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チャミスルだけじゃない!韓国の人気焼酎TOP5!種類・度数別に解説!

チャミスルだけじゃない!韓国の人気焼酎TOP5!種類・度数別に解説!
投稿日: 2017年7月5日最終更新日: 2021年7月27日

韓国焼酎は韓国料理の定番で、多くの方に愛されるお酒です。日本の焼酎と違う点は、「原料」にあります。日本の焼酎は麦焼酎、芋焼酎のように、穀物を原料とした焼酎ですが、韓国の焼酎は米、サツマイモなど複数の原料を混ぜており、原料を特定することは無いことが特徴です。

韓国焼酎(ソジュ)について調べてみよう!見出し

韓国旅行や最近人気の韓国料理店、焼肉屋さんに行ったとき、是非試していただきたいのがこの韓国焼酎(ソジュ)です。韓国焼酎は韓国料理の定番で、多くの韓国人に愛されるお酒です。こちらでは韓国焼酎の歴史や原料、種類、楽しみ方などを韓国焼酎に関する様々な情報をお届けします。

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韓国焼酎(ソジュ)に関する情報1:基礎知識見出し

韓国焼酎(ソジュ)とは

韓国焼酎とは朝鮮半島で1300年ごろから造られていると言われる醸造酒で伝統酒の一つでしたが、現在は韓国焼酎の有名ブランドの「チャミスル」などの一般焼酎は、原料の糖蜜を蒸留し生成された度数の高いアルコールに水を加えて度数を調整した「希釈式焼酎(日本の甲類焼酎)」がほとんどです。

韓国焼酎(ソジュ)に関する情報2:原料見出し

韓国焼酎の原料は?

韓国焼酎は伝統的に米を原料にして造られてきましたが、戦後からの経済成長期にかけて原料の米が不足したことをきっかけに、じゃがいも、小麦、大麦、サツマイモ、タピオカなどの穀類のでんぷんを加えて製造します。また、製造過程で若干の砂糖や香料が加えらることがあります。

韓国焼酎(ソジュ)に関する情報3:アルコール度見出し

韓国焼酎のアルコール度数は?

希釈式で製造した韓国焼酎のアルコール度数は15%くらいから20%くらいまですが、健康志向や、飲みやすさの為に最近では度数の低いものが人気があるようです。そしてそれらをストレートでいただくのが韓国焼酎の基本的な楽しみ方です。基本的には希釈式焼酎ですので、何かで割ってしまうと味が変わって美味しくないからというのが理由とも言われています。

韓国焼酎(ソジュ)に関する情報4:種類見出し

韓国焼酎の種類

韓国は、1976年に行政区画(道)において「一つの道に焼酎製造は一つだけ」、「各道で消費する焼酎は50%以上は地元のものでなくてはならない」という制度が作られ、数多くあった焼酎メーカーはなくなり、全道あわせて10ほどのブランドが最終的に残りました。1996年にこの制度はなくなったのですが、いまだにその名残から、地方により人気の焼酎の種類が違います。

韓国焼酎(ソジュ)に関する情報5:人気5選見出し

人気の韓国焼酎5選

「チャミスル」(製造:眞露)と言えば言わずと知れた韓国焼酎のトップブランドで、韓国焼酎=チャミスルと思っている日本人も多いでしょう。「チャミスル」の特徴は竹の活性炭で焼酎をろ過させることで、より滑らかな口当たりと清涼感が人気の韓国焼酎です。「チャミスル」はアルコール度数20度程で、主にソウルで人気があります。”チャミスル”は”良い露”の意味です。

「チョウンチョロム」(製造:トザン)は韓国では「チャミスル」と並ぶほど人気の韓国焼酎ですが、アルコール度数が18度で「チャミスル」より少し低く、味も「チャミスル」に比べると少し甘みを感じます。「チョウンチョロム」は2006年に発売されたまだ比較的新しい種類ですが、現在はソウルを中心に人気を博しています。"チョウンチョロム"の意味は"初めてのように"。

「C1」(製造:デソン)はプサンを中心に人気のある韓国焼酎です。度数は20度特徴は特許を取得した音響振動熟成工法により製造されている点と、海洋深層水から抽出した10種ほどのミネラルとアスパラギン酸を含有しているという点です。少し苦みを感じるのが特徴で”C1”は”Clear No.1”の略だそうです。

「イッセジュ(イプセジュ)」(製造:ポヘ)は韓国の南部、全羅南道で人気のある韓国焼酎です。地下253mの天然岩盤水を使い、原料に有機農メープルシロップを加えてあるので、ほのかに香ばしく甘い香りがします。度数は20度程度ですが"メープルソジュ"のキャッチフレーズやラベルは女性に人気があります。"イプセジュ"は”葉っぱのお酒”という意味です。

Photo by y_katsuuu

「漢拏山(ハンラサン)」(製造:ハンラサン)は観光地としても有名な済州島で人気のある韓国焼酎です。度数は21度で少しだけほかの韓国焼酎より度数が高いです。火山地下水を使用して製造されているこの「漢拏山」はアルコールの香りが強く、ハッキリとした味と苦みが人気の韓国焼酎です。

