鳴龍はミシュラン星も獲得した話題のラーメン店！おすすめのメニューは？

鳴龍は「ミシュランガイド東京2017」にも掲載された、東京南大塚にある行列の出来るラーメン店です。鳴龍のおすすめメニュー「担々麺」が中でも有名ですが、美味しさの秘密、行列情報やアクセスなど、鳴龍のおすすめ情報をみどころ満載でご紹介していきます。東京に訪れた際には、ぜひラーメン店「鳴龍」に足を運んでみてはいかがでしょうか？

南大塚にある鳴龍は「ミシュランガイド東京2017」で日本で2番目に一つ星が付いたラーメン店です。現在東京でミシュランの星が付いているラーメン店は2店のみなので、凄い快挙を成し遂げたと言う事です。2018年までにミシュランの一つ星を獲得したのは180店舗ほどあるようですが、ミシュランでは和食メニューが圧倒的な強さで多いです。

ミシュランと聞いて、まず頭に浮かべるのが、「美味」そして「高級」と言う言葉です。実際ミシュランの星を多く獲得している和食メニューの中でも懐石料理やお寿司、鰻など高級食材が名前を連ねます。

洋食メニューをとっても、フレンチやイタリアンと言ったこちらも高級料理になってます。そんな中、1000円程度で食べる事が出来るラーメン店がミシュランの星を獲得するのは快挙と言うわけです。

鳴龍の店主斎藤一将さんは都内のホテルの中の中華料理店で働いたあと「自分のお店を持ちたい」と言う信念のもとに「ちゃぶ屋」に勤務しながら麺造りを学びました。その後系列店の「mist」へ。そして2010年に「mist」の香港店の両店で料理長として腕を振るいました。そして帰国し独立後、2012年5月東京南大塚に「鳴龍」をオープンさせたのです。

一般的にスープを作るとき、魚介ベースと肉系を別々に分けて旨味を抽出していく方法が採用されています。しかし鳴龍の店主斎藤さんは、最初から最後までひとつの寸胴鍋で拉麺のスープを完成させていきます。これは思うほど簡単なものではないのです。

そもそも拉麺の中には驚くほどの素材が使用されています。しかもその素材によって、旨味の抽出時間が異なるのです。それを斎藤さんは逆算し、数々の試行錯誤の知識と経験の積み重ねの上に成り立てながら完成させたのです。

2017年5月16日に放送された「マツコの知らない世界」で担々麺が紹介されました。紹介者である出演者は1000種類の担々麺を食べた評論家の大山さんであり「死ぬまでに一度は食べたい絶品担々麺」として鳴龍の担々麺を紹介しました。

マツコさんは汁ありの担々麺が好きだそうで絶賛されていました。他にも担々麺の元祖はなんと汁なしだと言う事が分かりました。

鳴龍で何と言っても人気メニューなのは「担々麺」です。普通、担々麺のスープは赤食系のスープですが、鳴龍のスープはオレンジ系で見た目からみても、とてもクリーミです。スープはまろやかでコクがあり、喉を通り過ぎたところで、酸味と辛みが刺激してきます。このタイミングと味が絶妙で、一口でスープの虜になってしまいます。

勿論麺との絡み具合は抜群です。鳴龍の麺は自家製でこだわりの麺なので、スープとの絡みあいなど、研究されているのがラーメンを食べると良く分かります。担々麺にはひき肉がありますが、鳴龍はほろほろとしたひき肉も美味しいと有名です。

ひき肉から出る旨味がスープに溶け込み、よりスープを美味しくさせているのが分かります。鳴龍の担々麺はあまりのスープの美味しさに、スープを飲み干してしまう事もよくある事なのですが、驚いた事にまったくくどくない事もラーメンの美味しい秘密なのです。

鳴龍の担々麺が日清食品から、セブンプレミアム「ramennext鳴龍担々麺」として発売されています。麺はノンフライストレート麺で、スープとよく絡みます。スープは黒酢ならではの熟成された酸味を感じる事が出来、濃厚なスープなのにくどくさせません。

醤油ベースですが、すり胡麻の香ばしい香と深い旨味を堪能できる本格的ラーメンに仕上がってます。つるっとしたコシのある麺はノンフライならではの感触です。ピリッとしたラー油や香辛料が醤油ベースのスープに驚くほどマッチしています。

