マゴチは水温が高い時期にルアーで釣るのがおすすめ!
真夏の時期に人気のある釣り「マゴチ」。マゴチは市販されているルアーで釣ることができ、釣り方によって種類を変えていきます。船釣り、岸釣りとポイントも点在しているので幅広い世代から人気があります。
最近ではマゴチ釣り専用のルアーも販売されており、ヒラメの仕掛けでマゴチがかかることもしばしば。マゴチのルアーは仕掛けの選び方も重要なので、初めての方はぜひこの記事を参考にしてみてください。
マゴチのルアーでの釣り方
砂底や泥底を好んで生息しているマゴチは、他の魚種と釣り方が少し違います。ルアーでもアクションの使い方が違うので、釣りのポイントによって釣り方を変えていくのがマゴチの釣果に繋がります。
マゴチは釣れる時期も決まっており、1年中釣れるわけではありません。深場に生息しているので、釣り方にもコツがあります。マゴチ釣りを始める前に、マゴチの生態について調べておくのもおすすめです。
暖かい時期に釣る
肉食であるマゴチは、海底の砂泥に腹をつけてエサである小魚がくるのを待って捕食しています。似たようなフラットフィッシュであるヒラメよりも少し早い時期から釣ることができ、暖かい時期に釣果が上がります。
まずは産卵期である4月から6月、そして真冬になる前に活発にエサを食べ始める9月から11月がベストシーズンです。マゴチの適温が水温20度前後なので、真夏の時期にもピッタリな魚になっています。
晩春から夏にかけてマゴチのピークを迎えるので、マゴチ釣りを始めたい方は初夏の時期から狙って行きましょう。マゴチの旬は6月から8月になりますが、どのシーズンでも美味しく味わうことが可能です。
河口域で釣る
マゴチ釣りを初めて行う方は、まずマゴチの生息しているポイントを探すのがおすすめです。先ほども紹介した通り、砂底や泥底を好んで生息していますが、マゴチの食べる小魚がいないと釣ることはできません。
そのため、マゴチを釣りたい方はまず近くの河口域を調べてみてください。河口域付近には上流から流れてくる小魚が多く生息しているので、その小魚を狙ってヒラメやマゴチなどが集まってくる習性があります。
また、河口域はマゴチの好む砂底や泥底も豊富なのでマゴチのいる可能性がぐんと上がります。河口域はその地域によって底の地形変化が変わるので、よりマゴチのいるポイントを探ってみましょう。
海底にある岩や木の周辺はマゴチの隠れやすいポイントになっているので、その周辺にルアーを垂らすだけでマゴチが食いついてくることも。1度アタリのあった場所には必ずマゴチがいるので何度かトライしてみてください。
河口付近でも捕食となる小魚が見当たらない場合は、マゴチの釣れる可能性も低くなります。必ず釣りポイント周辺の現在の状況を調べてから釣りを行うようにしましょう。
ルアーを浮かせずに釣る
マゴチの釣り方は仕掛けにもよりますが、ルアーの場合は浮かせすぎないのが釣り方のポイントになっていきます。マゴチは底に生息している魚種なので、なるべく底までルアーを落としてからアクションしましょう。
釣り方は底から約1mのレンジをキープしておき、ズル引きでも対応できる仕掛けにするのがおすすめです。ルアーを底から少しだけ浮かした状態でアクションすることで、マゴチが一気に食らいついてきます。
初めてのポイントでマゴチ釣りを行う場合は、最初に底の深さを確認しましょう。ルアーを1度落として、底につくまでを図ります。あとは底についてから少し浮かした状態をキープする練習を行ってみてください。
マゴチのツアー釣り・仕掛けのポイント
マゴチは高級魚として知られており、シーズンになるとマゴチ狙いの釣り人が多くいます。ですが、底にいる魚で通常の釣り方とは違い、最初はコツを掴むまで少し時間がかかってしまいます。
釣りポイントによってはルアーが根掛かりする場合もあるので、初心者の方は苦戦してしまうことも。ですが、マゴチはポイントによって釣り方や仕掛けを変えるだけで、一気に釣果を上げることができます。
ダウンショットリグで釣る
ブラックバスの定番仕掛け「ダウンショットリグ」は、マゴチの釣り方にもピッタリです。マゴチ釣りの場合はヒラメ用のダウンショットリグを使用することで、より近い環境で狙うことができます。
ダウンショットリグはフックから30・50cmほど下に錘がついているので、底に落としたときのタナを狙いやすくなります。仕掛けとしてはとても簡単で、タナをキープできるのもマゴチ釣りの魅力。
