霧島東神社で厄払いしてご利益を！天の逆鉾を祀るパワースポット！アクセスは？

霧島東神社は霧島六社権現の一つで、火口湖の中で最も大きい御池を見下ろす場所にある有名なパワースポットの一つで、天孫降臨された瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)が最初に先祖を祀った神社です。高千穂峰の山頂に突き立つ逆鉾はこの神社の社宝!古のパワーとエネルギーのご利益で厄払いしませんか?アクセス方法もご紹介します!

宮城県と鹿児島県の県境にある霧島山の周りに点在する霧島六社権現は、10世紀頃山岳信の仰対象であった霧島連山、で修験道の修行をしていた性空によって整備されました。その中の一つである霧島東神社は、社宝に霊峰高千穂峰山頂の天之逆鉾を持つ古のパワースポット!高千穂峰は山岳信仰の中では日本で有名な霊峰なのです!

六所権現は霧島東神社、霧島神宮、霧島美祢神社、東霧島神社、狭野神社、夷守神社から成っていて、霧島神宮が西御御所と呼ばれているのに対して、霧島東神社は東御御所と呼ばれていました。また祭神に軍神が祀られていたこともあって、薩摩藩島津家に篤く信仰され、社殿の正面には島津光久公寄進の扁額が納められています。

霧島東神社はそもそも高千穂峰の中腹に鎮座しているので、大鳥居前の駐車場までも結構山を登ります。そこから見る大鳥居は別世界への入り口のようにも思えるうっそうとした鎮守の森へと続いています。どこかで見た映画のように流れ出る神気のご利益で厄払いされそうな入り口なのです!

鳥居を潜るとすぐに九頭龍神の安息地として伝えられている神龍の泉、忍穂井(おしほい)があります。祠の中は霊水の泉がわいています！が、隣の看板に(この池は龍神の安息池にして太古より霊泉として効験あらたかなり、されど東方よりこの池に女人の影が映ずれば、忽ち異変ありと伝へらる)と書かれています。

古から霊水として本当に大切にされてきた水で、水を汲みに来ていらっしゃる方もいらっしゃいます。社にはこう書かれています。(御池と陰陽の対をなす霊泉とされる。再拝の念を以って汲み出だしたる神水は、些かも不敬の扱いあるべからす)ここは龍神様が安息できちゃうくらいの霊水なのです。

境内から見下ろす御池(みいけ)は、約4600年前の噴火で火口に地下水が溜まって出来た直径が約1キロのほぼ円形の火口湖で、その昔霧島六所権現を整備した性空がこの池のほとりで修業をしている時、九頭の神龍が現れ宝珠を渡したという言い伝えられています。他にも神武天皇が幼少時に皇子港の水辺で遊んだという伝説も残っています。

高千穂峰の威容を湖面に映す御池は、火口湖としては日本で最も深い湖です。澄んだ水に豊かな自然は、龍神に守られている湖らしい静けさをまとっています。普段はそこにいるだけで、厄払いされるような雰囲気ですが、シーズン中は家族連れや釣りで賑わう事もあります。御池野鳥の森公園キャンプ村でアクセス情報がもらえますよ!

住所:宮崎県西諸県郡高原町蒲牟田長尾 電話:0984-42-4038

深く厳かな森の石段参道を上がっていくと、神門の前に一対のご神木があります。かなり樹齢があると思われる杉の木には注連縄が飾られ、そこまで行くと拝殿までは一望する事が出来ます。ここで反対を向くとここでも眼下に御池見をることができます。また神社には祓戸大神の拝所があり、そこは結界がはられています。

しめ縄の杉を抜けるといよいよ神気が満ちる本殿への石畳が現れます。入るとすぐに六所権現ではここにしか祀られていない、導きの神猿田彦命の社があり、参拝する人を主祭神、伊邪那岐尊と伊邪那美尊へ誘ってくれます。権現造りの本殿奥には雄雌一対の龍神の柱が主祭神を守っているんです!