スープには様々な旨味がバランスよく合わさっています。食べた後も、また食べたくなる癖になりそうな仕上がりです。カップ麺とは思えないようなクオリティの高さはまさにセブンプレミアムシリーズにふさわしいおすすめの一品です。

鳴龍のメニューの中のひとつ「醤油拉麺」のスープのベースは牛骨、その他にも丸鳥や多数の食品が入っていますが、その中でも口に入れると牛骨と牡蠣の濃縮された旨味がぎゅっと喉の奥へと流れこんでくるのが分かります。鳴龍特製の自家製麺との相性も抜群です。

ラーメンの肝と言えばスープともう一つ「チャーシュー」です。チャーシューはバラ肉の煮豚と低温調理の豚肩ロースの2種類です。どちらのチャーシューも食べごたえありの絶品チャーシューなのでおすすめです。

鳴龍と言えば、やっぱりおすすめメニューの「担々麺」やラーメン評論家の方がおすすめする「醤油拉麺」が有名ですが、他にも人気のおすすめメニューがあります。その中でも「チャーシューご飯」は一度は食べて頂きたいおすすめの一品です。

白飯の上に、ローストビーフを彷彿させる薄切りチャーシューの乗った丼ぶりです。チャーシューの上にはポン酢の様なおろしダレがかかっていて、上に乗せられた青ネギが食べる時のアクセントになっています。濃厚なラーメンとは対照的に、あっさりと召し上がる事が出来ます。

ご飯は酢飯になっており、それもあって、あっさり食べる事ができるのです。なので女性にも食べて欲しいおすすめの一品になっています。

ランチ限定で食べられるチャーシューご飯もあります。お値段は150円とお手頃です。サイコロ状のチャーシューが約15個から20個ほど乗っかているのですが、炙ってある上から甘辛のタレがかかっていて、ご飯がもりもり進みます。お腹に余裕がある方はぜひ注文してみるのも良いでしょう。

鳴龍の特製塩拉麺は、金色に輝く透き通るスープが見どころです。約20種類以上の素材が使用されており、スープのベースは鶏、貝系の旨味も感じられ、乾物系、焦がしネギなどいくつもの旨味が重なりあっています。特製塩拉麺のスープは円やかな口当たりで、これだけ素材が重なっているのに、全体のバランスが絶妙に整っています。

自家製麺はストレートの細麺で、具は味玉、メンマ、海苔、白髪ネギ、小ネギ、チャーシューは2枚ずつで計4枚。しっとりとしていてかつ弾力がある豚の肩ロースとサクッとした歯ごたえのバラ肉のチャーシュがのっています。

夜の部にはアラカルトメニューもあります。その中の一つの海老ワンタンは、一皿5つで上には白髪ネギが高々と盛り上がっています。ぷりぷりとした海老、そしてぎゅっと中に詰め込まれている肉餡と肉汁がたまりません。ビールなどのおつまみにピッタリです。

その他さっぱりとした中にピリッと辛さを感じる胡麻たっぷりのゴマキューリもおすすめです。鳴龍の炙りチャーシューは、まるでイタリアンなステーキと思うほどの肉厚チャーシューです。

その上には、驚く事にソースがかかっています。ソースは玉ねぎがベースで醤油、お酢、オリーブオイルで作られています。食べやすくカットされており、サッパリと食べられます。

坦々つけ麺は細麺で、つけ麺なので別々の容器で運ばれてきます。麺の下にはトマトスープの様なものが敷かれています。担々麺のつけ汁は2層になっていて、醤油スープの上に、担々餡と胡麻風味の汁とラー油が混じりあっています。

辛さの刺激は控えめで、つけダレを混ぜると細麺とよく絡みます。細麺は、お箸でもちあげると伸びるような感覚です。上品な胡麻の甘みのつけだれとラー油がうまい具合に混ざりあって、とっても美味しいです。スープは割とさらりとしています。

鳴龍の外見は、パッと見た感じはカフェの様な外見です。なので女性のお一人様からでも全く気軽に訪れる事が出来ます。また注文はチケットを買っておくスタイルになっています。

