秩父はそばもおすすめ！人気店・そば打ち体験を調査！そば祭り開催情報も！

埼玉の秩父地方は、昔からそばの栽培に適した土地です。盆地のため、一日の寒暖差や夏と冬の気温差も大きく、埼玉県の他の地域とは違う気候です。そんな秩父ならではの自然環境と、荒川上流の澄んだ源流を利用して栽培されたそばは、腰が強くて、風味豊かな美味しいそばとなっています。

埼玉の秩父にはそばだけではなく、その土地ならではの地場野菜もたくさんあり、おそば屋さんでいただく季節の秩父産天ぷらの味もまた格別です。普通、野菜天はそれだけでは物足りなさを感じたりするものですが、野菜天だけでご飯がおいしくなるほど満足出来ます。

埼玉の秩父には「秩父のそばのおいしさを知らない人に、もっとPRをしよう」と「秩父そばの会」があり、道の駅ちちぶには「秩父そばの会」が運営する立ち食いそばがあります。まずは気軽に立ち食いそばも良いですね？ほんとうに秩父周辺にはそば屋が多いですので、どのお店に行こうか迷っている方におすすめのお店をご紹介します。

「秩父ふるさと館」は、全国的に有名な秩父の札所巡り（秩父三十四箇所）を案内する資料館です。大正から昭和初期に建てられた秩父銘仙（絹織物）の問屋で、歴史ある建物を後世に伝えるという目的で、まちづくりの施設として整備されました。2階には「そばの杜」というおそば屋さんがあり、人気の秩父そばが食べられます。

「そばの杜」のおそばは、厳選した国内産の石臼挽き粉を使った二八そばです。 そのほかにも、秩父の郷土料理で人気の「みそポテト」や「おなめ」などもおそばと一緒に食べられます。秩父のおそば屋さんは初めてという人は、まずはここ「そばの杜」のおそばから試してみてはいかがですか？秩父でおすすめのおそば屋さんをご紹介します。

「ニ八そば ひらい」は粗びきの田舎そばが人気で、手挽きの十割はすぐに売り切れてしまうそうです。おそばは黒く太くて、切れ端まで入っています。おそばだけではなく、蓮根のきんぴらの小鉢も付いています。とてもシンプルですが、おそばそのものの美味しさを味わえそうです。

「ニ八そば ひらい」は、ネットでもかなりの高評価を得ているお店です。スタンダードメニューは盛りそばで、手挽きそばは「そば通な方」におすすめです。まずはなにもつけずにひとくち食べてみると、粗びき独特のお蕎麦の風味が口いっぱいに広がります。そば汁も東京の濃いそば汁とは違い、そば本来の風味を消さない優しい味です。

「ニ八そば ひらい」へのアクセスは、大野原駅から徒歩約32分で、営業時間は11:30～15:00です。１日5～10食限定の手挽き田舎蕎麦を食べるには、開店前から並ばないと無くなってしまうかもしれません。団体でも、1人でもふらっと気軽に立ち寄れるお店です。

「しのうち」はお蕎麦が美味しいうえに、野菜の天ぷらがとにかく野菜に甘みがあって美味しいと評判です。魚介や人参、さつまいも、かぼちゃなど盛りだくさんです。天ぷらは衣が薄く、カラッと揚がっていて、重くないのでサクサクと食べられます。

メニューはとてもシンプルで、「せいろ」「ざるそば」「とろろそば」「鴨汁そば」「おろしそば」の5種類です。全てのおそばに天ぷらを付けられ、単品で野菜天もあり、お値段も500円ととてもリーズナブルです。そばつゆは江戸そばのような少し辛めのおつゆです。

「しのうち」は秩父地方の西の小鹿野町にあり、駅からは遠いので、アクセスは車かバスになります。駐車場は10台分のスペースがあり、広々と停めやすいです。秩父駅からは車で20分ほどの国道299線沿いにお店はあります。営業時間は、昼が11:30～14:30。夜は17:00～19:30です。

「わへいそば」は決して気取らない、落ち着いたおそば屋さんで、古民家風の味わいのある造りです。おそばはガラが練り込まれていて、色が濃くて厚切りです。そのまま食べても美味しい！と思うほど蕎麦の味と香りが強いです。そばつゆは濃い目の出汁がしっかり効いています。秩父産のくるみをすり入れたそばつゆが人気です。

11時の開店前にはかなりの人数の待ち人がいます。12時から13時がお店の混雑のピークです。また、18時までの営業ですが、おそばが終わり次第、終了になってしまいますのでご注意下さい。「間もなくおそばが売り切れます」の売り切れ予告があるのも面白いですね。

「わへいそば」へのアクセスは、秩父鉄道「秩父駅」から徒歩約10分（690m）、西武鉄道「西武秩父駅」より徒歩20分です。西武バス「ぐるりん号」をご利用の方は「市立病院入口」バス停下車徒歩2分です。営業時間は11:00～18:00ですが、おそばがなくなり次第閉店です。

