口でした。

Photo by othree

その後、日本の熊野信仰が琉球に入ってきて、王府はこの波の上の崖端に社殿を建てて祀りました。しかし、これには昔から伝わる次の様な伝説があります。昔、南風原に毎日釣りをしていた崎山の里主がいたそうで、ある日、この里主は海浜で光を放ち物を言う不思議な霊石を見つけたそうです。そして里主がこの霊石に祈った所、豊漁となったそうです。

これを知った神々はこの不思議な霊石を奪おうと試みた為、里主は現在の「波上宮」が鎮座する場所まで逃げてきます。すると、熊野権現(くまのごんげん)より「ここに社殿を建てて自分を祀れば国家鎮護の社となるであろう」と、神のお告げが里主にあったそうです。この事を里主は王府に伝え、王府は神社「波上宮」を建てて熊野権現を祀りました。

Photo by othree

琉球王国時代に政治の中心部だった首里がより栄えると、外国との玄関口であった「波上宮」が鎮座する現在の那覇港辺りはより重大な役割を果たすようになります。多くの船は「波上宮」の神々に航海の安全等を祈り、感謝を捧げてきました。また、琉球の人々は毎日、「波上宮」の神々に国家の平安や繁栄、豊漁や豊穣の祈りも捧げてきました。

Photo by thomas0423

「波上宮」は「琉球八社」の制が設けられると第1位になり「琉球国新一の宮」に認定されましたが、日本が太平洋戦争へ突入して沖縄地上戦が始まると「波上宮」も被災してしまいました。しかし、戦後の昭和28年に御本殿と社務所、昭和36年には拝殿等も再建されて、現在は南国の雰囲気が漂う立派な「波上宮」に生まれ変わり多くの人々に愛されています。

沖縄の神社「琉球八社」とは?おすすめの人気パワースポットをご紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
沖縄の神社「琉球八社」とは?おすすめの人気パワースポットをご紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
沖縄には琉球八社または沖縄八社と呼ばれる8つの神社があります。その昔「琉球王国による琉球八社(官社)の制」により特別の扱いを受けたという歴史深く由緒正しい神社で、人々が神々へ祈りを奉げる場所とされています。八社中一社は八幡神、七社は熊野の神様が祀られています。

沖縄のパワースポット波上宮の主祭神1:伊弉冊尊見出し

日本神話に登場する伊弉冊尊 (いざなみのみこと)は、天と地が分かれた「天地開闢(てんちかいびゃく)」の時に生れた7人の神「神世七代(かみのよななよ)」の最後に一緒に誕生した伊弉諾神(イザナギ)の妹で、妻でもあった女神でした。この頃から天界の「高天原(たかまがはら)」、地上の「葦原の中つ国」、冥界の「黄泉の国」に分かれました。

Photo by jinkemoole

その後、天界のイザナミとイザナギは他の神々に頼まれオノゴロ島に下り、その後、目出度く結婚、そして当時は海以外何もなかった地上の「葦原の中つ国」に日本列島を作る為、淡路島や隠岐島などの多くの島々(子供達)を産み、多くの神々も産んで国づくりをしました。そんな愛し合っていて互いを必要としていたイザナミとイザナギに悲劇が訪れます。

イザナミは自分の子供である火の神の軻遇突智(迦具土神・カグツチ)を出産中に火傷を負い病に伏せてしまいます。そしてイザナミはこの世を去ってしまいます。その後、イザナミを失った悲しみと怒りからイザナギは自分の子供、カグツチを許せず殺してしまいました。イザナミを忘れきれないイザナギは、イザナミに会いに冥界の「黄泉の国」へ行きます。

イザナギはこの世とあの世を遮る石の扉を開けて、冥界の「黄泉の国」で腐敗して見るも無残な姿となったイザナミを見つけ驚きます。そんなイザナギを見たイザナミは、失望感と共に怒りが込み上げてきて黄泉の国の使者にイザナギを殺すように命じます。イザナギは地上と黄泉の国の間にある坂、黄泉比良坂(よもつひらさか)まで何とか逃げてきます。

黄泉比良坂の黄泉の国への入り口で、追ってきたイザナミに対しイザナギは、傍にあった大きな岩を投げて道を塞いでしまいます。そして追ってきたイザナミに対しイザナギは離縁を突きつけました。この時、イザナミは「愛しい人よ、こんなひどいことをするなら私は1日に1000の人間を殺すでしょう」と、大岩の向こうのイザナギに向かって叫んでいます。

これに対しイザナギは「愛しい人よ、それなら私は産屋を建てて1日に1500の子どもを産ませよう」と返しています。この事からイザナミの呪いで1日に1000人が死に、イザナギの力で1日に1500人が誕生する事になりました。またイザナミの呪いで人間に寿命が出来ました。イザナミはその後、黄泉津大神や道敷大神と呼ばれる「黄泉の主宰神」になりました。