ズル引き・シェイクなどさまざまな釣り方を楽しめる仕掛けなので、さまざまな釣りポイントで行うことが可能です。キャストしてからラインをそのままだしっぱなしにしてもズル引きを開始することができます。
船釣りでも活用できる仕掛けなので、多くの釣り人が挑戦している仕掛けでもあります。多くのショップでは仕掛けそのままで販売されているので、釣り初心者の方でも簡単に作れると人気があります。
マゴチは釣りポイントによって仕掛けを変える場合が多く、潜んでいる場所を探っていけるかが釣果に繋がります。そのため、定番仕掛けで探ることでマゴチ釣りをより楽しめます。
駆け上がりを見つける
マゴチを確実に釣りたい方は、まず「駆け上がり」を見つけるようにしましょう。ですが、駆け上がりを見つけるのはかなり難しいので、まずは実際にキャストしてズル引きに慣れてから行うようにしてください。
サーフなどマゴチのいるポイントで駆け上がりを見つける場合は、キャストして調べていきます。サーフはいきなり丘のようになっている部分があり、その丘の低い部分から高い部分が駆け上がりとなります。
キャストせずに駆け上がりを見つけたい場合は、波の様子をじっくり見る必要があります。波が急に高くなっている部分に駆け上がりがある可能性が高いので、その日の海の状況に合わせて確認していきましょう。
実際にキャストして調べる場合は、ズル引きをしていきます。ズル引きしている間に急に重くなり、そして軽くなった場所に駆け上がりがあります。駆け上がり付近にマゴチが潜んでいる可能性が高いです。
駆け上がり部分にルアーなど仕掛けを落としておくことで、マゴチが釣れる可能性があります。マゴチ釣りツアーなどに参加している場合は、船長やプロの人が駆け上がり場所を教えてくれることも。
離岸流を見つける
海水浴では少し危険ですが、マゴチ釣りではポイントとなるのが「離岸流」。離岸流とは沖に流される強烈な流れのことを言い、海水浴時期に離岸流と出会うと沖まで体が流されてしまいます。
離岸流はマゴチのエサとなるベイトも流されていくので、マゴチが離岸流へ向かって捕食に行く可能性が高いです。離岸流のポイントはいつ、どこで起きるかわからないので釣りの間は波の様子を見ておきましょう。
離岸流のポイントは波が一文字になって押し寄せている場所になります。マゴチのいる可能性が高いですが、万が一落ちてしまうとそのまま沖へ流されてしまうので十分に注意が必要です。
朝マズメ・夕マズメを狙う
マゴチ釣りで釣果を上げていきたい方は、釣りを行う時間帯にも注意していきましょう。基本的によく釣れる時間は朝マズメ・夕マズメと呼ばれる時間帯になり、日の出前後・日没前後がねらい目です。
朝マズメ・夕マズメと呼ばれる時間帯は海の中でプランクトンが活発に動き出す時間帯になります。そのプランクトンを捕食しに小魚たちが集まり、その小魚を狙ってマゴチなど大型の肉食魚が動き始めます。
マゴチの基本的な捕食対象となっている魚がハゼやイワシ、シロギスなどです。そのため、マゴチ釣りで使用するルアーもこの種類の魚に似ているデザインが多く、よりマゴチを釣りやすい仕掛けとなっています。
マゴチは別名「照りゴチ」とも呼ばれており、真夏の日差しがガンガン照り付けている時間帯に釣れるとも言われています。そのため、暑い時期は朝・夕方の時間だけでなく、昼間から狙ってみるのもおすすめです。
マゴチは海底に潜んでいる魚なので、基本的には潮どまりの時間など関係なく釣ることができます。朝マズメ・夕マズメよりは動きが鈍くなっていますが、お腹を空かしている大型のマゴチが釣れることも。
マゴチ釣りにおすすめのルアーの選び方・得意なアクション
種類豊富に販売されているマゴチのルアーは、選び方にコツがあります。自分の釣りスタイルに合うマゴチルアーを選ぶことで、より引きの強いマゴチとのファイトを楽しむことが可能です。
マゴチのルアーの選び方で重要なのは、ボトムを狙えるデザインかどうか。また、メタルバイブやメタルジグ、ジグヘッドなど使用するルアーによってアクションのやり方も変わるので合わせてチェックしておきましょう。
タルバイブ・メタルジグの特徴
マゴチのルアーとして定番となっているのが「メタルバイブ」・「メタルジグ」になります。選び方で重要な重さの部分で扱いやすく、ある程度遠投できるので奥のほうにいるマゴチも狙うことができます。
簡単なリフト&フォールで誘いこむことが可能なので、釣り初心者の方からも人気があります。ですが、メタルバイブ・メタルジグに関しては海底に沈めてから放置すると砂地に沈んでしまうので注意が必要です。
