JR飯田線で秘境駅巡り!上諏訪から豊橋までの車窓の旅は見所満載!

2020年7月8日 (2020年7月9日最終更新)

JR飯田線は、長野県辰野駅と愛知県豊橋駅を結ぶ196キロメートル弱の長さを誇るローカル線です。このJR飯田線の、主に天竜川に沿って敷かれた線路上を走る列車の車窓からは、伊那谷ののどかな田園風景や南アルプスの雄大な山々、天竜川の渓谷美などを望むことができます。

目次

  1. JR飯田線で秘境駅巡りをしよう!
  2. JR飯田線は人気のローカル線!
  3. JR飯田線ってどんな電車?
  4. JR飯田線のおすすめ秘境駅
  5. 秘境駅だけじゃない!JR飯田線のおすすめ途中下車駅
  6. JR飯田線で日帰り秘境観光へ出かけよう!

JR飯田線で秘境駅巡りをしよう!

JR飯田線は、長野県の上諏訪駅や辰野駅と愛知県豊橋駅を結ぶ人気のローカル線で、天竜川に沿って走る列車からは南アルプスの山々や茶畑、田園風景など、ローカル色豊かな景観が楽しめます。

ここでは上諏訪から豊橋までを走るJR飯田線について、日帰り旅行や観光、秘境などの情報を交えながら紹介します。

JR飯田線は人気のローカル線!

JR飯田線は、大自然の秘境の中を走る列車として、また、日帰り観光のできる電車として、今、秘かな人気を呼んでいます。JR飯田線は、長野県の上諏訪方面から静岡県内陸部を経て愛知県豊橋駅に至る、全長200キロメートルほどのローカル線です。

特に長野県南部の天竜峡駅から愛知県本長篠駅にかけて、山深い秘境のエリアを走るため、沿線の各駅が「秘境駅」として人気を集めています。

秘境駅や途中下車駅周辺の観光スポットもご紹介!

JR飯田線は、その大部分が天竜川に沿って走る路線で、旅の途中では、魅力溢れる山河や橋、茶畑などの大自然が楽しめます。

途中の駅には、錆びれて閑散とした駅もあれば無人駅もあるなど、「秘境駅」に相応しい駅に溢れています。ここでは、そんな「秘境駅」や途中下車駅周辺の観光スポットなども併せて紹介していきます。

JR飯田線ってどんな電車?

JR飯田線は長野県、静岡県、愛知県を結ぶ人気のローカル列車で、主に天竜川沿いをゆったりと走ります。

ほとんど各駅停車で走る飯田線は、時間に追われている人とは無縁の列車で、特急や急行などはありません。

上諏訪から豊橋まで約7時間乗り換えなしで楽しめる!

JR飯田線は、1日に上下各3本の列車が200キロメートルほどの区間を、各駅停車でのんびり走っています。通常は長野県の辰野駅が北の終点駅となりますが、一部の列車は中央本線の上諏訪駅まで延長して走っています。

例えば、上諏訪駅を9時過ぎの電車で出発すると、途中、95の駅に停車し、終点の豊橋駅に着くのが16時過ぎとなり、乗り換え無しで7時間弱という長旅となります。

「秘境駅号」とよばれる人気の路線!

JR飯田線にフルで乗ると、上諏訪駅から豊橋駅まで7時間という長旅となりますが、旅好きの人には大変魅力的な路線と言えます。

JR飯田線の車窓からは、信州の山々や天竜川、のどかな山間の田園風景などの自然に触れながら楽しい日帰り観光の旅ができます。JR飯田線を走る列車は、正に「秘境駅号」と呼ばれるに相応しい人気の列車です。

車内の座席は快適なクロスシート

JR飯田線の車内の座席は、進行方向を向いて座れるクロスシートが大部分を占めており、進む方向に現れる車窓の景色を存分に楽しみながら、快適に過ごすことができます。

車内には弁当やビールなどを持ち込んで、景色を眺めながら旅行気分を満喫することができます。途中、数分間停車する駅もあるため、外の空気を吸いながら気分転換が図れます。また、車内にはトイレも備わっています。

JR飯田線のおすすめ秘境駅

JR飯田線は、中央本線・上諏訪駅を出発すると、左側に諏訪湖を望みながらしばらく走り、辰野駅から飯田線に入ります。伊那路をゆっくり進み、南アルプスの山々や飯田の街並みなどを望みながら天竜峡を超えていきます。

