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難読地名「京終」は奈良・平城京の南の入口!駅舎や歴史ある街並みが人気上昇中

奈良にある「京終」は初見で読める人は少ないというほどの難読地名として知られますが、近年観光スポットとして人気となっています。そんな京終の地名の意味やこの地の持つ歴史、さらにはおすすめの観光スポットなどについても紹介します。

京終は奈良の難読地名!見出し

Photo by 柏翰 / ポーハン / POHAN

日本全国にはいろいろな難読地名がありますが、ここで紹介する「京終」もその例にもれません。「京」の「終」わりから、京都の地名ではないかという方もいますが、実はこの地名があるのは奈良県なのです。奈良の京終はそもそもなんと読んで、どんな由来のある地名なのでしょうか。

地名の由来や歴史・注目の駅舎や周辺の観光スポットもご紹介!

Photo by na0905

そもそも奈良にありながら「京」の「終」という漢字を書くのはどういう由来があるのでしょうか。奈良や京都は歴史がある土地柄ですから、関係があるのか気になるところです。そこで京終の名前の由来や歴史、さらに現在の京終がどんな場所になっているのかについても紹介していきましょう。

奈良の難読地名にはどんな由来が?見出し

Photo by 雅布 重

「京終」は奈良では難読地名の代表のように言われていますが、奈良にも難読地名として知られているものがいくつかあります。それらを見て行くと、奈良の地名にはやはり奈良の歴史が色濃く反映されていることがわかります。

たとえば東大寺の境内周辺にある「雑司町」(ぞうしちょう)は東大寺にかんする雑務を取り仕切る「雑司」という人々が住んでいたからと言われていますし、「不審ヶ辻子町」(ふしがづしちょう)は「鬼」を元興寺の僧侶が追っていったらこの地で見失ったことに由来すると言われます。

奈良は古い歴史を持つ土地だけに、今にまで続くさまざまな歴史的な伝説や寺社の関係に由来する名前が多く、それが現在でも難読地名として残っているのです。難読地名巡りをしながら歴史に触れる旅も楽しそうです。

京終ってどんなところ?見出し

それでは「京終」について紹介していきましょう。まずは「京終」の読み方、そしてこの名前の由来について紹介します。他の土地の方にとって、初見ではほとんど読めないと言われるほどの難読地名、京終はいったいどのように読むのでしょうか。また京終はどんな土地なのでしょうか。

京終の読み方

まずは「京終」の読み方から確認しておきましょう。知らないと「きょうしゅう」などと読んでしまいますが、実は「きょうばて」と読みます。「きょう」はともかくとして「終」を「ばて」と読むとは、普通は考えたことがないかもしれません。

実は京終にあるバス停で「北京終町」「南京終町」というものがあります。知らない方は「ぺきんおわりまち」「なんきんおわりまち」などと読んでしまうのだそうですが、それぞれ「きたきょうばてまち」「みなみきょうばてまち」と読みます。

京終の由来は「平城京の端」

Photo by Tamago Moffle

では「京終」という地名にはどのような由来があるのでしょうか。先ほど「京」イコール「京都」と述べましたが、「京終」の「京」というのは平城京のことを意味します。「終」は文字通りの「終わり」つまり「平城京の終わり」「平城京の端」に由来するのです。

京終のある場所は江戸時代の奈良町の南端に当たります。このことから奈良町の南限に当たり、ここで人家がなくなることに由来すると、江戸時代の本には出てくるそうです。

また、同時にこの地は奈良時代の平城京の左京の東端でもあります。文字通り、平城京の左京の端ということですから、ここからも「京」の「終」わりということになるわけです。

産業の街として栄えた京終

Photo by neebong

平城京という都の端というと、辺鄙な場所をイメージしがちですが、京終は奈良の町の南の玄関口としての機能も持ち、古代の街道も通るという場所でした。当時のこの一帯には元興寺が大きな勢力を有しており、その元興寺の影響でお寺などが作られるなど、産業、文化、交通の拠点として機能していたのです。