大地の神であり、人間の生と死を司る神でもあるイザナミは「波上宮」の主祭神の1人として祀られており、大地の母神と言われている通り、万物を生み出すパワーと、死をもたらすパワーを持っています。「黄泉の主宰神」であるイザナミのご利益には、縁結びや恋愛成就、安産や厄除開運、無病息災や家内安全、商売繁盛などがあると言われています。

沖縄のパワースポット波上宮の主祭神2:左神座の速玉男尊 見出し

Photo by Mark thanks for 2,000,000+ views

イザナギが亡くなったイザナミに会う為に黄泉の国まで行った時に離縁しましたが、イザナギはその約束をかためる為に唾を吐きました。その唾から生まれた神が速玉男尊(はやたまをのみこと)です。「波上宮」の主祭神の1人である速玉男尊は離縁の約束をかためる為の唾から生まれてきた為に、絶縁のご利益や約束のご利益などがあると言われています。

沖縄のパワースポット波上宮の主祭神3:右神座の事解男尊見出し

「波上宮」の主祭神の1人である事解男尊 (ことさかをのみこと)は、速玉男尊がイザナギが吐いた唾から生まれてきた後に、掃きはらった時に生まれてきた神であると言われています。この事から事解男尊は、物事を明らかにし事態を収拾させるご利益や魔を祓うご利益があると言われています。伊弉冊尊と共に日本全国の熊野神社に祀られていたりします。

沖縄のパワースポット波上宮の相殿神1:火神の竈神見出し

Photo by Kusakabe

奥津日子命(おくつひこのみこと)と奥津比売命(おくつひめのみこと)の二神である火神の竈神(かまどがみ)は竈や台所など火を使用する場所に祀られている火の神で、農業や家畜、そして家族を守る守護神でもあります。火の神をヒヌカンと呼ぶ沖縄や奄美群島では家の守護神として祀られています。竈神は粗末に扱うと人に祟りを及ぼす激しい性格だそうです。

沖縄のパワースポット波上宮の相殿神2:産土大神見出し

その人が生まれた土地の守護神である産土大神(うぶすながみ)は、その人が生まれる前から死んだ後まで守ってくれる神様だと言われています。同じ様に氏神様も土地の守護神ですが、産土大神との違いはその人が引っ越したら氏神様もその都度変わるという事です。日本国内、または海外に引っ越しても守ってくれる産土大神はとても有難い神様です。

沖縄のパワースポット波上宮の相殿神3:薬祖神の少彦名神見出し

Photo byqimono

古事記では神産巣日神(かむむすひのかみ)の子、日本書紀では高皇産霊尊(たかひむすひのみこと)の子である少彦名神(すくなびこなのかみ)は、大国主神と共に国づくりをした体の小さい神です。少彦名神は穀物を生長させ実らせるパワーを持つ農耕の守護神であり、大国主神と共に医業のご利益、温泉や酒造の神として祀られている事が多い神です。

沖縄のニライカナイ信仰とは見出し

Photo by Akamera Photo

沖縄と奄美諸島で信仰されている「ニライカナイ」は海の東側の遥か向こうの海の底、地の底にあると考えられている「理想郷」を指す死後の世界の事です。沖縄と奄美諸島では人は亡くなると魂が「ニライカナイ」へ戻り、生者の魂は「ニライカナイ」から来ると考えられています。また、沖縄では亡くなると魂が親族の守護神になると考えられています。

Photo by shig2006

そして「ニライカナイ」は魂が守護神に生まれ変わる場所と沖縄と奄美諸島では考えられています。豊穣や生命の源でもある「ニライカナイ」から神様も年始にやってくると考えられており、五穀豊穣をもたらして年末にまた戻ると考えられています。「ニライカナイ」と関係している観光スポットには「ニライカナイ橋」や「神の島・久高島」等があります。

沖縄のパワースポット波上宮の七五三見出し

沖縄県には昔、日本本土の行事である「七五三」は存在しませんでした。その代わり沖縄には数え年で13歳になると男女共に行われる「十三祝(じゅうさんいわい)」という行事が「七五三」の代わりにあり、旧暦の正月の後の最初の干支の日に行われています。沖縄では「十三祝」はやったけど「七五三」はやらなかったという人も多いようです。

最近は日本本土から沖縄に「七五三」が伝わり、自分の子供を「七五三」の参拝に連れて行く人が増えています。「波上宮」でも11月には「七五三詣」の受付が始まります。「波上宮」では「七五三詣」の予約は必要ありませんが、結婚式や祭事の為に「七五三詣」を待たないとならない場合があるので電話で確認してから参拝に行く事をおすすめします。

「波上宮」の「七五三詣」では子供達に、千歳飴・お菓子・小さな色鉛筆セット・風船・記念メダルをお土産として渡しています。乳幼児の死亡率が高かった昔の日本では、7歳までに命を落とす子供が沢山いました。そんな事もあり「七五三詣」には自分の子供に健康に、そして無事に育って長生きして貰いたいという親の切実な願いが込められていました。

