この記事の目次
メトロポリタン美術館へ行こう!
セントラルパークの東側に位置するメトロポリタン美術館は、世界中の幅広いジャンルの美術品が展示されおり、全て鑑賞するには2日は必要と言われてます。限られた観光時間で、メトロポリタン美術館を効率よく見学するために、見るべき美術品、おすすめなお土産、レストラン情報などをご紹介します。
住所:1000 5th Ave, New York, NY 10028 電話:+1-212-535-7710
メトロポリタン美術館の見どころ1:エジプト美術
1階大ホールの右側には、エジプト美術が広がっています。一番の見どころは、ギャラリー131のデンドゥール神殿で、1950年アメリカ政府は、エジプトのアスワン・ハイ・ダム建設のために水没する古代遺跡の移築の支援を行いました。感謝の印として、エジプト政府から寄贈された神殿です。神殿の前の水辺にはパピルスが植えられてますよ。
メトロポリタン美術館の見どころ2:アメリカン ウィング
アメリカン ウィングは1階と2階にあります。1階の見どころは、ギャラリー700のチャールス・エンゲルハード・コートで、中央には黄金のダイアナ像と建物のように見える壁があります。壁の奥は、部屋になっており、豪華な椅子やテーブル、ピアノなどのインテリアが設置されています。
@jpmonet 1856年1月12日 ジョン=シンガー・サージェントがアメリカ人の医師の子としてフィレンツェに生誕。
— μonet (@jpmonet) January 11, 2016
《マダムX(ゴートロー夫人)》(1884)メトロポリタン美術館 pic.twitter.com/jEROarli0g
2階のには絵画が展示されています。ギャラリー771では、アメリカ人画家ジョン・シンガー・サージェント作の「マダムX」を鑑賞できます。サージェントは、19世紀後半から20世紀前半にかけてパリやロンドンで活躍した画家で、肖像画を得意としていました。モデルは、アメリカ出身のフランス銀行家の妻・ゴートロー夫人と言われてます。
メトロポリタン美術館の見どころ3:ヨーロッパ絵画(1250年から1800年)
メトロポリタン美術館のフェルメール部屋は至高だったぞお pic.twitter.com/TdHBE1PXxZ
— りゑ (@___wk) March 21, 2017
2階にあるヨーロッパ絵画(1250年から1800年)の見どころは、エル・グレコとフェルメールになります。エル・グレコは、スペインの三大画家と称されるギリシャ人画家です。2階のギャラリー611と1階のロバート・リーマン・コレクション、ギャラリー958にエル・グレコの作品が展示されています。
オランダ人画家フェルメールの作品は、ギャラリー632に展示されています。フェルメールの確認されている作品は30点で、そのうち8点がニューヨークにあります。メトロポリタン美術館では、5点を鑑賞でき、残りの3点は、フリックコレクションで鑑賞できますよ。メトロポリタン美術館からフリックコレクションまでは、徒歩約12分です。
メトロポリタン美術館の見どころ4:ヨーロッパ絵画(19世紀・20世紀初頭)
ニューヨークの旅・メトロポリタン美術館、クロード・モネ 浮世絵の影響を受けてた作品&睡蓮の初期の作品、フェルメール・ゴッホ自画像。https://t.co/WIBqoar9xY pic.twitter.com/XpGkJBs1K8
— 富士山888 (@nekosachi803) May 15, 2017
2階にあるヨーロッパ絵画(19世紀・20世紀初頭)は充実おり、見どころが沢山あります。ギャラリー818・819・822には、「睡蓮」で有名な印象派のモネの作品が鑑賞できます。ギャラリー823では、「ムーラン・ルージュ」のポスターで有名なロートレックの作品が展示されています。
ギャラリー824では、印象派のルノアールの作品が堪能できます。ギャラリー825は、特におすすめなギャラリーで、ゴッホ、ゴーギャン、スーラ、ルソーの作品が鑑賞できます。ギャラリー826にはセザンヌの作品、ギャラリー829にはクリムトの作品、ギャラリー830にはマチスの作品が展示されています。
