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台湾のランタン祭りは見もの!旧正月行事平渓天燈祭の日程や場所は?

台湾のランタン祭りは見もの!旧正月行事平渓天燈祭の日程や場所は?
投稿日: 2017年9月1日最終更新日: 2020年10月7日

台湾好きなら1度は訪れたい「平渓天燈祭(天燈節)」は毎年旧正月の最初の満月の夜(元宵節)に行われます。台湾の新北市平渓で開催されるランタン祭りは夜空を無数のランタンが埋め尽くします。そんな幻想的なランタン祭りの魅力を紹介します。

台湾ランタン祭りに行こう見出し

日本からも近く、魅力あふれる台湾。台北から東、新北市平渓郷の小さな山里で、数万ものランタンが夜空に舞うランタン祭りが行われます。多くの台湾人もこの時期に合わせて帰省し、毎年たくさんの観光客が世界中から訪れる人気のお祭りです。今回はその幻想的なランタン祭り「平渓天燈祭」のおすすめツアー情報を紹介します。

台湾ランタン祭りの歴史見出し

天燈(ランタン)は別名「孔明燈」とも言われています。諸葛亮(孔明)が軍の情勢を伝えるたために打ち上げたと言われています。また、山間部の不便な地にあった平渓区では度々山賊や盗賊が出没したため、村人たちは村を離れて身を隠さなくてはなりませんでした。ランタンは村の安全を伝えるサインとして利用されていました。

その後、ランタンを打ち上げる習慣は「幸福祈願」のシンボルに変化していき、200年以上の歴史を持つ平渓区で祈りの儀式「平渓天燈祭」として受け継がれています。日本人が絵馬やお札に書く願いを台湾ではランタンに記して空に打ち上げます。日本のお盆に見られる灯篭流し流しとは全く意味が違います。

台湾ランタン祭りはいつ行われるの?見出し

毎年旧正月から数えて15日目での最初の満月の日である「元宵節(げんしょうせつ)」の時期に人気の平渓天燈祭が行われます。2018年は旧暦の元旦が2月16日(金)ですの元宵節は3月2日(金)です。約200個のランタンが30分ごとにに打ち上げられます。一度は見てみたい人気の幻想的な風景です。

台湾ランタン祭りはどうやっていくの?見出し

人気の平渓天燈祭が行われる平渓に行く行き方は地下鉄分湖線の終着駅の動物園駅から徒歩1から2分のバス乗り場からシャトルバスで行きます。平渓天燈祭の当日はピストン輸送でどんどんバスが来るのでほとんど待つことなく乗車でき、しかも座っていく事がでるのでおすすめです。所要時間は1時間くらいかかります。

台北駅から鉄道を使う方法もありますが、地下鉄と違って本数も少なく、乗り継ぎも良くありません。この時期平渓線に乗れたとしても東京の通勤ラッシュでの満員電車よりはるかにぎゅうぎゅうの状態で1時間以上出発しない車内で待たされ、トイレにも行けないし、水すら飲めません。通常の観光ではのどかな列車ですが平渓天燈祭の時期はおすすめできません。

台湾ランタン祭りの楽しみ方見出し

人気の平渓天燈祭の参加料は無料ですが、整理券が必要です。整理券は当日朝10時30分より打ち上げ会場で先着順に配布されます。ランタンは時間ごと8組に分かれていて各回ごと願い事とランタンの色が違います。どの回に参加するかは選ぶことができます。整理券を取得したらあとは打ち上げ時間まで待つだけです。周辺を観光したり、台北に戻って出直してもOKです。

平渓天燈祭は18時開始です。写真をとるなら少し早めに行くことをおすすめします。ギリギリだと人であふれかえっています。ランタンは気球の原理で上がっていくので、あっという間にみえなくなります。シャッターチャンスを逃さないために、連写機能や動画撮影をおすすめします。

整理券番号の前の組が打ち上げを開始したら集合場所に行きます。待っている間に自分ポジションを伝えられます。ポジションに着いたらランタンとペンが渡されるので願い事を書きます。8面あるので、ひとつの願いを前面に書いてもいいですし、違う願いを書いてもOKです。

いよいよ打ち上げです。スタッフの人が火を入れてくれたらカウントダウンをして「放天燈」の掛け声で手を離すと夜空高く飛んでいきます。自分が書いた願いが空高く消えていくのを見るのは何とも言えない感動を覚えます。人気の平渓天燈祭にぜひ見るだけでなく実際に参加してみてほしいです。

台湾ランタン祭りツアーに行こう見出し

日本から台湾への飛行時間は成田から台北までは4時間、関西から台北まで3時間くらです。料金も大変おてごろなので気軽に個人ツアーで行くこともできます。しかし、少々お値段は張りますが、募集型ツアーに参加してみるのもおすすめです。特にベストシーズンに旅行したりイベントツアーに参加したりするときは、募集型ツアーに参加したほうが効率よく楽しめます。