沖縄のパワースポット波上宮のお守り見出し

「波上宮」は主祭神や相殿神など沢山の神様が祀ってある神社の為、色々な種類のご利益を頂く事が出来ます。この事から「波上宮」には色々な種類のお守りがあり、どのお守りにするか目移りするかもしれません。元々、縁結びのご利益で有名な「波上宮」には、沖縄らしい青と赤の貝の形をした可愛い縁結びのお守りがあってお土産などに喜ばれています。

「波上宮」には沖縄伝統の染色技法「紅型(びんがた)」を使用した「紅型お守り」もあります。「紅型お守り」の初穂料は500円で、この鮮やかな色の「紅型お守り」は沖縄のみで購入可能でお土産にも人気のお守りとなっています。他にも家の中に邪悪な物が入ってくるのを防ぐ魔よけのお札の「厄除神符」(フー札)初穂料200円や、病気平癒お守りなどもあります。

「波上宮」の交通安全のお守りも沖縄ではとても有名で初穂料1000円・500円・300円の何種類かのお守りの中から選ぶ事が出来ます。小学生の子供が持つのにぴったりの可愛いランドセルお守り初穂料500円なども人気です。他にも安産お守り初穂料500円や合格お守り初穂料500円、学業お守り初穂料300円など色々な種類のお守りを選ぶ事が出来ます。

沖縄のパワースポット波上宮の御朱印見出し

御朱印ガールという言葉もある程、御朱印を集めている人が増えています。「波上宮」でも沖縄らしい赤瓦の授与所にて立派な御朱印を頂く事が出来ます。南国の気候の沖縄では御朱印を待っている間、エアコンのきいた待合室で待つ事が出来るのが嬉しいです。「波上宮」の御朱印は赤いスタンプの上に、流れる様な綺麗な字で社名と日付を書いて貰えます。

「波上宮」では、日本本土では見られない沖縄風の生地に、色鮮やかな色とデザインの御朱印帳も購入する事が出来ます。「波上宮」の御朱印は、毎日9時半から17時まで授与所にて受け付けており、御朱印の初穂料は300円、御朱印帳の初穂料は1000円となっています。日本の最南端に位置する神社の御朱印と御朱印帳が、「波上宮」の物となります。

沖縄のパワースポット波上宮の基本情報とアクセス方法見出し

Photo by shi.k

「波上宮」の参拝時間は24時間で定休日は無休です。「波上宮」の社務所は9時半から17時迄です。「波上宮」へのアクセス方法には車や路線バス、モノレールがあります。車の場合は那覇空港から国道58号線を使用して約15分です。路線バスの場合は「西武門前」で下車して直ぐです。モノレールのゆいレールの場合は「旭橋駅」で下車後、徒歩で約15分です。

Photo by tab2_dawa

「波上宮」まで車でお越しの方は、「波上宮」には20台収容可能な無料駐車場があります。また、無料駐車場が満車の場合にも「波上宮」の付近に沢山の有料駐車場があるので安心です。「波上宮」が鎮座する沖縄南部は、観光スポットが多い為に交通アクセスが良いので、モノレールのゆいレールか路線バスのアクセスを使用するのもおすすめです。

住所:沖縄県那覇市若狭1丁目25−5
電話番号:098-868-3697

 

ゆいレールで那覇を観光しよう!1日乗車券のお得な使い方も紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
ゆいレールで那覇を観光しよう!1日乗車券のお得な使い方も紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
沖縄の那覇市を走る「ゆいレール」は、那覇空港から首里城までのさまざまな観光スポットを通過するモノレールです。地元の人のみならず、観光客にもとても利用しやすいと人気の交通手段です。今回は、そんなゆいレールの詳細や駅周辺の観光スポットなどをご紹介します。

沖縄のパワースポット波上宮の魅力を感じよう!見出し

Photo by thomascheang

沖縄のパワースポットとして有名な「波上宮」を紹介してきましたがいかがでしたか?沖縄の伝統や歴史、「波上宮」に祀られている神様達について学んでから「波上宮」と日本本土の神社の違いを観察して参拝すると、より「波上宮」の魅力が見えてきます。沢山の観光スポットがある沖縄南部の那覇市を観光の際は是非、「波上宮」を参拝してみて下さい。

投稿日: 2018年7月27日最終更新日: 2020年10月8日

アイコン

RELATED

関連記事

ライター

この記事を書いた人

アイコン

人気記事ランキング

アイコン

公式アカウントをフォローして最新の旅行情報をチェックしよう!


  • instagram
  • line

公式アカウントをフォローして
最新の旅行情報をチェックしよう!

旅行や観光スポット・グルメ・おでかけに関する情報発信メディア

©TravelNote