長野の温泉街ランキングTOP11！散策や食べ歩き・射的などで楽しもう

国内でも有数の山岳県の長野にはたくさんの温泉街があります。冬の雪景色の中で入る温泉が人気ですが、四季を通して楽しめる温泉街があります。長野には国内で湧いている11種類の泉質の中で10種類の泉質の温泉が楽しめます。長野の温泉街のランキングTOP11をご紹介しますので、湯めぐりを堪能しましょう。

長野にはスキーをした後の、温かい温泉が人気です。冬景色の温泉だけでなく、南北アルプスに囲まれた長野にはいたるところに221の温泉が湧いています。大自然を堪能しながら楽しめる秘湯から、アクセスが便利な都会の温泉もあります。県内どこへ行っても温泉が堪能できるのが長野です。

温泉街の楽しみは、のんびりと温泉に浸かることですが、できれば日帰り湯ではなく宿泊してゆっくりと温泉を楽しみたいものです。旅の楽しみは「非日常」にあります。お風呂に入って食べて寝る、これでは十分な楽しみ方ではありません。温泉街ならではの食べ歩きなど普段できないことで楽しみましょう。

温泉街を楽しむには、なるべく早いチェックインがおすすめです。宿やホテルにはチェックインの時間が決められていますが、予約している場合は少し位早く入っても断られることは少ないです。温泉街の楽しみは夜だけではありません。明るい夕方の散策でも、新鮮な発見があります。

旅館やホテルに入る前に、飲み物や食べ物を用意しておきましょう。長野の温泉街は不便なところもあります。飲み物や食べ物は宿泊先や温泉街では割高になることもあります。子連れの場合やお酒を飲む方にはおすすめです。宿泊先に持ち込みができるかどうかを事前に確認を忘れずにおこなっておきましょう。

温泉街を訪れる一番の目的は、もちろん温泉にのんびりと浸かることです。大浴場や露天風呂で手足を伸ばして温泉に浸かれば、日頃の疲れやストレスもどこかに行ってしまいます。新緑や紅葉、雪景色を眺めながら自然の中に身を委ねて温泉を楽しむことだけを考えましょう。

観光旅行の楽しみは、食べ歩きにもあります。旅先で食べる郷土グルメは楽しみのひとつです。旅館やホテルでは、地元の食材や調理方法で作られた料理が出されます。主婦や一人暮らしの人には、贅沢なひと時です。普段口にできないような珍しい食材もありますので、メニューを見て追加するのもおすすめです。

宿の部屋に入ったらテーブルにおいてある観光パンフレットをチェックしておきましょう。部屋にない場合はフロントや周辺においてあります。そこには、ガイドブックに乗っていない温泉街の楽しみや穴場の観光スポットの情報が書かれています。食べ歩きに便利な割引券が手に入ることもあります。

食事が済んだら温泉街に出て雰囲気を楽しみましょう。都会では見かけなくなった射的などのゲームや、地元に伝わるスイーツの食べ歩きなども温泉街の楽しみ方です。浴衣に下駄履きが温泉街散策のスタイルです。同じ柄の浴衣を着ている人を見かけると、長年の知人にあったような不思議な感覚になります。

温泉街を歩いていると、昔なつかしい射的やスマートボールに出会うことがあります。大人にはなつかしい射的ですが、子供には新鮮な遊びです。景品を貰って喜ぶ子供の顔がいつもと違っています。温泉街の散策で、射的を見つけたら迷わず飛び込みましょう。親子のコミュニケーションのチャンスです。

また、温泉街には地元グルメを売っているお店が並んでいます。どれもこれも、美味しそうなグルメばかりです。ココでなければ食べられないものが多いのも温泉街です。宿泊した翌日の散策で、地元グルメの「食べ歩き」もおすすめです。ランチとしていくつかのお店を覗いてみましょう。

地元グルメには、お菓子やスイーツなどもあります。長野には代表的なお菓子に「おやき」があります。好みの味をひとつ食べながら散策です。都会では行儀が悪いとされる「食べ歩き」も温泉街では許されます。お祭りの屋台で食べ歩きするように、郷土グルメを楽しみましょう。

早太郎温泉は駒ヶ根市にある温泉で、JR駒ヶ根駅から車で約10分のところにある温泉街です。温泉は透明のアルカリ性単純泉で美肌の湯としても知られています。他にも筋肉痛や関節痛に効能があります。近くの駒ヶ根高原のハイキングの後でも、疲れをとってくれる温泉です。

