湯田中渋温泉郷でゆったり観光！老舗旅館で外湯巡りや日帰り入浴も楽しめる！

長野にある湯田中渋温泉郷をご存じでしょうか？志賀高原の麓にある9つの温泉を総称したものであり、100を超える旅館やホテルが立ち並んでいます。老舗旅館も多数あり、外湯めぐりや美味しいグルメ・観光スポットも多数あるため一年を通して多くのお客さんが訪れている人気温泉地でもあります。そんな湯田中渋温泉郷についてご紹介します。

湯田中渋温泉郷への観光旅行で人気なのが「外湯めぐり」です。湯田中渋温泉郷には9つの外湯（大衆浴場）があり、外湯めぐりでは、9つ全ての外湯を巡ることができます。9つの温泉全てが違う源泉になっているということが特徴であり、源泉も効能も違うので9つ全てを回るという方も多いです。湯田中渋温泉郷に行ったら外湯めぐりは外せません。

湯田中渋温泉郷の外湯めぐりは渋温泉の名物にもなっています。この外湯めぐりは、湯田中渋温泉郷に宿泊している方のみ利用することができ、日帰りで観光に来ているという方は9番湯大湯だけしか利用できません。そのため、湯田中渋温泉郷に行く目的はこの外湯めぐりだという方も非常に多いです。

それぞれの宿には祈願手ぬぐいが販売しています。外湯めぐりでは、この祈願手ぬぐいにスタンプを押してもらいながらまわっていきます。最後に湯田中渋温泉郷を見下ろす位置にある「渋高薬師」に参拝して印受をすると、厄除けや安産育児、不老長寿のご利益があるといわれています。ぜひ外湯めぐりをする際にはスタンプを集めてみましょう。

湯田中渋温泉郷で日帰り入浴を楽しみたいという方におすすめなのが「湯めぐり温泉手形」です。宿泊者は600円、日帰りの方は1200円で購入することができ、3つの宿の温泉に入ることができます。

宿泊者は湯田中温泉協会加盟施設で、日帰りの方は楓の湯で購入することができます。この湯めぐり温泉手形では、普段日帰りでは入浴出来ない施設の温泉も入ることができるのでおすすめです。ただし、1枚で複数人で利用することはできません。必ず1人1枚必要となります。

湯田中渋温泉郷では、外湯めぐりの他に様々な観光スポットや美味しいグルメ、ショッピングが楽しめるところがあります。石畳の両脇にはノスタルジックな老舗旅館が並んでおり、温泉街を刊行しながら浴衣で歩くというのも楽しみの一つです。宿泊でも日帰りでも楽しめる観光スポットやグルメ・ショッピングが湯田中渋温泉郷には揃っています。

それでは、湯田中渋温泉郷のおすすめ観光スポットのご紹介です。まずは「渋大湯」です。こちらは9番目の外湯であり、この渋大湯のみ湯田中渋温泉郷に宿泊している方以外日帰りの方でも利用することができる公衆浴場です。

日帰りで利用できるということで外湯の中でも最も人気が高い渋大湯は非常に広々としており、子連れでも気軽に利用することができます。浴場の他に、温泉熱を利用した子宝長寿の蒸し風呂もあります。

湯田中渋温泉郷で人気が高い渋大湯で使われている温泉は地下5メートルの岩盤から湧き出ており源泉かけ流しです。黄土色に濁ったお湯で、不思議に思われる方も多いですが、この色は鉄分が溶け出したものです。他の外湯は全て無色透明なので、渋大湯のみ色がついているのも特徴です。

湯田中渋温泉郷でランチもカフェも楽しめる人気スポットが「CHAMISE Cafe & Space」です。カラフルでオシャレな店内は特に女性からの支持が高く、SNS映えするメニューやスポットが盛りだくさんです。湯田中渋温泉郷でも特に人気が高いカフェで、日帰りで観光に来られている方のランチで利用されることが多いです。

地元の食材を使用しているメニューはいずれも人気ですが、おすすめはフレンチトーストです。スイーツのイメージが強いフレンチトーストですが、お食事フレンチトーストもあり、ヘルシーでランチにぴったりです。

湯田中駅から徒歩1分とアクセスも良く、湯田中渋温泉郷で美味しいランチを探しているという方にぜひおすすめです。

湯田中渋温泉郷の明治時代の老舗温泉旅館をリノベーションした雰囲気抜群のビアレストランが「HAKKO」です。その名の通り発酵食品と地元の食材を使ったメニューが揃っており、ランチもディナーも楽しめるお店です。

長野県での伝統文化である味噌やお酒、麹などの8つの発酵食品と、地元の食材を合わせたメニューは絶品揃いです。他とは一味違った料理が楽しめ、それでいて非常におしゃれです。