メトロポリタン美術館の見どころ5:ヨーロッパ彫刻
1階のヨーロッパ彫刻では、「新古典主義の代表」アントニオ・カノーヴァ、考える人で有名な「近代彫刻家の父」と称さる、オーギュスト・ロダンなどの、イタリアやフランスの彫刻が展示されています。ギャラリー548のレンガの壁は、かつてはメトロポリタン美術館の正面の外壁でした。
メトロポリタン美術館は、現在の場所に移転して以来、増改築が繰り返され、巨大な美術館になりました。年間入場者数は、650万人を超えて、フランスのルーブル美術館に次いで世界2位です。
メトロポリタン美術館の見どころ6:中世美術
1階のほぼ中央にある中世ホール・ギャラリー305は、まるで教会に足を踏み入れたような錯覚に陥ります。このホールには、宗教的な中世美術が展示されており、クリスマスシーズンになると巨大なクリスマスツリーが飾られます。1880年当時は、このホールがメインギャラリーに使用されていました。
メトロポリタン美術館の見どころ7:近代・現代美術
パウルクレー アダムとイブ メトロポリタン美術館より pic.twitter.com/U24UulMW5h
— coin (@coinred) February 25, 2017
近代・現代美術は1階と2階に広がってます。1階の見どころは、ギャラリー903には、ニューヨーク出身のノーマン・ロックウェルの作品、ギャラリー906には、スペインの画家ミロの作品、ギャラリー912には、スイス出身の抽象画家パウル・クレーの作品が展示されています。
2階の見どころは、ギャライー920には、日系アメリカ人のアーティストであるイサム・ノグチの作品、ギャラリー924には、ニューヨーク出身のポップアートの代表的な画家ロイ・リキテンスタインの作品が鑑賞できます。
メトロポリタン美術館のカフェ&レストラン
メトロポリタン美術館の館内には数箇所のカフェ&レストランがあります。また、5月から10月には、ルーフトップ(屋上)が開放され、ドリンクバーが営業します。屋上からみるマンハッタンの風景が素晴らしいですよ。また、4階にはメトロポリタン美術館の会員専用のカフェ&レストランもあります。
The Cafeteria(カフェテリア)
これで26.97ドル。10%オフクーポンの印刷を忘れずに。http://t.co/VpHEp2yauL RT メトロポリタン美術館の地下カフェテリアは大穴だったなあ!セルフサービスのアンティパストバーとワイン小瓶売り、これで十分極楽 pic.twitter.com/Aa4EKHwMsN
— 三浦真弓 Mayumi MIURA (@mayumiura) February 15, 2015
カフェテリアは、地下にあるカフェ&レストランです。ハンバーガー、サンドイッチ、メインディッシュ、パスタ、サラダなどの豊富なメニューが揃っており、ランチ休憩におすすめですよ。営業時間は、日曜日から木曜日は11時30分から16時、金曜日と土曜日は11時30分から18時になります。
American Art Café (アメリカン・アート・カフェ)
アメリカン・アート・カフェは、セントラルパークに面している1階のチャールズ・エンゲルハード・コートのフロアに隣接しているカフェ&レストランです。ドリンク、軽食、ランチメニューが楽しめます。営業時間は、日曜日から木曜日は10時から16時30分、金曜日と土曜日は10時から20時15分になります。
Petrie Court Café(ペトリーコート・カフェ)
ペトリコート・カフェは、1階のヨーロッパ彫刻コーナーにあるカフェ・レストランで、ドリンク、デザート、コース料理が楽しめます。営業時間は、毎日11時30分から4時で、2時から4時はアフタヌーン・ティーメニューもありますよ。
Great Hall Balcony Bar (大ホール・バルコニー・バー)
バルコニー・バーは、大ホールの2階のバルコニーが金曜日と土曜日の夕方からバー&レストランになります。生演奏を聴きながら、ワインやカクテル、アペタイザーを注文できます。営業時間は4時30分から20時30分、ラストオーダーは19時45分になります。