10軒ほどの宿が点在する温泉街には、食べ歩きが楽しい食事処や体験スポット、アウトドアスポーツなどが楽しめます。周辺には駒ヶ根高原や駒ヶ根シルクミュージアム、旧竹村家住宅、おもしろかっぱ館、アルプス体験館などの見どころや施設があります。春にはしだれ桜の名所がたくさんあります。

早太郎温泉でおすすめの宿は「中央アルプス杜の隠れ宿 季澄香」(ときすみか)です。8室だけの小さな宿ですが、宿の名前にもある「香り」をテーマにしたおもてなしがあります。こだわりの日本料理や、各部屋の陶器風呂、ライトアップの日本庭園など、五感で楽しめる宿です。

長野の温泉街の中でも秘境といえる場所にあります。長野電鉄長野線湯田中駅で下車しバス約15分のところです。源泉は豊富な湯量と高温で、どの宿もかけ流しです。山深い場所にも関わらず温泉街は高級感がただよう旅館が並び、多くの文人や著名人が訪れた隠れ家の雰囲気があります。

上林温泉は、地獄谷野猿公園から歩いて約30分です。温泉街の散策で足を伸ばして行って見るといいでしょう。冬がおすすめです。湯煙の温泉に浸かるお猿さんの表情は、見ているだけでもホッコリとできます。近くにある志賀高原はスキーだけでなく四季を通して楽しめるスポットです。

上林温泉でおすすめの宿は「上林ホテル 仙壽閣」です。滝のように流れる自家源泉は豊富な湯量を誇ります。そのため、県内でも最大級の贅沢なかけ流しが堪能できます。毎分720ℓの源泉が滝のように大浴場や巨岩の露天風呂に流れます。有機野菜にこだわった料理も自慢の宿です。

上諏訪温泉はJR中央線上諏訪駅から徒歩約8分にある温泉街です。諏訪湖畔の観光地にありますので、にぎやかで華やかな温泉街です。源泉は500ヶ所以上もあり、豊富な湯量は一般家庭にも供給されているほどです。夜も明るくにぎやかな温泉街には射的などなつかしい遊びもできます。

諏訪湖の夏は湖上を華やかに彩る花火大会で有名です。温泉街の近くには、プールのような千人風呂で有名な日本最古の温泉保養施設「片倉館」があります。湖畔には50mの高さに噴出す「間欠泉」や御柱祭で有名な諏訪大社、少し足を延ばせば霧ヶ峰高原や蓼科高原を楽しむこともできます。

上諏訪温泉でおすすめの宿は「ぬのはん」です。江戸時代から続く老舗ですが、明治時代には、歌人の斉藤茂吉が離れの特別室を定宿にしていました。その離れの内装は芸術品を思わせる完成度の高さです。昭和でも美空ひばりや三船敏郎などの著名人が利用している有名な旅館です。

その名のとおり鹿が教えたといわれる鹿教湯温泉は上田市にあります。北陸新幹線またはしなの鉄道上田駅からバスで約45分のアクセスで、山深い秘湯に到着します。温泉街には約30軒の大小の旅館やホテルが建ち並びにぎやかです。ぶらっと散策すれば射的や共同浴場の楽しみもあります。

山深い秘湯の鹿教湯温泉ですが、交通の便も良く真田の歴史めぐりがおすすめです。宿場町の面影を残す「海野宿」や小諸城址の「小諸懐古園」などを観光しながら上田まで戻るコースはいかがでしょうか。上田には上田城があります。ランチには信州蕎麦の食べ歩きもできるスポットです。

鹿教湯温泉でおすすめの宿は「望山亭ことぶき」です。日本情緒たっぷりの宿は、琴の音が出迎えてくれます。食事にもこだわりがあり、地元の旬の食材や器を厳選した懐石料理がいただけます。お風呂は展望露天風呂が人気で、温泉街の夜景が一望できます。食事と温泉、心配りがおもてなしです。

湯田中温泉は長野電鉄長野線の湯田中駅からすぐのところにあります。アクセスが良いこともあり人気の温泉街です。泉質は塩化物泉や硫黄泉、アルカリ性単純泉など泉質が多いことでも知られています。共同浴場もありますので、様々な泉質の温泉に入るのが湯田中温泉の楽しみ方です。

