皇居観光に最適のおすすめ散歩コース3選◎定番スポット＆見どころをまとめて解説

皇居周辺のおすすめ散歩コースをご紹介します。皇居は天皇のお住まいで、特別な場所というイメージがありますが、皇居東御苑や北の丸公園など一般公開されている場所も多く、東京の散歩コースとして人気があります。

皇居は、東京の真ん中にありながら、豊かな自然に囲まれており、野鳥やさまざざまな動植物が見られます。桜や紅葉の名所としても知られ、多くの人訪れる人気散歩コースです。この記事では、皇居周辺の散歩コースや所要時間、見どころなどをご紹介しましょう。

皇居周辺は見どころが多く、東京の人気散歩コースとなっています。天気がよければ、名所や史跡を訪ねながら、ぶらぶらと散歩を楽しみましょう。

散歩に疲れたら、公園で一休みするのもおすすめです。散歩の後は、東京駅周辺や丸の内エリアでグルメやカフェタイムが楽しめます。

皇居周辺が散歩コースにおすすめな理由は、アクセスが便利なことと、観光スポットが多いという点です。皇居は東京駅や地下鉄の駅から簡単にアクセスできます。

旧江戸城は予約不要で見学できるエリアがあり、気軽に内部を散策できます。また皇居周辺には国会議事堂や赤坂御用地、北の丸公園など多くの人気観光スポットがあります。

北の丸公園には博物館が多く、散歩の途中に立ち寄って見学するといいでしょう。ゆっくりと散歩をしながら、これらの人気観光スポットを訪れてみてください。

皇居周辺が散歩コースに人気な理由は、休憩スポットが多いという点も挙げられます。皇居周辺には日比谷公園や皇居外苑、北の丸公園など緑豊かな公園がいくつもあります。都心にあるにもかかわらず、野鳥や動植物が多く、桜や紅葉など四季折々の景観も楽しめます。

散歩の途中に公園に立ち寄って、自然を感じながらんびりと過ごすといいでしょう。公園にはベンチが置いてあり、周辺のショップでテイクアウトしたフードやドリンクを持ち込んで過ごすこともできます。

皇居はもと江戸城だった場所で、歴史を感じられるスポットや史跡が多く、散歩をしながらこれらのスポットを訪れてみるといいでしょう。旧江戸城内には本丸跡や番所などの見どころがあります。見学ツアーに参加して、内部を散策するのもおすすめです。

皇居外苑には桜田門や二重橋など多くの見どころがあり、歴史ファンにはたまりません。皇居周辺には、皇室ゆかりの品々が展示されている博物館もあるので、立ち寄ってみてください。

皇居周辺にはグルメスポットが多く、散歩を楽しんだ後にゆっくりと食事ができるのも人気の理由です。東京駅周辺や大手町、丸の内エリアにはおしゃれなレストランやカフェがたくさんあります。

また皇居外苑の近くには高級ホテルがあり、皇居の森を眺めながら美味しいランチやアフタヌーンティーが楽しめます。おしゃれなバーやラウンジもあり、夜景を見ながらリラックスすることもできます。

まず最初にご紹介するのは、皇居周辺の定番観光スポットとおすすめの散歩コースです。東京駅を起点に、旧江戸城や千鳥ヶ淵の散歩を楽しみましょう。その後は、北の丸公園に移動して、日本武道館などを訪れるのもおすすめです。

時間に余裕があれば国会議事堂や迎賓館赤坂離宮を訪れ、見学ツアーに参加するといいでしょう。全てのスポットを1日で回るのは難しいので、興味のある場所に的を絞って見学するようにしてください。

江戸城は徳川幕府の居城だった場所で、明治以降は天皇のお住まいとなっています。天守閣は残っていないのですが、江戸城跡として一部を見学できます。

見学できるのは、皇居外苑や皇居東御苑などです。皇居東御苑には天守閣跡や本丸跡、富士見多聞などの見どころがあり、散歩をしながら楽しめます。

皇居東御苑だけでも、散歩をしながらゆっくりと見学すると2時間は必要です。トイレや休憩所はありますが、日陰はほとんどないので、夏に散歩をする時は注意してください。

東京駅は皇居散歩コースの起点となるスポットで、待ち合わせ場所としてもおすすめです。皇居に面する東京駅丸の内駅舎は、レンガ造りの美しい建物で、撮影スポットとしても人気があります。

