和歌山観光で外せないおすすめ穴場スポット21選♡絶景や温泉から室内施設まで！

紀伊半島に位置する和歌山県は風光明媚な観光地で、一年中、多くの人が訪れます。那智の滝や熊野古道、白浜温泉など人気観光スポットがたくさんありますが、観光シーズンは人が多くゆっくりと楽しめないということもあります。

そこで今回は、和歌山観光の中でも比較的観光客が少ない穴場スポットをご紹介します。また天候が悪くても遊べる室内の穴場観光スポットともご紹介しましょう。

豊かな自然に恵まれた和歌山には風光明媚な景勝地がたくさんあります。よく知られた定番スポットの他にも、訪れる人が少ない穴場スポットも多くあります。ここからは和歌山観光におすすめの穴場絶景スポットをご紹介していきましょう。

天神崎は和歌山市の南に位置する紀伊半島最南端の岬で、緑豊かな丘陵部と干潮になると現れる平らな岩礁で形成されています。条件が合うと干潮時に水面が鏡張りになり、フォトジェニックな絶景が現れます。その様子は「和歌山のウユニ塩湖」とも呼ばれるほどです。

以前は穴場スポットでしたが、現在は口コミで広がり多くの人が訪れます。おすすめの時間帯は夕方から日没直後で、この時間帯に干潮になると絶景が見られます。条件によって見え方が異なるので、公式サイトなどでチェックしてから出かけるといいでしょう。

周辺には千畳敷やとれとれ市場などの観光スポットがあります。穴場も多く、ドライブにもおすすめです。

白崎海洋公園は和歌山県南部に位置する穴場の絶景スポットです。公園全体が2億5000年万年以上も前にできた石灰岩で覆われていて、青い海と白い岩とのコントラストが美しく、口コミで「日本のエーゲ海」とも呼ばれているほどです。

公園内には海沿いを歩く散策コースが整備されています。1周約30分～60分で、人が少なくゆっくりと散策できる穴場コースです。

化石ポイントやフズリナやウミユリなどの季節の花々を眺めながらのんびりと歩いてみましょう。また展望台からの景色は絶景で、まるで絵葉書のようという口コミも多く寄せられています。

蔵王橋は和歌山県有田川町の二川ダム湖にかかる吊り橋です。全長約160mの朱色の歩行者専用の吊り橋で、周囲の緑と相まって美しい光景が見られます。まだあまり知られていない穴場で、ドライブで訪れてゆっくりと観光を楽しむのもおすすめです。

吊り橋は歩いて渡ることができ、ダム湖と周囲の山々の絶景が楽しめます。また橋からは水面が見え、「スリリングな体験ができる」という口コミも多く寄せられています。

ダム湖の周辺約4kmには1000本もの桜の木が植えられていて、春はお花見スポットとして多くの人が訪れます。春以外は人が少なく、ゆっくりできる穴場です。

三重（さんじゅう）の滝は、かつらぎ高野山系自然公園内にある滝で、紀の国名水百選やかつらぎ八景に選定されている穴場の絶景スポットです。下津川渓谷に流れる聖宝の滝・不動の滝・潮の滝の3つの滝の総称で、中でも不動の滝は3段になって豪快に流れる美しい滝です。

渓谷の奥まったところにあるため訪れる人が少なく、穴場の観光スポットとなっています。三重の滝は古くから信仰の対象とされていたもので、滝のすぐそばに一言主神社があります。

この神社は「願い事を一言で告げると叶えてもらえる」とされているので、参拝の際に願をかけてみてはいかがでしょうか。

菱（ひし）の滝は切目川の支流にある落差約15mの滝です。川又観音の奥にあり、昔は「川又観音の滝」と呼ばれていましたが、川の水量が増すと滝口から落ちる水の形が菱形に見えることから、「菱の滝」と呼ばれるようになりました。

県水白選にも選ばれている絶景スポットで、訪れる人が少ない穴場です。川又観音は厄除観音として知られ、また目の病気にご利益があるとされています。

また川又観音の参道沿いには約3500本のシャクナゲが植えられていて、4月中旬頃からゴールデンウィーク頃まで絶景が楽しめます。周辺には指定の天然記念物のトチノキなどもあり、ハイキングにもおすすめです。