「本家　原」はとても落ち着きのある風情のお店です。少しわかりずらい場所にあるのですが、それでもなかなか人気は絶えないようです。メニューもシンプルで、ざるそばの680円とリーズナブルで300円で大盛りに出来ます。出汁がしっかりと効いたおつゆは、少々薄めでしょっぱさ、甘さ、香りのバランスが良く素晴らしいと評判です。

蕎麦は細めですが、コシがしっかりしていて香りも良いので、ボリュームがありますが、最後まで飽きることなく頂けます。秩父のB級グルメの「味噌ポテト」も300円です。麺は「並盛」でもたっぷり量があり、「大盛」はさらに上をいく山盛りです。天ぷらも品数豊富で、さくさくとして美味しいです。

そして、何故かおそば屋さんなのに、敷地内に足湯があり、無料で自由に入れるようです。「708号鉱石」使用で、糖尿病や冷え性などに効果があるようです。順番待ちしてる間に足湯に入れるなんて、こんな心使いもうれしいですよね？ちなみにタオルはお店で販売しているそうです。

「本家　原」へのアクセスは、秩父の心部から少し離れているため、基本的に車の利用になります。秩父鉄道「和銅黒谷駅」「大野原駅」ともに徒歩約25分です。車は秩父市中心街から約15分、関越道「花園IC」から皆野寄居バイパス経由で約30分です、営業時間は11:00～18:00です。

秩父鉄道「秩父駅」そばの「蕎麦打ち倶楽部　蕎楽館」では、１ヶ月に約10日間そば打ち体験を行っています。「そば打ち」は「そば粉を挽く」から始まり、水回し、練り、延ばし、切りまでやって完成です。全麺協の高段者の方が親切丁寧に指導してくれます。 自分で打った美味しいおそばを家族や知人に食べさせてあげてはいかがですか？

会員募集要項は、入会金5,000円・年会費1,000円（月額）材料費各自負担です。稽古日は毎月土日、第二・第四水曜日の9時から13時で、1ヶ月に約10日間で参加自由です。なお、稽古見学、体験は無料です。予約も不要ですので、道場へお越し下さい。アクセスは、秩父鉄道「秩父駅」から徒歩5分です。ちなみにここ「蕎麦打ち倶楽部」のおそばは「秩父荒川新そば祭り」でも食べられます。

JAちちぶ「そば道場あらかわ亭」は、おそば屋さんですが、そば打ち体験もできるおそば屋さんで、挽きたて、打ちたて、ゆでたてのおそばが食べられます。そば打ちは丁寧に指導してくれるので、お子さんと一緒に気軽に参加できます。料金は4人前1セットで4,800円、所要時間は、石臼挽そば粉を打って食べるまで、約1時間30分から2時間です。

そば打ちは、石臼でひいたそば粉を使い、つなぎに小麦粉と水を加えてそば生地を作っていきます。そば粉をこねていると香ばしい香りがしてきます。1回のそば打ち体験で4人前が出来ます。その場でもりそばで食べる事ができ、余ったおそばは持ち帰りも可能です。必要なものは全て貸出ししてくれるので、手ぶらで気軽に体験できます。

JAちちぶ「そば道場あらかわ亭」へのアクセスは、秩父鉄道「武州中川駅」から徒歩約1分です。営業時間は10:00～15:00です。そば打ちは予約が必要なので事前に0494-54-1251までお問い合わせください。ちなみにここ「蕎麦打ち倶楽部」のおそばは「秩父荒川新そば祭り」でも食べられます。

「ちちぶ荒川新そば祭り」は10月下旬に収穫された新そばを、紅葉に綺麗な景色の中で味わってもらおうというお祭りです。人気のお祭りで、会場のそば処「ちちぶ花見の里」は、毎年1万人をこえる人で賑わいます。営業時間は10～15時です。

お祭り当日は、ざるそばが１枚500円で食べられるほか、お楽しみ抽選会、郷土芸能やアトラクションとして秩父屋台囃子等の数々のイベントも予定されています。「小昼飯（こぢゅうはん）」と言われる、秩父で農作業の合間の小腹が空いた時に食べる、秩父の郷土料理や特産品の販売もあります。

お祭り会場へのアクセスは、西武鉄道「西武秩父駅」、秩父鉄道「武州中川駅」から無料送迎バスが運行されます。また、車でお越しの方は、関越自動車道「花園IC」で下りて、国道140号経由で約50分です。臨時駐車場「荒川総合運動公園」からも無料送迎バスが運行されます。

「秩父のおそば情報のまとめ」はいかがでしたか？埼玉県産のそば粉は値段が高く、都内にはあまり流通していないので、直接お店に足を運ばなければ、なかなか味わえないようです。そば粉は多くの食物繊維を含み、コレステロールの増加や便秘解消にも良いそうです。緑黄色野菜と一緒に食べると、高血圧の予防にもなります。