有名な例大祭の秋季大祭は、11月8日に宵宮祭、翌9日の例大祭の2日間に渡って行われます。宵宮祭では神楽奉仕員が左右から刃をかざす中、拝殿前の石段を進みます。拝殿では二本の祓い串と二振の刃が交差する下を潜くぐり、禊を受ける霧島東神社独特の修祓として知られています

平成22年に国の重要無形文化財に指定された祓川神楽は、穢れを祓うために毎年12月の第2土曜の夜から、翌朝まで祓川神楽殿で夜を徹して舞い納められています。霧島東神社の社家の年中行事の一つとして祓川集落に伝えられ、400年ほど前にはすでに行われていたと言われています。

高千穂峰に立つ天之逆鉾は霧島東神社のご神宝とされ、山頂は霧島東神社の飛び地境内です。神話の時代天孫降臨された瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)は国家の安定を願い二度と矛が振るわれないよう逆さに突き立てたと言われる逆鉾は、噴火で大部分は失われ現在はレプリカが置かれていますが、地中にはその柄が残されています。

霊峰高千穂峰が持つ清浄な空気と逆鉾のエネルギーは、山を抜け本殿へ流れ込んで、そのまま参道を駆け抜け一番端にある鳥居まで届きます。鳥居をくぐるだけで浄化され厄払いされたような気持ちになります。お時間がある方はぜひ逆鉾まで足を延ばしてみませんか?

昔一人の大男が高千穂峰から天之逆鉾を担ぎ祓川まで降りてきました。祓川の人々は男を問い詰め、なんとか逆鉾を取り戻しましたが、突如大男は行方不明になってしまいます。神の祟りを恐れた村人たちは逆鉾を山頂に返し、石で複製の逆鉾を作り祓川でお祀りしました。現在この石の天之逆鉾は霧島東神社の境内にひっそりと鎮座しています。

高千穂峰までの登山ルートで一番有名なルートをご紹介します!宮崎自動車道高原ICを下りて221号線を右折、最初の信号を左折223号線を結構走り480号線を右折。高千穂河原駐車場に停めて登山口から登って行けます。健脚で往復3時間ですが、立派な登山なので前準備をお勧めします。高千穂河原ビジターセンターで情報を頂けます。

住所:鹿児島県霧島市霧島田口2583-12 電話:0995-57-2505

霧島東神社では初穂料は300円で、逆鉾が付いている御朱印を頂く事ができます。他にも霧島六所権現をゆっくり周って御朱印を集めてみませんか?ぜひこの霊峰の神気と各所に鎮まっていらっしゃる龍神様を探してみてはいかがでしょうか?

実はよく間違われるんです。霧島六所権現の中で天之逆鉾を社宝に持つのが霧島東神社で、厄除けで有名な神社が東霧島神社です。この東霧島神社は鬼が一晩で積み上げた石段を振り返らずに上ると願いが叶うと言われています。双方共に龍神に深く関係しているので、よく間違われてしまいますがこちらも神気に溢れています!

妻を亡くした伊弉諾尊はとても悲しみその涙が固まってできたのが、この神社にある(神石)です。尊は今後このような災難に遭わないように祈りそれを十握の剣で切ったと言われます。剣は神社の神宝で、厄除け魔除けの神となり鎮め納められています。霧島東神社と東霧島神社、エネルギーは違っても共に厄をはねのける強さがあります。

霧島東神社へのアクセスは宮崎自動車道高原ICを下り、221号線を右折。最初の信号を223号線に左折御池方面に走ります。霧島東神社の看板が出たら右折。案内看板から山道を行くと中腹辺りまでアップダウンをくりかえします。うっそうと茂る森の中をまずは御池を目指してください。

噂ではなかなか行きつかない人がいるとか、事前に地図やネットなどで確認してくださいね。また神社脇から高千穂峰の天之逆鉾まで登れる登山道もありますが、こちら側からはかなりかかると言われています。登山は紅葉シーズンなどは多くの人が訪れるそうです。迷ったら神社に問い合わせましょう!

住所:宮崎県西諸県郡高原町大字蒲牟田6437 電話:0984-42-3838

御池と陰陽の対をなす霊泉や対の杉、雄雌対になっている龍神。古代から火山の噴火を体験し再生と破壊を繰り返してきた厳しい環境の山岳信仰。朽ちた大木から新しい芽を出す木霊の大木。霧島東神社はまるで天秤のように、正反対のものたちのバランスを保っているように見えます。

古のパワースポットでのご利益とは、霊峰の清浄なエネルギーに包まれ満たされることで、厄に傾いてしまっている自分をリセットしてくれる、そんなバランスを取り戻す事が厄払いになるのかもしれません!それを一度体験してみませんか?