鳥取の雪はいつから・どのくらい降るの？運転時の注意点もご紹介！

山陰地方にある鳥取県。鳥取砂丘や境港漁港、三朝温泉など様々な観光地があり年間を通して多くの観光客が訪れています。そんな鳥取県は冬になると一面雪景色に変わります。夏の鳥取しか知らない方が冬に行くと驚かれることでしょう。そこで、鳥取の雪についてご紹介していきましょう。鳥取の雪は一体いつからどのぐらい降るのでしょう。

鳥取の雪は一体いつから降るのか、降り始めの時期の予想や、雪が降ったときの運転時の注意点もご紹介していきましょう。雪の中での運転は、慣れているという方でも事故が起こりやすくなっています。そのため、普段は雪道を運転したことがないという方にとってはなおさら注意しながら運転をしなくてはなりません。

いつから雪が降るのか予想が立っていると、鳥取に旅行に行く場合の準備もスムーズに行えるでしょう。例年いつから降っているのかチェックしておきましょう。

まずは鳥取の雪シーズンの特徴についてご紹介します。鳥取は砂丘があることから冬場は雪が降るというイメージを持っていない方も多いです。雪が降ると言ってもそうたいしたことがないのではないかと思われる方も少なくないでしょう。そこで、実際の鳥取の雪の時期は一体どのようになっているのでしょうか。鳥取の雪について探っていきましょう。

鳥取では、県の全域が豪雪地帯と言ってよいほど雪の時期になると全てが雪に覆われます。鳥取に住んでいる方は、雪かきを連日行わないといけないというケースも多く、スタッドレスタイヤは必須です。

中国山地沿いは特に多くの雪が降っており、雪道の運転に慣れていないという方は慎重に運転しなくてはなりません。冬場は夏場に比較すると事故率も高くなっており、平地であっても雪によってスリップする恐れがあります。気温も低くなるため防寒もしっかりと対策が必要となります。

鳥取は山陰地方・日本海側に位置しており日本海側気候に属しています。同じ日本でも、太平洋側気候と日本海側気候に分かれていますが、この日本海側気候は夏には太平洋側と比較すると雨が少なく、冬には雪が多いことが特徴となっています。

鳥取は春から秋にかけては好天の日が続き、雨が少ないので観光にもベストです。冬になると降雪や積雪も多くなると予想され、豪雪地帯に指定されています。

ちなみに、鳥取県の中でも、東部の方が西部よりも雪の量が多いです。東部にある鳥取市と比較すると西部沿岸にある米子などは豪雪地帯に指定されている割には積雪量が少ないです。

ただし、西部でも全く降らないということではありません。少ないと予想されていたとしても、ドカ雪に見舞われることもあり、雪の時期には注意が必要です。

鳥取の雪は冬の間ずっと振り続けるのでしょうか。一体いつからいつまで降っているのか、平均的な季節をご紹介します。このいつから降り始めるか、降り終わる時期はいつまでなのかは、その年によって変わります。そのため、鳥取に行かれる予定が立っている場合にはしっかりと気象予報をチェックしておくことが重要となります。

まだ雪が降っていないという場合でも、いつから降る予想になっているのかをチェックしておかないと路面凍結など大変なことになってしまうケースも少なくありません。

鳥取でいつから雪が降り始めるのかですが、平均的に12月中旬頃からになります。この時期はずれることもあり、12月下旬や年明けまでなかなか降り始めない、または12月上旬からパラパラと降ってきたということもあります。

そのため、いつから降るか予想している気象情報を参考にしながらスタッドレスタイヤや防寒具の用意は11月下旬までに済ませておくのがおすすめです。

鳥取の雪は平均的に3月上旬まで降っています。こちらも降り始めの時期と同様に早まったり逆に遅くなったりすることがあります。また、雪が終わったと思ってもまた少し降ることもありますので要注意です。

雪が降らなくなっても、地面の氷はまだ溶けていないというケースも多いです。そのため、雪が降らないからといって通常の靴で歩いて滑ってしまうということもあり得ます。雪がやんでもしばらくの間は雪対策はしておいた方が良いでしょう。

