聲の形の聖地「大垣」のおすすめ観光スポットや名物を紹介！

「週刊少年マガジン」に掲載され、「コミックナタリー大賞」や「マンガ大賞」などで評価を受けた大今良時のマンガを、「けいおん！」や「涼宮ハルヒの憂鬱」など数々の名作を作り上げてきた京都アニメーションと山田尚子監督の手によりアニメ映画化された作品です。聴覚障害という社会的テーマを取り上げた作品として話題となりました。

映画「聲の形」の主な登場人物は、左から「佐原みよこ」、「植野直花（うえのなおか）」、「西宮結絃（にしみやゆずる）」、「西宮硝子（にしみやしょうこ）」、「石田将也（いしだしょうや）」、「永束友宏（ながつかともひろ）」、「川井みき」、「真柴智（ましばさとし）」となっています。

『ガキ大将の「石田将也」が聴覚障害の「西宮硝子」にちょっかいを出すことから始まる。その後「硝子」は転校し、教室では「将也」が「硝子」をいじめていたという問題へと発展してしまう。後悔と自己嫌悪にさいなまれながら生きてきた「将也」だったが、幾年の時を経て「硝子」に会わなければいけないと強く思うようになった。』

東海道新幹線「岐阜羽鳥駅」から約10kmの位置に岐阜県大垣市はあります。夏は高温多湿で、冬は「伊吹おろし」と呼ばれる伊吹山から吹きおろす特有の西風により寒いこともありますが、春・秋は温和な気候でとても過ごしやすいと言われています。また、大垣市は水の都とも呼ばれ、水が綺麗な所でも有名です。

大垣市には松尾芭蕉をイメージした、俳句が大好きなマスコットキャラクター「おがっきぃ」と大垣城落城の際にたらい舟に乗って逃げ出したといわれる武将の娘をイメージした「おあむちゃん」がいます。大垣観光協会から公式LINEスタンプも出ているので、ぜひチェックしてみて下さい。

「いつもの場所」として「聲の形」の作中に登場するのがこの美登鯉橋（みどりばし）。聖地巡礼で訪れる方にとても人気があるスポットです。橋の名前に「鯉」がついていることからもわかるように、橋の下の川にはたくさんの鯉が泳いでいます。近くの階段から川べりに降りることもでき、橋を色々なアングルで見ることもできます。

基本情報 住所：岐阜県大垣市西外側町2丁目46

「聲の形」作中にも出てくるように美登鯉橋周辺にはたくさんの桜の木があります。桜の咲く春の季節になると多くの桜が美登鯉橋を囲むように咲き誇り、「聲の形」の世界に入ってしまったかのような風景を体験することが出来る人気のスポットになっています。春の季節に旅行の際には、ぜひ立ち寄ってみて下さい。

「聲の形」の作中で「硝子」が「将也」にプレゼントを渡し、告白するというシーンで登場する新大橋。水門川にかかる新大橋ですが、広いスペースがある為、数々のイベントが開催されています。大垣駅から観光名所である大垣城に向かう途中にある為、大垣観光では立ち寄りやすいスポットとなっています。

基本情報 住所：岐阜県大垣市高砂町1丁目11

2016年の岐阜イルミネーションランキング第2位に輝いた、大垣市の色々な箇所で行われている芭蕉元禄大垣イルミネーション。大垣公園を中心に行われていますが、新大橋もその1箇所であり、イルミネーションが施された新大橋も普段とはまた違った幻想的な雰囲気でおすすめです。

大垣市のシンボルである大垣城の西に位置する大垣公園。「聲の形」の作中にも公園を含め、周辺の景色が頻繁に登場しています。公園内には遊戯広場があり、遊戯広場にある大型複合遊具やイルカの噴水が人気で、こどもを連れての観光やピクニックなどにも最適です。

基本情報 住所：岐阜県大垣市郭町2丁目53番地

「聲の形」の作中に度々出てくる滝のトンネル。滝の裏側に回れる珍しいトンネルになっています。滝のトンネルは滝越しに四季の景色を楽しめる場所であり、春はピンク、夏は緑が映えてとても綺麗です。この周辺は「水門川遊歩道四季の路」とも呼ばれ、聖地巡礼だけではなく大垣観光でもおすすめのスポットです。