韓国焼酎は基本的に緑色のビンに入っています。なぜ緑色のビンに入っているかというと、さわやかなイメージがあるからだそうです。確かに焼酎のネーミングも”さわやか”とか”清々しい”というイメーですね。また蒸留酒は紫外線に強いので、醸造酒のビールのように紫外線を避けるための暗い色のビンを使う必要がないからというのも理由だと言われています。

韓国焼酎(ソジュ)に関する情報6:高級焼酎見出し

高級韓国焼酎

韓国の伝統的技術保有者が造る高級焼酎「安東焼酎(45度)」などは蒸留式ですので、陶器に入っています。通常の韓国焼酎は希釈式焼酎は何回も連続して蒸溜して作られるが、蒸溜式焼酎は1、2回蒸溜して作ります。蒸溜式焼酎は良い香と味を守るために、より厳選した材料を使用します。

また、高級陶器メーカー「廣州窯」が売り出した、麹を発酵させた蒸留式の焼酎「火堯(ファヨ)(41度)」は「火に治められた貴重な(堯)酒」という意味のように、すっきりとしていて濃い味が素晴らしいという口コミで人気に火が付き、飲みやすい25度、17度のものを発売されました。

珍島の名物である紅い焼酎の珍島 紅酒(ホンジュ)も忘れてはなりません。こちらも伝統的な蒸留式の焼酎で古くは薬として飲まれていたそうです。蒸留した焼酎を芝草(マンネタケの別名)にくぐらせることで赤い色をつけます。高麗時代から伝わる、無形文化財指定の希少な名酒です。こちらも度数は40度ほどです。

韓国焼酎(ソジュ)に関する情報7:フルーツ焼酎見出し

フルーツ韓国焼酎

それでもやはり度数の高い韓国焼酎をストレートでいただくというのは、女子にはハードルが高いように思います。そこでおすすめしたいのが、韓国でも大流行のフルーツ韓国焼酎です。フルーツ韓国焼酎はフルーツのフレーバの韓国焼酎で度数も13.5度くらいからと、通常の韓国焼酎よりもぐっと飲みやすい度数になっています。

しかもこのフルーツ韓国焼酎はゆず、ピーチ、ブルーベリー、ざくろ、グレープフルーツ、オレンジというようにフレーバーも多彩で、「韓国焼酎は薄めたらまずくなる」の定説を覆して、ソーダやジュースで割っても美味しくいただける、新しいタイプの韓国焼酎なのです。

韓国焼酎(ソジュ)に関する情報8:変わり種の焼酎見出し

きゅうり焼酎

Photo by coppepan

ちょっとびっくりするかもしれませんが、韓国の人たちは"オイソジュ"といって、焼酎のショットグラスに"きゅうりの千切り"を入れて、そこに焼酎を注いで飲みます。韓国焼酎の独特の香りが、きゅうりを入れることで爽やかさが加わり、飲みやすくなるのです。日本人が焼酎に梅干を入れたりするのに近い感覚かもしれません。

爆弾酒

韓国の人々はお酒が大好きですし、お酒の席を楽しむのが大好きです。爆弾酒はビールが入ったジョッキに韓国焼酎を混ぜるのですが、パフォーマンスで焼酎をいれたショットグラスをグラスごとビールジョッキの中に落としたりします。種類の違うお酒を混ぜると当然酔いやすくなり、ダメージが大きいので"爆弾酒"と呼ばれます。

韓国焼酎(ソジュ)に関する情報9:マナー見出し

お酒のマナー

韓国は儒教の教えが色濃く、目上の人の前でお酒を飲むときは真正面を向いてではなく、軽く顔を背けて横を向いて飲むのが礼儀正しいとされています。しかも目上の人にお酒を勧められたら必ず飲まなくてはなりませんので、ついつい飲みすぎます。

でもそういった社会背景もあるからか、韓国では二日酔いで会社に遅刻しても、上司が「飲みすぎたなら仕方ない。」と寛容なことが多いです。日本と韓国では、お酒のマナーが少々違うので、気を付けて下さい。

韓国焼酎(ソジュ)に関する情報10:飲みすぎた後は見出し

ヘジャンク

お酒を飲みすぎた翌日に、疲れた胃腸を癒すためのいただくのがこの「ヘジャンク」です。ヘジャンクは漢字で「解酲・解腸」スープという意味で、韓国人は飲みすぎた次の朝このスープを食べて出社したりします。韓国人が"朝ヘジャンクを食べてきた"と言ったら"昨日は飲みすぎた"の意味です。

ちなみに「ヘジャンク」には色々と種類があり、一番有名なのは、牛の血を固めた(ソンジ)が入ったスープ「ソンジク」。ほかにも豆もやしのスープにご飯を入れた「コンナムルクッパ」、干したスケトウダラが入った「ファンテヘジャンク」等があり、韓国人にとっては、「胃がスッとする味」だそうですが、日本人の好みとは少し違うかもしれません。

韓国焼酎は韓国人のソウルドリンク見出し

Photo by tanshikijyoryu-shochu.or.jp

いかがでしたか?今韓国で人気のある韓国焼酎は厳しい時代を生き抜いてきたエリート中のエリート焼酎であり、ゆえに地元の人々に長く愛されているのです。今度韓国料理をいただく機会があれば、色々な種類の韓国焼酎をちびちびと飲みながら、韓国料理を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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投稿日: 2017年7月5日最終更新日: 2021年7月27日

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