鳴龍の店内は、ラーメンを作っている厨房をぐるりと囲うような形でカウンター席が10席あります。こじんまりとした印象が感じられますが椅子には背もたれがあって、配置的にゆとりがあるので、席数は少ないですが、窮屈を感じさせる事がありません。

美味しいラーメンをいくら食べられると言っても、食べている時に隣の人と身体が当たってしまうようではリラックスして食べられないからと、席の配置にはお店の店長である斎藤さんのこだわりがあるのです。

鳴龍の名前の由来は、日光東照宮の天井に書かれていた「鳴き龍」から取られています。鳴き龍の下で手を叩くと龍が鳴いているように響くのです。それを見た斎藤さんは、お客様に共鳴してもらえるようなラーメンを作り続けたいと言う思いから名づけられました。

また斎藤さんと奥様の干支、そして鳴龍の店舗をオープンした年も辰年だと言う沢山の偶然や意味合いも込められて名前を「鳴龍」に決めたのです。

鳴龍は行列の絶えないラーメン店なので、待ち時間は1時間から2時間は当たり前と言われています。鳴龍の店内は10席しかないので、当然待ち時間も遅くなってしまいます。鳴龍のオープン時間は18時なのですが、開店前からすでに行列は出来ています。

もともと東京では鳴龍の長い行列は有名なので、待ち時間が長くなるのは必須。なので開店前から並んで少しでも待ち時間を短縮させようと思う人達が開店前を狙ってくるのです。それともうひとつ、鳴龍の待ち時間が長いのは、日本人だけではなく海外の観光客の方がとにかく多いからです。行列に一度並ぶとその海外の人の多さに驚いてしまうでしょう。

行列に並んでいると英語は勿論中国語など、多国籍の言葉が飛び交います。海外の方が多いのはミシュラン効果もあります。日本に観光にきて、ミシュランに掲載されているラーメン店を求めて観光スポットに足を運ぶためです。

鳴龍は土日祝日の待ち時間は勿論、平日の待ち時間も長いです。鳴龍の待ち時間の長さと美味しさが有名過ぎて、平日ならば待ち時間も少しは減るだろうと考えている人達が同じ行動をとり、平日に訪れたり、せっかく並んでいたけれど、あまりの待ち時間の長さにギブアップして、断念した人達が平日にリベンジをかけ待ち時間を短縮すべく、来るためです。

鳴龍の行列は雨の日でも関係ありません。平日や休日と同じように行列に並んでいます。なので待ち時間は1時間は見ておいた方がいいでしょう。もし天気が微妙な日に鳴龍に行こうと思った時は、雨を見越して傘を持っておくとあとあと困らなくていいのでおすすめです。

鳴龍は基本的にいつも行列が絶えない事が予想されます。なので季節が巡ってくるとそれ相応の対応が必要となります。暖かい春や秋はいいですが、夏は長時間並ぶため熱中症の危険も十分に考えられます。なので、日傘を持ってみたり、帽子なども有効な手です。また冬は寒いので、十分に着込んで置く事をおすすめします。

JR山手線大塚駅もしくは丸の内線新大塚駅から歩いて5分ほどの場所にあります。大塚南口の大通り（左側）をまっすぐに進んでキッチンABCを通り過ぎると自転車屋があります。その角を曲がって進んだ先にラーメン店「鳴龍」があります。大通りの角に立て看板が出ている事が多く、それを目印に曲がった先だと覚えておくといいでしょう。

鳴龍の定休日は火曜日であり、月曜は夜の営業はしておりません。たまに臨時休業やスープの終了などもあるようです。鳴龍の速報情報は鳴龍の公式ツイッターで確認できますので、空振りにならない為にもチェックしておくことをおすすめします。

鳴龍の営業時間はお昼の部と夜の部に分かれています。お昼の部は11時から15時までです。夜の部は18時から21時までになっています。尚、月曜日のみ、お昼の部だけになりますので、ご了承くださいませ。

いかがでしょうか？今回はミシュランガイド東京2017に掲載されたラーメン店「鳴龍」をご紹介していきました。鳴龍では一番人気の担々麺の美味しさは勿論、醤油ラーメンやチャーシュー丼など、他にも色々な美味しいメニューが沢山あります。ぜひお時間がある時、一度足を運んでみて、ミシュランが認めたその味を堪能してみてはいかがでしょうか？