鳥取名物料理厳選10選！おいしいご当地料理やB級グルメを紹介します！

鳥取県は山陰地方の日本海側に位置する県で、県の代名詞でもある「鳥取砂丘」や、美しく雄大な「大山」等の豊かな自然があります。日本海側ではおいしい海の幸も豊富に獲れます。漁獲量が日本一と言われるズワイガニや、シロイカ、モサエビ、岩ガキ等は鳥取県の名産です。

妖怪ブームを巻き起こした人気漫画「ゲゲゲの鬼太郎」の作者である水木しげるさんは鳥取県境港市出身で、境港市には水木しげるロードがあり妖怪たちに会うことができます。もう一つの人気漫画「名探偵コナン」の作者の青山剛昌さんは鳥取県東伯郡北栄町の出身で、コナン通りでは漫画のキャラクターを見つけることができます。

鳥取県は食材そのものがおいしいので、なかなか全国に名物料理の名前が知れ渡っていませんでした。現在は「食のみやこ・鳥取」として鳥取グルメのPR活動を進めていて、鳥取県のおいしい名物料理、B級グルメが全国から注目を集め始めています。鳥取グルメとして注目されているおすすめの名物料理をご紹介します。

「鳥取牛骨ラーメン」は、珍しい牛の骨でダシを取ったラーメンでシンプルな具材に醤油や塩味ベースのスープが特徴です。鳥取県の南西部で60年以上前に生まれ、地元の人には当たり前に食べられてきましたが、長らく県民以外にはあまり知られていませんでした。現在は県外からも注目されているおすすめの鳥取県のB級グルメです。

牛骨ダシのスープは独特の牛の香りとまろやかな旨味がして、思っていたより飲みやすいスープだと評判です。昔ながらの牛骨ダシだけでなく、濃厚な牛骨ダシであったり、魚介系とのWスープであったり、とお店ごとにこだわりの牛骨スープを作っているので、県内に20軒以上ある牛骨ラーメンの店で食べ比べてみてはいかがでしょうか。

鳥取牛骨ラーメンの発祥と言われる「満州味（ますみ）」は全国のラーメン好きが集まるお店です。満州鉄道の建設のためにハルビンに行った先代が、帰国後満州で飲んだスープの味を思い出して作ったと言われている牛骨スープは、まさに牛骨ラーメン元祖の味です。

住所：鳥取県米子市西福原9-21-15
電話番号：0859-22-9405

鳥取県の東部で50年間に渡って親しまれているB級グルメは「ホルモン焼きそば」です。「ホルモン焼きそば」は鳥取市を中心とした飲食店、焼肉店等で食べることができ、「ホルソバ」とも呼ばれています。2010年には「鳥取ホルソバカスタマーセンター」が立ち上がり、「ホルモン焼きそば」の知名度をあげようと活動しています。

「ホルモン焼きそば」の麺、タレ、ホルモンの部位は提供している飲食各店で異なり、それぞれお店の個性を出しています。好みの麺の具合、好みの味付けダレ、好みのホルモン部位を研究して、お気に入りの「ホルモン焼きそば」を見つけてみましょう。濃いめのタレでガツンと味付けしている「ホルモン焼きそば」がおすすめです。

山陰地方（鳥取県・島根県）で「あご」と呼ばれるのはトビウオです。鳥取県琴浦町はあごの漁獲量が多い町です。一般的にあごは刺身で食べられることが多いですが、「あごカツ」はトビウオをすり身にして、カツにしたものです。あごはお刺身でももちろんおいしいですが、ジューシーな「あごカツ」もおすすめのB級グルメです。

あごカツを使った「あごカツカレー」は、鳥取カレーとしてB級グルメの仲間入りをしています。ご飯の上にあごカツを乗せて、カレールゥにはあごのダシが入っているというまさに、あご（トビウオ）づくしのカレーです。ジューシーなあごカツとカレーの組み合わせはおすすめしたい一品です。

鳥取県では、茶わん蒸しには春雨が入っているのが普通です。「春雨茶わん蒸し」は他県では珍しく、まさに鳥取県の名物料理と言えるでしょう。この「春雨茶わん蒸し」を全国に知ってもらおうと、カニ、大山どり、白ネギ等の鳥取県産食材を使用した名物料理「伯耆の国名物　春雨茶わん蒸し」としてPR活動をしています。