裏見の滝と呼ばれる絶景スポットは全国にいくつかありますが、こちらは海南市下津町の福勝寺の境内にある滝です。落差20m・幅30mあり、水量が多いと美しい姿が見られます。訪れる人が少なく、穴場の絶景スポットとしておすすめです。

この滝は熊野古道沿いににあり、弘法大師が修行をした場所とも伝えられています。修験道の行場として栄え、江戸時代には多くの人がお参りに訪れました。また福勝寺の大木には天狗が住むと言い伝えられていて、お堂の軒下には天狗の手形が残っています。

「裏見の滝」とは紀州藩主の徳川頼宣公が名付けたと伝えられています。滝の裏側に回って、豪快に流れる滝を楽しんでください。

和歌山の温泉といえば 南紀白浜温泉が有名ですが、その他にも穴場の温泉地がたくさんあります。ここからは和歌山観光の途中に立ち寄りたい、穴場の日帰り温泉施設や温泉旅館などをご紹介しましょう。比較的観光客が少なく、ゆっくりと温泉が楽しめます。

幸福湯は和歌山駅から徒歩15分、マンションの1階にある小さな銭湯です。地元の人に愛されている昔ながらの銭湯で、和歌山観光の穴場スポットとしてもおすすめです。

ノスタルジックな雰囲気満載の銭湯で、ドアを開けると番台があり、脱衣所には歌謡曲が流れています。風呂上りには、コーヒー牛乳を飲みながらリラックスするのもおすすめです。

浴場はきれいに整備されていて、電気風呂やジェット風呂、サウナ、水風呂などがあります。週替わりで入浴剤が変わる「ぬる湯」が人気で、パインアメの湯やボンタン湯などちょっと変わったお風呂も楽しめます。

和歌山県田辺市の川湯温泉旅館街にある公衆浴場です。川湯温泉は熊野川の支流の大塔川沿いにある温泉で、川底から湧き出る高温の源泉で有名です。冬限定の広大な大露天風呂「仙人風呂」には多くの観光客が訪れます。

人込みを避けてゆっくりと温泉を楽しみたい方は、穴場の川湯温泉公衆浴場がおすすめです。地元の人が利用する共同浴場で、露天風呂はなく内湯のみとなっています。

小さな共同浴場で、洗い場は4～5人ほどが利用できる大きさなので、譲り合って使うようにしましょう。河原の湯とは異なり無色透明でまろやかな穴場の温泉です。

紀伊白浜には多くの温泉旅館やホテルがありますが、穴場のリゾートホテルなら「白浜温泉浜千鳥の湯 海舟」がおすすめです。白浜の名勝・千畳敷のすぐ近く、太平洋に向かって突き出す岬に立つ純和風のリゾートホテルです。

白浜では唯一混浴露天風呂がある穴場ホテルで、海と空の絶景を眺めながらリラックスできます。湯あみ着が着用できるので、安心して楽しめるでしょう。

その他にも天然温泉が楽しめる大浴場や3つの貸切露天風呂などがあり、温泉好きにはたまりません。また夕食には紀州白浜の海の幸・山の幸を贅沢に使った料理が堪能できます。

「和歌浦温泉宿 萬波」は和歌山港の近くの岬にある穴場の温泉旅館です。海に面した高台にあり、客室からは和歌浦が一望できます。また温泉や食事に対する口コミ評価も高く、和歌山観光の拠点としてもおすすめです。

眼下に広がる和歌浦湾が一望できる絶景温泉露天風呂の他、2つの貸切風呂が用意されています。中でも「蒼の湯」はLEDライトが光るムードたっぷりの温泉で、オプションでバラ風呂にして楽しめます。

日帰り温泉も行っているので、観光の途中に利用するのもいいでしょう。お料理は紀州白浜の海の幸やブランド牛・紀州和華牛のステーキなどが堪能できます。

「紀州忍びの湯 二ノ丸温泉」は山間に佇む穴場の温泉宿泊施設で、静かに過ごしたい方におすすめです。宿泊はそれぞれ独立したログハウスタイプとなっていて、まるで別荘のように過ごせるという口コミが寄せられています。

