はちみつ=太る?正しいカロリーやダイエット方法などを調査!
ミツバチによって作られるはちみつは、古くから食用としてだけでなく、薬や化粧品、画材など様々な場面で材料して使われています。そんなはちみつですが、食べ物としては豊富な栄養素を含んでおり、健康にいいとされています。
そのため、ダイエットに用いる人も多いです。しかしその一方で、はちみつは太るというイメージを持っていて敬遠してしまう人も少なくありません。
はちみつは優秀な食材ではあるものの、食べ方によっては太る原因になってしまう場合もあります。しかし食べ方やダイエットに用いる際のやり方を間違えなければ、健康面においてメリットを享受できます。
そんなはちみつは、どんな食べ物なのでしょうか。基本情報だけでなく、ダイエットのやり方や食べる際の注意点なども一緒に紹介していきましょう。
太るイメージの強いはちみつ。実際の栄養素やカロリーは?
はちみつの特徴として、その独特な甘さが挙げられます。砂糖とはまた違った甘さではあるものの、それに由来して太るイメージを抱く人も多いです。
しかしはちみつのカロリーや栄養素を砂糖と比較してみると、必ずしも太る食材とは言えません。まずははちみつのカロリーと栄養素を紹介しますので、基本的な知識を深めていきましょう。
はちみつのカロリー
はちみつのカロリーは100gで294kcalになります。他の食品で同じくらいのカロリーがあるものは、牛サーロイン100gや豚ロース100gなど肉類が挙げられます。食べる量にもよりますが、カロリーの数字だけ見てみるとやや高めの部類に入るため、太るイメージを抱く人は少なくありません。
しかし大さじ1に計算した場合のカロリーは、約60kcalです。ソーセージ1本分やヨーグルト100gと同じくらいのカロリーまで抑えられるので、太るのを避けるなら少量の摂取がおすすめです。
はちみつの栄養素
はちみつの栄養素は、主にタンパク質・脂質・炭水化物が多くの割合を占めています。しかしその他にもビタミンやミネラルなど豊富な栄養素が含まれていることから、食材としてだけでなく、美容や医療など様々な場面で使われています。
そんなはちみつの主成分は8割が糖分で、残りの2割が水分で構成されているのも特徴です。そのため、栄養素が豊富なだけでなく甘味が強いので摂取しやすい点が大きなメリットでしょう。
そして糖分は人間にとって生命維持に必要とされる重要な栄養素です。過剰摂取は糖尿病などのリスクを高めてしまいますが、適度に摂取するのであれば、はちみつは健康にとって優秀な栄養素を含んでいる食材なのです。
はちみつと砂糖はどっちが太る?
はちみつと似たような調味料として挙げられるのが、砂糖です。甘さがあるのは似ていますが、実はカロリーや栄養素を比較してみると全く異なる食材であることが分かります。
しかしはちみつも砂糖と太る食材としてイメージされがちです。では果たして、砂糖とはちみつのどちらが太りやすいのでしょうか。実際に比べていきながら、解説していきます。
砂糖よりもはちみつのほうが太りにくい
結論から述べてしまうと、はちみつは砂糖よりも太りにくいです。理由としてはカロリーの数値だけでなくGI値や含まれている栄養素など、様々な要素に関してはちみつが優れているからです。
では具体的に、はちみつと砂糖はどういった違いがあるのでしょうか。GI値・カロリー・栄養素の3つの項目からその違いを比較してみましょう。
①砂糖よりもGI値が低い
はちみうと砂糖はどちらとも、糖質が含まれている点が共通点として挙げられます。糖質は脳を活性化させてくれる栄養素ではあるものの、食べ方によっては血糖値に大きな影響を与える性質を含んでいます。
糖質を摂取する際に気を付けなければいけないのが、GI値です。このGI値と言うのは、分解された炭水化物が糖へと変化するまでの時間を計算した数値です。つまりこの数値が高ければ血糖値は急激に上昇しやすく、反対に数値が低ければ血糖値は緩やかに上がっていきます。