アクセスの良い温泉街ですが、昔ながらのレトロな雰囲気を残していてなつかしさで訪れるお客もたくさんいます。見かけることが少なくなった射的場もあり、子供たちの社交場になっています。共同浴場の大湯は小林一茶が好んで入ったとされています。大湯前には一茶の句碑を見ることができます。

湯田中温泉でおすすめの宿は「一茶のこみち 美湯の宿」です。北信五岳や北アルプスを眺められる高台にあるため、湯田中温泉の中でも眺望を楽しめる宿です。3本の源泉から湧き出すお湯は豊富で、源泉賭け流しの露天風呂を堪能できます。千曲川の川魚やもぎたてシイタケ料理が自慢の宿です。

野沢温泉はJR飯山駅からバスで約25分のところにある温泉街です。源泉は38箇所もあり豊富な湯量と熱めのお湯で人気の温泉です。源泉数が多いこともあり、泉質の種類が多く様々な効能があります。温泉街のすぐ裏山が日本でも有数のスキー場ですので、冬季はスキー客が多く訪れます。

温泉街には13箇所の共同浴場があり、全て無料というのもありがたいです。散策を兼ねて射的などで遊びながら、共同浴場巡りがおすすめです。野沢温泉には、麻釜(おがま)という施設が天然記念物になっています。100度近いお湯が沸いていて、今では野菜や玉子をゆでたりする生活の一部として使われています。

野沢温泉でおすすめの宿の宿は「常盤屋旅館」です。江戸時代初期の創業とされている老舗の温泉旅館です。レトロ感たっぷりの風情を堪能できます。千人風呂と言われている大浴場は、もちろん源泉かけ流しです。共同浴場の「大湯」のとなりにありますので、外湯めぐりの基点としては申し分ありません。

浅間温泉はJR松本駅からタクシーで15分ほどにある温泉街です。松本市街からもアクセスが便利で、松本の奥座敷とも呼ばれている温泉街です。1000年以上の歴史がある温泉はアルカリ性単純泉で湯冷めがしないと評判です。美ヶ原のふもとにあり、自然の風景とレトロ感漂う風情を楽しめます。

温泉街には30軒ほどの旅館やホテルが点在しています。レトロ感が漂う温泉街には、昔から営むお店も多く射的などのなつかしい遊戯も残っています。また、松本市街地からもアクセスが良いので、国宝･松本城の観光の拠点としても最適です。周辺には自然豊かな美ヶ原高原もあります。

浅間温泉でおすすめの宿は「静保庵ホテル小柳 蔵のある宿」です。普段と違った宿に泊まりたいと思ったときにおすすめです。なまこ壁の蔵があり、周囲は石垣で囲まれています。最上階は貸切フロアになっている珍しい旅館です。グループで利用する場合は最上階もおすすめです。

昼神温泉はJR飯田駅からバスで40分のところにある温泉街です。車の場合は中央自動車道飯田山本ICから約10分で行くことができますので、大阪や名古屋方面からの観光客も増えている人気の温泉街です。阿智川沿いに約40軒の旅館やホテルが立ち並び、長野でも規模の大きな温泉街です。

比較的新しく規模の大きな温泉街ですが、出店施設やネオンサインなどの基準が厳しいため落着いた雰囲気の温泉街になっています。そのため、風俗店などもなく射的などの健全な遊びがのんびりと楽しめます。子供でも安心して散策できますので、食べ歩きなどもおすすめの温泉街です。

昼神温泉でおすすめの宿は「ユルイの宿 恵山」です。宿の名前にもある「ユルイ」とはこの地方の方言で「囲炉裏」のことです。この旅館の自慢は、囲炉裏で食べる料理です。近くの阿智川で獲れた川魚や地元の食材を囲炉裏で焼いたり煮たりしながら食べる料理は、日常では味わえない経験です。

別所温泉は北陸新幹線上田駅から、上田電鉄別所線に乗り換えて終点の別所駅で下車すればすぐのところにある温泉街です。泉質は硫黄泉ですが、硫黄臭は少なく無色透明で美肌の湯として人気があります。湯船には湯の華が浮いていることがあります。共同浴場や足湯も楽しめる温泉街です。

