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初代たま駅長は今!貴志駅が人気の理由!世界で愛される駅長を見に行こう!

初代たま駅長は今!貴志駅が人気の理由!世界で愛される駅長を見に行こう!
投稿日: 2017年9月14日最終更新日: 2020年10月7日

2015年6月22日に惜しまれつつこの世を去った和歌山電鉄貴志駅の初代たま駅長。今は貴志駅の名誉永久駅長および、たま大明神として貴志川線をみまもっています。赤字ローカル線を活性化した初代たま駅長の活躍と貴志駅や園周辺の魅力をご紹介します。

初代たま駅長が暮らした貴志駅見出し

和歌山電鉄貴志川線の終点、貴志駅には猫の駅長さんがいます。初代たま駅長は星になってしまいましたが、現在は二代目のたまII世駅長が勤務しています。2007年に駅長に就任した初代たま駅長は折からの猫ブームにも乗って、観光客を誘致する招き猫として活躍しました。猫社員たちの活躍と貴志駅周辺の魅力をご紹介します。

和歌山電鉄貴志川線とは見出し

貴志川線は和歌山駅と紀の川市の貴志駅を結ぶ14.3キロの鉄道です。和歌山電軌の路線でしたが合併により南海電鉄の一部になりました。利用者の減少や他の南海線とは接続しない孤立した路線だったこともあり、廃線話が持ち上がりました。存続策として和歌山市と貴志川町(当時)が鉄道用地を購入して運営会社を募集しました。

岡山県を中心に運輸業を営む両備グループが選ばれ、グループ内の岡山電気軌道の子会社として和歌山電気鉄道が設立され、貴志川線の運行を引き継ぎました。徹底した合理化をすすめる一方で、JR九州の、ななつ星をデザインした水戸岡鋭治氏によるコンセプト列車、いちご電車を運行するなど積極策もとっていきます。

貴志駅に初代たま駅長誕生見出し

初代たま駅長は1999年4月29日生まれの雌の三毛です。貴志駅の売店である小山商店の飼い猫ミーコの子供として生まれました。兄弟たち貰われていったりして、ミーコとたまが駅猫として残りました。後に捨て猫のちびが加わり売店と駅の倉庫の間にある猫小屋で暮らしていました。たまは落ち着いていて人懐こい性格もあって人気の駅猫でした。

貴志駅の再開発に伴い、たまたちの住処が無くなってしまうことになりました。飼い主さんが和歌山電鉄の小嶋社長(両備グループ代表)に駅舎の中に猫を住まわせてほしいとお願いしたところ、社長がたまに一目惚れして駅長就任の運びとなりした。ミーコとちびは助役ということになりました。

貴志駅の招き猫になった初代たま駅長見出し

2007年1月5日、初代たま駅長が誕生しました。合理化により貴志駅が無人化されたため猫の居住スペースをとるのが可能だったこともありますが、やはり狙いは客寄せです。ネコ駅長の誕生はたちまちニュースになり、全国から貴志駅に人が押し寄せました。前年8月に運行開始した、いちご電車との相乗効果もありました。

初代たま駅長は日曜が休みでした。日曜は小山商店が休みだったからです。勤務中は貴志駅改札横の駅長室に詰めていますが、猫なのでベッドで丸くなっていることも。何の変哲もない三毛猫が駅長になるだけでこんな人気者になってしまいました。猫を駅長にという冗談のような企画に乗っかるお客さんも楽しんでいたのです。

課長に昇進した初代たま駅長見出し

これだけで終わったのだったら、初代たま駅長はレジェンドにはならなかったでしょう。和歌山電鉄は様々なイベントを仕掛けます。4月にはスーパー駅長賞、12月には両備グループのトップランナー賞を受賞しました。トップランナー賞では猫じゃらしを贈呈されボーナスはカニカマ、これらはテレビなどでも放送されファンを増やしました。

2008年にはスーパー駅長(課長待遇)に昇進します。貴志駅には300人余が集まり、昇進式イベントが行われました。初代たま駅長は初代たまスーパー駅長になりました。客集めイベントでも社の行事として真面目にやる、本気で遊ぶという和歌山電鉄の姿勢がたま駅長の人気につながりました。