豪雪地帯に指定されている鳥取ですが、雪は一体どのぐらい降るのでしょうか。普段雪が降らない地域に住んでいるという方にとってはなかなか予想がつきにくい雪の量ですが、こちらもその年によってかなり変動があります。そこで、鳥取で降る平均的な雪の量をご紹介していきましょう。

鳥取の冬に降る雪の量は、過去30年で見ると148.4cm・過去10年で見ると156.6cmと年々雪の量は増加傾向にあるようです。ただし、この雪の量はその年によってかなり違います。50cm以下のときもあれば300cmを超すときもあります。どちらにしても全く降らないということはありません。

なかなか雪が降らず、いつから降るのだろうと思っていたらあっという間に雪景色にに変わったというケースも少なくありません。

鳥取の冬の積雪量は上でご紹介した通りです。多い日には一日で30ccm以上の積雪になることもあります。そのため、常に積雪に対する準備が必要となっています。一軒家に住んでいるという方は毎日の雪かきが必要となったり、道も渋滞しているので夏に比べて目的地まで倍の時間がかかったりするのも鳥取の雪シーズンの特徴です。

鳥取の雪道を運転する際には様々な注意点があります。特に普段から雪道を運転したことがないという方にとっての雪道運転は心配でしょう。雪道では事故も起こりやすいため、普段の何倍もの注意をしながら運転をする必要があります。そこで、鳥取で雪道を運転する際に気を付けておきたいことをご紹介します。

鳥取で雪道を運転する際に、必ず必要なものが「スタッドレスタイヤ」です。鳥取に住んでいる方は誰もが用意しているスタッドレスタイヤ。冬になる前にノーマルタイヤと交換する必要があります。

スタッドレスタイヤへの交換は、自分でできるという方は自分で、できない方は業者にお願いしましょう。ガソリンスタンドやディーラー、タイヤ専門店やカー用品店など様々な場所で交換してもらうことができます。その際にノーマルタイヤを保管してくれるというサービスを行っているところもありますので都合に合わせて選びましょう。

雪が降ると予想される時期にはスタッドレスタイヤの交換も非常に混雑し、予約が取れないということもあります。そこで、少し早めの時期にスタッドレスタイヤに交換しておきましょう。交換時期が遅くなってしまうと雪が降ってから交換所までノーマルタイヤで行かないといけなくなってしまい大変危険です。

また、スタッドレスタイヤには寿命があります。毎年使用しているという場合には交換前にまだ使えるかどうかしっかりとチェックしておきましょう。

スタッドレスタイヤはミゾの深さと使用年数で交換時期の見極めができます。安全に運転するためには交換時期もチェックしておきましょう。自分ではできないという方はタイヤの交換時に業者にお願いするのも忘れないようにしてください。

鳥取での雪道を運転する際に、注意しなくてはいけないのが「路面凍結の恐れ」があるということです。雪があまり積もっていなくても、路面が凍結していると運転が非常に難しくなります。実際に、通常の道路と比較すると凍結路面では5.4倍、つるつるとした凍結路面では8倍も滑りやすくなるといわれています。

凍結した路面では、雪道運転のベテランと呼ばれる方でも滑る恐れがあります。そこで、凍結した路面を走るときには細心の注意を払う必要があります。

凍結した恐れがある道路を運転する場合に必要なことは、急発進や急ハンドル・急ブレーキを絶対にしないということです。スタッドレスタイヤを使っていても路面凍結時に急な動きをするとスピンする可能性が非常に高いです。そのため、ゆっくりとしたスタートやブレーキは早めにゆっくりとするということを心掛けることが大切です。

路面凍結は見ただけではわからないことも多いです。交差点や坂道、カーブなど凍結していることもあり、スピードを出した運転をしているとブレーキが間に合わないこともあります。そのため、冬の鳥取で運転する場合には時間に余裕を持って行動することが必要です。