メタルバイブ・メタルジグの選び方としては、自分の持っているマゴチ釣り用のタックルとの相性で選んでいきましょう。あまりに重すぎるとすぐに砂地へ入ってしまうので、10gから40gのサイズがおすすめ。
マゴチルアーのサイズの選び方は、あまりこだわらなくて大丈夫です。シーバスのように特定のベイトを好むわけではないので、小さいサイズから大きなサイズまで捕食対象には食いついてくる習性があります。
サーフや大型の河口エリアでは大きなサイズのルアーを使用することで、遠くにいるマゴチにもしっかりとアピールすることができます。常に動かしていくので、シンプルなルアーを選ぶようにしましょう。
ジグヘッドの特徴
マゴチ釣りでいろんな釣り方を楽しみたい方におすすめなのがジグヘッドです。最近ではマゴチ専用のワームが販売されるほど種類が豊富になっているので、選び方としてはカラーやワームによって変えましょう。
マゴチ専用のジグヘッドは基本的にグロー系カラーが多く、砂地にいるマゴチに見つけやすく工夫されています。メタルジグなどよりも軽い種類が多いので、子供や女性がマゴチ釣りに挑戦したい方におすすめです。
水深の深いマゴチを狙う場合は、選び方としてなるべく目立つカラーのジグヘッドを使用するようにしてください。水深が深いポイントで暗いカラーを使用すると、マゴチに見つけてもらえない可能性があります。
マゴチ釣りにおすすめのルアー
マゴチ釣りのルアーで選び方を学んだあとは、自分の釣りスタイルに合うルアーを見つけにいきましょう。マゴチ専用でなくても、ヒラメに使用するルアーでもマゴチの釣果が高いことで知られています。
マゴチルアーの選び方のポイントであるサイズ・重さ・カラーは釣りポイントやタックルによって予め決めておくのがおすすめです。また、仕掛けによっても変わるのでいろんな釣り方に挑戦してみましょう。
ダイワ メタルジグ フラットジャンキー ヒラメタルZ 32g 62mm ダブルレッドゴールド
海底にいるヒラメ・マゴチ専用に作られたダイワで人気のルアーです。コンパクトなサイズになっていますが、海底でしっかりとアクションしてくれるのでエサを待っているマゴチが食いついてきます。
バイトマーカーティンセルに関しては着脱可能で、水中での水の抵抗を最小限にしています。選び方で重要な重さも32gから41gの間で選ぶことができ、カラーやデザインも豊富なので人気があります。
フックポジションリミッターが搭載されているので、前後のフックの絡みを解消してくれます。釣り初心者の方でもストレスが少なく、アクションも伝わりやすいのでぜひ1度試してほしいルアーです。
シマノ ルアー 熱砂 スピンビームTG 42g 68mm
遠投でマゴチ釣りを楽しみたい方におすすめのルアーになります。飛距離にこだわって設計されており、後方に重心がきています。飛距離特化型のメタルジグなので、サーフなどでも活躍してくれます。
コンパクトなサイズですがワイドアクションとなっているので、バタバタと泳いでいるベイトをイメージしています。海底でただ巻きするだけでアクションしてくれるので、釣り初心者の方も簡単です。
カラーやサイズもかわいらしく、デザイン性にも優れています。マゴチやヒラメなど多種多様な魚がかかるので、海でいろんな釣りを楽しみたい方にも人気があります。
ダイワ ヒラメ ワーム フラットジャンキー ロデム 4インチ 28g ヒラメイワシ
ジグヘッドの中でもマゴチの釣果が良いと言われているのが「ロデム 4インチ」。ジグヘッドはワンタッチで交換可能で、マゴチから見るとベイトフィッシュそっくりなデザインなのですぐに食いついてきます。
強い波動、そしてリアルなアクションが特徴的なのでマゴチに強烈アピールしてくれます。また、2WAYアクションアイシステムになっているので、釣果によってアクションを変えられます。
ソフト素材なのでタックルにも合わせやすく、カラーも豊富。マゴチの釣る時期や時間帯に合わせてカラーの選び方を変えていくことで、マゴチへのアピールがより強くなります。
ダイワ ワーム フラットジャンキー ロデム グラブ 4インチ ヒラメバーニング
数あるワームの中でも、安い値段で購入できると話題を集めています。ハイレスポンステール形状なので、流れの緩い場所でもしっかりとアクションしてくれます。オレンジやピンクなど派手なカラーがおすすめです。