東京駅丸の内駅舎は、大正時代に建築された建物を2012年に復原したもので、南北のドームやレリーフなど当時の姿を見ることができます。

東京駅構内にはグランスタやエキュート東京などの商業施設があり、散歩の後にお土産を買ったり、休憩をしたりするのにおすすめです。

千鳥ヶ淵（ちどりがふち）は旧江戸城の内堀の一部で、田安門から半蔵門にかけて広がるエリアです。千鳥が羽を広げたような形に見えることから名付けられました。東京駅からは歩いて約40分です。

千鳥ヶ淵の土手沿いにはソメイヨシノやヤマザクラが植えられていて、桜の名所として有名です。桜の季節は多くの人が訪れ散歩を楽しみます。千鳥ヶ淵の真ん中あたりに千鳥ヶ淵ボート場があり、貸しボートから皇居沿いの景観が眺められます。

皇居の南側に位置する国会議事堂は国の唯一の立法機関で、国会が開催される場所です。1936年に完成した、左右対称の重厚な建物で、向かって左側が衆議院、右側が参議院となっています。

国会議事堂は、衆議院と参議院の両院で見学ツアーを行っています。見学は平日のみで、現在は事前予約が必要です。

見学ツアーでは、本会議場や御休所、貴族室、前庭などを回ります。衆議院と参議院とも所要時間はそれぞれ約1時間です。

皇居の西側にある赤坂御用地は、江戸時代に紀州徳川家の上屋敷が置かれた場所で、明治後は皇室施設となっています。赤坂御所や園遊会が催される赤坂御苑などがあります。

これらの施設には一般の人は入れませんが、迎賓館赤坂離宮は一般公開されており、有料で見学できます。本館・庭園は予約不要、和風別館はガイドツアーに参加することで見学できます。

迎賓館赤坂離宮は明治42年に建てられた歴史のある建物で、豪華な内装が目を引きます。所要時間は1～2時間です。

日本武道館は、1964年の東京オリンピックの柔道の競技会場として建設されました。皇居に隣接する北の丸公園内にあり、千鳥ヶ淵からの散歩コースにおすすめです。

八角形の建物は奈良の法隆寺夢殿をモデルにしており、なだらかな屋根は富士山を表現しているとされています。日本の武道の殿堂として長く親しまれていますが、有名アーティストのコンサートも多く、アーティストの聖地としても知られています。

日本武道館はイベントの時以外は中に入ることができないので、外観の写真を撮るだけなら、あまり時間はかからないでしょう。

現在は皇居になっている旧江戸城は、かつては政治の中心地で、周辺にはさまざまな歴史スポットや史跡があります。旧江戸城は時間内なら自由に散歩が楽しめるので、本丸跡や皇居東御などを訪れて、江戸城の遺構に触れてみてください。

旧江戸城を見学した後は、皇居外苑を歩いて靖国神社まで行ってみましょう。靖国神社も見どころがたくさんあります。旧江戸城、皇居外苑、靖国神社ともゆっくりと回ると半日は必要です。

旧江戸城散策は定番の皇居散歩コースで、初めて皇居を訪れる方におすすめです。皇居の中で、東御苑として一般公開されているエリアを散歩するコースで、所要時間は1時間半から2時間くらいです。

皇居東御苑は、江戸城の本丸・二の丸・三の丸があった場所で、番所、富士見多聞、富士見櫓、石垣の一部など江戸城の遺構を見ることができます。

また御台所前三重櫓が建てられていた場所は、現在展望台になっており、丸の内を一望できる人気スポットとなっています。三の丸尚蔵館は、皇室に代々伝わる美術品を展示しており、無料で見学できます。

本丸は、先にご紹介した旧江戸城散歩コースのハイライトです。皇居東御苑の高台に位置し、かつては壮大な本丸御殿と天守閣があった場所です。現在は広々とした芝生エリアになっています。

江戸城は1657年の大火災以後、天守閣は再建されておらず、現在はわずかに石垣が残されています。本丸御殿も焼失・再建を繰り返し、1863年に焼失した後は再建されていません。