のどかな田園風景の中にある温泉街ですので、食べ歩きなどしながら散策がおすすめです。周辺には歴史を感じる古いお寺や神社が点在していて、飽きることがありません。アクセスは便利なのですが、自然に囲まれていてのんびりとくつろぐことができます。上田駅まで戻って真田の歴史観光もおすすめです。

別所温泉でおすすめの宿は「中松屋旅館」です。江戸時代創業の老舗旅館です。中松屋旅館のおすすめは、純和風の建物とアルプスの山々を眺めながら入る展望露天風呂です。また、露天風呂から「北向観音」を眺めることができます。地元食材をふんだんに使った懐石料理も堪能できる旅館です。

白骨温泉は松本市にありますが、アルピコ交通上高地線新島々駅からバスで約60分のところと、少しアクセスの不便なところにあります。それでも白濁した神秘的なお湯と肌がすべすべになる効能が多くの女性の人気を得ている温泉街です。硫黄の香がする温泉は、H老回復にも効能があります。

飛騨山脈のふもとにある温泉街は、数件の旅館と食事処、お土産や屋があるだけでひっそりとしています。温泉街とは言えないようなのどかな雰囲気で、射的や食べ歩きはできませんが、日常を忘れてのんびり過ごすにはおすすめの温泉街です。共同浴場もありますので、ぜひ入っておきましょう。

白骨温泉でおすすめの宿は「白船グランドホテル」です。標高1400mの深い山に囲まれた露天風呂からは北アルプスの山々の展望が楽しめます。温泉を使った料理は身体の中から効能が効いてくるという名物です。身体の外からも中からも温泉三昧を堪能できるホテルです。

長野電鉄湯田中駅からバスで約5分にあるのが渋温泉街です。褐色の温泉が湧き出ることで人気です。1300年の歴史があり武田信玄の隠し湯とも言われている名湯です。温泉街には木造の日本家屋が多く、ジブリ映画のモデルになったといわれる建物が人気のスポットです。

温泉街には9つ共同浴場があり、全てに入ると厄除けになると言われています。手ぬぐいに朱印を押す外湯巡りもおすすめです。外湯をめぐりながら風情ある町並みを散策してみてください。古き良き日本の風景がそこにあります。食べ歩きや射的なども楽しみです。

渋温泉でおすすめの宿は「金具屋」です。渋温泉では一度は止まりたいというほど人気の旅館です。木造4階建ての日本家屋は国の有形文化財です。客室がひとつの家屋に見立てられて、玄関･土間･框･次の間･本間･縁側があるのが特徴です。自宅でくつろぐような感覚になります。

長野には221もの温泉があります。市街地に近いアクセスの良い温泉もあれば、自然に抱かれた秘湯もあります。その多くの温泉街には共同浴場があり、宿泊していなくても入浴することができます。旅館やホテルでも日帰り湯ができる施設が多くあります。長野を観光で訪れたら日帰り湯も楽しみましょう。

長野の温泉を楽しむなら「信州物味湯産手形」(しんしゅうものみゆさんてがた)がおすすめです。長野の「見物･味覚･湯めぐり･産物」をまとめて楽しめる観光クーポンです。ランキングでも挙げた温泉を含む12の温泉に入浴できる他、200以上の施設で割引や特典が受けられます。

「信州物味湯産手形」は一冊1300円で、長野県内はもとより東京や大阪、名古屋でも購入できます。1年間と有効期限が長いので、一年間かけて日帰り湯巡りもおすすめです。人気の川下り、イベントや体験、お土産の購入などにいろいろ使えますので、お得な観光クーポンです。

長野の温泉を堪能したら、長野で人気のお土産も買って帰りましょう。長野と言えば素朴な郷土グルメの「おやき」や「野沢菜」が人気です。おやきは今ではいろいろな味が楽しめるようになっています。小布施堂の「落雁」も大人気のお菓子です。いと忠の「巣ごもり」や竹風堂の「どら焼山」もおすすめです。

射的や食べ歩きが楽しみな温泉街ですが、長野にもなつかしい射的ができる温泉街がまだまだ残っています。温泉街の楽しみ方や長野の温泉街のおすすめをランキング形式でご紹介しました。長野には、たくさんの温泉街があります。豊かな自然と風情ある温泉街で日頃の疲れをとりましょう。