栃木の紅葉7選！おすすめの名所や穴場&ベストシーズンも紹介！

栃木は関東の中でも自然が豊かな場所です。そのため多くの紅葉スポットが点在しており秋になると栃木や関東だけでなく、全国から人が集まる人気の紅葉スポットとなっています。今回は数ある栃木の紅葉スポットの中からおすすめの名所や穴場を7ヶ所ご紹介していきます。

栃木の紅葉を語るには絶対外せない定番名所「日光いろは坂」。日本の道100選にも選ばれている日光いろは坂はぐねぐねカーブの多い坂道で、普段から車好きやライダーの方に人気のスポットなのですが、シーズンになると道の両サイドや山の上にも紅葉が咲き乱れます。

日光いろは坂は全長15.8kmの山岳で上りと下りを合わせると48ヶ所もの急カーブがありますが、そのすべての道が紅葉で埋め尽くされます。車内から見る延々と続く紅葉はまさに圧巻の一言です。紅葉シーズンは混み合うのでゆっくりと楽しむことができます。バスも出ているので車をお持ちでない方にもおすすめの人気紅葉スポットです。

また道の途中の明智平から見ると一味違った紅葉を楽しめます。明智平からロープウェイも出ており、展望台に上がると関東平野や華厳ノ滝、中禅寺湖がゆっくりと見渡せます。栃木で人気ナンバー1の紅葉名所「日光いろは坂」、おすすめのシーズンは10月中旬から10月下旬です。

栃木ではいろは坂に次いで人気のある紅葉名所がこの「那須高原」です。那須高原は茶臼岳、朝日岳などの五つの山からなる連山の裾野のことで、この連山は那須五峰と呼ばれ親しまれています。スケールの大きい紅葉を楽しみたい方におすすめの名所です。連山独特の山一面に広がる紅葉は見ごたえ十分です。

さらに那須高原では茶臼岳からロープウェイが出ており、紅葉も連山も違った角度から楽しめるようになっています。また麓の県道からも紅葉を眺めるのも、景色が変わっておすすめです。栃木の人気紅葉名所「那須高原」の最も楽しめるシーズンは9月下旬から10月中旬となっています。

人混みは苦手、でも栃木の紅葉を見たい、という方におすすめなのが「鎌倉山」です。鎌倉山はローストビーフなどのグルメやレストランが有名ですが、実は栃木の紅葉穴場スポットでもあるんです。ここでは絶品グルメを楽しみながら紅葉を眺めることができます。

鎌倉山は標高216ｍの小さな山で車で頂上まで行くことができます。遊歩道もありちょっとした登山気分を味わいながら紅葉を眺めることができます。鎌倉山は栃木の景勝100選にも選ばれており、展望台から見る山々はまさに絶景です。ベストシーズンは10月中旬から11月中旬となっています。

また鎌倉山では運が良ければ紅葉とともに雲海を見ることもできます。雲海のシーズンは10月下旬から12月中旬の早朝、見れるか見れないかはその日の天候次第です。食事や絶景も楽しめるものの、栃木の紅葉としてはあまり知られていない穴場「鎌倉山」は紅葉をまったりと楽しみたい方におすすめのスポットです。

栃木の紅葉の名所「蓬莱山」は日本三蓬莱の一つに数えられる山で、かつて一大霊場として栄えた場所です。誰でも自由に汲める天然の湧き水「蓬莱水」があったり、紅葉シーズンになると栃木の新聞記事に掲載されたりなど、自然豊かで地元では古くから親しまれている紅葉スポットです。

蓬莱山には複数の滝があり、その中でも幻の滝と呼ばれる三滝とともに見る紅葉はとても美しいです。遊歩道も整備されており、静かな空気で紅葉を楽しむことができます。蓬莱山は紅葉だけではなく、四季折々の風景が楽しめるようになっています。栃木の紅葉の名所「蓬莱山」のおすすめシーズンは11月中旬から11月下旬です。

栃木の紅葉名所「太平山県立自然公園」には関東平野が一望できる謙信平という見晴台があります。そこから見る紅葉はまさに絶景です。霧が出ていることもありますが、紅葉と霧の組み合わせがまた見慣れた紅葉と一味違った雰囲気を醸し出してくれます。天気が良ければ富士山や東京都心までも眺めることができます。