出発後約3時間半で天竜峡駅に到着します。天竜峡駅からが、正に、JR飯田線のハイライトともなる「秘境駅」の始まりとなります。

長寿のパワースポット「千代駅」

秘境駅の1番手「千代駅」は、飯田線の丁度真ん中に当たる駅で、豊橋駅から3時間30分弱の場所にあります。長野県の「千代駅」は、千年の繁栄を願う幸せな駅として、秘境駅フアンの間ではよく知られた存在です。

「千代駅」周辺は平地が多く、民家や道路にも近いため、車窓から見ると秘境と言うほどの感じではありませんが、この駅を利用する人は少なく、駅に降り立ってみると秘境感が増してきます。この駅から2時間ほど歩いた場所には「よこね田んぼ」という棚田があり、日本の原風景を感じることができます。

この「日本の棚田百選」にも選定されている「よこね田んぼ」は、横に長く曲がりくねった田んぼが幾重にも重なっている美しい風景がハイライトとなっており、このノスタルジックな場所では、案山子コンテストも開催されます。

金運アップのパワースポット「金野駅」

長野県の「金野(きんの)駅」は、「千代駅」の1つ豊橋寄りにある駅で、周りには民家も無く、JR飯田線94駅の内、最も利用者が少ない「秘境駅」と言われています。

「金野駅」付近には人家も無く、時折普通電車が素通りするほど寂しい駅です。駅のそばの道は途中から藪となって進めないほどですが、川に繋がる道は整備されているようです。

「金の野」と書くことからか、「金野駅」は金運のパワースポットとして人気があり、観光客がまとまって降りることもありますが、通常は、利用者の少ない秘境駅となっています。

絶壁の駅と「田本駅」

長野県の「田本駅」は、豊橋駅から3時間11分ほどのところにある秘境駅で、多くの見どころがあります。この駅には、山と山の間にホームが設置されており、その両側にはトンネルがあります。ホームの上には絶壁が迫っており、その逆側は天竜川への断崖絶壁となっています。

豊橋方面にある出口の、急な階段を上って周辺を散策すると、更に秘境感が募ります。現在ほとんど人が行き交うことのない道には木が生い茂り、辺り一面、秘境の様相を呈しています。

周囲に人家が2軒だけ「為栗駅」

長野県の「為栗(してぐり)駅」は、豊橋駅から3時間3分ほどの場所にある「秘境駅」で、周囲には民家が2軒ほどあるのみです。駅前からは天竜川を望むことができ、対岸の車道には吊橋を渡らないと行くことができません。駅の前にある待合所は吹き晒(さら)しで、作り付けの椅子があるだけです。

為栗は、以前は川岸に沿って集落が点在していましたが、平岡ダムの工事によって水位が上がったため、ほとんどの民家は水没してしまいました。今では、日帰り観光ができる秘境の駅としての名声が高まっています。

急斜面の茶畑と天竜川を見下ろす「中井侍駅」

「中井侍駅」は長野県側の最後の駅で、天竜川に沿って細いラインのようにJR飯田線の線路が通っています。豊橋駅から2時間42分ほどの場所にあるため、十分日帰り観光が可能です。

「中井侍駅」エリアは静岡県に近く、お茶の産地としても知られており、急斜面に建つ家々と茶畑の景観の美しさは感動的ですが、残念ながら列車の車窓からは見えません。駅で降りて少し散策しながら、天竜川に向かって広がる茶畑の景色を望むのがおすすめです。

全国秘境駅ランキング2位「小和田駅」

「小和田駅」は、JR飯田線の静岡県側最初の駅で、豊橋駅から2時間37分ほどの場所にあります。周囲には人家も無く車道も無い、正に秘境の駅で、何も無いことに魅了されて、この駅を訪れる観光客が多いようです。

静岡県浜松市の「小和田駅」から最も近い民家でも歩いて40分ほどかかります。そんな「小和田駅」は、全国秘境駅ランキング2位に輝いています。

「小和田駅」は、以前は成婚前の小和田雅子妃殿下の苗字でもあることから注目された駅でもありました。ホームや駅舎には、「恋愛成就駅」の標記や「花嫁号」のプレートなどが掲げられています。

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秘境駅だけじゃない!JR飯田線のおすすめ途中下車駅

JR飯田線の秘境駅について紹介してきましたが、それ以外にも訪れてみたい駅が幾つもあります。ここでは、駒ケ岳に通じる「駒ヶ根駅」や、天竜峡の絶景が堪能できる「天竜峡駅」、鄙(ひな)びた山間の温泉地に通じる「湯谷温泉駅」、ご利益のある豊川稲荷のそばの「豊川駅」について取り上げてみましょう。