人間の体は急激に血糖値が上昇してしまうと、インスリンが分泌されて、糖を溜めやすくなってしまいます。すると結果的に太りやすい体になってしまうのです。
このGI値は白砂糖は109、はちみつは87となっており、はちみつの方が低めであることがわかっています。そのため、GI値を比べてみるとはちみつの方が太りにくいです。
②カロリーも控えめ
砂糖のカロリーは、100gで384kcalです。大さじ1に換算すると35kcalになります。はちみつと比べてみると、カロリーの数値においても砂糖はやや高めです。カロリーは適切な量を摂取すれば健康にいい影響を与えますが、過剰摂取は悪い影響を与えてしまいます。
砂糖の場合は、はちみつよりもカロリーを多く摂りやすい食材です。加えてGI値が高いため、血糖値が上昇しやすいデメリットがある点は太る可能性が高いと言えます。以上の理由からも、はちみつよりも砂糖は太る可能性が高いのです。
③ダイエットに良い栄養素が多い
砂糖とはちみつの大きな違いは、含まれている栄養素にあります。砂糖な栄養素は炭水化物とミネラルです。人間にとって必要なエネルギーなだけでなく、吸収率が高いので短時間での疲労回復などの効果が期待できます。
対してはちみつは炭水化物が含まれている点が砂糖と共通していますが、その他にも葉酸やビタミン類、マグネシウム、リン、亜鉛など豊富な栄養素が含まれている点が大きな違いです。そのため、砂糖よりもはちみつの方がより健康にいい影響がある栄養素を摂取できる点が優れています。
どちらも摂りすぎると太るので注意
GI値・カロリー・栄養素から見てもはちみつは砂糖よりも太りにくいです。しかし他の食材に比べれば、カロリーやGI値が高い点は変わらないので、過剰摂取は太る原因になってしまう場合があります。
砂糖もはちみつも、適切な量を摂取すれば体にとっていい影響を与えてくれる食材です。太るのに注意しながら、適度な量を食生活に取り入れてみてください。
はちみつを食べて太るひとの特徴とは?
砂糖よりも太りにくいはちみつは、ダイエットなどにも用いられる食材です。しかし、はちみつでダイエットをした人のなかには、失敗談も見受けられます。その原因はやり方が間違っているせいで、結果的に太りやすい状態を作り出してしまっている可能性が高いです。
では、はちみつを食べて太る人は、どういった特徴を持つのでしょうか。その中でも特に注意して欲しい点をまとめて紹介します。
①はちみつを食べすぎている
はちみつは砂糖に比べて豊富な栄養素を含んでいるものの、その多くは糖質で出来ています。そのため、過剰摂取は結果的に太るだけでなく体に悪影響をもたらしてしまうのです。以上の理由から、はちみつを食べるて太る人の特徴として「食べ過ぎている」可能性が挙げられます。
基本的にはちみつの適量は1日大さじ1~2杯程度と言われています。それ以上の摂取は太るだけでなく、病気のリスクも高めてしまうので避けましょう。
②睡眠の質が低い
睡眠の質は食欲に大きな影響を与えます。食欲が抑えられないのが原因で太る人は、睡眠の質が低い可能性が高いです。もし睡眠の質を低下させる習慣があるのであれば、できるだけ改善するようにしてください。
また、はちみつは睡眠の質を向上させる効果があると言われています。習慣を改善すると共に、はちみつを適量摂取してみてください。
③はちみつだけに頼りすぎている
はちみつはダイエットにも使われる人気の食材ではあるものの、決して万能なわけではありません。豊富な栄養素が含んでいるのは大きなメリットですが、実は脂肪燃焼などダイエットに大きな効果が期待できるような成分は含まれていないのです。
そのため、はちみつに頼りすぎてしまうのも太る原因となってしまう場合があります。もしダイエットなどではちみつを摂取するのなら、太る原因を作らないためにも過度な期待は禁物です。あくまで補助食材として、適度な摂取を心掛けましょう。
はちみつダイエットのやり方をご紹介!