1度食い渋った魚にもしっかりとアピールしてくれるので、何度でもマゴチにトライすることができます。波動、そしてリアルなアクションから本物のベイトと間違えて捕食してしまうケースがほとんど。
サイズも4インチと初心者から扱いやすくなっているので、初めてマゴチ釣りを体験したい方にも人気があります。ワームに2箇所穴が設置されているので、しっかりと固定させてからつけるようにしてください。
バディーワークス オフベイト 30g MMMメロメロメロン
マゴチにおすすめのルアーの中でも、飛距離や重みを出したい方におすすめなのが「バディーワークス オフベイト 30g MMMメロメロメロン」。ヒラメも釣ることができ、独特のアクションが人気を集めています。
飛距離が出るのでいつもは難しいエリアもマゴチを狙うことができ、底に沈むまでのスピードも速いです。そのため、ゆっくりなスピードでもしっかりとアクションしてくれるので初心者の方にもおすすめ。
マゴチはスピード・レンジ・アクションが必要なゲームになっているので、センターバランスのしっかりしているルアーが試しやすいと言われています。ぜひ1度チェックしてみてください。
デュオ ルアー ビーチウォーカー ハウル シャッド パールホワイトS S009
プロの釣り人同士で開発した専用のマゴチルアー「ビーチウォーカー ハウルシャッド4インチ」。ジグヘッドプラスワームの中でも誰でも使いこなせるデザインとなっており、飛距離ものばすことが可能です。
サイズや柔軟性に重視して作られているので、それぞれ持っているタックルに合わせて購入することができます。使い手を選ばずに良いアクションをしてくれるので、マゴチの釣果を上げたい方におすすめになります。
マゴチ釣りにおすすめの道具
マゴチのルアーを決めたら、次はマゴチ釣りに使用するのに便利な道具がたくさんあります。道具の選び方は釣りポイントや時期によって異なりますが、安いアイテムでも楽しめるのでおすすめです。
マゴチは陸地からはもちろん、船からも狙える魚なのでそれぞれ道具の選び方が違います。ワームにはシーバスロッド、メタルジグにはエギングロッドなどルアーによっても変えていくとよりゲームを楽しめます。
おすすめのロッド
マゴチ釣りにおすすめのロッドは、シーバスなど遠投用のロッドがおすすめです。ロッドが長ければ長いほど遠くにいる警戒心の弱いマゴチも狙えるので、より釣果をぐんと上げることができます。
また、水が冷たくなってくる真冬の時期は、沖のほうへマゴチが移動していることが多いです。夏の時期は短いロッド、冬の時期はロングなロッドと使い分けている釣り人もたくさんいます。
最近ではダイワでマゴチ専用のロッドも発売されており、多くの人々を魅了しています。陸地からではなく、船から狙う専用のロッドになるので、大型サイズのマゴチを釣りたい方におすすめです。
おすすめのワーム
マゴチはルアーだけでなく、ワームでも狙える魚として知られています。先ほども紹介した通り、ワームの場合もマゴチだけでなく、ヒラメやほかの魚専用のワームでも釣ることができます。
ヒラメやマゴチ専用に作られているワームは、他の種類よりも硬く作られているのが特徴的です。マゴチは鋭い歯を持っているので、力強くかまれても歯によるダメージが少ない設計になっています。
ヒラメ専用のワームを使用する釣り人が多い中、マゴチはシーバスのワームでも釣れるとの声が寄せられています。それはオンスタックルデザイン マナティーで、ジグヘッドをつけて遠投タイプのワームです。
ボトムから跳ね上げてから落としてとアクションがとても強いので、アピール力には問題ありません。遠くにいるマゴチも反応してくれ、ワームのアクションに慣れている釣り人におすすめします。
マゴチの釣りポイントによってホタルイカかヒイカがエサのターゲットになっていることも。そのため、ホタルイカかヒイカに似たワームを使用することでマゴチが釣れるとも言われています。
マゴチは重みのあるルアーで釣るのがおすすめ
古くから愛され続けている白身の高級魚「マゴチ」。暑い時期におすすめのマゴチ釣りはワームやルアーを使用して体験することができ、釣り初心者から上級者まで楽しめるので注目されています。
マゴチ釣りにおすすめのルアーは種類豊富に販売されているので、自分の釣りスタイルに合うモデルを探してみましょう。ぜひ、マゴチ釣りに挑戦したい方はルアーで試してみてください。
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