はりまや橋は日本三大がっかり名所？ランチ・居酒屋などグルメ情報あり

日本三大がっかり名所とは、有名な観光スポットにもかかわらず実際に行ってみたらがっかりした場所のこと。何とも不名誉なその3名所とは、札幌の時計台・高知のはりまや橋・長崎のオランダ坂と言われています。オランダ坂の代わりに、沖縄の守礼門がランクインするという説もあります。

はりまや橋はなぜがっかり名所なのでしょうか？思ったよりも小さい、橋なのに最近まで下に水が流れていなかった、などの理由があるようです。あまりの目立たなさに、はりまや橋の存在に気づかず通り過ぎてしまう人もいるとか。しかし、高知駅から近くバスターミナルもあるので、人の集まりやすい場所ではあります。

しかし逆に、そのがっかりぶりを楽しみにやって来る観光客が後を絶ちません。最近では高知県も、はりまや橋の観光地化に力を入れているようです。人工水路が作られたり、よさこい節で歌われた「土佐の高知のはりまや橋で坊さんかんざし買うをみた」の歌詞をモチーフにした像が建てられたりしています。

また、はりまや橋の向かいのビルには、からくり時計があります。人形がよさこい踊りを踊ったり、横からはりまや橋や坂本龍馬が出てきたりと、高知名物が次々に時計の中から出てきます。楽しみはこれだけではありません。はりまや橋周辺は、コスパ抜群のランチの名店や海の幸がおいしい居酒屋が集まるグルメスポットでもあるのです。

地元で獲れた新鮮で珍しい魚介の数々が堪能できる居酒屋『潮亭とさいち』。皮だけ焼き上げた生ウツボのたたきや、土佐清水で水揚げされる清水サバなど、高知ならではの海の幸がたくさん！ちょっと贅沢したいときは、伊勢海老やアワビのコース料理で豪華なディナーを楽しんでみては？

鰹のたたきと薬味を一緒に海苔巻きにした高知名物「土佐巻」！大きめに切った鰹がボリューム満点です。おいしいお酒のシメにぜひ食べたい一品ですね。お酒は、日本酒はもちろん焼酎のラインナップも豊富です。個室は1室のみなので、個室希望の場合は予約をしておきましょう。

『潮亭とさいち』基本情報 ●所在地／高知市帯屋町1-2-13河野ビル1F ●TEL／088-823-6613 ●営業時間／17：00～翌0：00（L.O.23：00） ●定休日／無休

朝はフレンチトースト、昼はパスタや丼のランチ、夜は鉄板焼きと、多彩なメニューを出す『クー・ドゥ・バレーヌ 』。どの時間帯に行ってもここでしか味わえない創作メニューが楽しめて、行くたびに新たな発見がありそう。ランチは本格的な味のパスタや肉料理・魚料理が1000円以下というリーズナブルな値段で食べられます。

ママ会や女子会ランチには、前菜やデザートのついたコースがおすすめ。創作グルメを味わった後は、季節に合わせたケーキやムースなど、手作りのスイーツをお楽しみに。明るく肩ひじ張らない雰囲気の店内はカウンター席もあり、おひとり様でも気軽に入れそうです。

『クー・ドゥ・バレーヌ 』基本情報 ●所在地／高知市はりまや町2-3-5 ●TEL／088-885-9119 ●営業時間／7：00～10：30、11：00～15：00、17：00～22：00、日曜7：00～10：30 ●定休日／日曜（不定休）・祝日

はりまや橋を見た後は、ぜひ高知城の隣にある『ひろめ市場』へ足を延ばしてみましょう。『ひろめ市場』は、土佐のさまざまな名物グルメや名産品が集まるショッピング街で、毎日たくさんの人で賑わっています。居酒屋から洋食屋まで何でもありの、高知に旅行するときは必ず立ち寄りたい名所のひとつです。

『ひろめ市場』の名物・芋けんぴタワー。どうやってこの形に盛るのか、並んだらどのくらいの高さなのか、ぜひ生で見てみたい！手作りの芋けんぴは、チョコレートやキャラメル味など約20種類ものバリエーションがあるとか。市場内の『黒潮物産』で販売しています。

『ひろめ市場』は観光客だけでなく、地元の人も大好きなグルメスポット。夜は仕事帰りのサラリーマンたちの憩いの場になり、休日はファミリーで賑わいます。ここからは、そんなひろめ市場内にあるおすすめのおいしいお店をご紹介していきます。