はちみつは太るイメージを抱く人もいますが、実はやり方さえ間違えなければ、はちみつはダイエットにぴったりな食材です。はちみつでダイエットする場合は、幾つか方法があります。
その中でも明日から実践しやすい方法をピックアップしました。参考にしながら、ライフスタイルに取り入れて健康的に理想の体型を目指してみてください。
方法①寝る前に大さじ1杯分のはちみつを食べる
はちみつダイエットのやり方として簡単なのは、大さじ1杯分のはちみつを摂取するのを習慣化させることです。この時に大切なのが、はちみつを食べるのは夜の寝る前にしてください。
大切なのは、はちみつに含まれる栄養素によって成長ホルモンの分泌を促し、脂肪を分解しやすい身体にすることです。就寝する1時間以上前にはちみつを摂取してしまうとエネルギーとして消化されてしまう場合があります。
反対に、就寝直前に摂取するのも避けてください。理由としては、はちみちがエネルギーに変換するまで少し時間が掛かるためです。
その前に眠ってしまうと、ダイエットとしての効果は薄れてしまいます。はちみつを摂取する目安としては、寝る30分程度に摂取するといいでしょう。
ポイント
就寝前にはちみつを摂取するダイエットのやり方で大切なポイントは、できるだけはちみつをそのまま摂取することです。
ダイエット方法としてヨーグルトなど他の食材と一緒に食べるやり方がありますが、夜に摂取する場合はカロリー過多となって太る原因になります。基本はそのままで食べるようにしてください。
方法②間食として食べる
はちみつをそのまま食べるのに抵抗がある人は、間食として食べるやり方がおすすめです。具体例としては大さじ1杯くらいのはちみつを、白湯やヨーグルトと一緒に摂取するだけです。
このダイエットの効果としては、便秘解消などが期待できます。あくまで食事ではなく、間食として食べる必要があるので、はちみつを摂取する目安としては14時から15時くらいにすると続けやすいでしょう。
ポイント
間食としてはちみつを摂取するやり方で大切なポイントは、できるだけ毎日続けることです。はちみつは豊富な栄養素が含まれているものの、ダイエットに直接的な効果をもたらすわけではありません。
そのため、即効性は高いやり方ではありません。また、効果が出ないからと言って過剰に摂取すると太る原因になりますので、注意してください。
間食にはちみつを取り入れたやり方は、継続すれば一定の効果を期待できることが実証されています。習慣として生活に取り入れられるように工夫してみてください。
はちみつ自体に脂肪燃焼効果があるわけではない
はちみつダイエットをするうえで注意しなければいけないのは、はちみつを過信しないことです。はちみつは様々な栄養素が含まれていますが、ダイエットに効果的な脂肪燃焼効果があるわけではありません。
しかし、脂肪燃焼を促すホルモンの分泌を促すなど、間接的な効果が期待できる食材です。過度な期待はせずに、補助食品のようなイメージで取り入れるようにしてください。
はちみつダイエットの注意点
はちみつを使ったダイエットはやり方を間違えなければ、理想の体型を目指せる方法として優れています。しかし食べ方や調理方法を間違えてしまうと、太る原因となってしまう場合があります。
はちみつでダイエットをする際は、カロリーや栄養素など、基本的な情報とその性質を活かしていく必要があります。では、はちみつダイエットをするうえで気をつけなければいけない点は具体的にどういったものがあるのか、解説していきます。
摂りすぎないように気をつけよう
はちみつダイエットをするうえで、ついついやってしまいがちな失敗としてははちみつを取りすぎてしまうケースです。はちみつは砂糖よりもカロリーは少なめではあるものの、他の食材に比べるとやや高めな部類に入ります。
そのため、はちみつを取りすぎてしまうと逆効果になってしまい、太ることもあるのです。基本は大さじ1杯を目安で適量の摂取を心掛けてください。
加熱すると効果が半減してしまう
はちみつを食べる際は、できるだけそのまま摂取するようにしてください。加熱などの処理を施してしまうと、はちみつに含まれているビタミンが減少してしまったり、酸素が不活性化して本来の効果が半減してしまう可能性が高いです。
また、はちみつを加熱すると香りや色に変化も起きる場合があります。はちみつの味や香りに抵抗があるのであれば、ヨーグルトや白湯などに混ぜるなどして工夫してみてください。
花粉症や疾患を持っている人は容量に注意
はちみつの摂取量は太るのを避けたい人だけでなく、花粉症などの疾患を持っている人も注意しなければいけません。はちみつは、ミツバチが花の蜜を採取したものなので、場合によっては花粉が混じっている場合があります。
そのため、稀なケースではあるものの、アレルギーを持っている人はなんらかの症状が起きてしまう可能性があるのです。また、乳児にとってもはちみつは「乳児ボツリヌス症」にかかる場合があるので、子どもを育てている人も注意が必要です。
はちみつは食べ方などを間違えると、太るだけでなく様々な悪影響を体に及ぼしてしまう場合があります。自分や食べる人の状態を明確に把握してから食べるようにすることも大切です。
はちみつ=太るではない!はちみつを使って美味しく痩せよう♪
はちみつは必ずしも食べると太るわけではありません。適度な量を摂取すれば、健康だけでなく美容にもいいとされている優秀な食材です。そのため、はちみつダイエットなどもおすすめです。
様々なメリットがあるはちみつですが、過信は禁物です。過剰摂取は逆に太る原因になってしまう場合があります。食生活に取り入れる際は摂取量に気をつけつつ、健康的に理想の体型を目指していきましょう。
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