中央アルプスの景勝地へ「駒ヶ根駅」

JR飯田線の「駒ヶ根駅」は、長野県駒ケ根市東町にある駅で、駒ケ岳など、中央アルプス登山の玄関口でもあります。

駅には、中央アルプスや南アルプスの地形模型が展示されており、駅前からは、駒ケ岳ロープウエイまでの路線バスが30分置きに運行しています。

駒ケ岳の見どころ

路線バス下車後、ロープウエイに7分半ほど乗り、計1時間ほどで標高2612メートルの駒ケ岳・千畳敷カールに行くことができます。

千畳敷カールには、夏近くまで雪渓が残っており、遊歩道も整備されているため、気軽な格好で高山の散策が楽しめます。千畳敷カールから標高2956メートルの駒ケ岳山頂にチャレンジすることもできますが、その場合には、登山靴など、登山用のしっかりした装備が必要となります。

天竜峡の絶景と紅葉を楽しめる「天竜峡駅」

JR飯田線の「天竜峡駅」は、観光地に建つ駅に相応しい洋風でお洒落な駅舎が造られています。窓にはステンドグラスが使われ、屋根の上には風見鶏が設置されています。

「天竜峡駅」の周辺には国の名勝として知られる「天竜峡」があります。駅から「天竜峡」へは徒歩5分ほどでアクセスできます。

天竜峡の見どころ

「天竜峡」は、古くから風光明媚な渓谷としてその名を轟かせており、奇岩やつり橋などに溢れ、紅葉の名所としても良く知られています。

「天竜峡」では、奇岩やつり橋が望めるハイキングコースがおおすすめで、1時間もあれば、男女を問わず誰でも楽しい散策ができます。特に10月中旬の紅葉の時期には、赤く染まった紅葉の中で「天竜峡」の絶景が堪能できます。

宇連川沿いの山の温泉地「湯谷温泉駅」

愛知県新城市の「湯谷温泉駅」は、JR飯田線の駅名の中で唯一温泉の駅名が付いている駅です。このエリアは、宇連川沿いに展開する温泉地で、1300年も前の奈良時代に開かれています。都会の喧騒から離れた駅前には、鄙(ひな)びた雰囲気が漂います。

宇連川に立ち並ぶ温泉宿では、山河の大自然を眺めながらゆったりと露天風呂に浸かることができます。

湯谷温泉の見どころ・おすすめグルメ

「湯谷温泉」では、宿泊は勿論のこと、日帰りでも十分、食事をしながらのんびりと温泉を楽しむことができます。

食事は、山や川で採れた旬の食材を使った郷土料理が堪能できる他、南信州の名物「五平餅」を販売するお店も多数並んでいます。

豊川稲荷といなり寿司「豊川駅」

愛知県豊川市のJR飯田線「豊川駅」は橋の上に建つ駅舎で、商店街に通じる西口と新設の東口が「架け橋」によって結ばれています。

この駅から徒歩5分ほどのところに豊川稲荷があります。この神社の正式名称は「円福山・豊川閣妙厳寺」と言いますが、境内にある鎮守の稲荷が良く知られていることから一般的には「豊川稲荷」の名称で呼ばれています。

豊川稲荷の見どころ・おすすめグルメ

「豊川稲荷」の最大の見どころは、境内にある「霊狐塚(れいこづか)」です。並んでいる狐の石像は何と千体以上もあります。

この「霊狐塚」には石碑のある岩があり、硬貨が幾つか投げ入れられています。その硬貨を岩の間から上手く取り出して、お守りとして身に着けておくと金運アップのご利益があるとされています。ご利益に与(あずか)ったら、その硬貨の数倍のお金を返しに来るのが習わしのようです。

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JR飯田線で日帰り秘境観光へ出かけよう!

長野県の「上諏訪駅」や「辰野駅」と愛知県の「豊橋駅」を結ぶJR飯田線は、今、「秘境駅号」とも呼ばれる人気の電車が走る路線です。特に、「天竜峡駅」以南の山あいには、「秘境駅」とよばれる憧れの駅がたくさん存在し、秘境好きの人たちを喜ばせています。

ここではそんなJR飯田線について、日帰り観光や秘境などの情報を取り入れながら説明してみました。JR飯田線に乗る機会がありましたら、是非、これらの「秘境駅」を訪ねてみて下さい。

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この記事のライター
南真州
長野県出身の南真州と申します。仕事の関係で国内、海外の販売や商品企画の業務に携わってきました。その間、大阪、福岡、ドバイ、香港等への転勤を含め、種々の地域や国を廻ってきました。読者の皆さんには、今までの経験を生かしつつ、各地の新鮮な情報をお届けしたいと思います。

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