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チャイナエアラインの機内食を大調査
日本国内の多くの空港に就航しているチャイナエアラインは台湾きっての有名航空会社です。そしてそんなチャイナエアラインの機内食には多くの種類のこだわりメニューがあります。こちらではそんなチャイナエアラインの機内食について、その種類や注文方法などぜひ知っておきたい情報をご紹介していきます。
チャイナエアラインの歴史
まずはチャイナエアラインの歴史について少しご紹介していきましょう。日本人の中には、チャイナエアライン(中華航空)の名前は名前だけ聞くと中国の航空会社のように思っている方も多いかもしれませんが、チャイナエアラインは台湾の航空会社です。昨今台湾観光が人気の日本では台湾行のツアーで良く利用されています。
また、チャイナエアラインは日本の空港から、人気のハワイやニューヨークなどへもリーズナブルに行ける航空会社としても人気です。チャイナエアラインの設立は1959年で、1951年設立の日本航空と同時期に設立されました。設立したのは台湾空軍の退役軍人達です。世界の航空会社にはしばしばこのような成り立ちが多いです。
イギリスに拠点を置く航空会社を格付けするスカイトラック社の格付けによると、チャイナエアラインは4つ星の評価を得ており、これは日本を代表する航空会社日本航空と同格の格付けです。またイギリスだけでなく、アメリカの旅行誌でも北アジアのベストエアラインと称されるほどのサービスの質の良さが人気です。
チャイナエアラインの機内食は「医食同源」がテーマ
そんなチャイナエアラインの機内食のテーマは「医食同源」です。医食同源とは食事は医療に通づるほど健康のためには大変重要な要素であり、食により健康を維持するという考え方です。この医食同源は中国での「薬食同源思想」を取り入れた日本人が考えた言葉で、その言葉が中国に逆輸入されたといわれています。
また医食同源をテーマにしているチャイナ エアラインではその季節ごとに旬のものや季節感を意識してメニュー作成をしています。メニューは乗客の意見などを取り入れ、3カ月ごとに変更されます。エコノミークラスにおいては1サイクル2種類、ビジネスクラスにおいては1サイクル3種類のメニューがシェフにより提案され決定します。
そんなチャイナエアラインの機内食は飛行時間が1時間半以上であれば、軽食もしくは通常の機内食が提供されます。東京から台湾行の便であれば必ず提供されます。東京から台湾のような数時間のフライトではあまり感じられないかもしれませんが、長時間のフライトの場合に数回機内食をいただくと、時差などを考慮してバランスの良いメニューが提供されます。
チャイナエアラインのエコノミークラスの機内食
チャイナエアラインの機内食はエコノミークラスでも大満足の内容です。お食事のメインはチキンかビーフ、チキンかポーク、チキンか魚などのように2種類から選びます。またそれらのお肉やお魚はご飯やパスタの上に載せられている形式です。そのメインのお皿の他にはサラダ、フルーツ、パン、そしてケーキやゼリーなどのデザートが付きます。
飲み物は、アップ、オレンジなどのフルーツ系ジュースや炭酸飲料、ビールや水などから選べます。食後には食後の時間を見計らって、コーヒーや紅茶のサービスがあります。東京から台湾への便はLCCも多く就航していますが、チャイナエアラインはLCCではありませんので、飲み物は、サービス可能な時間であればお代わり自由です。
チャイナエアラインのビジネスクラスの機内食
チャイナエアラインには残念ながらファーストクラスの設定がありません。ビジネスクラスとプレミアムビジネスクラス(一部運航路線のみ)の設定となります。ビジネスクラスはエコノミークラスの何倍も料金がかかりますので、座席の広さやアメニティーの充実だけでなく、機内食にもかなりの違いがあります。
ビジネスクラスではまず食事のお皿を置くテーブルがエコノミーより大きいので、お食事のプレート自体も大きめのものがやってきます。エコノミーの場合はまるでパズルのように小さなお皿にサラダからメインディッシュまで詰め込んで配置しているイメージがありますが、ビジネスクラスでは余裕のあるスペースに大きめのお皿がセットされます。
ビジネスクラスではエコノミーと同じように、豚肉か牛肉をメインにした洋風(中華・台湾風)料理かもしくは和風の料理を選択することができます。エコノミーよりも選択肢が一つ多いです。またボリュームもしっかりあって、空の上でフルコースをいただいているような気分になります。
またビジネスクラスの場合は、搭乗前に空港ラウンジを使用することできます。この空港ラウンジではハンバーガーや飲茶、巻きずしのような軽食やビールをいただくことができます。搭乗中も上記のようにしっかりとした食事ができますが、朝早くてご飯を食べる時間がなかったなどと言う場合は搭乗前にコチラで軽い朝食もおすすめです。
チャイナエアラインの特別な機内食とは?