本丸御殿は、表・中奥・大奥と3つのエリアに分かれており、将軍との対面所も設けられていました。また、忠臣蔵で有名な「松の廊下」は、現在は細い通り道となっています。

皇居外苑は皇居の一部を公園として一般に開放しているエリアで、皇居の周囲に位置します。皇居前広場、北の丸公園、12の濠（ほり）があるエリアに分かれています。広大なエリアで、散歩コースやランニングコースとして人気があります。

皇居外苑の入口には、「外桜田門」があります。歴史の教科書にも登場する「桜田門外の変」が起こった場所で、江戸城の無血開城の際には官軍が入城した城門として有名です。

「二重橋」は皇居宮殿に続く門で、皇居のシンボルとされています。普段は閉まっていますが、天皇誕生日や新年の一般参賀の時に渡ることができます。散歩コースの目安は2時間です。

靖国神社は、戊辰戦争で亡くなった人を祀るために1869年に創建された神社で、皇居の西側、九段北にある神社にあります。国内外の戦争で亡くなった、240万人の戦没者を祀っています。

靖国神社は見どころが多く、日本で最大級の鳥居や、菊花紋があしらわれた拝殿、四季折々の景観が楽しめる神池庭園、茶室などがあります。遊就館には戦争に関する資料が展示されてており、ゆっくり見ると1時間以上必要です。

靖国神社は、夏に行われる「みたままつり」が有名です。約3万個の提灯が参道に飾られ、荘厳な雰囲気が感じられます。

皇居では1日に2回参観ツアーが行われており、ツアーに参加することで皇居内部を見学できます。インターネットで事前予約ができる他、当日受付も行っています。所要時間は約1時間です。

参観ツアーは皇居の桔梗門から始まり、普段は入れない吹上御苑と西の丸エリアを見学します。正月に一般参賀が行われる宮殿東庭、宮内庁庁舎、正門鉄橋などをガイドの案内に従って回ります。

最初に訪れる窓明館では、菊花紋章の焼印が入ったカステラやチョコレート、日本酒、ワインなど、ここでしか買えないお土産が購入できます。

皇居周辺には公園がいくつかり、散歩の途中の休憩スポットとして利用できます。皇居北側の北の丸公園や南側の日比谷公園についてご紹介します。また、皇居一周コースも散歩におすすめです。豊かな自然を感じながら、ゆっくりと散歩を楽しんでください。

北の丸公園は皇居周辺の人気散歩コースです。江戸城の北の丸があった場所で、皇居の北側にあります。昭和天皇の還暦を機に公園として一般公開され、緑豊かな公園として親しまれています。

約20万平方mと広大な公園で、桜や紅葉が楽しめます。園内には芝生エリアが広がり、ケヤキやコナラなどの樹木が植えられており、東京にいながら里山の景色が楽しめます。皇居散歩コースの休憩スポットとしてもおすすめです。

北の丸公園には、東京国立近代美術館、科学技術館、近代美術館工芸館などのミュージアムがあるので、散歩の途中にゆっくりと時間をかけて見学してください。

日比谷公園は皇居の南側にある都立公園で、皇居外苑から日比谷公園は絶好の散歩コースです。江戸城の日比谷御門に隣接し、江戸時代には大名の上屋敷が置かれていたエリアです。

広々とした公園で、園内には日比谷公会堂、野外音楽堂、日比谷図書館文化館、テニスコートなどがあります。公園内の大噴水は12mの高さまで吹きあがり、ドラマの撮影にも多く使われている人気スポットです。

その他にも江戸城の遺構や雲形池、イチョウ並木などがあり、桜や紅葉など一年を通して散歩が楽しめます。園内にはカフェがあるので、休憩にもおすすめです。散歩の目安は1時間くらいです。

皇居の外周は一周約5kmで、信号がなくぐるりと一周できるため、人気のランニングコースです。緑が多く気持ちよく走れることから、早朝から走るランナーもたくさんいます。

皇居の外周は散歩コースにもおすすめです。歩くと1時間くらいで一周できますが、観光スポットを見たり、写真を撮ったりしながらゆっくりと散歩をすると1時間30分から2時間が必要です。