温泉はアルカリ単純泉の「美肌の湯」と川沿いの露天風呂の2つがあり、貸切のフィンランドサウナ小屋も用意されています。自然の中でセルフロウリュと森林浴がゆっくりと楽しめるでしょう。

また館内には、ラーメングランプリで1位に輝いた大阪の名店「ストライク軒」があり、二ノ丸温泉店限定ラーメンも味わえます。

ここからは和歌山観光のおすすめ穴場スポットのうち、室内施設をご紹介していきます。室内施設は天気が悪くても安心して遊べます。水族館や資料館などをご紹介しますので、ぜひ訪れて楽しんでください。

有田川町鉄道交流館は有田川鉄道公園にある穴場の観光スポットです。2003年に廃線となった有田鉄道の旧金屋口駅に作られた公園で、駅舎やホームが当時のまま保存されています。

公園の入り口には有田鉄道を走っていた蒸気機関車が展示されていて、車庫と有田川町鉄道交流館を結ぶ約500mの線路が残されています。土日・祝日限定で、ハイモやフラワ、キハなど有田鉄道の人気車両に乗車体験ができ、子供たちにも人気です。

また鉄道交流館の室内には有田川町の風景を忠実に再現したジオラマがあり、鉄道ファンでなくても楽しめる穴場観光スポットとなっています。

「和歌山県立紀伊風土記の丘」は和歌山市の「岩橋千塚古墳群」を保存する目的で作られた施設です。約65万平方mの敷地全体が野外博物館となっていて、古墳や復元された竪穴住居、資料館、万葉植物園、文化財民家などが集まっています。

訪れる人が少なく自然を楽しみながらゆっくりと観光ができる穴場スポットです。資料館には旧石器時代から中世までの和歌山の文化や歴史を紹介しています。室内にある施設なので、天候を気にせずに見学できるでしょう。

また公園内の竪穴式住居や民家では、室内に入って道具などにも触れることができ、親子で訪れて楽しめる穴場スポットとなっています。

続いてご紹介する室内の穴場観光スポットは、京都大学白浜水族館です。白浜町にある京都大学の付属施設で、白浜周辺に住む魚と無脊椎動物の展示を行っています。室内にある施設なので、雨の日の観光にもおすすめです。

室内には4つの水槽室があり、大型の回遊魚やサメ、エビやヒトデなどの無脊椎動物など様々な生物をじっくりと観察できます。白浜で見られる珍しい生きものや天然記念物なども室内の水槽で見ることができ、親子で楽しめる穴場スポットです。

またガイドツアーやバックヤードツアー、エサやり体験なども行われているので公式ホームページでチェックしてください。

続いてご紹介する室内の穴場観光スポットは「すさみ町立エビとカニの水族館」です。廃校になった旧江住中学校の体育館を利用した室内型の観光スポットで、天気を気にせずに見学できます。

室内ではエビやカニの甲殻類に特化した全国でも珍しい水族館で、約150種もの甲殻類が飼育されています。生き物に触れるプールやウミガメのエサやり体験、ザリガニ釣りなど趣向を凝らした展示があり、小さいながらも楽しめる室内型の穴場スポットとなっています。

ここからは屋外のレジャー施設やお散歩施設など、和歌山観光のおすすめ穴場スポットをご紹介します。観光シーズンでも比較的空いていて、ゆっくりと観光ができる穴場です。親子で楽しめるレジャー施設もご紹介しましょう。

海南市わんぱく公園は海南東ICの近くにある広々とした公園で、園内には開放感あふれる丘や遊具広場があり、家族で遊べる穴場スポットとなっています。裏山をイメージした公園で、昆虫や野鳥、植物などを探して遊ぶのもおすすめです。

公園のシンボルは、貝殻のようならせん状の形をした巨大遊具「トルネード」です。中にはネットやエレベーター、ブランコなどが設置されていて、子供たちが自由に遊べる人気スポットとなっています。