高知県南国市産の純血種「ケンカシャモ」にこだわった軍鶏鍋が絶品の『軍鶏伝』。1人前880円とリーズナブルな値段で軍鶏鍋を味わえます。写真下のコロッケは、高知農業高校とのコラボメニュー「軍鶏ッケ」。また、高知のブランド鶏「土佐ジロー」の卵にケンカシャモの肉を贅沢にミックスした親子丼「シャモとジローの親子丼」も『軍鶏伝』ならではの味です。

『軍鶏伝』の人気メニュー、黄金色の軍鶏ガラスープがおいしそうな「軍鶏ラーメン」。濃厚でコラーゲンたっぷりながらも後味はさっぱりとしたスープに、細麺がよく合います。トッピングのメインは自家製の軍鶏ハムで、しっかりした味で食べごたえ抜群！ラーメン単品と、軍鶏ッケとご飯がセットになった定食があります。

『軍鶏伝』基本情報 ●所在地／高知市帯屋町2-3-1ひろめ市場 ●TEL／088-855-5815 ●営業時間／日曜10：00～22：00、火曜～土曜11：30～22：00 ●定休日／月曜

屋台から発祥した高知の名店『安兵衛』はひろめ市場にもあります。お店には地元のファンだけでなく、この餃子目当てで県外から訪れた人々が行列を作ります。注文を受けてから1つ1つ丁寧に包んで焼き上げる餃子は、野菜たっぷり・外はパリパリ・中はジューシー！何皿でもいけそうな、やみつきになる味です。

メニューは餃子とアルコールだけですが、ひろめ市場はフードコートのようなスタイルなので、他のお店の料理と一緒に楽しむことができます。ランチにはご飯やラーメンのおかずに、夜にはビールのおつまみに！これを食べるためなら1日頑張れそう。テイクアウトもできます。

『ひろめで安兵衛』基本情報 ●所在地／高知市帯屋町2-3-1ひろめ市場 ●TEL／088-822-0222 ●営業時間／月曜～土曜12：00～21：00、日曜・祝日11：00～20：00 ●定休日／不定休

高知のブランド牛「土佐あかうし」を使った料理とワインのお店『プティ・ヴェール』。ランチタイムのおすすめは、土佐あかうしのパテがボリューム満点の「土佐あかうしバーガー」。パテは脂身が少なく、あっさりとした味わい。シンプルなトマトソースと粒マスタードとの相性も抜群です。たっぷりのフライドポテトと合わせても500円という安さ！

ハンバーガーの後は、デザートに「クレミア」はいかが？コーンがラングドシャクッキーで出来ているソフトクリーム「クレミア」は『プティ・ヴェール』でも大人気。540円と、ソフトクリームにしてはちょっと贅沢な値段ですが、コスパ抜群のハンバーガーで浮いたお金があるから大丈夫！？

『プティ・ヴェール』基本情報 ●所在地／高知市帯屋町2-3-1ひろめ市場 ●TEL／088-822-2520 ●営業時間／11：00～22：00 ●定休日／無休

本場・一本釣り鰹の専門店『明神丸』。新鮮な鰹を火柱が上がるほどの火力で炙り、タレまたは塩味で食べるのが明神丸スタイルです。ランチのおすすめは、平日限定・塩たたき丼。分厚くカットされた鰹は臭みがなく、粗塩がよく合います。この絶品メニューが750円で食べられるなんて、さすが高知！

昼も夜も行列覚悟の人気店。目の前で藁焼きしてくれる鰹は味も香りも香ばしく、五感すべてで楽しみたい本場の逸品です。ご飯もお酒もすすむ絶品鰹は、タレと塩味で食べ比べするのもいいですね！予約ができないので、時間に余裕を持ってお出かけして下さいね。

『明神丸』基本情報 ●所在地／高知市帯屋町2-3-1ひろめ市場 ●TEL／088-820-5101 ●営業時間／月曜～土曜11：00～21：00、日曜11：00～20：00 ●定休日／無休

高知市の中心地にあるはりまや橋。がっかりと言われてはいるけれど、その周辺はおいしいランチのお店や居酒屋がいっぱいのグルメスポットでした。がっかりだけでは終わらない、魅力いっぱいのはりまや橋へぜひお出かけしてみて下さいね。いつか、また来たくなる名所になるかもしれませんね！