秩父の高原牧場はポピーとソフトクリームが人気！アクセス方法・駐車場は？

埼玉県の秩父にある「秩父高原牧場」。秩父郡皆野町と東秩父村の間に位置する、自然のとても美しい牧場です。放牧されている動物たちとふれあい、美味しい食事を食べ、春には真っ赤なポピーも咲き誇ります。行く価値十分にある「秩父高原牧場」の楽しみ方をご紹介します。

「秩父高原牧場」の「彩の国くれあい牧場」への観光が一番多いようですので、そこまでのアクセス方法を記載いたします。牧場までの道は、大変狭く急な山道です。大型バスは通行できません。特に冬の間の凍結にはご注意ください。チェーン等の滑り止めが必要です。

「関越自動車道嵐山・小川インターチェンジ」を通過して来る場合は、小川町（県道11号線を通過し「中爪（南」交差点を右へ254号線）、その後274号線から11号線を通って東秩父村へ。途中11号線から「橋場」交差点で右の361号線へ入り、そのまま牧場へ。約40から45分ほどです。「東秩父村役場」も通過地点としてポイントとなります。

「関越自動車道・花園インターチェンジ」から来る場合は、140号線を秩父方面へ。寄居町からは、一般ルートと有料道路の2種類があります。一般ルートでは、寄居町から「親鼻橋」を渡り「三沢入口」交差点を左折します。有料道路では、寄居町から有料の皆野寄居バイパスを通過し、皆野長瀞ICを降りまして右折してください。

そこまでは両方とも約3から4kmほどです。「彩の国ふれあい牧場入口」の看板が出て来たら左折します。そこから4kmほど牧場を登っていくこととなります。

秩父方面から来る場合は、国道140号線「大野原」の信号を右折し、5差路である「高篠小前」を県道11号線の定峰峠方向へ。その後、T字路になっている2つ目の信号を「三沢・札所1番」方面へ左折していきます。看板が見えてきますので、それに従い牧場方面へ行ってください。

「秩父高原牧場」へは、公共交通機関を使用しても行くことが可能です。秩父鉄道「親鼻駅」で下車した場合、三沢経由西武秩父行きのバスで「三沢郵便局」バス停で下車します。そこから徒歩で90分、5kmほどの距離です。地域を散策しながら歩くのも楽しいかもしれません。

西武秩父線「西武秩父駅」で下車した場合は、三沢経由皆野駅行きバスで「三沢郵便局」で下車します。そこから5kmほどの道を徒歩で90分。

東武鉄道東上線・JR八高線「小川町駅」を経由した場合、「白石車庫」か皆谷行きバス「橋場」のバス停で下車し、そこから5kmの道のりで徒歩90分ほどです。

タクシーで牧場へ行く際は注意が必要です。「親鼻駅」にタクシーは常駐していませんので、秩父鉄道「皆野駅」で下車して、11kmほどの場所です。東武鉄道東上線・JR八高線「小川町駅」で下車すると、16kmほどの道のりです。

ポピーの花が一面に咲き、圧巻の景色を見ることができる「秩父高原牧場」。春というシーズン限定ではありますが、その他の季節でも、自然の多い広々とした美しい場所ですので、十分に楽しめます。

実はこの「秩父高原牧場」は、ポピーの他にも、家族連れや友だちと訪れてもとても楽しむことができる場所です。ここでは、埼玉県内の酪農家から6月から12ヵ月齢の乳用子牛を約200頭預かり、大自然の中で育成、そして妊娠させて返すということもしているのだそうです。

肉用牛の黒毛和種も約30頭飼育していて、子牛を生産するのだそうです。そしてそれを県内の肉牛生産農家に販売します。ですから、牧場では、こういった牛たちの管理や、冬場に与える牧草の生産や収穫も行っているのです。

また、「秩父高原牧場」では、最も人が訪れるであろう「彩の国ふれあい牧場」の運営もしています。子どもから大人まで楽しめる乳製品の手作り体験学習やその他多くのイベントを開催しています。現在は、「天空のポピーまつり」などを大々的に行い、花でいっぱいの牧場づくりにも専念しています。

「彩の国ふれあい牧場」の「ヒツジ放牧場」と「直売所」の隣りに1つ、牧場の中央にある「モーモーハウス(酪農関係展示館)」のお手洗い横に障害者用駐車場が1つ、そのはす向かいの「樹林に親しむ広場」には一番大きな駐車場があります。

「ヒツジ放牧場」と「直売所」のそばの駐車場には30台の車が収容可能、「樹林に親しむ広場」そばの駐車場には80台、障害者用駐車場には3台の車が収容可能となっています。合計110台停められます。