また芝生の斜面「風の丘」は高低差が約30mあり、人気の芝生滑りスポットです。芝滑り用の段ボールがレンタルできるのでチャレンジしてみましょう。

「護摩壇山森林公園ワイルドライフ」は和歌山県田辺市の護摩壇山の南斜面に整備された穴場の観光スポットです。周辺は国定公園に指定されていて、ブナやミズナラなどの原生林が広がっています。原生林には全長約1kmの遊歩道が整備され、ハイキングや散策などが楽しめます。

また園内には6万6000株ものシャクナゲが育てられている日本最大級のシャクナゲ園があり、見頃になる5月には多くの観光客が訪れる人気スポットとなっています。

総合案内所には観察できる動植物の展示が行われているので、ハイキングをする前に訪れてチェックするといいでしょう。

御坊市塩屋町にある日高港塩屋緑地は、塩屋町の塩（しお）と潮にかけてSioトープの愛称で親しまれている穴場の公園です。2009年に整備された公園で、全国でも珍しい海水の親水池があり、ビオトープが広がっています。

公園内はきれいに整備されていて、ベンチも設置されています。潮風に吹かれながら散策をしたり、親水池で海辺の生き物を観察したりと、様々な楽しみ方ができるでしょう。入場無料で入園でき、比較的人が少ない穴場スポットとなっています。

親水池内にはシンボルとして「ゲゲゲの鬼太郎像」や妖怪たちの像が建てられています。和歌山にちなんだ妖怪もいるので、探してみてください。

和歌山には高野山をはじめ寺社仏閣がたくさんあり、一年中多く参拝客があります。ここでは静かに参拝できる穴場のお寺や神社をご紹介します。山中にあるお寺や神社もあるので、一人で訪れずに数人で訪れるようにしてください。

和歌山には那智の滝などパワースポットとされる滝がたくさんありますが、ここでご紹介するのは御瀧神社にある穴場の滝です。

御瀧神社は和歌山県の日高川町の山中に佇む小さな神社です。神社の周辺は和歌山県の自然環境保全地域に指定されていて、うっそうと茂る森の中に野鳥や小動物などが生息しています。周辺を歩いてハイキングを楽しむのもおすすめです。

神社の境内には落差14mの大滝が流れていて、地元の人たちから「お滝さん」と呼ばれ親しまれています。古くから神聖な場所とされ、滝のそばの祠には不動明王の木像が祀られています。

高野山金剛峯寺は平安時代に弘法大師空海によって開かれた真言密宗の聖地で、和歌山県を代表する観光名所になっています。高野山は広く見どころがたくさんありますが、その中でも穴場スポットとなっているのが弘法大師御廟です。

奥の院・弘法大師御廟は山深い静かな場所にあります。弘法大師が62歳の時に即身成仏として入定し、現在も生きて瞑想を続けているとされている場所です。1日に2回生身供と呼ばれる食事が運ばれ、その様子は観光客も見学ができます。

燈籠堂には1000年以上も絶えることなく燃え続ける「消えずの火」があります。厳かな空気が流れる神聖な場所なので、静かに見学しましょう。灯籠堂の地下も見学ができ、中には1万6000もの灯篭が納められていて、圧巻の光景が見られます。

鞆淵八幡（ともぶちはちまん）神社は和歌山県紀の川市ある神社で、京都の石清水八幡宮の別宮として平安時代に創建されました。現在ある社殿と大御堂は室町時代に建築されたもので、国の重要文化財に指定されています。

鞆淵八幡神社で有名なのは神輿です。1228年に石清水八幡宮から贈られた神輿は平安時代後期の最高傑作とされていて、現存する日本の神輿の中では最古のもので国宝に指定されています。

鞆淵八幡神社は森の中に静かに佇む神社で、高野街道沿いにあるため昔は多くの参拝客がありましたが、現在は訪れる人が少ない穴場スポットです。

絶景スポットや温泉、室内施設など和歌山観光のおすすめ穴場スポットをご紹介しましたがいかがでしたか。和歌山には自然が楽しめるスポットが多く、ハイキングや散策が楽しめる穴場スポットがたくさんあります。

また水族館や資料館などの室内施設やレジャースポットなどの穴場観光スポットも多く、親子で楽しむことができます。穴場スポットを訪れて、ゆったりと和歌山観光を楽しんでください。