太平山県立自然公園の見晴台をなぜ謙信平というのかというと、戦国武将の上杉謙信がその景色の広大さに目を見張った、という言い伝えがあるからです。約400ｍ続く真っ赤なモミジは現代でも変わらぬ広大さを保っています。また霧が出た日の景色は「陸の松島」とも呼ばれ、多くの人に親しまれています。

太平山自然公園では毎年紅葉のピークに合わせて太平山もみじまつりなどのイベントが開催されており、その時期には夜間ライトアップも楽しめます。昼と夜、同じ場所で違った雰囲気を楽しめることが太平山自然公園の紅葉の魅力でもあります。栃木の紅葉「太平山自然公園」、おすすめシーズンは11月下旬となっています。

栃木の紅葉、意外な穴場スポットなのがこの「栃木県中央公園」です。栃木県中央公園は4つの池を中心とした和洋折衷の廻遊式庭園となっており、広々とした静かな空間で紅葉を楽しむことができます。公園という名前がついていますが、遊具は一切なく動物の散歩も禁止されており、純粋に自然のみを楽しむ公園となっています。

栃木県中央公園内には大池以外に洋風の池床園をイメージした池と日本庭園をイメージした池があり、紅葉も同じく洋風、和風と全く違う雰囲気で楽しむことができます。栃木でも有数の見事な紅葉なのに混むことが滅多にない穴場スポット「栃木県中央公園」、シーズンは11月中旬から12月上旬となっています。

栃木の紅葉とともに温泉も楽しめる「平家の里」は全国的にも人気のあるスポットです。平家の里は平家の落人伝説が語り継がれる場所で、平家の落人の生活様式を後世に残すため昭和60年に建てられたものです。まるでタイムスリップしたかのような場所で美しい紅葉を楽しむことができます。

平家の里内だけでなく温泉まで徒歩で約10分ほどの道のりは紅葉で埋め尽くされており、徒歩でも車でもどちらでも楽しめるようになっています。また運が良ければ鹿に遭遇することもできます。平家の落人の生活を体感しつつ紅葉も楽しめる栃木の「平家の里」、おすすめシーズンは10月中旬から11月上旬となっています。

栃木の紅葉スポットで特におすすめの7ヶ所を紹介しましたが、栃木にはまだまだ紅葉の名所や穴場がたくさんあります。吊り橋や湖、神社や庭園など場所や風景、感じる空気も様々です。上記のおすすめ紅葉スポットに行った後、さらに足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

さらに栃木には古き良き町並みの中に紅葉があったり、大自然の中にあったり、なかには太平山自然公園のようなライトアップで夜でも紅葉が楽しめる人気スポットがたくさんあります。昼と夜に同じ場所で、また昼とは別の場所でなど一日中紅葉が楽しめるのも栃木の紅葉の魅力となっています。

栃木で紅葉を楽しんだ後はグルメを堪能するのもおすすめです。栃木は全国的にも有名な餃子やいもフライ、鹿の肉やラーメンなどあまり知られていない意外な絶品グルメも多数あります。紅葉の見えるレストランで、また紅葉を見ながら食べ歩きなどもできるので、気になるグルメを見つけられれば旅の楽しみが増えるかもしれません。

歩き疲れた身体を癒しに温泉に行くのもおすすめです。平家の里付近の湯西川温泉の他に鬼怒川温泉、那須塩原温泉など栃木には様々な温泉があります。また徳川家康や「見ざる言わざる聞かざる」の三猿でお馴染みの日光東照宮への観光も人気があります。栃木は紅葉だけでなくグルメも自然豊かな場所での観光も楽しめる場所です。

いかがでしたか？栃木の紅葉は全国的に有名というわけではないかもしれませんが、栃木という自然豊かな環境だからこそ味わえる素晴らしい紅葉の魅力がたくさんあるんです。今年の秋は有名なスポットや地元だけではなく、栃木の紅葉を見に行ってみてはいかかでしょうか。