鳥取では「チェーン規制」されている区間もあります。2018年12月から新しい標識として取り入れられた「タイヤチェーンを取り付けていない車両通行止め」というものですが、これはスタッドレスタイヤを使用していたとしても雪用のチェーン規制をつけていない車は走ってはいけないというものです。

この規制は、普通車だけではなく、トラックや4WDでも同様であり全ての車はこの区間内であればチェーンをつけることが義務付けられています。

この新しいチェーン規制ですが、常にあるわけではありません。特別な時に特別な場所だけの規制となっています。スタッドレスタイヤでもチェーンをつけないといけないということを知らない方も多いので要注意です。

このチェーン規制が予想される場所は全国の中でも13カ所と言われています。鳥取は高速道路の岡山県・鳥取県米子道の「湯原ICから江府IC」の33.3kmが予想されています。鳥取県内どこでもチェーンをつけないといけないということではありませんのでご注意ください。

このチェーン規制が行われるのは、大雪特別警報や大雪に対する緊急発表などの普段とは違う大雪が降った時であり、過去に通行止めや雪によって立ち往生が起こった場所に限られています。そのため、全国どこでもチェーン規制が行われるわけではありません。

鳥取も高速道路でチェーン規制が行われるかもしれないと予想されている区間があります。そのため、この区間を頻繁に走るという方はいざという時のためにチェーンを車に積んでおくのもおすすめです。

鳥取の雪道では一体どのような点に注意すると安全運転ができるのでしょう。雪道を運転する際には必ず必須なことがスタッドレスタイヤに交換するということです。雪が降ってから交換するのではなく、雪が降ると予想されている時期よりも早めにノーマルタイヤからスタッドレスタイヤに交換しておきましょう。

雪が降ってからの運転は、まずは運転スピードを普段よりもゆっくりにすることが大切です。積雪がないという道路でも、凍結している恐れがあります。急ブレーキは非常に危険なので、最初からスピードをあまり出さないようにしましょう。

そして前の車との車間距離をしっかりと守りましょう。雪道や凍結道路ではブレーキを踏んでから停まるまでの期間が予想よりも長くなってしまいます。交差点付近では雪が踏み固められて圧雪状態となっておりさらに滑りやすくなっているので、車間距離が狭いと追突してしまう恐れもあります。

また、赤信号やカーブだと前もってわかっているときには早めにブレーキをふみましょう。急には止まれないため、交差点での事故も非常に多いです。急ブレーキをかけると車がスリップしてしまうことが多いです。

雪が降っている鳥取に行くときにどのような服装にしたら良いのか悩む方もいらっしゃるでしょう。そこで、雪シーズンの鳥取で最適の服装をご紹介します。

雪シーズンの鳥取は昼間は10度を下回るときも多く、夜は氷点下まで下がることがあります。雪がない時期に住んでいるという方にとっては予想よりも寒いかもしれません。

そこで、しっかりとしたコートやダウンジャケットを羽織っておく必要があります。中には厚手のインナーを着こんでおきましょう。帽子や手袋、マフラーなどで傍観しておくことも重要です。

また、道路が凍結して滑るということも予想されます。そのため、雪用のブーツがおすすめです。中にはしっかりと厚手の靴下をはいておきましょう。特に小さいお子さんも一緒の場合にはスノーブーツとスノーウェアを着せておくのもおすすめです。しっかりと着込んで寒さに備えましょう。

鳥取の観光客は春から秋にかけての時期が非常に多いです。しかし、雪シーズンの鳥取は夏には見ることができない幻想的な風景を見ることができて素敵だと好評です。観光客も多くはないので、夏には混雑してゆっくりとできないというところも冬には貸し切り状態でゆっくりと見ることができるという利点もあります。

それでは、雪シーズンの鳥取での観光スポットについてご紹介していきましょう。鳥取で観光スポットといえば最初に思いつくのが「鳥取砂丘」だという方も多いでしょう。鳥取砂丘は夏もいいですが、雪の鳥取砂丘は幻想的は雰囲気で夏にはない素敵な姿を見ることができます。

