佐柳島は猫の島！観光や釣りなどの遊び・食事をまとめ！アクセス情報もあり！

佐柳島を有名にした「飛び猫」をご存知でしょうか？驚きの飛び猫の秘密とともに、美しい海岸の風景や観光スポット、そして釣り情報など魅力いっぱいの佐柳島をご紹介します。佐柳島へのアクセスと食事や宿泊に関する情報もわかりやすく載せていますので、ぜひ参考になさってください。

佐柳島を観光していると、どこの路地を曲がっても猫に出くわします。人懐っこい猫ばかりで、すぐにすり寄ってきて膝に乗ってしまう猫もいます。せっかくですので猫とのふれあいを楽しんでみてください。「こっちにおいでよ〜」と道案内をしてくれる猫についていったら、穴場スポットの観光ができるかもしれませんよ！

島の南にある本浦と北の長崎、2つの集落が海岸線に沿って続く一本道で結ばれています。小さい島なので、どこを観光するにも歩いて行くことができます。（島内のアクセスは基本的に徒歩です）佐柳島の海岸線はおすすめの観光スポットの一つです。海や島々を眺めながらのんびりお散歩するのもいいですね。

どんな風景も猫がいると絵になります。遠くから何気ない猫の仕草をカメラに収めるのも良いですが、愛くるしい猫の写真を撮りたい方は、猫じゃらしやエサを活用すると面白い写真が撮れるますよ。多くの猫島がエサを与えることを禁止している中、佐柳島はエサをあげても良いとのことです。

え？猫が空を飛んでいる？佐柳島を一躍有名にしたのが「飛び猫」です。この飛び猫見たさに佐柳島を訪れる観光客が後を絶ちません。いったいどうなっているのでしょう？羽が生えているわけでもなさそうだし、どうやって飛んでいるの？実は飛び猫は一匹だけではありません。

飛び猫に出会えるのは佐柳島の海岸です。穏やかな瀬戸内海をバックに次から次へと猫が飛びます。こんなに飛び猫が多いとは驚きです。シッポでバランスを取りながら飛ぶ姿が、なんとも愛らしいですね。それにしても佐柳島の猫の身体能力の高さには驚かされます。

この飛び猫の正体、実は防波堤が途切れている部分をぴょ〜んと飛んでいるのです。飛ぶ時の真剣な眼差しには少し笑ってしまいます。佐柳島の猫たちは防波堤の上を自由自在に飛び回って、移動したり遊んだり心地よい場所を見つけたりしています。のどかな風景と飛び猫。見ているだけで癒されます。

「どう？かっこいいでしょ？」と言わんばかりの夕暮れ時の飛び猫シルエット。このピーンと伸びた尻尾がたまりません。背景と飛び猫の構図を考えて、シャッターチャンスを狙いながらカメラを構えている間もワクワクドキドキします。時間帯によって空の色、雲の形、そこにいる猫も違いますので、朝、昼、夕と何度も訪れたいスポットです。

なんだか猫の会話が聞こえてきそうです。「先に飛んでるね」「待って。私もすぐに飛ぶから」とでも言っているようです。防波堤の上には大抵複数の猫がいます。ほとんどの猫はきままに寝ていたり、だら〜んとしていますが、運が良ければ飛び猫の連続ジャンプに遭遇できるかもしれません。

佐柳島の本浦港と長崎港を結ぶ海岸線の、ちょうど真ん中ぐらいのところに佐柳島体験センターがあります。どちらの港からも徒歩で15分程度でアクセスできます。天気の良い日はこの辺りで瀬戸内海の青い海を眺めながら、持参したお昼ご飯を食べるのも良いかもしれません。

廃校になった旧佐柳小学校を利用した佐柳島体験センターは、レトロな雰囲気で人気の観光スポットです。木の床、木の机、木の椅子に懐かしさと温かみを感じます。しっかり手入れもされ宿泊施設やキャンプ用具もあるので、今も近隣の小中学校の自然観察や体験学習に利用されています。

理科室にある人体模型にはちょっとびくり！本や机も当時のまま残っています。廃校になってしまったのは残念ですが、建物を取り壊さずに再利用しているのは素晴らしいですね。とても雰囲気のあるレトロな空間で、どこを切り取っても素敵です。ぜひ行ってみてください。

佐柳島を訪れたら必ず行っておきたい観光スポットが大天狗神社です。なくし物を見つけてくれるという言い伝えがあります。佐柳島の住人も、大切なものをなくしてしまった時に、何度も天狗様に助けていただいているそうです。神社に続く参道は、急な勾配のところもありかなり大変ですが本殿まで15分程度です。