「秩父高原牧場」は、”秩父郡皆野町の三沢地区”と”東秩父村坂本そして皆谷地区”にまたがるように位置しています。（住所：埼玉県秩父郡東秩父村大字坂本2951）。牧場は標高270mから766mまでのエリアに広がり、牧場の事務所は、標高580mです。

標高が高い分、牧場の気温は、平地よりも3から4度低いので、夏場などは過ごしやすいでしょう。またその気候の特徴から霧の発生も多いです。

そしてもっと驚くのは、その広さ。約352haあるのですが、分かりやすく言いますと、”東京ドーム75個分”、”埼玉スタジアム67個分”もの広さを誇ります。牧場では、牛の放牧場所を5つに分けていますが、その放牧面積は約207haです。

「秩父高原牧場」へ行くと、さまざまな動物たちと触れ合うことができます。子どもも大人もみんなが自然に返って伸び伸びとすることができるんです。優良な牛の育成以外にも、「彩の国ふれあい牧場」を訪れる人々に広く開放しています。

「彩の国ふれあい牧場」では、ヤギ・ヒツジ・ウサギなどのかわいい動物たちが出迎えてくれます。こんなステキな大自然の中で、のんびりと草を食べながら歩いたり休んでいたりする動物たちに癒されることは間違いないです。

牧場への入園料は無料であり、開園は9時00分から16時30分、休館日は月曜日および年末年始です。

「モーモーハウス」という施設が「彩の国ふれあい牧場」の中心的建物。パネルなどを使って畜産や牧場の仕事など情報提供を行っています。なかなかこんな勉強をする機会もありませんので、行ってみる価値は十分にありますね。

また「手作り体験実習室」も行っており、アイスクリームやバターそしてチーズなどなど、普段自分たちが食べている食品のの手づくり体験ができます。子連れ家族にも人気高いです。

「展望広場」へ行くと、東の方角には”筑波山”が、南の方角には天気が良いと”東京スカイツリー”や”新宿副都心”を一望することができます。広い「動物広場」もたくさんの動物たちと解放感いっぱいです。

その他、「多目的広場」ではたまにヒツジの放牧がされることもあるそうです。「樹林に親しむ広場」には、自然の樹木がいっぱいで、”ヤマガラ”や”ヒガラ”といった鳥を目にすることもできます。「花木広場」へ行くと、つつじ、しだれ桜そしてはなももなどの四季の草花が最高にきれいです。

「彩の国ふれあい牧場」のヤギたちは、小型の”ヤクシマヤギ”です。とっても気がやさしいヤギたちです。日中は広場で草を食べたり昼寝をしたり…。のんびりと過ごしています。夕方になると、お腹が空いてくるのか、メーメーの大合唱が聞けるとか。夜間は、みんなで”ヤギ小屋”に入って眠りにつきます。

雨でなければ、営業時間内に「ふれあい広場」で、人懐こくて可愛いヤギたちと触れ合うことができます。優しい性格なので、みんな怖がらずになでなで。

ヒツジたちは「コリデール」という品種です。放牧広場や多目的広場で放牧していますが、ヒツジはちょっと臆病な動物、柵の外から静かに見る必要があるようです。

とてもかわいいウサギたちは、「展望広場」の”ウサギ小屋”にいます。ただし、花壇の草花や木の葉には、毒があるものもあるそうですので、与えないように注意しましょう。

「彩の国ふれあい牧場」では、グルメも負けていません。直売所があり、軽食などの販売を行っています。直売所では、地元の農協などが3店舗出店しています。ただし、ご注意いただきたいのは、直売所の営業は、4月から11月までの土日祝日のみです。平日と冬の間は残念ながらやっていません。

時期によって内容の変更はありますが、軽食は、ソフトクリーム・牛乳・焼き鳥・うどん・そば・ラーメンなどです。また直売所では、乳製品や地元の農産物などが販売されています。自然や動物を満喫したら、ぜひ美味しい食事を食べて、お土産に農産物などを買ってみるのもいいですね。

とっても美味しいソフトクリームは、ここの名物的存在になっています。訪れる人のほとんどがソフトクリームを買って、この大自然の中で食べています。SNSにも多くのソフトクリームの写真が、ステキな背景と一緒に写っていますよ。

絶景が広がる牧場では、こんな風に名物ソフトクリームを前に出して、美しい景色と写真を撮るのも人気です。SNSにたくさん投稿されています。

秋には、ソフトクリームとコスモスでパチリ。美味しいソフトクリームがより美味しくなりますね。

晴れていて空が澄んでいると、遠くにあの”スカイツリー”が見えるんです。みんな目を凝らして探します。

展望広場の双眼鏡で探してみるのも楽しいかもしれません。新宿副都心も小さくこまごまと見えますよ。ただ曇っていたり、天気が悪いと難しいときも。カメラに収めるにも、すがすがしい晴れの日を狙いましょう。