チャイナエアラインでは上記に説明したエコノミークラスの機内食と、ビジネスクラスの機内食の他にも特別食と言われる特別な機内食を扱っています。それは子供のための特別食や食事に気を付けなければいけない健康状態である方、または宗教的な理由などで食事に制限がある方のための特別食です。
様々な年齢、様々な健康状態、様々な宗教の方が利用する飛行機ではこのような特別食の用意は必須になっています。そして最近では航空会社のサービスとして、より多様なニーズ答えられるような特別食の用意がされています。細かく分類すると、チャイナエアラインにおいては約20種類の特別食が用意されています。
具体的には、チャイルドミール、ローラクトースミール、フルーツミール、NBML(牛肉なし)、ベビーミール、ダイアベティックミール、ベジタリアンオリエンタルミール、ローソルトミール、ヒンズーベジタリアンミール、ヒンズーミール、ベジタリアンミール、ベジタリアンベーガンミールなど他10種類弱のメニューがあります。
以前は特別食といえばベジタリアンかそうではないか、というくらいの選択肢しかなかったのですが、より多くの人々が飛行機で世界中を自由に飛び回るようになったのも感じます。上記のメニューに関してはチャイナエアラインの特別食に関するホームページなどで詳細が確認できますが、興味深いメニューをいくつかご紹介していきましょう。
チャイナエアラインの特別機内食1「フルーツミール」
チャイナエアラインの特別食は子供から大人までどのようなかたでも利用することができ、しかも追加料金は一切かかりません。こちらの「フルーツミール(フルーツプレートミール)」は、フルーツがメインのお食事です。フルーツミールを注文すると、通常メインが入れられるプレートにカットフルーツが詰められて提供されます。
このフルーツミールも別にベジタリアンでなくても、宗教上の理由がなくても注文することができます。飛行機に乗っているとあまり食欲がわかない、と言う方や、フライトの時間帯が食事の時間帯ではない場合、フルーツが大好きという理由でもフルーツミールを注文することができます。
またこのフルーツミールはベジタリアン食の一つでもあり、生野菜とフルーツの盛り合わせになってい「ローベジタリアンフルーツミール」というものもあります。フルーツミールはビタミンを取りたい女性にも人気です。フルーツミールのフルーツはぶどう、メロン、パイナップル、リンゴ、台湾の梨など季節や出発地などにより変わります。
ちなみにチャイナエアラインは日本と台湾間に多くの便が飛んでいます。もし台湾に行く場合、台湾は美食の国ですから、台湾に到着したらぜひたくさんの台湾グルメを食べたいです。台湾旅行の目的が食べ歩きの場合は機内食はフルーツミールや野菜などで控えめにしておくという作戦もおすすめです。
チャイナエアラインの特別機内食2「ダイアベティックミール」
ダイアベティックミール(Diabetic meal)とは糖尿病患者のための特別食です。通常ですと、飛行中の軽食やウェルカムドリンクとともにチョコレートやクッキーなどの甘いものが配られたり、機内食についてくるお菓子やアイスクリーム、パンにつけるためのジャムなど、糖尿病の治療のためにあまり食べられないようなものが多く出てきてしまいます。
近頃日本ならずとも世界中で糖尿病の患者さんがとても増えてると言われています。そんな糖尿病の方も機内食でダイアベティックミールをあらかじめ注文しておくと、安心して食事ができますし、ダイアベティックなら出された食事を意図的に残さなくても美味しくいただけます。
チャイナエアラインの特別機内食3「グルテンフリー」
近年では様々な食品に対するアレルギーをお持ちの方多くいます。特にグルテンを含む小麦、大麦、ライ麦、オート麦などのグルテンを身体が受け付けないというアレルギーの方のためのメニューです。アレルギーは小さな子供から大人まで深刻な問題です。機内食でここまで気を使ってもらえるのはとても嬉しいサービスです。