メトロポリタン美術館のギフトショップ
メトロポリタン美術館のギフトショップ「Met Store」は、館内に数箇所あります。一番大きなMetショップは、大ホールにあります。館内の見学が終わってから、ゆっくりお土産選びができます。また、館内の便利な場所にもMetショップが設置されており、その場所にしかないグッズもあるので、気に入ったら即買う事をおすすめします。
お土産としておすすめなのは、メトロポリタン美術館のオリジナルグッズです。特にエコバックやブックマークは、手ごろな価格で軽いので、お土産に最適です。オリジナルグッズには、Tシャツ、キャップ、時計、キーホルダーなどがあります。
旦那さんからの出張のお土産(メトロポリタン美術館)、カバでウイリアムって名前で、縦に二つに割れるマグネットだという事が今わかったw pic.twitter.com/eFoV7hVgLs
— いるか (@iruka212) July 12, 2016
メトロポリタン美術館の非公式マスコット青いカバの「ウイリアム君」のグッズもお土産におすすめですよ。消しゴムやマグネットなどあるので、チェックしてみてください。また、名画をモチーフにした、ネッカチーフ、Tシャツ、マグカップ、小物入れなどもあり、お土産として喜ばれますよ。
ユニークなお土産として人気なのは、絨毯で出来たマウスパットやコースターです。ギフトショップも充実しているので、メトロポリタン美術館の見どころの1つです。お土産選びに知らず知らずに時間を費やしてしまいますよ。メトロポリタン美術館を訪れた記念に、ギフトショップに立寄って、是非お土産を選んでみてくださいね。
メトロポリタン美術館への行き方
メトロポリタン美術館にタクシーや観光バス以外で訪れる時、一般的には地下鉄を利用します。ニューヨーク市内を走る路線バスでもアクセスができます。徒歩での行き方は、セントラルパークか五番街を目指します。ここでは、地下鉄と路線バスでの行き方について、ご案内します。
地下鉄での行き方
地下鉄での行き方は、グリーンライン4番・5番・6番線に乗り、86thストリート駅で下車します。86thストリート駅から出ると「イースト86thストリート」と「レキシントンアベニュー」が交差しています。左方向にまっすぐ進み「5thアベニューを」左折するとメトロポリタン美術館が見えてきます。駅から美術館までは徒歩約10分です。
バスでの行き方
地下鉄で86丁目に出て86番のバスで東へ
— ソラシド(CV:久保ユリカ) (@yunyeungcha) February 9, 2017
セントラルパークを突っ切ってメトロポリタン美術館を目指します pic.twitter.com/saVkpqu9x8
ニューヨーク市内の北から南のアベニューを走る路線バスは「ダウンタウンバス」、南から北を走る路線バスは「アップタウンバス」、東西のストリートを走るバスは「クロスタウンバス」になっています。運賃は市内一律US$2.75で、コインかメトロカードで支払います。
バスでの行き方は、出発する場所にもよりますが、バス番号M1、M2、M3、M4の停留所が一番メトロポリタン美術館に近いです。アップタウンバスなら「5番街」の停留所、ダウンタウンバスなら「マディソン・アベニュー」の停留所で下車します。バス停は、アベニューなら3ブロックに1箇所程度の割合で設置されています。
メトロポリタン美術館の開館時間
メトロポリタン美術館の開館時間は、日曜日から木曜日は10時から17時30分、金曜日と土曜日は10時から21時までになります。休館日は、感謝祭、12月25日、1月1日、5月第1月曜日です。独立記念日(7月4日)は開館時間が変更されることがあります。
メトロポリタン美術館の大ホール
セキュリティー&コートチェック
5番街の正面玄関からメトロポリタン美術館に入館すると、セキュリティーチェックで手荷物検査を受け、大ホールに進みます。館内には、全てのバックパック、大きな荷物や長い傘、コートは持込禁止になっており、大ホールにあるコートチェックに預けます。また、スーツケースや飲食物は、コートチェックに預けることは出来ません。
