秩父の心霊スポットまとめ！廃墟や吊り橋・ダムなど本当に怖い場所を徹底調査！

埼玉県西部に位置し、秩父盆地に囲まれた自然豊かな秩父には自然散策を楽しむ観光客が多く訪れます。その美しい景観で人気の秩父ですが、実は隠れた心霊スポットが数多く存在することでも有名です。今回は、ダムやトンネル、吊り橋や廃墟、公園や峠など、知る人ぞ知る秩父近辺の怖い心霊スポットをご紹介していきます。

埼玉県入間郡にある鎌北湖は、昭和10年に農業用の貯水池として作られた人口の湖。湖の周囲は約2キロとそれほど大きくはないですが、水深は深いところで20メートルもあります。鎌北湖はその景観の美しさから別名乙女の湖とも呼ばれていて、春は桜を、夏は新緑を、秋は紅葉が楽しめます。週末はボートレンタルも出来る他、へらぶな釣りでも人気のスポットになっています。

一見は普通の湖に見える鎌北湖ですが、実は心霊スポットとしても有名なんです。特に夕暮れ時から朝方にかけて、鎌北湖に隣接する駐車場で作業員風の男性の霊やカップルや男の子の霊を見たという目撃証言があります。また、湖に面して建っている廃墟は、不審火が原因で倒産したと言われる山水荘と呼ばれたホテルで、この廃墟付近でも霊が出るという噂が絶えません。

頭文字Dで使われた場所としても有名な定峰峠は、関東近辺の自転車乗りや自動二輪車乗りにとってとても人気のスポットです。定峰峠は標高620メートルのところにあり、傾斜は約6パーセント、整備された車道と滑らかに続くカーブは、坂に見せられた人たちにとっては魅力の場所です。事故が多いせいでしょうか、峠に近づくとカーブの警告の看板やレッカー車の看板が増えてきます。

定峰峠は走り屋が集まるだけではなく、心霊体験に興味がある人が集まるスポットとしても有名なんです。ここで囁かれている心霊情報は全て同じで、白い服を着た女性の霊が裸足で道路を歩いているというもの。昔この峠で走り屋にひき殺された女性の霊という噂もあります。夜間に通る方はくれぐれも気を付けましょう。

ダムの建設によって出来た秩父湖には、いわくつきの吊り橋が3つあります。1つ目は不動滝吊り橋、2つ目が荒川吊り橋、そして3つ目が大洞川吊り橋です。不動滝と荒川吊り橋は大峰トンネルの近くで、国道140号線で行くことができます。3つ目の大洞川吊り橋へは三峰神社に向かっていくと到着します。

自殺の名所としても知られていている秩父湖には、殺されて吊り橋から投げ捨てられたり、投身自殺をした霊が彷徨っていて、次の犠牲者を探しているとも言われています。特に一番古い大洞川吊り橋は心霊現象が何ども目撃されていて、稲川淳二が撮影で来てた時に霊の存在を確認した話は有名です。昼間は観光客や釣り人も多い秩父湖ですが、夜間は近づかないように注意しましょう。

標高約581メートルの蓑山の山頂に作られた美の山公園は、美の山国立休養地とも呼ばれ、埼玉県立の自然公園です。41ヘクタールという広さを誇る美の山公園は、観光客やハイカーに人気で、春には桜、初夏にはツツジやアジサイが楽しめます。夜は絶好の夜景スポットとして、ツーリングやカップルにも人気の場所になっています。

その自然や夜景の美しさで人気の美の山公園ですが、実は地元では有名なないわくつきのスポットになっているのです。特に公衆トイレがある美の山公園の駐車場で心霊現象が多数目撃されています。この場所では暴行殺人事件や集団練炭自殺などが発生していて、毎夜のように苦しんで亡くなった霊が助けを求めて彷徨っているという噂があります。

秩父駅から国道140号線を山の方に登っていくと、浦山ダムがあります。浦山ダムは二瀬ダムの次に秩父に建設されたダムで、1999年から使用されています。浦山ダムは、仮面ライダーを始め、数々の有名な戦隊シリーズの舞台になっていることでも有名ですが、実は心霊スポットとしても知られているのです。

