怖いと噂されるゆるキャラまとめ！全国の不気味と話題のキャラを紹介！

1980年代に生まれたマスコットキャラクターが起源と言われているゆるキャラは、2000年代後半のブームによってひとつのジャンルとして確立しました。北海道から九州・沖縄まで各都道府県で様々なゆるキャラが誕生し、その数は2021年時点で約1500体と言われています。

ゆるキャラと言えば、見た目がかわいいのが特徴です。しかしなかには個性的過ぎて怖いと感じてしまうゆるキャラも存在します。今回は、北海道・東北・関東・中部・北陸・関西・九州・沖縄の怖いゆるキャラをピックアップしました。

北海道・東北と言えば、その怖い見た目から逆にかわいいと話題になった北海道夕張市のメロン熊などが誕生したエリアです。

また、福島県の「あたまがふくしまちゃん」などその地域の特色を表現しているキャラクターも多いのが特徴です。そんな北海道・東北にはどんな個性的な見た目で怖いと感じるゆるキャラがいるのか、紹介していきましょう。

ホーンテッド時計GUYは、北海道札幌市のゆるキャラです。北海道で有名なスポットである時計台をモチーフにしています。時計台は「三大がっかり名所」と言われているスポットでもあり、その怨念によって怖い見た目の妖怪と化してしまったそうです。

青森県八戸市の怖いゆるキャラとして紹介したいのが、イカドンです。八戸市の名産であるイカをモチーフとしてゆるキャラで、浴衣姿と眉の部分に描かれた「八戸」が特徴です。実は父・母・娘の三人家族だそうで、怖いだけでなく設定もシュールなキャラクターです。

北海道と言えば魚介類が名産が多く、様々な魚介類をモチーフにしたゆるキャラが誕生しています。そのなかで怖いと有名なのでが、北海道北斗市のずーしーほっきーです。

ずーしーほっきーは、北斗市の名産ホッキ貝と、地元で生産されているブランド米から作られた握り寿司をイメージしてデザインされています。四つん這いになったり、人間のように二足歩行する姿はインパクト抜群です。

関東と言えば千葉県船橋市の非公式ご当地キャラクターのふなっしーやクセが強いことで有名な茨城県のゆるキャラ、ねば～る君などが有名です。他の地域に比べて個性的なゆるキャラが多い傾向にある関東ですが、怖いゆるキャラも強烈な個性を持っています。

パンパンダは、インディーズ映画祭のマスコットキャラクターとして誕生しました。関東だけでなく国内外で愛されるパンダをモチーフにしていますが、アーティスティックな見た目が不気味で目を合わせるのが怖いと言う意見が多く見受けられました。

関東と言えばふなっしーなど特産品をモチーフにしたゆるキャラも多いです。千葉県白井市では、特産である白井の自然薯をモチーフにしたじねんじゃーが活動しています。ねばーランドの忍者と言うことで、人間に近い個性的な見た目が特徴です。

パンダなど、関東では動物をモチーフにしていゆるキャラも見受けられます。そのなかでもうさぎをモチーフにした茨城県龍ヶ崎市のうささまは、口元は笑っているのに目が笑っていないデザインが特徴です。その見た目が不気味だと言う一方で、反対にかわいいと言う意見も見られます。

中部・北陸のゆるキャラと言えば、シュールなデザインが話題を呼んだ愛知県のオカザえもんや新潟県佐渡市の特産であるブリをイメージしたブリカツなどがあります。

どちらも強烈な個性が光りますが、怖いくらいにインパクトが強いゆるキャラはまだまだたくさん存在します。今回はそのなかから、特に注目して欲しい中部の怖いゆるキャラを紹介していきましょう。

中部地方から紹介する怖いゆるキャラとしてまず挙げておきたいのが、愛知県あま市のあまゾネスです。あま市特産のネギをモチーフにしたゆるキャラなのですが、人々に喝を与えるためにムチとして使用しています。

ムチとしてネギを使用しているだけでなく、あまゾネスは女性の覆面プロレスターのような見た目をしているせいもあり、怖いと感じやすい雰囲気を醸し出しています。

同じく愛知県のなかで怖いキャラとして有名なのが、いもメンです。愛知県大府市の特産である木の山芋をモチーフにしているキャラクターです。

中部地方のゆるキャラはそれぞれの地域の特産品をモチーフにしているものが多く見受けられますが、いもメンはその癖の強い見た目に注目を集めています。

頭部は特産品である木の山芋をリアルに再現していながら、身体の部分は人体です。普段は赤い服を身にまとっていますが、海パン姿で登場した時は注目を集めました。

中部だけでなく、北陸の石川県にも怖いと有名なゆるキャラがいます。そのなかで有名なのが、石川県のひゃくまんさんです。観光PRを担当しているマスコットキャラクターで、郷土玩具の加賀八幡起上りがモチーフとして起用されています。