電車になった初代たま駅長見出し

2007年9月には初のたま駅長グッズである写真集「たまの駅長だより〜いちご電車で会いにきて」が出版されました。写真集やDVDといったグッズは毎年のように発売されることになります。そして、2008年には水戸岡鋭治デザインのたま電車が走り出しました。たまイラストは貴志駅の新駅長室のために水戸岡氏がデザインしたものです。

和歌山電鉄では旅客誘致のために、デザイナーの水戸岡鋭治氏を起用して魅力的な鉄道車両を走らせてきました。貴志駅周辺の特産品であるいちごをモチーフとしたいちご電車。玩具販売会社とタイアップしたおもちゃ電車。第3弾は101匹のたま駅長のイラストや前面のネコひげが可愛いたま電車でした。

初代たま駅長の経済効果は11億円見出し

関西大学大学院の宮本勝治教授らの研究によると、たま駅長の就任1年目の経済波及効果は和歌山県への観光客増加など11億円と発表されています。一匹の三毛猫が廃止寸前の地方鉄道を救ったのです。2008年10月には和歌山県知事から、わかやまナイトの称号を受けました。ナイトとは騎士と貴志をかけたものだそうです。

2008年にはCNNがたま駅長を取り上げたのをはじめに、海外メディアもStation Master Tamaとして取材に訪れたため、たま駅長は鉄道猫として海外でも人気者になりました。貴志駅には年間6万人もの外国人観光客が訪れるようになりました。2015年に初代たま駅長が死去した際には世界中にニュースが流れました。

たまミュージアム貴志駅がオープン見出し

たま駅長は就任3年目の2010年に執行役員に就任。同年に貴志駅は猫型の檜皮葺きの新駅舎、たまミュージアム貴志駅として生まれ変わりました。屋根には猫耳がついており、貴志駅の表示よりTAMAの文字の方が大きいというのはご愛嬌です。この駅舎も水戸岡鋭治氏のデザインです。

二代目駅舎ではこれまで駅の隣にあった小山商店が駅構内に入りました。駅長室もガラス張りで立派になりました。昔のようにお客さんと、たま駅長が触れ合う機会は少し減ってしまいました。初代たま駅長も10歳になり、負担を減らすためには仕方がないことだったのでしょう。

初代たま駅長に部下が登場見出し

2012年1月5日、たま駅長に部下が登場しました。少し長毛種が入っている三毛猫でニタマと名付けられました。二代目たまなんですが、洋猫のような顔つきなのでカタカナです。ニタマは岡山市内で保護されました。たま駅長と同じ三毛ということで岡山電気軌道に譲られ、人懐こい性格が買われて二代目候補として和歌山電鉄に配属されました。

ニタマは伊太祈曽駅長兼貴志駅長代行に任命され、たま駅長が休みの日は貴志駅で駅長の代行をしました。これで日曜日にも猫駅長と会うことができるようになりました。翌年からは高齢のたま駅長が非常勤勤務になったため、貴志駅での駅長代行が増えました。2015年にたま駅長がウルトラ駅長に就任した際に、スーパー駅長に昇進しました。

貴志駅発天国行き列車に乗った初代たま駅長見出し

2015年5月に鼻炎で入院したたま駅長でしたが、復帰することなく6月22日に急性心不全のため死去しました。葬儀は28日に貴志駅構内で車窓として行われ、多くの人々が別れを惜しみました。たまは名誉永久駅長に任命されました。助役だったミーコは2009年に他界、ちびは2010年に駅を脱走して行方不明になっています。

現在、貴志駅長はニタマがたまII世駅長と改名、二代目駅長を勤めています。伊太祈曽駅には、よんたま駅長見習いが就任しました。たまII世は水、木がお休みです。貴志駅構内にあったねこ神社が、たま神社に模様替えされてたま大明神が祀られています。今は神様として貴志駅と貴志川線をみまもっています。