普段は砂がある鳥取砂丘は一面雪景色になっており、海の青と雪の白のコントラストが非常に美しいです。観光客もあまりいないため、雪に自分の足跡だけをつけて歩くのも最高の気分です。天気が良ければ雪の中であるくラクダに会えることもあります。

また、12月からクリスマスの時期にかけて鳥取砂丘では山陰最大級と言われているイルミネーションを楽しむことができます。イルミネーションのテーマは毎年変わっており、その期間内ではイベントや出店などもあり盛り上がっています。

鳥取砂丘に雪が積もっているかどうかを前もって知りたいのであれば鳥取砂丘のライブカメラをチェックするのがおすすめです。「鳥取砂丘ナビ」のHPから現在の鳥取砂丘の様子を見ることができます。

また、雪シーズンの鳥取砂丘に行かれる際には、鳥取砂丘の目の前にある砂の美術館や鳥取砂丘こどもの国、砂丘温泉もおすすめです。鳥取砂丘こどもの国は冬季期間であれば普段よりも入園料も安くなり、屋内施設も充実しているので小さいお子さんがいるという方には特におすすめです。

せっかく雪シーズンの鳥取に行くのであればウィンタースポーツの代表であるスキーやスノーボードを楽しんでみるのはいかがでしょう。鳥取にスキー場は数多くありますが、その中でも人気が高いのが「大山ホワイトリゾート」です。

大山ホワイトリゾートは西日本一の規模を誇り、海が見えるスキー場として人気です。美しい景色を眺めながらのスキーは最高に気持ちが良いと好評です。

大山ホワイトリゾートでは、初心者から上級者まで誰もが楽しめるコースが揃っています。スキー板やボード、ウェアなどのレンタルも可能なので、自分で道具を持っていないという方でも気軽に楽しむことができます。大山ホワイトリゾートは積雪量によってオープンの時期が異なりますので行かれる予定の方はいつから始まるのかHPをチェックしてください。

鳥取には数多くの温泉がありますが、その中でも人気が高い三朝温泉。冬でもぜひ訪れてほしい三朝温泉ですが、その理由は「雪見露天」が楽しめるということです。冬の温泉の醍醐味である雪見温泉、雪を見ながらの露天風呂は最高の気持ちよさです。

特に冬は湯温と外気の温度差が激しいため、湯けむりが立ち上って雰囲気も抜群です。三朝温泉では雪見風呂が楽しめる旅館も多数あります。冬の時期に鳥取に行かれるという方はぜひ三朝温泉に宿泊してはいかがでしょう。

鳥取の倉吉にある「倉吉白壁土蔵群」は観光地として人気です。倉吉白壁土蔵群は室町時代には打吹城の城下町、江戸時代には陣屋町として栄えており、現在では町屋や土蔵に店舗が入っており街歩きとして多くの方が訪れています。

雪の中で街歩きはあまりイメージにないかもしれませんが、雪景色になっている倉吉白壁土蔵群は風情があって普段とは違った雰囲気を楽しむことができます。しっかりと防寒対策を行ってから行きましょう。

日本に多数ある漁港の中でも有数の漁獲高を誇る鳥取の境港漁港。観光スポットとしても人気であり、毎日多くの魚が水揚げされ、境漁港に併設してある直売センターでは一般の方も安く新鮮な魚介類をいただくことができます。

一年を通して獲れる魚介類は変化します。その中でも冬にピークを迎えるのがカニです。紅ズワイガニや松葉ガニなど冬にピークを迎える冬の味覚として大人気です。カニ焼きやカニ汁など新鮮なカニならではの限定メニューもいただけますのでぜひ冬の境港漁港もおすすめです。

冬は豪雪地帯に指定されている鳥取。積雪量も多く、一日で30cmや40cmの雪が降ることも少なくありません。しかし、冬にしか見ることができない鳥取の景色は最高に美しく、夏とは違った楽しみ方をすることができます。車はスタッドレスタイヤに交換し防寒着を着こんで、いつから雪が降るのかの情報をチェックして冬の鳥取を楽しんでください。