また、近代以降になると、有名なレコード会社の創業の地となり、さらには後で述べるロープウェイの駅が設けられるなど、産業の中心地としても知られるようになりました。

観光地として注目されつつある京終エリア

Photo by naitwo2

近年の京終は、難読地名の場所として知られるのはもちろんですが、奈良の観光スポットの一つとして知られるようになっています。特に後で述べるJR京終駅そのものが観光スポットの一つとして取り上げられるようになってきており、女性を中心に多くの方が訪れる場所となっています。

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観光の拠点となるJR京終駅見出し

それでは京終観光のスポットについていくつか紹介していきましょう。基本的に京終は住宅地なのですが、近年観光スポットとしても知られるようになってきました。その中心がJR「京終」駅です。JRの駅ということでアクセスも便利なのですが、駅そのものが観光スポットとなっているのです。

ローカル線の田舎駅

そのJR「京終」駅は、JR桜井線の駅です。JR桜井線はJR奈良駅から大和高田駅までを結ぶ路線ですが、「万葉まほろば線」という名前が付けられているように、万葉集の舞台を通るJR線です。一方でこの周辺は近鉄の路線が多いこともあり、ローカル線のような趣もある路線です。

京終駅はこの桜井線の、奈良駅の次の駅です。このあたりは大和古道の一つである「山辺の道」に沿って進みますが、駅そのものは無人駅です。

かつて運行されていたロープウェイ「奈良安全索道」

Photo by sabamiso

江戸時代末期、奈良県北東部の都祁、針地域では天然の凍豆腐などが作られていました。ところがこの場所は大和高原にあり、道路交通が不便な場所でした。そのためそれを解消するために1919年、奈良安全索道というロープウェイが京終まで設置されました。

このロープウェイは現在の京都府宇治市の「小倉」ICあたりまで延びていたという大規模なものだったのですが、凍豆腐や野菜などの資材運搬用のものでした。しかし1951年に廃止となり、現在はほとんど遺構などは残っていません。

明治の開業当初の姿に駅舎をリニューアル

さてこの「京終」駅なのですが、なんともレトロな趣深い駅となっています。実は京終駅は1898年に開業した時のものがそのままに残されていたのですが、それが奈良市にJRから譲渡されたのをきっかけに、駅舎の復元工事が進められました。

2019年、その復元工事が完成したことをきっかけにして、京終駅を地域活動、観光の拠点として利用しようという機運が高まり、さまざまな施設が整備されたのです。

素敵な京終駅舎カフェ「ハテノミドリ」がオープン

このリニューアルに伴い、もともと駅の執務室だったスペースを利用して、カフェ「ハテノミドリ」がオープンしました。木がふんだんに使われた駅舎の中に作られたカフェは、趣かあり、時間の流れが違うような癒しの空間となっているため、ゆっくりとお茶を飲みながら電車を眺める方も多いです。

ハテノミドリのおすすめメニュー

ハテノミドリはカフェということで、基本的には「ケーキセット」と「トーストセット」が提供されています。どちらもこだわりのメニューですが、特に人気なのが「あんバタートーストセット」です。

奈良の有機栽培の米の粉を使って作ったこだわりのパンにはバターとあん、そしてバターがトッピングされています。米粉の豊かな食感のトーストに、パンにしみたバターとあんの組み合わせがやみつきになる美味しさで人気となっています。

奈良でつくられた雑貨の販売スペースも

また、店舗の中では、奈良の手作り品などを販売するスペースもあります。奈良ブランドの素朴でありながらおしゃれな雰囲気のグッズには、ストールなどの布製品から生薬100パーセントの入浴剤など幅広く、ふだんさっと気軽に使いたいものがたくさん並びます。ぜひこちらも見て行きましょう。

定期的に音楽のイベントも開催

さらにカフェの中には奈良で一つずつ手作りされたスピーカーが設置されており、豊かに音楽を届けています。音響が非常によいので、それを利用して音楽会などのイベントも行われているそうです。イベント情報は公式サイトにあるので、そちらもチェックしてみてください。

住所 奈良県奈良市南京終町211 JR京終駅構内
電話番号 070-1849-1033

京終のおすすめ観光スポット見出し

Photo by 【單格在顯影】

次に京終周辺でぜひ楽しみたい観光スポットについて紹介します。最初に述べたように京終は平城京の端にあたる場所ということで、古くから歴史があるさまざまなスポットがあった場所でもあり、それらが現在の京終周辺の観光スポットとなっています。特におすすめのところを紹介しましょう。