アクセス方法は湯田中駅から車で3分ほど、かえで通り沿いに店舗があります。ランチもディナーもいただくことができるお店です。

長野と言えばお蕎麦というイメージをお持ちの方も多いでしょう。渋田中温泉郷で美味しい手打ち蕎麦が食べられるお店が「手打蕎麦うどん玉川本店」です。契約栽培している玄そばを毎朝石臼自家製粉しており、手打ちで仕上げてお蕎麦は香りも良く独特の平たくて幅広いのが特徴です。

お蕎麦を注文された方のみ注文できるというそばプリンやそばソフトクリーム、そばタルトなどスイーツも充実しています。

長野の地ビールとして有名な志賀高原ビール。その志賀高原ビールを販売しているのが「玉村本店」です。志賀高原の湧水を仕込み水に使っており、厳選した麦芽とホップを原材料に使っている無濾過の生ビールで、全国的にもファンが多い地ビールです。玉村本店では、志賀高原ビールの他にも様々な商品を販売しています。

玉村本店は湯田中渋温泉郷にあり、「酒蔵美術館 ギャラリー玉村本店」と「THE FARMHOUSE by TAMAMURA HONTEN」というバー&レストランも併設しています。

ギャラリーでは、約150年前に建築された酒蔵の一部を改装して様々なコレクションが展示されています。展示を見学する以外にも、志賀高原ビールや山伏の販売、清酒の無料試飲やビールの有料ティスティングなども楽しめ観光スポットとしても人気です。

バー&レストランでは志賀高原ビールを最大13種類いただくことができます。美味しいビールと美味しい料理の最高の組み合わせを楽しめるお店です。

湯田中渋温泉郷の名物グルメである「うずまきパン」を販売しているのが「小古井菓子店」です。昭和7年に創業した老舗のお菓子屋さんで、レトロな雰囲気が抜群の人気店です。

小古井菓子店での名物グルメである「うずまきパン」は外湯のおともに購入される方も多く、地元の方であればだれもが一度は食べたことがあるというほど定番グルメです。

うずまきパンはふわふわでしっとりとした生地にたっぷりのマーガリンが練りこんであります。そのため、温めて食べるとマーガリンが染み出てさらに美味しくなります。

うずまきパン以外にも、温泉まんじゅうなどお土産にもぴったりのものが様々販売されています。湯田中渋温泉郷ではせひ立ち寄ってみてほしいお店です。

創業1927年、老舗の和菓子店が「羽田甘精堂」です。自家製のこしあんにこだわって作られた絶品の温泉まんじゅうがいただけるお店で、食べ歩きにもお土産にもぴったりです。

おすすめ商品は「一茶まんじゅう」です。黒糖入りの皮に手作りのこしあんが包んであり、ふんわりしっとりとした生地とこしあんのバランスが最高です。一茶まんじゅうは人気が高く、売り切れてしまうこともありますので早めの訪問がおすすめです。

お土産として購入する以外にも、店内で出来立てのものをいただくこともできます。作り立ての温かい温泉まんじゅうの美味しさは別格です。

湯田中渋温泉郷には、様々な老舗旅館があります。宿泊するのはもちろんのこと、日帰り入浴も可能な老舗旅館もあり、ちょっとした贅沢気分を味わうことができます。そこで、湯田中渋温泉郷にある老舗旅館の中でも宿泊におすすめのところをご紹介していきましょう。湯田中渋温泉郷に行かれる際にはぜひ参考にしてください。

まずは「湯田中駅前温泉 楓の湯」です。名前の通り湯田中駅の目の前にある温泉であり、建物はホームの中に建てられており、アクセスも抜群です。昔の田中駅舎をリニューアルして作られた温泉であり、お休み処からは電車の発着を見ることもでき、電車好きの方にもおすすめの老舗旅館です。

湯田中駅前温泉 楓の湯では天然温泉かけ流しであり、内湯と露天風呂があります。中学生以上300円、小学生150円で入ることができます。また、屋外広場には無料の足湯もありますので、電車の発着のタイミングに合わせて足湯につかるという方も多いです。

楓の湯では宿泊はありません。日帰り入浴のみとなりますのでご了承ください。また、日帰りの方が湯めぐり温泉手形を購入することもできるのがこの楓の湯です。

築90年の老舗旅館をリノベーションした湯田中渋温泉郷でも人気の旅館が「小石屋旅館」です。一度廃業した旅館ですが、2015年に生まれ変わった旅館で、趣がある和室はそのままでありながらも、カフェバーなどを併設した和モダンな雰囲気は特に若いお客さんから人気が高いです。

宿泊は、ツインルームやドミトリー、団体での利用などシーンに合わせて選ぶことができます。リーズナブルな料金で宿泊できるため、気軽に利用できると人気が高い旅館です。

湯田中渋温泉郷の中心部に位置しているため、観光にも便利だと人気が高い創業400年超の老舗旅館が「渋温泉 古久屋」です。

源泉が6種類、館内だけでも14槽の湯めぐりを楽しむことができるため、温泉好きには特におすすめの旅館です。露天風呂付の客室もあり、ゆったりと過ごしたいというときにぴったりの老舗旅館です。