基本情報 住所：岐阜県大垣市馬場町124

「聲の形」の原作のみにしか登場しない虹の橋ですが、聖地巡礼の欠かせない場所の一つとして選ばれています。橋の真ん中にはハーピアンと呼ばれる世界に一つしかないという珍しい楽器があり、実際に演奏することも可能です。ハーピアンとはハープ＋ピアノからできた造語で、とても美しい音色が特徴です。

基本情報 住所：岐阜県大垣市馬場町124

原作にも登場する大垣駅ですが、観光や聖地巡礼の拠点とされています。多くのスポットが大垣駅中心に紹介されている為、聖地巡礼・大垣観光をされる際には大垣駅から出発されることをオススメします。また、周辺には人気のショッピングモールや名物スイーツを販売する店舗などがあり、大垣駅の内部も度々原作に登場します。

大垣駅の南口に大垣の名物「水まんじゅう」を販売する、金蝶園総本家があります。「水まんじゅう」は水の都大垣ならではのおいしい地下水を使った名物で、夏の風物詩とも呼ばれています。大垣市のマスコットキャラクターである「おがっきぃ」の好物もこの「水まんじゅう」とされています。

マンガ・映画ともに登場するアクアウォーク大垣ですが、マンガでは「将也」と「結絃」、映画では「将也」と「永束」と登場人物が違います。そこに注目しながら訪れるのもいいかもしれません。大垣駅と直結しているアクアウォーク大垣ですが、その通路となるアクアブリッジもしっかり作中に登場しています。

基本情報 住所：岐阜県大垣市林町6丁目80番21 TEL:0584-83-3511

アクアウォーク大垣と大垣駅をと繋ぐアクアブリッジも芭蕉元禄大垣イルミネーションが行われる場所の一つになっています。通路がイルミネーションにより幻想的に輝き、イルミネーションの中を歩けるという体験が出来ます。芭蕉元禄大垣イルミネーション開催時にはぜひ足を運びたいスポットの一つです。

「おがっきぃ」「おあむちゃん」などのマスコットキャラクターや、観光ポータルサイトの充実から見てもわかるように、大垣市は観光にとても力を入れています。今までの人気・有名観光スポットはもちろんのこと、縁結びの新名所が誕生するなど、見どころは満載となっています。

大垣観光で人気があるのがこの「大垣城」です。緑豊かな県内最古の都市公園で、ゆったりとした時を過ごせる街中のオアシスとなっています。また、夜になると昭和34年に再建された大垣城天守がライトアップされるので、昼間とはまた違った大垣城を楽しむことが出来ます。

基本情報 住所：大垣市郭町2-52 TEL:0584-74-7875

大垣と桑名を結ぶ水運の拠点として栄えた船町港跡のシンボルともいえる住吉燈台。住吉燈台そばにある住吉神社内に新名所として「結びの聖地」が誕生しました。結びの地記念館で購入できるキュートな蛤の絵馬を神社に奉納すると、いいご利益が得られるかもしれません。

基本情報 住所：岐阜県大垣市船町2丁目 TEL:0584-77-1535

水門川の約1.1ｋｍをゆったりと進む舟下りや、大垣城に伝わる「おあむ物語」にちなみ船頭が竿一本で操るたらい舟があり、春の季節には満開の桜を見ながら楽しむことが出来ます。春季限定である、舟下りやたらい舟は大垣名物で人気があり、当日急に行っても乗れませんので、興味のある方は事前に予約することをオススメします。

基本情報 住所：大垣市東外側町2-21（市営東外側駐車場前） TEL：0584-78-5346

老舗和菓子店つちやから販売されている「みずのいろ」。職人が1枚1枚手作りしており、2つと同じものはないといわれています。入手も困難で、10日以上前に予約し、出来上がった時点で連絡があり、その後店頭に引き取りに行かなければなりません。製造から20日程日持ちするので、旅行の日程に合わせて余裕を持って予約しましょう。

いかがでしたでしょうか。「大垣市」は「聲の形」の聖地として有名になりましたが、まだあまり知られていない魅力のある人気スポットや名物スイーツなどが数多くあります。ちょっとでも気になった方はぜひ「岐阜県大垣市」に足を運んでみてはいかがでしょうか。