「あんでるせん」は長崎の名物喫茶店！予約必須のマジックショーが見もの！

長崎県中央部の川棚町にある、四次元パーラー「あんでるせん」。喫茶店として食事が楽しめるお店でありながら、一番の目玉がマスターによる超人マジックという不思議なお店です。このマスターのショーをひと目見るために、地元はもちろん、遠方からも人が押し寄せます。今回は、そんな謎に満ちた喫茶店の人気の秘密に迫ります。

長崎の川棚にある「あんでるせん」は、遠方からマジックショーを目当てにやって来る人も少なくない人気店です。飛行機に乗ってはるばる訪れる方は、長崎空港へ向かい、バスに乗って行くのが最も便利です。長崎空港から「ハウステンボス・佐世保・佐々」行きのバスにのり、川棚バスセンターで下車すぐの場所にお店があります。長崎空港からは約40分の道のりです。

遠方から電車を利用する場合は、新幹線で博多駅まで行き、JRに乗り換えて川棚駅に行くのがベターです。長崎の川棚駅から「あんでるせん」までは、徒歩3分程度の距離なので、アクセスは比較的良好と言えます。車の場合、「あんでるせん」には専用駐車場がないため、駅の周辺でパーキングを探す必要があります。

長崎の「あんでるせん」を訪れる前に注意したいのが、完全予約制のお店ということです。気軽にコーヒーを飲みに行こうとフラッと立ち寄るお店ではなく、ショーが組まれたタイムスケジュールがあることを覚えておきましょう。また、予約も2ヶ月先まで埋まっているなんてこともあります。芸能人も数多く訪れ、店内に写真やサインが数多く並んでいるのがその証拠です。

予約は電話のみで受け付けており、基本的には毎月の月初めから2ヶ月先までの予約を取ることができます。マジックショーを間近で見れるカウンター席が人気なので、もし空きがあればカウンター席を抑えましょう。予約もどんどん埋まっていってしまうので、早め早めの行動でチャンスを逃さないようにしましょう。

完全予約制で、長崎にある喫茶店までわざわざ足を運びたくなるほど、多くの人を魅了してやまないのが名物のマジックショーです。間近で見るマスターのパフォーマンスは本物の超能力者か見間違いそうになるほどです。マジック中は撮影禁止となっており、映像や写真が出回っていないことで、見たことがない人にとっては謎めいたマジックショーとして興味をそそられます。

マジックの内容も本当に多種多様で、カードを使ったマジックからビール瓶を捻ったり、お客が書いた絵を当ててみせたり、どれも驚く内容のものばかりです。目の前で見ていても、どうやってやっているのか本当に分からず、その技術の高さに脱帽です。これは実際に目の前で見ないと体感できない臨場感です。

数あるマジックの中でも、一番人気なのが「透視マジック」です。指名したお客に思いついた絵を書いてもらうのですが、マスターはもちろん書いている様子を見ていません。それなのに、書いた人の名前や絵を当ててしまうのです。さらに驚きなのが、その場で言い当てるのではなく、当日の朝にマスターによって予想された絵が既に置かれているというのです。

長崎の喫茶店にこんな素晴らしいパフォーマンスを繰り広げるマスターがいるなんて、一度知ってしまったら会いに行かずにはいられません。予想を遥かに超える凄技マジックを披露するマスターは、マジックの技術だけでなく、お客との掛け合いや、場を和ませたり笑いを起こさせるその会話術も目を見張るものがあります。

このマスターの人柄に惹かれる人も多く、リピーター率も高い喫茶店になっています。20年以上ここでパフォーマンスを続けている、その経験と知識全てを集約して披露されるマジックは本当に鳥肌ものです。トーク力とパフォーマンス力、どれもプロ顔負けのマスターに、きっと虜になること間違いなしです。

完全予約制ではありますが、11時の開店前のには予約客が既に並んでいる状態です。そして、オープンと同時に入店し、それぞれ席につきます。マスターのショーは14時から始まるため、それまでは喫茶店ならではの食事を楽しんだり、コーヒーを飲みながらゆっくり時間を過ごして、期待を高めつつ待ちます。

