熊野本宮大社のパワースポットは？アクセスや宿泊先に人気のランチ・グルメを紹介

熊野の森は、宮崎アニメの「もののけ姫」に出てくるように深く神秘的です。熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社を熊野三山といいます。そして私達に命の不思議「死と再生」の"よみがえり"の物語を聞かせてくれます。それでは三山の要、熊野本宮大社へのアクセスやパワースポット、人気のランチ、グルメと宿泊をご紹介します。

飛行機でのアクセスならば、東京(羽田空港)からjalで南紀白浜空港へ所要時間約１時間、１日３便です。南紀白浜空港から明光バスで紀伊田辺駅まで、乗り換えて明光バスまたは龍神バスで「本宮大社前」までです。所要時間約２時間ほどです。あるいは南紀白浜空港から明光バス「快速熊野古道号」で「本宮大社前」までです。

電車でのアクセスならば、東京駅から新幹線、のぞみで名古屋駅まで、名古屋駅から「ワイドビュー南紀」で新宮まで、新宮から熊野交通バス、奈良交通バスで本宮大社前までです。或いは、新幹線、のぞみで新大阪駅まで、新大阪駅から「くろしお」で紀伊田辺まで、紀伊田辺から明光バス、龍神バスで本宮大社前までです。

高速バスでのアクセスならば、東京の大宮・池袋や横浜、名古屋から夜行バスが出ています。大阪ならば明光バスにてなんば(OCAT)またはjr大阪駅より紀伊田辺駅まで約3時間です。京都ならば、明光バスと近鉄バスが共同運行するバスにて京都駅八条口(新・都ホテル前)でまたは、高速京田辺より紀伊田辺駅まで約４時間です。

新宮駅より熊野交通、奈良交通で本宮大社までで約90分です。紀伊田辺駅より明光バス、竜神バスで本宮大社までで約120分です。南紀白浜空港より明光バス、熊野古道直通バスで新宮駅までで約80分です。また、勝浦温泉と本宮温泉郷に泊まれば、三山をゆっくりと巡ることができます。便利でお得なフリー切符もあります。

車の運転が苦にならないのであればレンタカーも自由がきいて楽しいです。jrで来たのなら「レール&レンタカーきっぷ」はjrの切符とレンタカーで、jrの運賃が20％お得になります。ネットでレンタカーを予約がおすすめです。駅で借りて駅で返せます。便利で簡単です。到着後店舗に行ってもすぐに借りられます。

サッカー日本のシンボルとしても有名です。戦国時代、織田信長公と戦った和歌山の鉄砲隊の雑賀衆の旗印も八咫烏でしたね。熊野三山の「導きの神鳥」としての３本足の八咫烏です。神武天皇が苦労しながらも、熊野で力をつけ奈良県(橿原)で初代天皇に即位されてからも私達を導きます。

勇者は子供を背負って峠の坂を下り始めている。背負いながら父さんの背中を思い出した。戦いの朝、深い森で倒れた敵を見つけた。ねじれた背中を起こすと、見ればまだ年端も行かない子供だった。皆の反対を押し切り、傷の手当と食事を与えて送り届ける。那智の浜辺で打ちひしがれたあの日も、今も「誰かの為に生きてみよう」と思った。

春、桜の花に見守られて、4月13日から15日にかけて行われる例大祭です。13日午前９時、総勢40、50人が列を成して熊野本宮大社を出発し、太鼓に合わせて神歌を歌いながら、沐浴(もくよく)などをして心身を清める為に湯の峰温泉を目指します。午後からは稚児に神霊を憑依させる儀式の八撥神事(やさばきしんじ)が執り行われます。

「八咫烏」は夜になると金色に輝き暗い夜道も導いてくれる熊野の神様のお使いです。古代、奥深い熊野の山に迷った神武天皇を正しい道へ導いたという言い伝えがあります。この言い伝えにならい、この祭りは、「人々を幸福に導く」という意味を込めて「導きの祭り」としています。現代の新しいお祭りです。時代行列が美しいです。

稚児さんの神事が執り行われる神聖な温泉です。パワースポットでもあります。湯の町の風情が漂う日本最古の温泉で熊野詣の疲れを落としましょう。時間に余裕があれば連泊をして地産地消の食事と薬湯で元気を頂きましょう。小栗判官、照手姫の伝説でもその薬効から蘇生の湯(つぼ湯)と言われ熊野の湯治場として有名です。

熊野本宮の本殿や境内はもちろん。神やどる熊野の山々全体や世界遺産の熊野古道もパワースポットです。熊野川の中州にある旧社地の大斎原(おおゆのはら)は神様が降臨した強いパワースポットです。日本最古の湯の峰温泉もパワースポットです。なお、大斎原(おおゆのはら)から先に訪れ、社殿に参拝するとより神徳を授かるそうです。

熊野本宮大社は熊野三山の中心、全国、3000余社の熊野神社の総本宮です。宇宙の意識"神"が降臨する熊野の山々に神道、密教、修験道が混然一体となってお仕えし供にあります。阿弥陀信仰の中世は熊野を「死者の霊が集まる浄土」としていました。 それで参拝する事により「過去、現代、未来」の安寧が得られると信じていたのです。