歴史ある老舗旅館に泊まりたいという方におすすめなのが「渋温泉 歴史の宿 金具屋」です。こちらの旅館では、多数ある客室は全て違う造りになっており、何度宿泊しても違う雰囲気を楽しむことができます。

また、湯田中渋温泉郷の中心部にあるため、周辺の観光や湯めぐりにもぴったりです。館内は国登録文化財である「斉月楼」「大広間」など昭和初期の建築が残っており、他の旅館とは一味違った雰囲気です。

200年以上続く老舗旅館が「湯田中温泉 よろづや」です。本館と松籟荘に分かれており、松籟荘は昭和14年に造られた数寄屋造りになっています。木のぬくもりも感じられる文化財である松籟荘は露天風呂付の客室もあり、ゆったりとくつろいで過ごすことができます。館内には様々な施設があり、一日中でも過ごせるほど豪華な内容です。

江戸の世に油問屋として誕生し、その後湯屋、湯宿と変化して現在では老舗旅館となったのが「湯田中温泉 燈火、旬遊の宿 あぶらや燈千」です。長い歴史が感じられる温泉旅館ではゆったりとくつろいで宿泊することができます。

露天風呂付の客室が人気です。そのほかに、大浴場や岩盤浴、テラスラウンジなども揃っており、湯田中渋温泉郷の観光もいいけれど、旅館で一日宿泊してゆっくりと過ごすというのもおすすめです。

最後にご紹介する湯田中渋温泉郷の老舗旅館は「湯田中温泉 和風の宿 ますや」です。昔ながらの温泉を楽しむことができると評判が高いです。

大浴場や露天風呂、貸切風呂などもありゆっくりと温泉を楽しむ以外にも、押し花体験やお洒落浴衣、ロビーコンサートなどのイベントもあります。可愛らしい浴衣を着て湯田中渋温泉郷を刊行するのも人気です。

続いて、湯田中渋温泉郷へのアクセス方法についてご紹介します。湯田中渋温泉郷は、観光で街を歩いているだけでも楽しめむことができるため、公共交通機関を利用してのアクセスもおすすめです。また、宿泊される場合には旅館には駐車場があるためマイカーを利用してのアクセスも便利です。それぞれのアクセス方法のご紹介をしていきましょう。

まずは公共交通機関を利用して湯田中渋温泉郷へ行くアクセス方法です。湯田中渋温泉郷では主に湯田中駅が利用されます。

湯田中駅へは、長野駅から長野電鉄長野線 各停 信州中野で「信州中野駅」で乗り換えます。その後長野電鉄長野線 各停 湯田中行で「湯田中駅」で下車します。長野駅から約1時間ほどで到着します。

特急電車を利用すると長野駅から乗り換えなしでアクセス可能です。湯田中行き特急では50分ほどで到着します。電車でアクセスして、長野市内から日帰りで観光を楽しむ方もいらっしゃいます。

続いて、マイカーを利用して湯田中渋温泉郷へ行くアクセス方法です。まずは関東方面からのアクセス方法です。練馬ICから藤岡JCTを経由し、更埴JCT経由、信州中野ICで降りて湯田中渋温泉郷に到着します。東京からは約3時間ほどです。

続いて関西方面からのアクセス方法です。大阪からアクセスされる場合には、吹田ICから小牧JCT、岡谷JCT、更埴JCT、信州中野ICで降りて湯田中渋温泉郷です。大阪からは約6時間ほどです。

最後に湯田中渋温泉郷の温泉データをご紹介します。湯田中渋温泉郷の泉質は塩化物泉です。泉質別適応症は、きりきず・末梢循環障害・冷え性・うつ状態・皮膚乾燥症です。一般的適応症は、筋肉若しくは関節の慢性的な痛み又はこわばりや運動麻痺における筋肉のこわばり、他にも、冷え性や末梢循環障害、胃腸機能の低下などと様々です。

禁忌症は病気の活動期・活動性の結核・進行した悪性腫瘍又は高度の貧血など身体衰弱の著しい場合、また重い心臓又は肺の病気や、重い腎臓の病気、消化管出血や目に見える出血があるとき、慢性の病気の急性増悪期等です。

湯田中渋温泉郷についてご紹介しました。老舗旅館に宿泊して湯めぐりを楽しむのも、観光を楽しんで日帰りするのもどちらも楽しめる湯田中渋温泉郷。歴史ある街並みを歩いているだけでも雰囲気抜群で楽しむことができます。週末の旅行で迷ったらぜひ湯田中渋温泉郷に電車やマイカーでアクセスしてみてはいかがでしょう。