竹橋からスタートすると、散歩コース上には、順に東御苑、国立近代美術館、千鳥ヶ淵、桜田門、皇居前広場などがあります。江戸城の正門・大手門なども見えるので、歴史スポットや史跡を訪ねながら散歩を楽しんでください。

皇居周辺の散歩を楽しんだら、おしゃれなレストランでランチやディナーを楽しみましょう。ここからは、皇居の森を眺めながら、ゆったりと食事ができる人気スポットをご紹介します。アフタヌーンティーやお酒が楽しめる場所もあるので、散歩の後にリラックスしてください。

グランドキッチンは、皇居東側に位置するパレスホテル東京にある、メインダイニングです。パレスホテル東京は1961年創業の由緒あるホテルで、国内外のVIPも滞在する高級ホテルです。

グランドキッチンはロビーのフロアに位置し、天井が高く温かみのある空間となっています。個室やテラス席、落ち着いたソファ席などがあり、さまざまなニーズに応えてくれるおしゃれなレストランです。

中央にはオープンキッチンがあり、ライブ感が感じられます。和洋中と幅広いメニューを揃えており、モーニングからランチ、ディナーまで終日ゆっくりと食事が楽しめます。

楠公レストハウスは、皇居外苑にあるおしゃれなレストランです。皇居参観や周辺の観光スポットを訪れる人のために、1967年に作られたレストランで、2002年にリニューアルされ、和モダンのおしゃれな空間となっています。

明るく広々としたレストランで、店内はバリアフリー対応となっており、車椅子の貸出も行っています。館内には皇居周辺の散歩マップが用意されています。

和食中心のレストランで、旬の素材を使った「一汁三菜メニュー」が楽しめます。昔の甘味を再現した「米麹糖蜜」、江戸で庶民が親しんだとされる「煎り酒」などもあります。

ラウンジバー プリヴェは、先にご紹介した「オールデイダイニング グランドキッチン」と同じパレスホテル東京の6階にあります。落ち着いた雰囲気の大人のためのラウンジバーで、窓の外に広がる風景を楽しみながらゆったりと過ごせます。

ランチは、同ホテルの日本料理店「和田倉」の「和の三段 彩り小箱ランチ」がいただけます。旬の食材を少しずつ詰めた彩り豊かな和食弁当で、美味しいと好評です。

午後は、同ホテルのフランス料理店「エステール」のおしゃれなアフタヌーンセットが楽しめます。夜は夜景を眺めながら、カクテルを楽しむのもおすすめです。

EST（エスト）は、皇居外苑に面した、フォーシーズンズホテル東京大手町の39階にあるコンテンポラリーフレンチの名店です。ミシュランガイド東京2022で一つ星を獲得した有名店で、ラグジュアリーな空間の中、ゆったりと食事ができます。

フレンチシェフが作る革新的なフレンチは、醤油や味噌、もろみなど日本の調味料も使っています。全国の旬の食材をアレンジしており、和食とフレンチの融合が楽しめます。

ランチもディナーも豪華なコースが用意されています。皇居を散歩した後は、時間をかけて絶品フレンチを堪能してください。

ル・プーレ ブラッスリーうかいは、旧江戸城大手門のそばにあるフレンチビストロです。店名の「ル・プーレ」はフランス語で「鶏」という意味で、「ロティサリーチキン」が人気のレストランです。

皇居の緑を望む開放的なレストランで、天気のいい日はテラス席で食事が楽しめます。カジュアルな雰囲気のお店なので、散歩の後に気軽にランチやティータイムが楽しめます。

名物の「ロティサリーチキン」は、フランスから直輸入したオーブンで、鶏を丸ごとじっくりと焼き上げたもので、香ばしくジューシーと好評です。その他にも、フランスの郷土料理が揃っていて、ワインととも時間をかけてゆっくりといただけます。

皇居周辺の散歩コースや見どころをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。皇居は東京の真ん中にありながら緑豊かなエリアで、自然を楽しみながら散歩ができます。

旧江戸城や迎賓館赤坂離宮、国会議事堂などの見学コースに参加したり、北の丸公園や日比谷公園の芝生エリアでのんびりと過ごしたりと、皇居周辺ではさまざまな楽しみ方ができます。散歩コースを歩きながら、いろいろな場所を訪れてください。