カメラ好きな人は、ぜひ夜の秩父高原牧場も訪れてみましょう。夜景のスカイツリーや街も美しいです。初日の出を見にいく人も!さまざまな都会の顔やスカイツリーの姿に魅了されます。

「秩父高原牧場」のメインイベントと言っても過言ではない「天空のポピーまつり」。一面に美しくかわいいポピーが咲き誇ります。一面真っ赤で、息をのむ美しさ。梅雨の晴れ間に、ポピーの種取りを実施します。秋にその種を蒔いて、翌年のイベントを待ちます。

ポピーの種は、直径約0.6mmと非常に小さいため、そのまま蒔いてしまうと、飛んで行ってしまいます。そこで、土と混ぜて、それを歩きながら均一に蒔いて行きます。それがやがてあの美しいポピーの花になるんです。

シカやイノシシなどの野生動物もいますので、電気牧柵を設置してポピーを守ります。この素晴らしい景色にするにも、多くの人の手や苦労があるのですね。12月にはポピーは緑に成長していき、斜面を彩ります。5月の開花まで待ち遠しい時期ですね。

「天空のポピーまつり」は、5月末から6月初めあたりに、3週続けての土日に行われます。

ポピーを見学に来るお客さんから、支援金として200円頂戴しています。中学生以下や身体障害者の方は無料となります。

午前9時から午後4時30分まで、無料で「臨時駐車場」が利用できます。牧草地をそのまま駐車場にしています。

また、無料シャトルバスの運行もあります。秩父鉄道「皆野駅」前より出ていて、25分ほどで着きます。詳細はホームページ等でご確認ください。

5haという広大な牧草地を埋め尽くす1000万本以上のポピー。美しく真っ赤に染まる土地を観光客は歩いて行きます。

開催時期は大変混み合いますが、一度入るとあまりの美しさと広大さに、言葉が出てきません。上の方から斜面を見下ろすと素晴らしい絶景に出会えます。

ポピーの花は、赤だけではなく、ピンクや白、ミックスなどもいっぱい。山の傾斜が、ポピーをさまざまな角度から見せてくれます。花畑の中に遊歩道も整備されています。一度見たら、ずっと忘れられない景色となるでしょう。

「秩父高原牧場」周辺は、ドライブをするのにも最高のエリアです。家族やカップル、友人たちと車で来た際には、ぜひ、あちこちドライブして、より多くの絶景を堪能してみてください。

あまりの絶景に、ずっとこのまま滞在したくなるほど。ゆっくりと時間を取ることが可能ならば、ぜひ美しい夕日も見てみてください。

この地域は、ツーリングの人々にも好まれる場所です。大自然の中、思い切り羽を伸ばして、解放感を感じてみてください。

たまに立ち止まって、グルメや景色を堪能。また来たくなる人が多いのも秩父高原牧場周辺です。ポピーの時期にも、爽快に走ってみたいものですね。自慢のバイクで絶景を見に行ってみましょう。

また、サイクリングにも適した地域です。気持ちのいい風を感じながら、爽快に山々を登ったり下りたり。写真タイムやグルメタイムも忘れずに。都会の喧騒を忘れて、自然に返ってみましょう。

サイクリングなら小回りも効くから、行きたいところへどんどん行ってみましょう。ポピーの時期もおススメです。

「秩父高原牧場」には、ペットの犬を連れて散策に来る人々もけっこういます。ペットが家族の一員である現代、ペットと共に行動できる観光地があると、ぜひ行きたくなりますね。一緒に楽しい時間を、美しい景色を共有しましょう。

「彩の国ふれあい牧場」では、犬や猫等のペットの入場は可能です。しかし、「モーモーハウス」や「動物広場」へのペットの入場は禁止となっていますので、ご注意ください。

広くて、とても空気の美味しいエリアですので、ゆっくりと家族みんなで歩き回るといいでしょう。SNSなどには、ポピーと一緒にペットの写真を投稿する人も多いです。

素晴らしい自然に囲まれた「秩父高原牧場」ですね。動物たちも伸び伸びと開放的に生活しています。私たち人間も、自然の一部になって、秩父の風を思い切り吸い込んでみましょう。そして特にオススメは、ポピーの春です。こんなに多くのポピーに囲まれて、まさに楽園です。ぜひみんなで計画を立てて訪れてみてください。