チャイナエアラインの特別機内食4「ムスリムミール」
チャイナエアラインの特別食の中には宗教による食事制限にも細かく対応しています。例えば実は世界の人口の25%近くを占めるイスラム教徒には豚肉や豚肉から作られてたゼラチンなど食べられないという制限があります。また、豚肉と一緒の部屋で処理された肉も一切食べてはいけないという厳しい規則もあります。
チャイナエアラインではムスリムだけでなく、ヒンズー教では牛肉を食べてはいけないという規則もあります。そのような様々な宗教における食事の対応も細かくしてくれます。イスラム教徒の人に聞くと、昔はベジタリアンということで特別食を選んでいたが、現在は各航空会社で選択肢が多くなったことに喜んでいます。
チャイナエアラインの特別機内食5「チャイルドミール」
子供用の食事も充実しており、細かく分けると、生後4カ月から6カ月の子供向けのペーストやジュース、6カ月から24カ月までの子供のための離乳食、そして固形物を食べられるようになった子供向けに、2歳から8歳までのチャイルドミールがあります。液体の子供の食事は機内に持ち込むのは難しい場合も多く、このようなサービスは嬉しいです。
チャイナエアラインは日本様々な空港を出発し、世界各国に就航していますが、沖縄-台湾間においてはフライト時間が約1時間半と短いこともあり、子供用の機内食のサービスがなくなってしまいました。残念ですが、大人と同じ食事がとれない小さな子供には赤ちゃん用のおせんべいやパンなどを用意しておくと良いでしょう。
チャイナエアラインの特別機内食6「ソフトブランドミール」
ソフトブランドミールはお腹に優しく、消化の良いお食事の事です。胃腸に不安のある方がこの特別食を選びます。ソフトブランドミールはメインディッシュが白身の魚系であることが多く、刺激の強い食品や揚げ物、調味料、アルコール、カフェインは一切使用しません。
チャイナエアラインの特別機内食7「ローソルトミール」
外見が健康に見えても、実は内臓などに少し問題があるという方は少なくありません。「ローソルトミール」はその名の通り、低塩の食事です。これはナトリウムの摂取に制限がある方の為の食事です。高血圧の方や腎臓疾患などがあって塩分をコントロールしたいという方におすすめです。
チャイナエアラインの機内食の注文方法
チャイナエアラインで特別食を注文する場合にはフライトの24時間前までに予約をしなくてはなりません。もし旅行会社を通じて飛行機を予約する場合は、旅行会社の方に特別食を希望する旨を伝えましょう。また自分でネット予約する場合はネット予約の際に特別食を選択しましょう。
万が一ネットでの方法がわからなければ予約後にチャイナエアラインに電話して注文もできます。また、飛行機でメインメニューの選択をするときに、一方の選択肢が売り切れていて、仕方なく魚になってしまった、とか肉になってしまったという経験はありませんか?ビジネスクラス場合は事前にフライトのメニューの選択をすることもできます。
チャイナエアラインの航空券の価格
チャイナエアラインの航空券は、予約時期やシーズンにもよりますが、日本と台湾間は比較的リーズナブルです。格安サイトなどから3カ月前くらいに予約をすれば、エコノミーなら往復で4万円から、ビジネスクラスなら往復で8万円くらいから購入することができます。ビジネスクラスを体験するならチャイナエアラインでの台湾旅行はおすすめです。
チャイナエアラインの機内食も楽しもう
チャイナエアラインの機内食についてご紹介してみました。「医食同源」をテーマにしているチャイナエアラインの機内食は飛行機に乗っていても美味しい食事をすることができ、また、飛行機を降りてからの観光やビジネスに備えてバランスの良い食事の内容になっています。特別食もなども利用して機内の時間を楽しみましょう。
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