日光白根山ロープウェイ山頂駅は紅葉が最高！登山で雄大な景色に子供も感動！

日光白根山は、群馬と栃木の県境に位置する関東最高峰の山で「日本百名山」のひとつです。標高2,578mの山頂からは男体山・女体山などの日光連山から中禅寺湖まで、絶景パノラマが広がります。登山のみならず自然散策が楽しめ、山麓の丸沼高原には大人から子どもまで遊べる施設もあります、そんな日光白根山の情報をお伝えします！

いくら素晴らしい山とはいえ、標高が2,500mを越すとなると「登れるかしら？」と不安になりますね。その昔、日光白根山は山岳信仰の山、登山口を早朝に出発し日暮れまで歩き続けて山頂を目指す修行の山でした。しかしご安心あれ！今はロープウェイでいっきに標高2,000ｍまで登れるので、誰でも山頂を目指すことができるんです。

日光白根山ロープウェイは1998年に丸沼高原スキー場の施設として開設。丸沼高原スキー場は関東で最も早くオープンするスキー場のため、毎年風物詩のようにテレビなどでも取り上げられます。そのロープウェイを利用すれば標高2,000mの山頂駅まで、わずか10分。そこから日光白根山までは標高差600mほど、片道3時間で登頂できます。

丸沼高原にある日光白根山ロープウェイ周辺には、四季を問わず楽しめる施設が充実しています。山麓駅近くでの一番人気は、体験型アトラクション「ツリーアドベンチャー」。その名のとおり、木の上の設置されたダイナミックなアスレチックで、大人から子どもまで楽しめます。安全のためハーネス装着は必須ですよ。

丸沼高原センターハウスから中央リフトで登り、高低差100ｍをカートで一気に下る「サマーリュージュ」。大人も子どもも大興奮のスリリングなアトラクションです。全長800mのダウンヒルを、まるでジェットコースターのように自らコントロールしながら下るコースは、レーサー気分で楽しめます。

どうですか？この目も覚めるような鮮やかな紅葉！日光白根山は紅葉の名所としても人気です。10分間の空中散歩で見ることができる赤黄色とりどりの山容。この絶景が楽しめるだけでも、ロープウェイに乗る価値ありですね。ただし紅葉シーズンはかなり混み合いますので、道路や駐車場の状況を要チェックです。

丸沼高原は冬にはスキー場がオープンします。スキーを楽しみながら見ることのできるロープウェイからの絶景がこちら。樹氷が広がる白いファンタジックな世界。なんともロマンチックでしょう？スキーで凍えた体は、山麓駅近くの日帰り温泉「座禅温泉」で温めてください。

ペットだって一緒に旅したい！そんな飼い主の思いに応えてくれるように、最近はペット同伴できる観光施設が増えてきました。ここ日光白根山ロープウェイも、そのひとつでペット同伴OK。ペットと一緒に登山や自然散策できるなんて、嬉しいですね。ペットも大喜びです。

日光白根山ロープウェイの山頂駅を降りると、そこは既に標高2,000m。目の前に雄々しくそびえ立つ白根山、その前にはロックガーデンが広がります。ロックガーデンは、溶岩石の庭園。日光白根山は活火山のため、いくどもの火山活動により作り上げられました。こちらではシラネアオイやコマクサなど珍しい高山植物が鑑賞できます。

ロープウェイ山頂駅のすぐそばには、2006年にオープンした無料の足湯「天空の足湯」があります。この足湯は平成の名水100選「丸沼高原涼水」を源水としています。山頂駅周辺の自然散策や白根山登山を楽しんだ後は、雄大な景色を眺めながら「天空の足湯」でゆったり。とても贅沢な気分に浸れます。

ロープウェイ山頂駅から自然散策路を5分ほど歩いたところに、「二荒山神社」があります。「日光二荒山神社」は、日光三山を含む日光連山8峰をご神域とした、伊勢神宮に次ぐ日本で二番目に広い境内の神社。その「日光二荒山神社」から勧請して建てられたのが「二荒山神社」です。大地のエネルギーが受けられるパワースポットです。