一般開放もされているダムの上を通った先には、公衆トイレがあり、その公衆トイレで心霊現象が目撃されているのです。コンクリートで出来たモダンな雰囲気の公衆トイレですが、近づくと霊感が無い方でも誰かに見られている気配を感じたり、悪寒がしたりすると言われています。また、この心霊スポットに行こうとした車が原因不明の事故にもあっていたりと怖い噂が絶えません。

標高636メートルのところに位置する正丸峠(しょうまるとうげ)は、頭文字Dの舞台として走り屋やヒルクライマーに人気のある場所ですが、全国有数の心霊スポットとしても有名です。道は決して整備されてはおらず、車幅も狭く、急なカーブが続くことから事故も多発しています。また、冬場は道路が凍結する場合が多く、見通しも悪いので、天気にも非常に左右されやすい道になっています。

正丸峠は、過去に連続幼女誘拐殺人事件も起きているいわくつきの場所でもあります。心霊現象の中でも特徴的な目撃証言としては、響き渡る奇妙な笑い声や白い服を着た女の幽霊が歩いているというものから、四つん這いで歩く女、口裂け女や人面犬に追いかけられたという証言もあります。また、峠の近くにある正丸トンネルでもトンネル内での怪奇現象が目撃されています。

西部秩父駅から循環バスで約20分のところにあるのが秩父ミューズパークです。広い園内には、何日過ごしても飽きないほどのバラエティに富んだ施設があります。子どもが一日楽しめるような遊具から遊歩道を走る電車、レンタサイクルにプールの他、音楽堂に野外ステージ、レストランやカフェに、日帰り入浴もできる宿泊施設もあります。

昼間は子供たちの遊ぶ声や公園の施設を楽しむ人たちであふれている秩父ミューズパークですが、実は知る人ぞ知る心霊スポットとしても有名な公園なんです。ここでは過去に殺人事件が発生していて、貯水槽で女性の腐乱死体が発見された事件や、ばらばら殺人事件があったりと、いわくつきの場所。夜間になると霊感が無い人でもゾッとすると言われています。

入間郡と秩父の間に位置するのが、心霊スポットとしも名高い世界無名戦士の墓です。昭和30年に建てられた世界無名戦士の墓は、世界中で戦死した戦死者の遺骨を安置している墓地になっています。昼間は越生駅からのハイキングコースの途中にあるので、ハイカーの姿も多く見られます。夜間は展望台から越生の夜景が一望でき、夜景スポットとしても人気の場所です。

ここでは夜間になると多数の心霊現象が報告されています。証言の多くは、兵士の霊を見たというものから兵士が行進しているような足音が聞こえるというもの。また、少女の霊が出るという噂もあります。ここには多くの身元の分からない戦死者の遺骨が安置されているので、苦しんで亡くなった戦死者の霊が身内を探して夜な夜なさまよっているのかもしれません。

秩父の心霊スポット、特にトンネルや廃墟、ダムの近くに行く際の注意点ですが、昼間に行く場合は他の観光客の方の迷惑にならないよう、騒いだりせずにマナーを守って行動するようにしましょう。トンネルや峠での怪奇現象も多い秩父ですが、運転の際はくれぐれも気を付けるようにしてください。また廃墟の中は危険ですので、くれぐれも中に入らないようにしましょう。

秩父へのアクセス方法ですが、電車の場合は池袋から西武鉄道に乗り、西部秩父駅で下車します。特急での乗車時間は80分です。西部秩父駅からは様々な観光用の路線バスが出ていますので、目的地に合わせた利用が可能です。駅前にはタクシー乗り場もある他、レンタカー、レンタサイクルの利用も可能です。

車でのアクセスの場合は、関越自動車道で花園インターチェンジから国道140号で秩父市内に入れる他、川越インターチェンジまたは鶴ヶ島インターチェンジから国道299号で秩父市内に入ることも可能です。車道に電灯のない道も多く、急なカーブも多いので、車の場合は夜道の運転にはくれぐれも気を付けるようにしましょう。

今回は秩父付近の怖い心霊スポット特集をご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?自然豊かな秩父では、その穏やかでピースフルな昼の顔とは別に、ダムやトンネル、吊り橋や廃墟、公園や峠など、数多くの心霊スポットが存在するのです。秩父の夜の顔を見たい方は、くれぐれも羽目を外さないようにご注意ください。