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壮大な大自然に息を呑む。【広川町】で歴史と自然の旅をしよう

壮大な大自然に息を呑む。【広川町】で歴史と自然の旅をしよう
投稿日: 2023年2月28日最終更新日: 2023年2月28日

日本遺産「百世の安堵」や特産品の「有田みかん」をはじめとし、自然と文化に彩られた町・広川町。温泉や山海のグルメにも恵まれており、何度来てものんびり楽しめる町です。
今回は、そんな広川町の知られざる魅力や、穴場の絶景スポットをご紹介していきます◎

大自然の中に佇む文化のまち、広川町見出し

和歌山県の中部に位置する広川町は、文化、グルメ、そして大自然が共存し合う海辺の町。

町を守る堤防から一望できる大海原と果てしない海岸線は和歌山県の中でも指折りの絶景スポットで、見る者の心を引き付けます。

他にも、濱口梧陵が津波から多くの人々を救った「むらの火」の話や、冬になると艶やかに色づく、段々畑の「有田みかん」なども有名。大阪から車で1時間半とアクセスもいいので、日帰り旅行にもおすすめですよ!

広川町の魅力見出し

広川町は、アウトドア派の方も歴史を勉強したい方も満足できるおすすめの観光地。
ここでは、それぞれのジャンルごとにイチオシの観光スポットをご紹介していきます♪

自然

広川ダムは、春に約1,000本のソメイヨシノが咲き乱れ、周囲一面が桃色に染まる幻想的な風景になり、毎年多くの観光客や家族連れで賑わう、人気の観光スポットです。

さらに初夏にはホタルの乱舞も楽しめるのが特徴。広川町の自然に触れながら、四季折々の絶景を堪能できます♡

歴史

大震災に見舞われた村人を救った稲むらの火」の話とその資料館や街並み、国の史跡である「広村堤防」、国の重要文化財が複数ある「廣八幡宮」といった、26の構成文化財を巡ることで、防災遺産「百世の安堵のストーリーがよりリアルに感じられます。

日本遺産「百世の安堵」を巡る旅へ見出し

広川町で外せないのが、日本で初めて防災遺産が日本遺産として認定された「百世の安堵」。

「百世の安堵」とは、広川町の防災文化と、それにまつわる史跡やお祭りなどの構成文化財からなるストーリーのこと。

今回は、「百世の安堵」の名付け元となった濱口 梧陵(はまぐち ごりょう)翁の資料館「濱口梧陵記念館」や梧陵翁が主導となって作った堤防「広村堤防、住民たちの一時避難先となった「廣八幡宮」などをご紹介。

広川町の自然に触れながら、先人たちの史跡や防災に思いを馳せましょう◎

「稲むらの火」とは?

「百世の安堵」の根幹である「稲むらの火」の話は、1854年に中部~九州地方を襲った大地震、「安政南海地震(あんせいなんかいじしん)」にまで遡ります。

多くの死者を出した阪神・淡路大震災や東日本大震災と同等の震度7だったと考えられているこちらの大地震は、広川町にも猛威を振るいました。

この大地震による津波から多くの人々を救ったのが、偉人「濱口 梧陵(はまぐち ごりょう)」翁。
彼は混乱のさなか、丘の上にある稲むらに火をつけ、村人たちを高台の神社に誘導被害を最小限に食い止め、多くの人々の命を守り抜きました。これが、「百世の安堵」のストーリーの中心となる「稲むらの火」です。

「百世の安堵」とは、堤防築造時に翁が語った「築堤の工を起して住民百世の安堵を図る」から付けられたもの。

他にも、日本全国で多数の功績が認められている梧陵翁。記念館では、彼の偉業や功績をもっと詳しく知ることができますよ◎

濱口梧陵記念館

前述した地震の後の大津波から村人を守るために「稲むらの火」にて機転を利かせ、多くの人々を救った濱口梧陵の功績や生涯、その人柄をたどることができる記念館です。

映像で梧陵翁の人生をたどる「土間シアター」や、翁が愛した美しい日本庭園、さらには実際に使った茶室なども見学できます。

梧陵翁の生家を改装して作られているため、内装は時代を感じる純日本風。レトロな風景を満喫しながらアカデミックな時間を過ごせます

細部まで手入れされた日本庭園も含めて写真撮影ができるのも嬉しいポイント!