京終のおすすめ観光スポット①:京終天神社

飛鳥神社(京終天神社)は現在の奈良県明日香村の「真神ヶ原」にあった飛鳥神社の御祭神を、718年に元興寺の鎮守社として勧請したことに始まるとされています。その後1369年、現在の場所に鎮座したとされる古い歴史を持つ神社です。

神社としては大きくないのですが、周辺の町並みによく合った趣のあるたたずまいで、本殿は春日大社の境内にある「水谷神社」の本殿を移築したものと言われています。なんとおみくじが10円なので、ぜひ引いてみましょう。

京終のおすすめ観光スポット②:京終地蔵院

京終天神社から徒歩数分のところにある京終地蔵院は、入口にある阿弥陀三尊石仏が知られています。もともと地蔵院の南西にあった辻堂の本尊だったそうですが、1724年ごろ、霊験あらたかということで参拝者が訪れるようになり一宇を作ったと言われます。

鎌倉時代後期から南北朝時代の作と考えられ、その優れた造形はこのあたりでもぜひ見ておきたい石仏と言えるでしょう。

京終のおすすめ観光スポット③:上街道(上ツ道)

飛鳥時代に奈良盆地を縦断する形で整備された「上ツ道」は、6世紀後半から7世紀にかけて計画的に作られた直線道路の一つです。平安京に都が移った後は、大神神社、さらには伊勢神宮まで続く参詣の道として多くの人に利用されました。

ルートとしては現在の国道169号線になるのですが、空海が植えた御神木や江戸時代の文政年間に作られた石燈籠など、歴史を感じさせるものが多く残っています。

京終のおすすめ観光スポット④:鹿の舟

2015年、ならまちの観光の拠点として作られたのが「鹿の舟」です。観光案内所、食堂・グローサリー、喫茶室の3つの建物からなっており、きれいに改装された建物は雰囲気があり、ゆったりとした気分で利用できるということで建物そのものも人気の観光スポットとなっています。

奈良町南観光案内所「繭(まゆ)」

まず、奈良町南観光案内所「繭」は「ならまち振興館」をリニューアルしたものです。もともと大正時代の町屋を使っていたため、その雰囲気をそのまま残す形でリノベーションされました。

奈良のパンフレットのほか、パソコンが設置されており、観光情報などをネットを利用してチェックすることもできます。さらに奥の円柱の壁の中には奈良に関する本が500冊もあり、知りたい情報を深めたい方にもぴったりです。

食堂・グローサリー「竈(かまど)」

食堂・グローサリー「竈」はその名前の通り、中央に「竈」が置かれた食堂です。この竈では奈良県産のお米を炊いて提供してくれます。つまり誰もがあこがれる「竈炊きのごはん」が味わえる食堂なのです。

ランチには4つの定食があり、竈炊きごはんと味噌汁、メインの他に、日替わりの小鉢メニューから2品を選びます。もちろんこれらの食材も奈良県産のものがふんだんに使われています。朝ごはんも提供しているので、観光前の腹ごしらえにもおすすめです。

住所 奈良県奈良市井上町11
電話番号 0742-94-5520

レストラン・喫茶室「囀(さえずり)」

レストラン・喫茶室「囀」は暖炉があるほっこりした空間で、コーヒーや焼き菓子などを楽しむことができます。焼き菓子と言ってもその材料にはやはり奈良県産の食材が多く使われており、特に奈良の大和野菜が生地に使われているものは、ここでしか味わえない魅力にあふれています。

住所 奈良県奈良市井上町11 鹿の舟
電話番号 0742-94-9700

注目の観光地「京終」へ出かけよう!見出し

Photo by moollyem

奈良の観光というと奈良公園や東大寺などの寺社巡りを連想しますが、京終まで足をのばした経験がある方はあまり多くないかもしれません。電車で1区間、バスでも行けるなどアクセスも非常によく、奈良の魅力にあふれたこの地域は、奈良の新たな観光スポットとしてますます人気となっていくでしょう。

投稿日: 2020年7月5日最終更新日: 2020年10月8日

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