速玉大社には、過去を救済する。那智大社には、現世の利益を授ける。熊野本宮大社には、未来を救済する。とそれぞれに意味があります。私達の先祖がどんな風に夢をつないで来たのか?。なんて難しい事は考えずに平安装束を着て熊野本宮を参拝するのも、旅の記念で楽しいですね。熊野本宮の鳥居前では平安装束の貸し出しをしています。

主祭神は、家津美御子大神（ケツミミコノオオカミ、熊野坐大神、スサノオノミコト)です。古代に川の中州(大斎原)に神が降臨したと伝えられます。この聖地に社殿が建てられたのは飛鳥時代(615年)です。神仏習合の地として平安時代、皇族、貴族の熊野信仰が、次第に、男女や身分を問わず、全ての人に広まり、蟻の熊野詣と言われました。

熊野牛ブランド牛「但馬牛」の血統を取り入れた熊野牛は、豊かな自然に恵まれて丁寧な飼育による黒毛和牛です。美熊野牛は地元でしか食べられない贅沢です。取引のある紀南の旅館、レストランでしか食べられません。温泉しゃぶしゃぶは肉厚にスライスされて温泉の効能によって、大変柔らかです。

レストランは一般の方もご利用いただけます。大塔川沿いのペンションです。熊野牛のステーキが美味しいです。「地元産和牛ステーキセット」「あしたの森ランチ」がおすすめの人気店です。熊野の自然を満喫、天然かけ流しの名湯でゆっくりしていって下さい。住所は和歌山県田辺市本宮町川湯1440-2です。電話は0735-42-1525です。

川湯温泉界隈では食事ところも少ないので、宿泊が素泊まりの方におすすめです。素朴ながら、自然の恵みがいっぱいの山の料理っぽくて、美味しいです。「天然鮎定食」や自家製「めはり寿し」、「温泉コーヒー」をお楽しみください。「焼き肉定食」もおすすめです。住所は和歌山県田辺市本宮町川湯1です。電話は0735-42-0432です。

「精進屋」は神社仏閣の参拝の為の精進料理という事ですね。お料理はすべて「完全菜食料理(精心料理)」です。メニューは中辛きのこのグリーンカレーとベーグルサンドセットと薬膳粥プレートセットです。美味しい自家製米がカレーの味を完成させています。住所は和歌山県田辺市本宮町本宮436-1です。電話は0735-42-1833です。

お洒落なカフェです。メニューはカレーが数種類、パスタ、シチュー、デザートのケーキもあります。オーナーの身内にタイ人の方がいるそうで、スパイスの効いた本格的なカレーが美味しく頂けます。おすすめはグリーンカレーと薬膳カレーです。住所は和歌山県田辺市本宮町本宮127-2です。電話は0735-42-1130です。

名物の熊野もうで餅は熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の門前での限定販売です。その他の和菓子はネットでも扱っています。抹茶ともうで餅のセットがおすすめです。食事の「もうでそば」は梅、大根の千切りと柚子で優しい味です。目張り寿司もあります。住所は和歌山県田辺市本宮町本宮1110です。電話は0735-42-1648です。

こじんまりとした温泉街ですが、とても風情があります。お湯は濃く温度が高めです。古風な木造の旅館の雰囲気を楽しんでいるうちに、心身ともに癒されます。料理は、地元の特産が生かされているだけではなく、本当に心がこもったおいしさを感じます。旅館の目の前に公衆浴場やつぼ湯もあります。美熊野牛が美味しいです。

住所:和歌山県田辺市本宮町湯峰122 電話:0735-42-0012

季節の品を風味ゆたかにお届けします。地産地消の材料がほとんどですべて手作りです。温泉がゆ、温泉卵、温泉コーヒー等温泉を取り入れた料理も多数あります。部屋は広くありませんが、料理はとても美味しく、仲居さんは皆、親切だそうです。お風呂は決して大きくはありませんが、ゆっくり入れます。バス停が近いです。

住所:和歌山県田辺市本宮町湯峰260-4 電話:0735-42-1515

昭和の香りがするオーソドックスな温泉旅館ですが、泉質は抜群で体の芯から温まります。料理も美熊野牛しゃぶしゃぶなど温泉水を使っていますので美味しいです。海の幸は勝浦の魚を使っています。カラオケルームも広いものがあり団体で行っても、個人で行ってもゆったり温泉気分を味わう事が出来ます。

住所:田辺市本宮町下湯川437 電話:0735-42-1111

いかがでしたか?熊野の杜(もり)は自然の生命力に溢れています。あえてご利益は申し上げませんでした。人は望みに追いつけないものかもしれないから。それでも自分の思いを大切に昨日、今日を明日へつなげましょう。熊野古道を歩きながら熊野本宮大社へ向かえば、悠久の時を超えて誰かが微笑んでくれている様な気がします...。