雄山神社はパワースポット！ご利益は？立山連峰の気を感じよう！

何かに追いかけられて忙しい日々、何かとパワーやご利益に頼りたくはならないだろうか？現在、ネットや雑誌またはSNSなどで様々なパワースポットや聖地が紹介されている。縁結びや縁切り、長寿、家庭円満、必勝祈願…などなど願いは様々あると思う。今回はご紹介する雄山神社も歴史的な神社で聖地やパワースポットとして有名な神社だ。

雄山神社とは、北陸、富山県中新川郡立山町にある歴史ある神社で、霊峰立山を神の山として奉斎している。主祭神として歴史的に有名な日本神話に登場する男神である伊邪那岐神と力の神、スポーツの神として信仰されている天手力雄神の二神を祀っている。自分の可能性が上がるや縁結びのパワースポットとして現在人気を集めている。

この歴史的に古い雄山神社にはスポーツの神と縁結びの神がいらっしゃり、その二つのご利益があることから、パワースポットとして有名である。もし現在、私生活でスポーツのことに関して願掛けしたいのであれば、また恋愛やそれ以外に関してもいい出会いに巡り会いたいのであればこのパワースポットを訪れることをお勧めする。

雄山神社のある富山県は日本の本州の北陸に位置し、特に黒部ダムで有名だ。歴史的には薬売りなどが有名とも言える。また、美しい立山連峰も来るものを魅了する。それだけではなく、黒部峡谷や立山黒部アルペンルートなど絶景が多いことでもよく知られている。自然が豊かで1年中観光が楽しめるおすすめの県である。

写真を見て何かすぐにお分かりだとう。おそらく知らない人はいないくらい有名なダムである黒部ダムが富山県立山には存在する。大自然の中になだらかにアーチを描く美しいダムだ。とても人気のダムで多くの観光客が訪れる。水力発電が目的で作られ1963年に完成した。放水の迫力は凄まじく、それを目的にくるダムマニアの人も多い。

立山黒部アルペンルートと聞いて、「立山黒部アルペンルート？それどこ？」と思われるかもしれないが、この写真をみて「見たことある！」となった方も多いのではなだろうか。雪で壁が出来た道の風景は実際にはみた事がなくてもテレビや雑誌などでみた事があると言う方が大半だろう。見頃の季節には観光バスなどで訪れる観光客で賑わう。

そのような絶景が見られる富山県に歴史ある雄山神社は存在する。雄山神社は立山にあり、伊邪那岐神と天手力雄神の二神を祀っている。また、この立山自体を霊峰立山、つまり神の山として奉斎している。また、雄山神社は立山頂上峰本社・芦峅中宮祈願殿・岩峅前立社壇の三社殿から成り立っている。神聖な空気はまさに聖地と言える。

ゴツゴツとした岩肌がはっきりと見える夏の雄山神社も雄々しくて目を見張るものがあるが、冬の、雪が残る雄山神社もまた違った魅力があり感動できる。ご利益の聖地としてはもちろんだが、大自然によって日々の疲れた心を癒してくれる、そんな聖地でもあるのではないだろうか。また、山頂以外にも心を癒してくれるポイントは多くある。

先ほども記したように、雄山神社は３つの社からなる神社だ。それぞれの位置は上の写真のようになっており、結構ハードな登山のルートとなっている。力の神やスポーツの神、延命長寿や縁結びにご利益があるとされている。なぜそのようなご利益があり、現在はパワースポットや聖地となっているのか一つずつ順番に紹介したいと思う。

伊邪那岐神とは、伊邪那美命と記されていることもある歴史的に古い日本神話に登場する男神だ。伊邪那美神（いざなみのかみ）とともに日本を生み出したとされており、日本神話の中で最初の夫婦神だと言われており、とても有名な神である。各地で祀られており、延命長寿や縁結びのご利益があるとされている。

天手力雄神（アメノタヂカラオ）とは日本神話に登場する神である。伊邪那岐神と同じく日本神話に登場し、天の岩戸をこじ開けたことから、腕力・筋力を象徴する神として有名である。それゆえ、今だけではなく、昔から力の神、スポーツの神としてご利益がある。雄山神社の他に長野の戸隠神社などに祀られている。