施設情報

住所/和歌山県有田郡広川町広671
電話番号/0737-64-1760
営業時間/午前10時~午後5時(入館は午後4時まで)
料金/濱口梧陵記念館のみ無料(併設の津波防災教育センターは有料 500円/一般)
駐車場/あり
休館日/毎週⽉曜⽇(祝⽇の場合はその翌平日)
年末年始(12⽉29⽇〜1⽉4⽇)
※11⽉5⽇世界津波の⽇は開館
 

廣八幡宮

安政南海地震の際、村人たちを一時避難させた「廣八幡宮」も外せません。

高台にあるこの神社は現在でも津波避難所として指定され、毎年11月5日(世界津波の日)に行われる「津浪祭」の式典後には廣八幡宮への避難訓練が行われるなど、町民たちの防災意識とは切っても切れない存在です。

自然の中に佇む朱色の外観が美しい廣八幡宮ですが、実はパワースポットが多い神社でもあります。

触れたところが治るといわれる「法華経全部一字一石塔」や、触ると福が訪れるとされる「五島石・福石」、葉っぱを財布に入れておくと金運が高まる・お守りになるといわれる大王松」、夫婦円満の木である「梛(なぎ)の木」など、見どころだらけですよ◎

 

施設情報

住所/和歌山県有田郡広川町上中野206
電話番号/0737-63-5731
料金/無料
駐車場/あり

広村堤防

広村堤防は、濱口梧陵らが村人たちと築いた土盛りの堤防。全長約600m、基底の幅約20m、高さ5mを誇り、1946年に起こった昭和南海地震では市街地への津波の侵入を防ぎました。

普段はお散歩する人が行き交う自然豊かな道。あたりには松の木やハゼノキ、桜が植えられており、心地よい木漏れ日の差す癒やしの空間です。

さらに時期によってはたくさんの松ぼっくりも落ちているので、自分好みのものを拾ってリースやインテリアにする楽しみもありますよ♪

施設情報

住所/和歌山県有田郡広川町広1267
電話番号/0737-23-7795(広川町役場)

広川町が誇る観光名所や、「百世の安堵」を構成する構成文化財はまだまだたくさん

町内にはレンタサイクルができる施設もあるので、自転車でまちめぐりを満喫してみてはいかがでしょうか◎

幻想的な炎が踊る「稲むらの火祭り」見出し

広川町を代表するお祭りといえば、毎年多くの観光客が訪れる「稲むらの火祭り」。参加者それぞれが松明に明かりをつけ、避難経路を通りながら廣八幡宮を目指す祭りです。

濱口梧陵の功績を称えるとともに、人々の防災意識を高めることを目的に2003年から開催されており、2022年には第20回目が開催されました!
幻想的な風景を堪能しながら、防災について思いを馳せるお祭りです。

暗闇に浮かび上がる炎はとても神秘的

約40分ほど歩き続ける稲むらの火祭り。松明行列が夜道を過ぎ去る光景は、思わず息を呑むほど神秘的です。

また、松明を持って歩き続けるという体験は、現代ではなかなかできないことの一つ。見ている方も参加する方も、非日常感を味わいながらいざという時の心構えができますよ◎

広川町の特産品は一味違う♪見出し

大自然、文化だけではない広川町。地元の特産物を使ったグルメは、どれも見てよし食べてよしの絶品料理ばかりです♪

今回はその中でも、地元の方が特におすすめする極上グルメを3つご紹介◎足を伸ばして食べに来る価値大アリですよ!!