貴志駅に行こう1:たま電車見出し

貴志駅に行くからには鉄道を利用しましょう。天王寺から和歌山までJR紀勢線の快速で70分、特急くろしおで50分です。和歌山電鉄にはたま電車をはじめ、いちご電車、おもちゃ電車、うめぼし電車が走っています。ホームページで電車ごとの時刻表が確認できます。往復するだけでもお得な780円の1日乗車券がおすすめです。

たま電車はリニューアルが行われています。二代目たま電車の前面には猫耳が追加されました。車内外のイラストのモデルは初代たま駅長です。車内にはたま文庫という本棚もあり動物関係の本が並んでいます。猫小屋の中には初代たま駅長のレリーフが飾られています。鉄道を楽しむアミューズメント空間です。

貴志駅に行こう2:伊太祈曽駅見出し

和歌山から約20分で伊太祈曽駅に到着します。この駅は和歌山電鉄の本社や車庫、工場がある鉄道の要衝です。ここに勤務しているのが駅長見習いのよんたまです。和歌山市内で保護された捨て猫で、2017年に駅長見習いとして伊太祈曽駅に着任しました。伊太祈曽駅の二代目駅長を目指して働いています。

駅構内では初代たまグッズ、ニタマグッズを販売しています。駅前にはたま電車の顔ハメ看板やたま自転車のレンタルもあります。料金は4時間100円、それ以上は200円とリーズナブルです。自転車で伊太祈曽神社にお参りするのもおすすめです。駅前のココジェラートは地産野菜を使用した手作りです。冬季は休業です。

貴志駅に行こう3:たまII世スーパー駅長見出し

貴志駅の二代目猫駅長として日々寝ているのが、たまII世を襲名したニタマスーパー駅長です。長毛種の血が混じっているようで毛足が長く大きく見えます。見た目だけでなく7歳になって少し太ったようです。歳をとったせいか、寝ていることが多いです。起きるまで気長に待ってあげましょう。

駅長歴5年のニタマさんは貫禄充分です。人慣れもしていて少々のことでは動じませんが、初代たま駅長のようにリードなしで人前に出るといった域には達していないようです。伊太祈曽駅のよんたま見習い駅長は遊び盛りなので、色々なものに反応してしまうのだそうです。

貴志駅に行こう4:たまカフェと小山商店見出し

たまカフェは駅の待合室を兼ねているので、何も買わなくても入場できます。軽食とドリンクが注文でき、貴志名産のイチゴを使ったメニューや魚肉ソーセージを使ったHOT CATなどユニークなメニューが揃っています。店内ではたまグッズやニタマグッズを展示、販売しています。店内からも駅長室の様子を見ることができます。

初代たま駅長と縁の深い小山商店は現在、駅の中で営業しています。店内にはもちろん、たまグッズやニタマグッズがいっぱいです。店内には初代たま駅長たちの写真も飾られています。お店で写真集を飼った人にはもちろん持ってきた人でも希望すると、たまの肉球スタンプを押してくれるサービスがあります。

貴志駅に行こう5:たま神社見出し

たま神社は初代たま駅長をたま大明神として祀った神社です。ホーム上には元々イチゴ神社、おもちゃ神社、ねこ神社という小さな祠がありました。初代たま駅長の死後、祠を改装してたま大明神の御霊を鎮座させてたま神社と改名しました。神事は東京の大國魂神社が執り行いました。

本殿の脇に侍するのはもちろん狛猫で、制帽をかぶっています。お守りと絵馬の授与を受けることができます。御朱印と御朱印帳は検討中だそうです。地域に福をもたらした動物を神様として祀るというのは、古来からの神社の成立過程と同じといえます。きちんとお参りすればご利益があることでしょう。

貴志川線でたま駅長に会いに来て見出し

いかがでしたでしょうか。ひょんなことから廃線の危機にあった鉄道を生き返らせた初代たま駅長と、貴志駅の見どころをご紹介しました。たま駅長は貴志川線沿線の人々だけではなく、全世界の人に笑顔をくれました。貴志駅に来て心の中のたま駅長と、現役の猫社員たちに会ってみませんか。

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投稿日: 2017年9月14日最終更新日: 2020年10月7日

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