3003mの北アルプス立山に鎮座しているお社。夏場だけの参拝が可能だ。他の季節に関しては山麓の岩峅寺に前立社壇を建てて年中の諸祭礼を行なっている。ちなみに、参拝ルートは登山ルートでもあり、2時間前後の時間を要する。富士山が望める登山ルートも存在する。勝利祈願、縁結びのパワースポットとして知られている。

山麓芦峅寺に鎮座。樹齢約五百年の杉木立の中は神気に満ち厳粛な気配が漂う。立山から直接力をもらえる参道はパワースポットとして有名である。祈願殿は静寂な場所でまるで聖地のようである。さらに立山若宮は天手力雄神を祀る立山若宮本殿が鎮まっていて、自分の可能性がどんどん広がっていくや身体機能アップなどのご利益がある。

先ほども少し触れたが、雄山神社芦峅中宮祈願殿の参道は立山から直接力をもらえるパワースポットとして有名である。写真のように神秘的な空間であり、まず大自然の力で心が癒されるのではないだろうか。また、その静寂は凛としており、まさに聖地として知られている。ふざけた気持ちではなく、気を引き締めて訪れたくなる場所だ。

この雄山神社前立社壇は、平安初期に建てられた立山寺（岩峅寺）を前身とする神社である。 武将や公家からの信仰もあり、古くから立山権現への献上品はこの雄山神社前立社壇に奉納された。ここではそれ以外に立山に入山する者の身の穢れや罪を湯立ての神事にて祓い、道中の無事を祈願したとされている。

この雄山神社岩峅前立社壇内には面白い狛犬が存在する。その狛犬は加賀藩主前田家の二代藩主利長公の正室、永姫によって寄進された狛犬であると言われている。永姫は立山信仰に深く帰依していたと言われている。歴史があるものなので亀裂が走っているが、愛らしいそのお顔は今もしっかりと現存している。

また、この雄山神社岩峅前立社壇の境内には”湯立の釜”がある。湯立ての釜とは、神事で使うためのお湯を沸かすための釜をさす。この釜は歴史的に古く加賀藩主前田家の殿様が寄進したものと言われている。先ほどご紹介したように湯立ての釜で沸かしたお湯は神事で使われるので、春の祭礼は五穀豊穣、無病息災を祈る湯立神事が行われる。

現在、女性に人気なのが御朱印を集めること。また、好きな神社、お寺で御朱印帳を購入することだそうだ。そこで雄山神社の御朱印帳について調べてみた。雄山神社の御朱印帳は写真のようなものであり、色鮮やかな刺繍が施されていることから大変人気が高い。また、サイズが大きめなのもポイントが高いようだ。

先ほどは御朱印帳をご紹介したが、今度はその中身である御朱印を紹介したい。雄山神社の御朱印は写真のように字が非常に力強く書かれている。さすが力の神である天手力雄神がいらっしゃる神社である。御朱印帳に絵を描く神社などもあるようだが、雄山神社は力強い字と判子だけのシンプルなもののようだ。

ここで雄山神社の面白いお守りをご紹介したい。「美肌守り」と呼ばれるものだ。紫外線に当たると数珠の白い石が紫色に変化するというものらしい。雄山神社にいらっしゃる神様は両神共に美の神様ではないので不思議である。おそらくは標高の高い位置に神社があるために紫外線の強さを測るために作成したのではないかと考えられる。

もう一つ雄山神社の面白いお守りをご紹介したい。ネコ目石の「勾玉守」と呼ばれるものだ。ご利益は魔除けと言われている。雄山神社にいらっしゃるお二人の神様とどういう関係でこの御利益が得られるの少しわからないが、登頂記念に古代から伝わる魔除けのお守りを購入するのはとても良い思い出になるに違いない。

現在、全国各地にパワースポットは存在する。簡単に足を運べるところから、今回紹介したように山登りをしないと到達できな場所など様々だ。しかし、どちらの場所も勇気や癒しを与えてくれ、生活に潤いを与えてくれる。日々の生活に悩み、抜け出せなくなったのなら、ふと立ち止まり、パワースポットに行ってみるのもいいのかもしれない。