見た目までこだわった「稲むら最中」は広川町を代表する人気土産

最初にご紹介するのは、地元の高校生が考案した稲むら最中」。表面には「稲むらの火」の象徴である稲むらが描かれており、お土産としてもピッタリです◎

こだわりの要素はまだまだ他にも。全面に「稲むらの火」の物語が描かれたパッケージは、箱を開くと絵本のようになる驚きのデザイン!
イラストもとってもかわいらしいので、ついつい取っておきたくなりますよ♡

味は、広川町に広がる西広海岸の海水で作られた天然塩「稲むらの塩」を使った塩あんと、特産品である有田みかんを使ったみかんあんの2種類。

塩あんは優しい塩味があんの風味を引き立てる絶妙なバランスで、お茶に合う味わい。
みかんあんはみかんの本来の爽やかな味わいと、アクセントのみかんピールの甘酸っぱさがたまらない、人気の和菓子です♡

広川町内だけではなく、ふるさと納税の返礼品にもなっているので、チェックしてみてはいかがでしょうか◎

400年以上にわたり受け継がれる「有田みかん」

日本が誇るみかんの産地・和歌山。そんな和歌山県の中でも温暖な気候である広川町は、みかんの栽培にピッタリなんです◎

中でも、400年以上愛され続けてきた「有田みかん」はとっても甘くてジューシー!口に入れた瞬間溢れ出すフレッシュな香りと、噛めば噛むほど果汁があふれる新鮮な果肉は贈答品としても喜ばれる特産品です。甘みと酸味のバランスがいいので、小さなお子様にもおすすめ

物産販売・飲食施設である道あかり」には、広川町で作られた有田みかんやみかんジュースがズラリ♪どれも美味しそうで、ついつい買いすぎてしまうことも…!

また、道路脇の無人販売所で販売されていることも。みかん目当てで無人販売所を探すのも、冒険感があって楽しいですよ♪

「道あかり」店舗情報

住所/和歌山県有田郡広川町広526番地
電話番号/0737-22-3101
営業時間/午前10時~午後6時
     (ランチ営業11時~14時)
     ※夜(ご宴会)は、事前予約制
駐車場/あり
休館日/毎週⽉曜⽇(祝⽇の場合はその翌平日)
    年末年始(12⽉29⽇〜1⽉4⽇)
※11⽉5⽇世界津波の⽇は開館

見た目も味も満足間違いなし!インパクト大の「稲むらの火カレーうどん」

最後にご紹介するのは、自転車のレンタルサービスやレストラン、物産の販売などを行っている「広川町立ふれあい館」の看板メニュー、「稲むらの火カレーうどん」。

約20種類のスパイスとみかんの果肉が使われたこだわりのカレーうどんで、芳醇かつ濃厚な味わい。さらに飾り付けにもこだわっており、稲むらに見立てたオニオンフライや、炎を思わせる糸唐辛子がセンスよく飾りつけられています!

驚くような大鉢で提供され、インパクトも抜群。
ですが量はほどよく、どなたでもぺろりと食べられます。

また、稲むらの火カレーうどんに使われているうどんは、「幸せの玄うどん」と呼ばれる食物繊維たっぷりの特許取得麺。

食物繊維は食後血糖値の上昇を抑える効果も期待されているので、健康を気にしている人にもおすすめです◎

味・栄養面・インパクトすべて満点の大人気メニュー、ぜひ一度ご賞味あれ♪

「広川町立ふれあい館」店舗情報

住所/和歌山県有田郡広川町大字山本971-1
電話番号/0737-22-3211
営業時間/午前8時~午後5時
駐車場/あり
休館日/毎週火曜日

四季折々の魅力が美しい広川町に遊びに行こう♪見出し

「稲むらの火」の町として有名な広川町。日本遺産「百世の安堵」を構成する数々の構成文化財だけでなく、山や川、海に恵まれており、春夏秋冬で違った顔を見せてくれる町です。

今回紹介した観光スポット以外にも、桜の観賞や西広海岸での海水浴などなど…四季折々で違った魅力が満載!

今まで来たことがある人もそうではない人も、ぜひ気軽に遊びに来てはいかがでしょうか♪

広川町へのふるさと納税はこちらをチェック◎
広川町をもっと詳しく知りたい方はこちらをチェック
日本遺産について詳しく知りたい方はこちらをチェック

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投稿日: 2023年2月28日最終更新日: 2023年2月28日

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