30人程度で満席になる規模のお店ですが、夫婦2人で切り盛りしており、食事などのメニューは全てマスターが手作りしているため、食事の提供には時間がかかることがしばしばあります。待ち時間が長くなることを予想して、その間に時間を持て余さないよう本などを持ってきておくと良いです。

14時のショーがスタートすれば、瞬く間にマスターの世界に惹き込まれ、驚きと感動の連続の中、どんどんパフォーマンスが繰り広げられます。そうして16時半頃にショーが終わり、17時に閉店となります。2時間強の圧巻のマジックショーは、あっという間に幕を閉じ、興奮冷めやらぬまま帰路につきます。

マジックショーがメインという不思議な喫茶店ですが、食事やドリンク、スイーツなど喫茶店らしいメニューももちろん揃っています。ショーが始まるまでちょうどお昼を挟むので、ミートソーススパゲッティーや熱々の鉄板で出てくる特製ソースのハンバーグなど、がっつりと食べるのがおすすめです。

時間がたっぷりとあるので、食事のあとのドリンクやスイーツもいかがでしょうか。ドリンクは、ブレンドコーヒーや紅茶などの定番から、ミックスジュースやコーラフロートなど甘いジュースが好きな人には持ってこいのメニューもあります。また、クリームヨーグルトや青汁ドリンクなど、つい注文したくなるような変わったドリンクもあります。

スイーツ系のメニューには、チーズケーキやチョコレートのケーキ、パンケーキなどが揃います。中でも生クリームとフルーツのコンビネーションが美味しいフルーツサンドが人気です。実はお店で使われるスプーンなどは、マスターによって拗じられたものが出てきます。こういった演出で、ショーが始まる前から期待がどんどん上がっていきます。

長崎の「あんでるせん」は、外観は昭和の雰囲気そのままの昔ながらの喫茶店で、どこか懐かしい佇まいです。お店は建物の２階部分にあり、階段を上がって入り口を入ると、独特の雰囲気に包まれた店内へと足を踏み入れます。壁にはポスターや芸能人のサインや写真が所狭しと並んでいます。

不思議なオブジェがぶら下がっていたり、マスターのマジックにより拗じられたボトル、マスター手作りの折り紙の作品などがあちこちに飾られていたりと、レトロな中にもポップな要素が詰まった空間が広がっています。レトロなゲーム台がテーブルになった席もあり、いろいろな発見がある店内。来店した際には、ぜひ店内をじっくり見てみてください。

マスターのマジックショーが終われば、お土産にマスターによってぐにゃぐにゃに曲げられたスプーンやフォークを買って帰ることができます。1つ300円で、自分や友人などへのお土産として、1つと言わず２つ３つと買い求める人もいます。マスターにサインも入れてもらえるそうなので、記念に家に飾りましょう。

長崎の「あんでるせん」の住所は、長崎県東彼杵郡川棚町栄町2です。前述したとおり完全予約制になるので、忘れずに予約を入れましょう。営業時間は11時から17時となっており、定休日は第1・3日曜日です。予約が取れてお店に入れた日は、11時から17時までの1日を「あんでるせん」で過ごすことになります。

気になる料金ですが、マジックショーのために別料金がかかることはなく、基本的に飲食代のみになります。食事メニューは800円から1000円までの料理が揃い、ドリンクメニューも500円台となっています。この価格で2時間半にも及ぶ圧巻のマジックショーが見れるというのは驚きです。

お土産に曲げられたスプーンやフォークを買っても各300円と手頃な値段なので、トータルでも１人1000円から2000円程度で食事もマジックも全て満喫することができます。この価格でこの充実した内容は、他では味わうことはできません。「あんでるせん」の人気の秘密は、こういった良心的な価格設定にもあります。

「あんでるせん」の人気の秘密がお分かりいただけたでしょうか。マジックショーがメインの喫茶店という摩訶不思議な場所ですが、マスターのパフォーマンスのレベルが相当高く、その経営スタイルも納得です。長崎で唯一無二の存在として全国にファンがいる「あんでるせん」で、ぜひマジックショーを体感してみませんか。