島の高台に行った者のみが堪能できる美しい瀬戸内海の風景。天狗様にお会いした後は、空と海の青と、日本の原風景のような瓦屋根の家々を眺めながらゆっくり下りましょう。ちなみに大天狗神社参道入り口には竹の杖が置いてありますので、お借りすると少し楽かもしれません。

「両墓制」という日本の墓制習俗をご存知でしょうか。遺体を埋葬する「埋め墓」と、石塔を建てて霊魂を祭る「参り墓」の二つの墓をつくる風習を両墓制と呼んでいるそうです。佐柳島長崎集落の埋め墓は、香川県の有形民俗文化財に指定されて大変貴重です。一見の価値ありです。

佐柳島は飛び猫や観光の他、釣りを楽しむこともできます。いろいろな種類の魚が釣れますが、鯛やメバルなど人気の高い魚たちがいるようです。時には驚くほど大量に釣れることもあると釣りマニアには有名です。釣りの初心者の方も佐柳島で挑戦してみてはいかがでしょうか？

佐柳島の釣りスポットで釣れたメバル。真鯛や鰈（カレイ）なども釣れるようです。自分んで釣った魚をお刺身で食べる幸せ。釣りができる方はぜひ釣り道具をもっていくことをオススメします。こんなに釣れる釣りスポットなら、初心者でも十分楽しめるかもしれませんね。

佐柳島には食事ができるところはありません。釣りが得意な方は、釣った魚をさばいてその場で食べるのもいいですね。プリプリの鯛のお刺身なら最高の食事になりそう！でもやはり食事を持参するのがいいですね。海風に吹かれながら、おにぎりやお弁当を食べるのも気持ちがいいかもしれません。あなたの食事をねらう猫ちゃんに注意！

佐柳島は食事処も自動販売機も、そして宿泊施設もない島です。商店が３軒ありますが、扱っているのは主に飲み物などです。島での食料調達は難しいと考えておきましょう。どの商店も不定休ですし、早めに店じまいすることもあります。島に行く前に食事になるものや軽食を用意し持参するのを忘れずに。

山路商店 [住所]仲多度郡多度津町佐柳78　 [電話番号]0877-35-3110

佐柳島へのアクセスは、香川県の多度津港からフェリーで1時間弱です。佐柳島には本浦港と長崎港の二つの港があり、1日に4~5便ほど運行しています。本浦港まで50分、長崎港まで55分です。どちらの港に着く便なのか確認しましょう。また、帰りの多度津港行きのフェリーの最終便の時間や港も予め確認しておくことをオススメします。

オススメの観光行程は、多度津港から朝7時前の始発に乗船し本浦港に到着し、存分に佐柳島観光を楽しんで、17時頃本浦港を出航する最終便で多度津港に戻るパターンです。島内のアクセスは基本的に徒歩です。本浦と長崎も歩ける距離ですので、出航時間に合わせて観光ルートを決めてもいいですね。

佐柳島に宿泊施設はありません。遠方から佐柳島を訪れる観光客の方は、周辺の島や香川県または岡山県に宿泊するのがいいでしょう。佐柳島へアクセスするフェリーの発着地でもある多度津へは、岡山駅からJR瀬戸大橋線か土讃線特急に乗って多度津駅まで移動します。多度津駅から多度津港は1.4キロ程ですので、徒歩かタクシーでの移動です。

瀬戸内海の島々には、食事処や宿泊施設がある島もあります。場合によっては海上タクシーを利用して、食事や宿泊ができる島に移動するのも一つの手です。グループ旅行なら費用も時間も節約できるかも知れません！例えば粟島の民宿から、佐柳島を眺めながら朝食をいただくのもいいですね。

佐柳島へのフェリー発着地である多度津ならホテルもあります。多度津に前泊すれば早朝のフェリー移動も楽々ですし、たっぷりと佐柳島観光を楽しむ時間が確保できます。せっかく飛び猫の世界に行くんですから、時間を気にせず佐柳島を満喫したいですね。多度津に宿泊するのもオススメです。

飛び猫で有名な佐柳島観光をお伝えしてきましたが、いかがでしたか？猫好きさんにはパラダイスの佐柳島。美しい瀬戸内海の景色はもちろん、釣りも楽しめる佐柳島は魅力がいっぱいです。猫に誘われるまま、のんびり島を散歩するのもステキです。そんな贅沢な時間を過ごしに、ぜひ佐柳島を訪れてみませんか！