鳥取県の冬の味覚と言えばカニで、「松葉ガニ」という最高級ブランドは全国的にも有名です。そんな鳥取県にはカニを使った名物料理が存在します。茹でたカニをご飯と混ぜた「かにめし」、紅ズワイガニの水揚げ量が日本一の境港の「境港新かにめし」、新グルメ「カニとろ丼」等、カニを使った名物料理が揃います。

かにめしと一口に言っても、そのスタイルは様々です。茹でたカニを乗せるご飯は、普通の白飯の他、酢飯であったり炊き込み飯であったり。カニはほぐす、ほぐさない、かに味噌を入れる等も自由です。「境港新かにめし」は、副菜にも県産の野菜を使う等のこだわりが見られます。

「アベ鳥取堂」のカニが入った駅弁は、おいしいと評判で全国にファンがいるほど。「元祖かに寿し」は半世紀を超えるロングセラー駅弁で、通年食べられます。八角形の容器も昔からのもの。「山陰鳥取かにめし」は11月〜3月に販売される人気の名物駅弁です。カニのハサミが入っていて、かわいらしいカニの容器も人気の秘密です。

年間のカレールゥ消費量がトップクラスで、らっきょうの産地でもある鳥取県は、「カレー王国」としてB級グルメ「鳥取カレー」を盛り上げようとしています。「鳥取カレー」の定義は鳥取県産品を使っていること。各飲食店がオリジナルのカレーを提供しているので、各店のこだわりのカレーを食べてみてくださいね。

「ゲゲゲの鬼太郎」や「名探偵コナン」のレトルトカレー、鳥取県産の二十世紀梨やズワイガニの出汁を入れたカレールゥ、カレールゥにあご（トビウオ）ダシを入れてあごカツを乗せた「あごカツカレー」など、続々とカレー王国としての鳥取をアピールする商品が誕生しています。

「鳥取とうふちくわ」は豆腐と魚のすり身を練り込んだちくわで、鳥取県の東部に伝わる名物料理です。江戸時代、財政が厳しかったため質素な食生活が推奨されていました。魚の代わりに豆腐を使うことを意識されていて、その中でとうふちくわが誕生したと言われています。ヘルシーなのでカロリーが気になる人にはおすすめです。

「いただき」は鳥取県西部に伝わる名物家庭料理で、「ののこ飯」とも言います。いなりずしに似ていますが、調理方法は異なります。大きい油揚げの中にお米や野菜、干し椎茸を入れてダシ汁で炊き込みます。もともとは家庭料理でしたが、現在はスーパーで販売していますし、居酒屋でも提供されています。

「いただき」はお祝い事の際に各家庭で作られていました。近所の人にも振舞っていて、米が貴重だった時代にご馳走を「いただく」ということから「いただき」になったと言われています。形が大山の頂上に似ているから「いただき」になったという説もあります。

「大山おこわ」は鳥取県の西部、大山山麓で食べられてきた名物家庭料理で、野菜や山菜等の大山山麓の食材を使用したしょうゆ味のおこわです。僧兵の戦勝祈願として作られたのが最初と言われ、その後はお祝い事の際に各家庭で作ることが定着しました。「大山おこわ弁当」はJR米子駅の名物駅弁で、おいしいおこわの味にハマる人多数です。

「とっとりバーガー」は、鳥取県産の食材を使ったご当地B級グルメです。「とっとりバーガー」の中に挟まれるものは鳥取の和牛や大山どりのみならず、ベニズワイガニ、あごカツ、牛骨ラーメンや大山おこわ等の鳥取名物料理まで、実にバラエティに富んでいて興味深いです。

鳥取県内で開催される「とっとりバーガーフェスタ」では、県外からもご当地バーガーを披露しに各団体が参加します。今や全国に広がるご当地バーガーの祭典が、鳥取県で催されるなんてすごいですよね。「とっとりバーガーフェスタ」に行けば、各県の団体がおすすめするご当地バーガーを楽しむことができます。

大山おこわ、春雨茶わん蒸し等の伝統的な名物料理から、ホルモン焼きそば、鳥取カレーのようなB級グルメまで、鳥取県には今すぐ食べてみたくなるおいしい料理がたくさんあります。どれを食べてみたいか、心は決まりましたか？鳥取県に行ったら是非、バラエティ豊かな名物料理、B級グルメを試してみてください。