2年前撮ったメトロポリタン美術館のホールの写真出てきた pic.twitter.com/pbVHm9B1CF
— えきりん (@a_p_cider) August 17, 2015
コートチェックに荷物を預ける時に、長時間待つこともありますので、ご注意ください。コートチェックで預けた荷物を受けとる時は、US$1からUS$2のチップを忘れずに渡してくださいね。なお、ペットボトルに入った水だけは、館内に持込可能です。
インフォメーションデスク
大ホールにインフォメーションデスクがあり、日本語の館内案内図が置かれてます。また、日本語(一部英語)対応のオーディオガイドをレンタルすることが出来ます。レンタル料は1日US$7です。スマートフォン用の館内のガイドアプリが無料で提供されているので、事前にダウンロードしておくと便利ですよ。
ニューヨークに来たら是非この場所で丸一日潰してください。オーディオガイドもありますが、初めて来る方は絶対にガイド付きでツアーで来る事をお勧めします!弊社のガイドは芸術家のメトロポリタン専門ガイドです。#メトロポリタン #美術館 pic.twitter.com/jDs1LKQ8rd
— あっとニューヨーク (@atny_ticket) March 19, 2016
メトロポリタン美術館では、不定期で日本語ハイライトツアーが開催されています。所要時間は1時間程度で、ガイドが選んだ展示品10点くらいについて説明してくれます。ツアーの詳細や日程については、美術館に問い合わせるか、公式ウェブサイトからご確認ください。
カメラ
館内へのカメラの持込は可能ですが、フラッシュ撮影とビデオカメラの撮影は禁止されています。三脚を使用する場合は、水曜日・木曜日・金曜日の3日間だけ、インフォメーションデスクで許可書が発行されます。
メトロポリタン美術館の入場料
メトロポリタン美術館なう。
— Masahiro (@MasahiroTokyo) March 2, 2017
ここの入場システムは特殊で、正式な入場料はなくて寄付金制なのね。
大人25ドルってあったのでそれが入場料かと思いきや、ドネーションって単語が聞こえたからさらに寄付が必要なの?とさらに払おうとして、入口でてんやわんやしてしまった。25ドルは推奨額でした。 pic.twitter.com/F0Xr12KXj3
メトロポリタン美術館の入場料は、大ホールにあるチケット売場で支払います。入場料は、大人US$25以上、シニア(65歳以上)US$17以上、学生US$12以上になります。ユニークなことに入場料は寄付なので、提示額以上でチケットを買うこともできます。このチケットで、別館のクロイスターズ美術館と庭園も観光できます。
入場料をチケット売場で支払う時に英語に不安を感じるのなら、メトロポリタン美術館公式ウェブサイトからオンラインで入場料をカード決済できますよ。有効期限はチケット購入後1年間になります。ニューヨークで確実にメトロポリタン美術館を訪れるのなら、事前に入場料を支払っておくのも、おすすめです。
ニューヨークでメトロポリタン美術館以外の観光スポットを訪れるのなら、入場料が割引になる観光パスを購入するのもおすすめです。ニューヨークには5種類の観光パスが発売されており、有効期間、観光スポット数によりパスの料金は異なります。定番の観光スポット6箇所へ行くのなら、有効期間9日間でUS$122の「シティパス」がお得です。
メトロポリタン美術館で感動しよう!
想像を超える大きさで、幅広いコレクションを誇るメトロポリタン美術館のについて、ご紹介しました。今回ご紹介した以外にも、日本美術を含む世界中の美術、甲冑、楽器、写真などが鑑賞できます。ニューヨークに来たのなら、メトロポリタン美術館へ行って、最高の芸術に感動してくださいね。
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