平渓天燈祭でランタンが打ち上げられるのを見るだけなら夕方の開始時間に行って見るだけなので個人で行っても大丈夫ですが、せっかく日本から足を延ばしているので、ぜひとも自分の手で人気のランタンを放ちたいですよね。人気の会場内で一斉にランタンを飛ばす中に入るためには、整理券が必要です。

整理券はをは午前中に先着順で配布されるため朝早く会場に行って並び、夕方まで時間をつぶさなければなりません。しかし、募集型ツアーの場合、整理券配布に並ぶ必要もなく、一番規模の大きい会場でランタン飛ばしの体験ができるうえ、台湾の伝統料理もゆったり楽しむことがでぜひツアーにも参加してみてはいかがでしょうか。

台湾ランタン祭り注意点見出し

この時期日中は20度を超えるぽかぽか陽気ですが、日が落ちると以外に肌寒く感じます。ランタン祭りは夜がメインですので、一枚羽織るものをもっていったほうがいいでしょう。また、お祭り会場は日が落ちて暗い上に混雑するのでスリに気を付けて手荷物から目を離さないようにしましょう。

台湾ランタン祭り十分を楽しもう見出し

大きなランタンに、願いを書いて空に飛ばしたいけど「平溪天燈祭」の時期に行くことができない方も多いですよね。現在は平渓地域全体で、1年を通してランタン飛ばしを体験する事ができます。平渓線沿線の中でも十分は規模が大きく活気がある街なのでおすすめです。また元宵節のお祝いでランタンを飛ばし始めたのが十分の住人が最初と言われています。

ランタンは願い事の種類によって色分けされています。お値段は単色で150元、4色で200元、8色350元です。打ち上げ場所はなんと平渓線の線路の上で行います。日本ではちょっと考えられませんが、線路添いにお店がひしめいていて、電車が来ると笛がなり、線路の外に避難します。電車が過ぎ去ったら何事もなかったかのようにランタンを打ち上げます。

せっかく十分まできたら、十分大瀑布にも足を運んでみるのもおすすめです。「十分駅」から歩いて約15分くらいのところにあります。台湾最大の滝で「台湾のナイアガラ」とも言われています。滝の上からと下からと2箇所から眺めることが出来ます。正面にある展望台からの眺めはとてもダイナミックで圧巻です。

「台湾ランタンフェスティバル」と「平渓天燈節」見出し

台湾には平渓天燈節という伝統的なお祭りと1990年から始まった、台湾の旧正月恒例のお祭り「台湾ランタンフェスティバル」というものがあります。平渓天燈節は願い事を書いた大きなランタンを夜空に向かって一斉に放つお祭りであるのに対し、台湾ランタンフェスティバルは国を挙げてのお祭りで、毎年選定された開催地で開催されます。

台湾ランタンフェスティバルに行こう見出し

2018年は台湾の南部にある嘉義にて旧暦の正月15日(元宵節)にあたる3月2日から3月11日まで開催される予定です。「台湾ランタンフェスティバル」はその年の干支をモチーフにした豪華な山車が街中を練り歩きます。嘉義縣政府縣治特區をメイン会場に、故宮南院、蒜頭糖廠、太子大道で行われます。

もっと気軽に楽しみたいのであれば、同じ時期に台北市内でも台北市主催の台北ランタンフェスティバルが行なわれていますので、おすすめです。水を下から吹き上げてスクリーンをつくりそこに動画を投影するバーチャル劇場や台湾原住民によるダンスのステージもあります。

メイン会場は台北花博公園で最寄りのMRT圓山駅もランタンフェスティバル仕様でとても華やかになっています。さらに中山北路を挟んで中山美術公園にも特設ステージが設置され、ショーやダンスを楽しめます。また、中山北路沿いもライトアップされ、華やかで幻想的な雰囲気を醸し出し行き交う人々を楽しませています。

台湾ランタン祭りで元宵を食べよう見出し

旧暦の1月15日、日本の「小正月」の時期にあたる元宵節に台湾では家族円満を願いお団子を食べます。このお団子を「元宵(ユェンシャオ)」といいます。「元宵」はまず餡を丸めて、もち米の粉をまぶします。それを水にくぐらせもち米をまぶすという作業を10回ほど繰り返し、お湯でゆでて食べます。カロリーが高いので、食べすぎにはご注意下さい。

台湾ランタン祭りを楽しもう見出し

台湾の昔の趣がそのまま残る街、十分で行われるランタン祭。ランタンに願い事を書いて、夜空に放たれる景色はとても幻想的で、きっと旅の思い出深いできごとの一つになることでしょう。都会ではなかなか体験できない台湾の伝統文化を是非体験してみてはいかがでしょうか。

投稿日: 2017年9月1日最終更新日: 2020年10月7日

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