お土産として販売されている加賀八幡起上りは赤くて丸い見た目がスタンダードなのですが、ひゃくまんさんは加賀友禅柄など着物や陶器に用いられるデザイン手法を用いているのが特徴です。

丸っこい見た目が可愛らしいという意見がある一方で、手足の出し入れが可能な点が怖いと感じてしまう人もいるようです。

関西も関東と同じく多くのゆるキャラが活動しているエリアです。代表的なゆるキャラとしては、かわいい見た目が注目を集めた滋賀県のひごにゃんやシュールな見た目が特徴的な奈良県のせんとくんなどが挙げられます。

かわいい系からシュール系まで幅広いジャンルのゆるキャラが存在しているのが、関西の特徴と言えるでしょう。

関西は茨木童子などの妖怪と縁のあるエリアが多いのが特徴です。そのひとつである兵庫県神崎郡福崎町のゆるキャラ、カジロウは柳田國男の著作物に登場する河童(ガタロ)の弟をモチーフにしています。

カジロウが怖いと言われてしまうのは、ゆるさとはかけ離れたリアルさを追求した見た目が挙げられます。他のゆるキャラとは一線を画すキャラクターとして話題を集めました。

せんとくんと言えば、関西の有名なマスコットキャラクターです。ぶんぶん童子は、せんとくんをデザインした籔内佐斗司によって制作されました。

顔はせんとくんですが、身体はみつばちになっているのが特徴です。そのリアルな見た目が怖いと感じてしまう人が多いようです。モニュメントは大分県の大分駅に飾られています。

三重県四日市市から紹介する怖いゆるキャラは、ごにゅうどうくんです。関西で有名なイベントである大四日市まつりの大入道をイメージしており、ゆるキャラグランプリで3位を獲得しました。そんなごにゅうどうくんは、目を開いた時に舌が伸びる仕組みが怖いポイントです。

中国・四国地方の代表的なゆるキャラとして挙げておきたいのが、ゆるキャラブームとなる以前に誕生した徳島県のすだちくんです。また、広島県のコイっしーはキモカワ系ゆるキャラとして現地人に親しまれています。

ブーム以前からゆるキャラが存在していたエリアと言うこともあって、中国・四国地方にも怖いゆるキャラが存在していますので、紹介していきましょう。

岡山県備前市のベッカリーは、BIZEN中南米美術館のマスコットキャラクターとして誕生しました。ベッカリーの出身でもあるエクアドルのヘソイノシシの土偶をモチーフにしています。そんなベッカリーは独特な目の形が特徴で、動きも相まって恐怖を感じてしまう人がいるようです。

うどんで有名な香川県には、うどん脳と言うマスコットキャラクターが存在します。その名前もさることながら、うどんが脳みそになっているのがわかるデザインも不気味さを感じさせてくれます。人間から妖怪になった経緯があるそうで、設定も含めて癖が強いゆるキャラです。

高知県から紹介したいのが、桂浜水族館のおとどちゃんです。水族館のアイドルでもあるトドをモチーフにしたゆるキャラですが、大きく開いた口から見えるギザギザの歯は恐ろしく感じさせてくれるポイントです。

しかし地元の高知県では水族館を飛び出して学校の運動会など、様々な場面で活躍している人気者です。

九州と言えば、今や国内で高い知名度を誇る熊本県のくまモンが活動しているエリアです。また沖縄にはさわりんなど、沖縄の特産品やその土地の特色と関係しているゆるキャラが多く存在しているエリアです。

多くの人に愛されるゆるキャラが存在する九州・沖縄エリアにはいったい、どんな怖いゆるキャラがいるのでしょうか。

人面石くんは、長崎県壱岐市のゆるキャラです。国重要文化財に指定されている人面石をモチーフにしています。怖いと感じさせるポイントして挙げられるのが、空洞になった目と口です。背丈の大きさも相まって、怖いだけでなく圧迫感を感じずにはいられません。

ゴーヤは沖縄県の名物として有名な食材です。そんなゴーヤをモチーフにして誕生したゴーヤくんは、人間のような手足が生えている点が怖いポイントとして挙げられます。趣味はトライアスロンだそうで、ゆるキャラ界のなかでは運動能力が高いキャラクターです。

九州にはその土地の文化財や特産をモチーフにしたゆるキャラが多く誕生していますが、福岡県田川市の石田川 炭夫はかつて石炭の町として繁栄していたことから誕生したキャラクターです。

デザインは田川市出身のバカリズムが手掛けており、唯一無二のデザインがシュールなだけでなく、怖さを感じさせてくれます。

北海道から九州まで、日本各地に怖いゆるキャラはたくさん存在します。しかし中部や関西など各エリアによって、唯一無二の個性が光るキャラクターばかりです。ぜひ今回ピックアップした地域に足を運ぶ際は、癖のある怖いゆるキャラたちに会ってみてください。