ロープウェイ山頂駅からシラビソやダケカンバに囲まれた山道を登り、森林限界を過ぎると白根権現を祀る南峰に出ます。そこから一度下り、登り返したところが白根山山頂です。山頂は切り立った岩場にあり、眼下には五色沼・弥陀が池、そして男体山をはじめとする日光連山が広がります。まさに絶景！感動で疲れも吹っ飛びますよ。

子どもの頃、雲の上に乗ってみたいと思ったことありませんか？日光白根山山頂からは、天気が良ければ美しい雲海を見ることが出来ます。遮るものがない山頂から見る、雲海に浮かぶ日光連山、それは神の領域。山岳信仰の神髄とも言える高揚感を味わうことができます。

山に登った時に感動するのが、空に輝く満天の星。地上の光に遮られることなく、キラキラと瞬く星の美しさは、高山に登ったご褒美でもあります。日光白根山も、極上の星空を見ることができます。まるで生きているかのように煌めく天の川、宇宙の壮大さに感動します。

雲海が見えずとも、雄大なパノラマが楽しめるのが日光白根山です。眼下には神秘的なエメラルドグリーンの水をたたえる五色沼・弥陀ヶ池、その美しさには目を奪われます。おすすめは紅葉シーズン。彩られた樹木と澄んだ水面のコントラストに、感動すること間違いなし！

どうです？この美しさ、思わずSNSにも投稿してしまいたくなるでしょう？もし時間と体力があれば、下山には、こちら弥陀ヶ池を経由する周遊コースをおすすめします。山頂直下は急な岩下りになるので注意が必要ですが、そこを過ぎればなだらかな散策路になります。弥陀ヶ池に映り込む逆さ白根山を見ることが出来ますよ。

高山植物の女王と呼ばれるコマクサ。明治時代に薬草として大量採取され、絶滅危惧種に指定されている花です。自然環境の厳しい高山で、深く根を張り、花が咲くまで5年もかかる貴重な花です。ロックガーデンでは、7月から8月にかけてコマクサの群生が楽しめます。

日光白根山からその名前がついたと言われるシラネアオイ。ひらめくドレスのような、美しい紫色の萼花弁(がくかべん）が特徴的です。萼花弁とは花の付け根にある葉、それが花に見える不思議な花なんですね。6月中旬から見ることができます。

エゾリンドウは、その名の通り北海道が原産の多年草です。見ごろは秋の気配が始まる8月下旬。他にも6月にはイワカガミやギンリュウソウ、7月にはハクサンシャクナゲなど、高嶺の花がいっぱい。花を愛でながらの散策も良いですね。

日光白根山はペットと一緒に楽しめる山ですが、ペットを連れて行かなくても、山で待っていてくれる動物がいます。それがこれらの鹿たち。子鹿から立派な角を持つ鹿まで、かなりの確率で会うことができます。ニホンカモシカやイワヒバリなどにも、運が良ければであえるかもしれません。

冬の日光白根山は、スキー天国。そしてスノーシューやアイゼンを使っての冬山登山も楽しめます。お天気が良い日には、青く澄んだ空にキラキラ輝く美しい樹氷を見ることが出来ます。山頂まで登らなくとも、ロープウェイ山頂駅でこんな絶景が見られるのですから、なんて素敵でしょう！

日光白根山へ車で行くのであれば、関越道を「沼田IC」で降りてロマンチック街道(国道120号線)沿いに50分です。電車なら、上越新幹線で「上毛高原」下車、路線バスで鎌田ー丸沼高原と乗り継いで約2時間、または「東武日光」から日光かたしなエクスプレスで2時間です。季節限定で、日光や鎌田からのシャトルバスも運行されます。

【日光白根山】 住所：〒378-0414 群馬県利根郡片品村東小川 【丸沼高原】 住所：〒378-0414 群馬県利根郡片品村東小川4658-58 電話：0278-58-2211

日光白根山は首都圏から車で3時間、ロープウェイでは空中散策が楽しめます。秋には絶景紅葉、山頂駅には足湯もあり、まさに至れり尽くせり。雄大な景色を堪能しながら、ペット同伴で登山や自然散策を楽しみ、帰りを足湯でゆったり。なんとも贅沢な旅になること請け合いです！